ひきこもりの息子に責任を持たせる我が家の金銭管理法
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
このブログを読んでいただいているということは、あなたはひきこもりのお子さんの、金銭管理で悩んでいるのでしょうか。
私も、今のあなたと同じように、悩んでいたことがあります。
実は私には、高校1年で不登校になり、その後高校を退学して、5年以上自宅にひきこもっていた息子がいます。
親として、当時は本当に悩み苦しんでいましたが、今ではその息子も元気に働いています^^
前回の記事では、ひきこもりの息子に渡していたお小遣いが、結果的にひきこもりから抜け出すきっかけになった経緯を書きました。
【参考記事】
当時は、将来に対する不安や健康面など、心配の種は尽きなかったです。
たくさんの心配がある中で、お金のことでも私たち夫婦は、本当に思い悩みました。
息子がいずれ自立をして、自分で生活をしていくときに必ず必要になるのが、お金のやりくりだからです。
ということは、うまくお金を使えるようにどう伝えていくかが、大切になってきますよね。
そこで今日は、お金をテーマにした第2弾、ひきこもりの息子に責任を持たせる我が家の金銭管理法というテーマでお伝えしていきます。
目次
なぜ金銭管理が必要なのか
そもそも、なぜ金銭管理が必要なのでしょうか。
それは、やはりいずれ自立をして、自分で生計を立てていくときに大切なのが、お金のやりくりだからです。
せっかくもらった給料を、数日のうちに一気に使いきってしまう。
かと思うと・・・
節約に目覚めてしまって、お金を切り詰めるあまりに健康を害してしまったり・・・
など、お金に関してはいろんなリスクがあるわけです><
しかも、息子の場合、ひきこもっていたということは、同じ年代の人たちよりも、絶対的に社会経験が足りません。
高校や大学に行っている時に、アルバイトをする。
友達と、学校帰りにカラオケに行く。
アルバイト仲間と、旅行に行く。
好きなアーティストのライブに行く・・・
このように、学校に行っていれば、普通に様々な経験をしながら金銭感覚を身に付けていける訳です。
収入と支出のバランスを考えて、生活をしていくスキルが、自然と身に付いていく。
だけど、こういう風に経験から学ぶことが、高校1年の後半からひきこもり状態だった息子には、望めませんでした。
だけど、生きていく上で、上手にお金を使えるようにしていくこと。
うまく、やりくりをしていくことは、必ず必要になってくるわけです。
ひきこもりの息子に責任を持たせる我が家の金銭管理法
それでは、息子に金銭管理を教えるにはどうしたらいいのか。
色々と悩みましたが、最終的に行き着いたことがあります。
それは、親の責任と息子の責任を分けるということです。
つまり、息子にもお金に関しての責任を持たせるということ。
どういうことかと言うと・・・
ここから、我が家での息子関連のお金の使い方を、2項目に分けてお伝えしてみます。
親の責任で払うお金
まず1つ目は、親の責任で払うお金。
高校を退学し、所属先がなくなった当初、息子は予備校に通って大学に行くと言っていて・・・
そこで、予備校の学費などは、息子に対する必要経費として親が出していました。
もちろん、数日で通わなくなったり、夏期講習を受けると言ってはお金を払い、結局行けなくなる・・・
という感じのことを繰り返しましたが、それでも息子がやると言ったことには、お金を出し続けました。
高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)を受ける費用なども、払いました。
学費や受験料だけではなく、通うために必要な洋服からかばん、筆記用具に靴・・・
あらゆるものを、親が買いそろえていました(;^_^A
この時点で、当時の私たち夫婦が、息子に学校復帰を期待していたことがバレバレですね><
ひきこもりの息子の責任で払うお金
次に2つ目は、ひきこもりの息子の責任で払うお金。
前に書いたように、学校復帰に関するお金は、親が出していたのです。
ところが、息子が新しいパソコンなどが欲しい、と言い出した時には違う対応でした。
学校復帰には、関係ないからです(;’∀’)
そこで、欲しいものは息子の責任で買う、という方法を取りました。
まずは、それまでお年玉などで貯めていた、息子名義の通帳から引き出して自分のお金で買う。
でも、それを使い切った後は、必ず返すことを条件にして、一旦親が立て替えました。
つまり、借金として息子に認識させて、責任を持たせたのです。
ただし、無利子で返済の期限も決めずに・・・
と言うか・・・
借金を背負わせるという形は取っていたけれど、当時は返してもらえるとは思っていなかった、というのが本当のところですね。
ただ、形としては、
「親が出してくれたお金」ではなく
「いずれは、自分で働いて返すお金」という認識を持たせたのです。
こうして、息子の “明るい” 借金生活が、スタート。
そりゃ、そうですよね。
いくら借りても、無利子・無催促(笑)
「パソコンを買いたいから、バイトに行く」
「バイトに行くために、バイクの免許を取ってバイクも買う」
これ、普通に考えると結構な額の借金ですよね。
『パソコン代+免許取得代+バイク代』
ほんと・・・
結構な金額になりました(;’∀’)
それなのに・・・
実際に免許を取ったり、バイクを買ったりするまでには、紆余曲折ありながらも、何とか準備を整えました。
ところが、「必ずバイトに行く」という言葉を信じて、先にパソコンを買ってしまったらどうなったか・・・
あなたにも、きっと想像がつくと思います(;’∀’)
先にパソコンを手に入れた息子が、バイトをすることはなく・・・
免許もバイクも、取っただけ、買っただけの状態に><
そして息子は、元の穏やかなひきこもり生活へ・・・
その状態を、私たち夫婦は黙認していました。
当時は、彼は本当にそう考え、自分でも動こうとした。
でも、動けなかった。
それは、まだ準備が出来ていなかったんだ、というふうに親としては捉えていたからです。
そして何より、息子の人生の主人公は息子自身のものだから・・・
自分で動き始めるまで、黙って待とう。
それまで、じっくり見守ろう。
という方向性を、夫婦で共有していたのです。
【参考記事】子どもを黙って見守る方法
ついに息子が借金を完済した日が来た!
形としては、息子に借金を背負わせていたけれども、実際は返すあてもなく・・・
という日々が、本当に長く続きました(;^_^A
でも、息子が借金を完済した日が、ついに来たのです!
夢のようでした^^
息子がアルバイトを始めたことで、無事に借金返済もスタート。
アルバイトをし出して、初めての給料。
それは、10,000円に届かなかったのですが・・・
それでもそこから、まず最初の返済がスタート(*^^*)
その後、1年間働いて返してくれた金額で、それまでの全ての借金を返済しました。
そしてそのお金が、今度は息子の次のステップへとつながって・・・
専門学校に行くための学費や、成人式に行けなくて買ってなかったスーツの購入資金に充てたのです。
【参考記事】
いかがでしょうか?
今日は、ひきこもりの息子に責任を持たせる我が家の金銭管理法というテーマでお伝えしてきました。
とにかく、息子がパソコンが欲しいと言い出した時、
悩んだ末に、形だけでも息子に借金を背負わせる、責任を持たせるという覚悟を、私たち夫婦はしました。
息子がそれに対して、どういう反応するか全くわからなかったけれど・・・
腹をくくって、覚悟を決めてそう伝えました。
暴れることも、想定しながら><
だけど息子は、それをしっかり受け止めてくれたのだと思います。
それが、借金完済につながりました。
このことは、息子にとって、大きな達成感や自己肯定感を得られた出来事だったと感じています。
自分が働いてお金を得るということ。
そして、そのお金でまた好きなものを買ったり、行きたいところに行ったりするということ。
その楽しみを、息子はアルバイトをしながら、少しずつ覚えていきました(*^^*)
〇マゾンで、ポテチの大人買いをしたり(笑)
コー〇が、二箱一気に届いたり・・・
毎日のように届けてくれる配達の人に、恐縮していたこともありましたね(;’∀’)
でも、それが出来るようになったということは、息子がひきこもりから抜け出したということなのです。
そしてそれは、背負った借金を返すということが、きっかけの一つになっているということなのです(*^^*)
このように、
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【参考記事】
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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