親は、なぜ未来を予測してしまうのか|「このままで大丈夫?」と不安になる本当の理由

こんにちは。不登校・ひきこもりの母親専門『チェンジングカウンセラーⓇ』の平井いずみです。

 

「このままで、本当に大丈夫なのかな・・・」

不登校やひきこもりのわが子を前にすると、多くの親が一度はそう感じるのではないでしょうか。

 

・朝起きない
・学校へ行かない
・ゲームばかりしている
・昼夜逆転している

目の前にいるのは、まさに、「今この状態のわが子」のはず。

 

ところが、頭の中には次々と未来の景色が浮かんできます。

「このまま学校に行けなかったら・・・」
「この子だけ就職できなかったら・・・」
「これで将来、一人で生きていけるのだろうか・・・」

 

実は私自身も、本当にこんな状況でした。

 

息子が不登校になった頃、私が見ていたのは目の前の息子ではなく、

「この先どうなるの?」

そんな不安ばかりを見つめていたのです。

 

でも、長年多くの親御さんのお話を伺う中で、私はある共通点に気づきました。

 

それは、未来を予測してしまう親ほど、目の前のわが子が見えなくなってしまうということです。

 

そこで今回は、親が未来を予測してしまう理由と親が今できることについてお伝えします。

 

あなたの心が少しでも軽くなりますように・・・

未来を心配するのは、わが子を大切に思っているから

「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ」
「きっと何とかなりますよ」

真剣に悩んでいるときにそう言われても、簡単には安心できませんよね。

 

それは当然のことです。

 

だって親は、わが子に苦労させたくないのだから・・・

悲しい思いもしてほしくない。

できることなら、困ることなく幸せに生きてほしい。

 

そんな深い愛情があるからこそ、未来を考えずにはいられない。

 

だから、「将来が心配」と思う自分を責める必要はないのだと私は感じています。

 

それは、親として自然に生まれてくる気持ちなのだから。

人間は、未来を予測することで生き延びてきた

実は、人間の脳には「未来を予測する力」が備わっています。

 

昔の人は、

「あの草むらに何か潜んでいるかもしれない」
「この先に危険があるかもしれない」

そんなふうに危険を予測できた人ほど、生き延びることもできました。

 

つまり、未来を想像する力は、命を守るために必要な能力だったのです。

 

そして私たちの脳の働き自体は、今も変わっていません。

 

だから私たちの脳は、今も良い未来よりも、悪い未来を先に想像してしまうのです。

「もし失敗したら・・・」
「もし将来困ったら・・・」
「もしこのままだったら・・・」

気づけばこうして、不安ばかりがどんどん大きくなっていく。

 

つまり、親だから弱いのでも、不安が強すぎるのでもありません。

 

人間として、ごく当たり前の反応だと言えるのです。

でも、未来は思った以上に予測できない

ただ、ここで一つ考えてみたいことがあります。

 

私たち親は、本当にわが子の未来を予測できるのでしょうか?

 

以前の私は、ゲームばかりしている息子を見て、

「この子、このままでは社会に出られない」

本当にそう思い込んでいました。

 

だから、ゲームを取り上げようとしたり、やめさせようとしたり・・・

 

それはそれは、必死になんとかしようとしていました。

 

でも、驚くことに結果はまったく違って。

 

実はその頃、

ゲームを止めたことで息子が命がけの抗議をし、

私たち夫婦が「命を守ることを最優先にしよう」と考え方を大きく変える出来事がありました。

(その時の詳しい経緯はこちらの記事に書いています)

【関連記事】ひきこもりだった息子にとってのネットゲーム

 

彼の命を守ることを最優先に考え、ゲームを解禁した私たち。

 

すると、ゲームを通してパソコンへの興味を深め、専門学校へ進学。

 

卒業と同時に就職し、そのまま自立できたのはIT関係の仕事に出会えたからです。

 

ゲーム以外にまったく興味がない息子しか見ていないあの頃の私には、そんな未来はまったく想像していませんでした。

 

社会人として働く日が来るなんて・・・

 

嬉しいことに、親である私の予測は見事に、しかも大きく大きく外れたのです☆彡

時代は、親の経験だけでは測れなくなっている

さらに今は、社会そのものが大きく変わっていますね。

 

私たち親世代が歩んできた、

「いい学校へ行き、いい会社へ就職する」

そんな一本道ではなくなりました。

 

・AIの進化
・リモートワーク
・フリーランスという働き方や副業、複業
・ユーチューバーなどの新しい職業

10年前には想像もしていなかった仕事が、次々と生まれている状況です。

 

そんな時代だからこそ、親自身の経験だけでわが子の未来を予測することはますます難しくなっていますね。

 

もちろん、心配しなくていいということではありません。

 

でも、これからの社会を生き抜いていくためには、

「親の予測は、一つの可能性に過ぎない」

そんな柔軟な視点を持つことが、とても大切なのではないでしょうか。

未来ではなく、「今」のわが子を見るために、問いを持つ

実は未来ばかりを見ていると、目の前で少しずつ変化しているわが子に気づけなくなることがあります。

 

・昨日より少し笑顔が増えた
・時には、朝起きてくるようになった
・自分のお勧めのドラマを教えてくれるようになった
・お風呂に入れるようになった

そんな小さな変化には気づけない。

 

それは、

「このままで将来どうなっちゃうの?」

という不安の方が大きく見えてしまうからです。

 

でも未来って、実は「今」の積み重ねでできていますね。

 

だからこそ、大切なのは、まだ来ないずっと遠くの未来を必死になって思い描き、不安になることではなく、

「今日、この子はどんな思いで一日を過ごせたかな」

そんな気持ちで見守ることなのではないかと思うのです。

 

そのためにも、親に必要なのは問いを持つこと。

 

私自身、少しずつ問いを持つようになってから、見える景色が変わっていきました。

「私は、何をそんなに怖がっているんだろう?」
「この不安は、どこからきているのかな?」

これらの問いは、すぐに答えを出してくれるものではありません。

 

でも、その問いがあるからこそ、少しずつ自分の思い込みに気づき、見える景色が変わっていったのです。

まとめ:「私は、今、この子を見ているだろうか?」

親が未来を予測して不安になってしまうのは、わが子を大切に思っているからこそ。

 

そして、それは同時に人間の脳が本来持っている「命を守るための力」でもあります。

 

だから、その気持ちを否定する必要はないのだと私は思います。

 

でも、未来は親の予測どおりに進むとは限らないと意識しておくことも大切。

 

だからこそ、ときには立ち止まって、自分に問いかけてみてほしいのです。

「私は、今、ちゃんとこの子を見ているだろうか?」

それとも、

「まだ来ていない未来ばかりを見て、不安になっているのだろうか?」

その問いは、わが子だけではなく、親自身の景色も少しずつ変えていってくれるのだと思います。

未来は、まだ誰にもわかりません。

 

だからこそ、今日という一日を積み重ねながら、わが子と一緒に未来を育てていけばいい。

 

今の私は、そう思っています☆彡

もし今、

「このままでいいのか分からない」

「関わり方に自信が持てない」

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ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。

あなたが1日も早く、今、抱えている悩みから解放されることを願っています。

いつでも私は、あなたを応援しています♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみ
『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみチェンジングカウンセラー®
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。

現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。

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