「不登校はわがまま?」と悩んだ時に知ってほしい親の心構えと対処法

こんにちは。

 

《40代以上女性専門》あなたのひきこもりという悩みをチャンスに変えて、生きづらさを解消し、なりたい自分へと導いていくチェンジングカウンセラー®の平井いずみです。

 

私には、不登校から5年以上ひきこもりだった息子がいます。こどもが不登校だと、親は本当にいろんなことで悩みますよね。その一つが、こどもの様子を「わがまま」に感じちゃうこと。

 

そのため、「わがまま」に感じている自分と「こどもの気持ちや状況を理解しなくちゃいけない」という自分との葛藤が生じて、ただでさえ苦しいのに、先生やママ友、親せきなど周囲の人にまで「わがままなんじゃないの?甘やかしすぎ!」などと言われると、本当に傷付きます・・・

 

そこで、今日は「不登校はわがまま?」と悩んだ時に知ってほしい親の心構えと対処法について具体的にお伝えしていきます。少しでもあなたの気持ちが楽になりますように・・・

 

「不登校はわがまま?」と悩む原因は?

 

それではここから、「不登校はわがまま?」と悩む原因について2つに分けてお伝えしていきます。

 

①不登校に対する親自身の思い込み

そもそも、私達昭和世代の親からすると、こどもの頃に「学校に行かない」という選択肢があること自体、思いつかなかったのではないでしょうか。これって、学校に行くことが当然とされている日本の教育や文化、「みんなと同じ」「みんな一緒」を重んじる風潮(同調圧力)などが大きく影響しています。

 

そのため、こどもの頃から「学校に行くのは当たり前」と刷り込まれている昭和世代の親が、我が子の不登校をわがままに感じてしまうのも、ある意味当然だと私は考えていて・・・

 

だって、あなたも覚えていませんか?「24時間戦えますか?」というCM!(な、なつかしい~~)

 

今なら完全に「ブラック」認定ですよね(;’∀’)でも、昭和というのは、これが「普通」にまかり通っていた時代でした。

 

だから「みんなと同じレール」から降りて不登校になり、1日中家にひきこもってゲームやネット、漫画を読んだり、寝ていたり・・・自分の好きなことばっかりやっているように見えるこどもを、わがままって思ってしまっても仕方ない。

 

実は息子のことを、まさに「やりたいことばっかりやって、親の言う事は聞かない!こんなのわがままなんじゃない?」と思って、彼の苦しさを分かろうともしなかった時期が、私にもあったのです。

 

でも、「不登校はわがまま」と一言で決め付けてしまえるほど、単純な話ではないんですよね。そこで、親が不登校に関する正しい知識を持つことはとても重要です。

 

②不登校に対する周囲の無理解

親が、なんとか「不登校はわがまま?」という自分の思い込みを外し、こどもの気持ちに寄り添う行動を取ろうとすると、次に出てくる壁があります。それは、不登校に対する周囲の無理解。これはまた、親にとってはかなり強烈なストレスですね。

 

せっかく不登校のこどもを持つ親が「わがままなんかじゃない!」と我が子を信じようとしても、その気持ちを揺さぶられてしまうことがとても多いです。

 

もちろん私も、色んな人に「学校に行かないなら、働かせなさい」「どうしていつまでも家で遊ばせておくのか!」などの正論で詰め寄られ、傷付けられた経験が何度もあります。

 

そして、周囲の心ない言葉によって、「自分はしっかり子育てできていないんだ・・・」「私が悪いんだ」と自分を責めたり、「やっぱり不登校はわがままなのかな?」と迷い始めて、また苦しむ。

 

しかも、このように周囲から攻めらると人間関係が怖くなり、こどもだけでなく私たち親まで他の人達との交流を避けるように・・・こうして、親子でだんだん孤立していきます。あなたは、どうでしょうか?大丈夫ですか?

 

こんな調子で周囲からのマイナスの刺激を受け続けると、親自身がプレッシャーに押しつぶされてしまい、こどもを守るためのエネルギーが枯れてしまうことも・・・

 

そこで、まず親自身がこどもの不登校の本質を理解し、周囲の意見に惑わされずに自信を持つことが大切です。

 

不登校と「わがまま」を見分けるには?

 

次に、不登校と「わがまま」を見分けるために必要なことを、ここからお伝えしていきます。

 

①実際の不登校の原因とは?

実際の不登校の原因は、いろんなことが考えられます。

 

たとえば、

・学校で友達とうまくいかない
・友達からいじめにあっている
・勉強がわからなくてついていけない
・先生が怖くて学校に行きたくない
・心身の体調不良や病気
・生活リズムの乱れ
・発達障害
・ストレスによる無気力
・エネルギー不足

など、本当にケースによってさまざまです。

 

それも、原因は一つだけとは限らず、いくつもの原因が重なった複合的なケースも当然あります。こども自身、学校に行けない理由が全く分からない場合もあるでしょう。

 

だから親は「不登校はわがまま」と一方的にレッテルを貼って決め付けるのではなく、しっかりこどもの話に耳を傾け、こどもの気持ちを聴いてあげることが大切です。

 

②不登校と「わがまま」を見分けるには?

不登校とわがままを見分けるポイントは、先ほどお伝えした原因によって、学校に行けないこどもが発するサインを、見落とさないようにしっかりキャッチすること。

 

こどもによっては年齢や特性などで、自分の状態を親にうまく言語化できない場合も十分考えられます。

 

だから、こどもの言葉だけではなく、こどもの様子をしっかり見守り「いつもと違うな」と感じた時には、「何か気になることでもあるの?」と、本人に確認する必要があります。

 

たとえば、頻繁に体調不良を訴えたり、学校の話題を避ける様子が見えた時には要注意。こどもが何かストレスを抱えているために、心の不調が出始めているのかもしれません。

 

特に、
・朝起きるのが遅くなってきた
・夜の寝つきが悪い
・食事の量が減った
・笑わなくなってしまった・・・
などの様子が見られたら、重大なサインの可能性があります。

 

そこで、これらのサインに気付いた時は、軽く考えずに早期に対応することが、不登校をただの「わがまま」と決めつけないための第一歩です。親がちゃんとこどもの様子に気を配り、学校に行けない理由を理解しようと努めていきましょう。

 

そして、こどもがどんなことで困っているのかを知ったら、それをどうやって解決するか一緒に考えていくこと。親が味方になって応援してくれることが分かると、こどもも少しずつ元気になっていきます。

 

「不登校はわがまま?」という見方を変えるためにできること

 

ここからは「不登校はわがまま?」という見方を変えるために、親自身ができることをお伝えしていきます。

 

①自分の価値観を変える

不登校の我が子を「わがままだ」と感じてしまうことは、誰にでも起きる可能性があります。そんな時は、その考えに引きずられるだけではなく、一旦横に置いてみて、ちょっと自分の中を見直してみることが必要です。

 

ゆっくり落ち着いて自分と向き合ってみると、「学校は、どんなことがあっても登校しなければいけない」という、昭和の価値観が潜んでいることに気付くかも知れません。でもそれって、あくまでも「世間の普通」であり、「世間のものさし」なのです。

 

それでは、あなたが最優先すべきことは何でしょうか?

 

そうです!「世間」ではなく「我が子」ですよね。「我が子の気持ち」です。そこがブレないように、しっかり意識しておいてください。

 

②周りの言葉に踊らされない

親は、こどもの不登校に直面した時、結構な割合で不安や心配、悲しみ、無力感などの強いストレスを感じるものです。

 

それをやっと乗り越え、こどもの気持ちに寄り添って「一緒に前向きに行こう」と思えたとしても、周囲からの批判やプレッシャーで、また落ち込んでしまうことが多々あります。そして「不登校はわがまま?」と思う自分がまた出て来たりする。

 

そして、そんな状態になっていると、当然、こどもへの対応にも現れてしまいます。つい強い口調で怒っちゃったり、嫌味を言ってみたり・・・すると、親子関係はどんどん悪化しちゃいますね。

 

実はこれって、周囲の言葉にすっかり踊らされているということ。

 

そこで、自分がそんな状態になっていることに気付いたら、冷静に対応し、こどもが不登校に至った背景を理解してもらうための努力をしてみましょう。

 

たとえば、親が積極的にコミュニケーションをとって、こどもが抱える問題について打ち明け、相談してみると、周囲の見方を変えるきっかけ作りになるかも知れません。

 

親がこどもを見守るためには、気持ちの余裕が必要です。だからこそ、親自身も周囲の人に味方になってもらいながら、一緒にこどもをサポートする体制ができると心強いですね。

 

家庭でできる具体的なサポート方法

家庭でできる具体的なサポートの中で、私が一番大切だと考えていることは、不登校のこどもにとって、家を安心・安全な、本人がゆっくり安らげる居場所にしてあげることです。

 

と言うのも、家が居心地良く、安心してゆっくりエネルギーを貯められる場所なら、こどもは元気に外に向かって行けるのです。それは「何か嫌なことがあったら、すぐに家に帰って休めばいい」と、こども自身が分かっているからです。

 

ところが、よく勘違いされているのは、「不登校のこどもは家にいることが好きだから、家から出たくなくて学校に行かなくなってしまう」という考え方。

 

この考え方を根拠に「こどもにとって居心地の悪い家にしたら出て行くよ」「こどもを追い出せばいいんだよ」などと、心無いことを私も言われたことがありました。

 

でも、実は不登校のこどもは、家が好きなわけではないんです。精神的に一番の土台となるはずの「親を信じられない」から、外に出て行くのが怖いんです。そこをしっかり理解しておくことが大切です。

 

つまり、こどもから信じてもらえる親になること。

 

そのためにも、無理に学校に行かせようとするのではなく、こどもの気持ちを理解し、こどもとの信頼関係をしっかり作り上げながら、家をこどもにとって安心・安全な居場所にしていくことを意識してみて下さい。

 

まとめ

いかがでしょうか?今日は「不登校はわがまま?」と悩んだ時に知ってほしい親の心構えと対処法について具体的にお伝えしてきました。

 

こどもが不登校になると、親がこどもの将来を考えて不安になるのも当たり前です。世間体が悪いという理由で、何とかあの手この手を使い、こどもを学校に戻そうとする気持ちも、とてもよく理解できます。私もそうだったから・・・

 

だけど、焦らず、こどもとのコミュニケーションを大切にしながら、しっかりと信頼関係を取り戻すための努力を続けてください。あなたのことを、こどもが信じてくれるような親を目指してみてくださいね。

 

あなたがこどもの状況を受け入れ、前向きにサポートし続けることが、実は長い目で見ると、こどもの成長と回復につながるということを、私は実感しています。

 

また、親自身が自分を責めすぎないためには、適切なメンタルケアが不可欠です。カウンセリングやサポートグループ・親の会などを利用しながら、同じような経験を持つ他の親と話すだけでもストレスが軽くなっていきます。

 

あなたが心身ともに健康を保ち、明るく笑顔でいることが、こどもにとっての最良のサポートとなることを覚えておいて下さいね(*^^*)

 

あなたが1日も早く、今の悩みから解放されることを願っています。

いつでも私は、あなたを応援しています♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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この記事を書いた人

『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみ
『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみチェンジングカウンセラー®
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。

現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。

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