ひきこもりの息子にお小遣いを渡すことの意味
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
このブログを読んでいただいているということは、あなたのお子さんは、もしかしたら自宅にひきこもっていらっしゃるのですか?
そしてあなたは、母親として、そのことでとても悩んでいる状態なのでしょうか。
どうしていいか分からず、本当に苦しい日々を送っているのかも知れませんね><
私もそうだったので、あなたの気持ちがとてもよく分かります。
息子は高校1年の夏休み明けから体調が悪くなり、学校に行ったり行かなかったりを繰り返すようになりました。
その間、登校出来るように色々試してはみたものの、3学期には完全不登校に突入。
課題を提出して何とか進級しましたが、ほとんど登校出来ず、結局、高2の学年末で退学><
こうして、所属がなくなり “ひきこもり” という状態になっていったのです。
でも息子は、5年以上のひきこもりから抜け出して、今では社会人として元気に働いています。
あなたのお子さんは、今、何歳なのでしょうか?
ひきこもりになってから、どれくらいの年数が経っているのですか?
時間が経てば経つほど、いろんな焦りや不安が募ってきますよね。
実は、お子さんがひきこもっているご家庭では、お小遣いに関して悩むケースも多かったりします。
もしかしたら、あなたもお小遣いをどうするか、迷っているのでしょうか。
そして、迷ってしまうのには
「どうせ学校にも行ってないんだから、お金は必要ないだろう」
「どうせ仕事もしていないんだから、お金は必要ないだろう」
「どうせ外に出ないんだから、お金は必要ないだろう」
このように、お小遣いを渡すことに対して、割と否定的に考える傾向が強いことも影響しています。
そこで今日は、ひきこもりの息子にお小遣いを渡すことの意味というテーマでお伝えしていきます。
目次
ひきこもりの息子にお小遣いを渡していたのは?
子どもが家にひきこもっていると、その子に対してほとんどお金がかからなかったりします(;^_^A
少なくとも、我が家ではそうでした。
たとえば・・・
息子は退学したので、学費は無し(;’∀’)
外出しないため、携帯もガラケーで、通話とメールができれば十分な状況。
つまり、携帯代も安く済みます。
だから我が家で、iPhoneが出てから最初に使い出したのは、親の方が先(;^_^A
さらに息子は、家で好きなことをして過ごしているからか本当に元気で、風邪すらひかない(笑)
熱が出れば病院に連れて行けるのに、とか
虫歯が痛くなれば、歯医者に連れて行けるのに
なんて、思っていたくらいピンピンしてて^^
だから、病院代もかかりません。
ほとんど出かけないので、靴や洋服も買わないし・・・
そうなると、息子につかえるお金は、お小遣いくらいしかなかったのです(;’∀’)
また、私は『お金を使うこと=人と関わること』だと思っていました。
だから、お小遣いを渡していました。
では、息子のお小遣いの使い道って、なんだったと思いますか?
実は、息子は不登校になる前から、ネットゲームをしていたようです。
だからお小遣いは、ほぼネットゲームの課金に消えていたはず(;’∀’)
だけど、そのことが結果的に、息子がひきこもりから抜け出せたことにも繋がっているのです。
『お金を使うこと=人と関わること』
そして、私が『お金を使うこと=人と関わること』と思っていたのは、2つの単純な理由から。
それを次に、お伝えしていきます。
外出とコミュニケーションのチャンス
まず、1つ目は、外出とコミュニケーションのチャンスを得られること。
ゲームの課金をするために、息子はコンビニに行ってました。
そうすると、当然そこでは、リアルで家族以外の人と関わる場面が出て来るのです。
ほんとに、ちょっとしたことですが・・・
そんなことすら当時の私は、息子にとっての、貴重な外出とコミュニケーションのチャンスだと、感じていたのです。
さらに、息子に頼まれ私が車で連れて行った時には、ついでにスーパーまで買い物に行ったり外食したり^^
そうそう(*^^*)
コンビニに連れて行くと、息子は漫画の立ち読みなどもしていたため、私は車の中で30分以上待っていることも多かったですね。
でも、実はそれも、当時の私にとっては嬉しい出来事のひとつでした。
どうしてかって?
だって、その間息子は、立ち読みだけに・・・ずっと立ってるんですよ(笑)
家では、ほぼ座りっぱなしの生活。
だから、そこから抜け出すための、なんとも貴重な機会になるのです^^
仲間ができる
2つ目は、仲間ができること。
そうやって、コンビニで課金をすることで、息子はネットゲームで楽しく遊べる。
そして、仲間が出来て、チャットをしながらさまざまな人たちと、色んな会話もするわけです。
ゲームに課金することを、
「もったいない」
「無駄」
という見方をすることも、もちろん出来ます。
そして、多くの人がそういう考え方をしていると思います。
と言うか・・・
私の価値観だと、課金してまでゲ-ムをすることは考えられません><
だけど、私は自分の価値観はいったん横に置き、
「息子の気持ちを大切にすると、どうなるか」と考えたのです。
そして、
『息子は課金することで、笑顔になれる仲間を得ている』
と思いました。
だからこそ、たとえ “私には理解出来ない” ゲームの課金だったとしても、
『お金を使って、人とつながること』
それって、とても大切なことだと感じられたのです。
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ひきこもりの息子にお小遣いを渡すことの意味
そしてひきこもりの息子に、お小遣いを渡していたら・・・
なんと、予想もしていなかった嬉しいことが起きました。
それは、完全にひきこもっていた状態から動き出したこと。
きっかけは、『オフ会』でした。
県外であるオフ会に行き、同じネットゲームの仲間たちと会いたい。
息子が、そう言ったのです。
私たち夫婦は、もちろん大賛成(*^^*)
「会いたい」と思える人がいることが嬉しいし、
それを行動にうつそうとしていることも嬉しかったです。
そして、それこそが他者とつながっていると言うことだから。
その後息子は、自分なりに安く行ける交通手段を考え、出発(*^^*)
お小遣いを渡していることが、こういう嬉しい結果につながっているとは、まったく思っていませんでした。
でも、今振り返ると、はからずも
他者とつながり続けるための手段や、
ひきこもりから抜け出すための一歩として、
息子の場合は『お金を使う』ことが、大きなきっかけになったということ。
これこそが、お小遣いを渡し続けていた大きな意味だったのだと思うのです。
【参考記事】
いかがでしょうか?
今日は、ひきこもりの息子にお小遣いを渡すことの意味というテーマでお伝えしてきました。
息子はネットゲームの『課金』で、渡していたお小遣いのほぼすべてを使っていて・・・><
親の常識では、あり得ない使い道でした(;’∀’)
でも結果として、そのおかげで
オフ会への一人旅を、不安と一緒に実行する。
という、息子にとっては、恐ろしくハードルの高いことをやり遂げられたくらい、会いたい人たちを見つけることが出来ました。
私たちが、自分たちの当たり前、
世間のふつう、
自分たちの価値観、
に縛られて、課金に使うくらいなら息子にお小遣いは渡さない。
という選択をしていたら、どうなっていたでしょうか。
今でも息子は、家にひきこもっていたかも知れません。
だから、その出来事をどう捉えるか。
それによって、大きく選択が変わり、また結果が変わっていくということなのです。
私たち夫婦が、ネットゲームの課金に使われると分かっていても、息子にお小遣いを渡してきたこと。
それが今、社会人として元気に働いている息子につながっていることは、紛れもない事実です。
もちろん、ひきこもりになった背景、不登校になった背景は、ケースバイケース。
子どもによって、家庭によって、それぞれ違いますよね。
だからこそ、親は悩むのです。
でも、親だからこそわかる対処法があるのではないか、と私は感じています。
もし、お子さんがネットゲームばかりしていることでイライラしているとしたら・・・
課金にばっかりお金を使って、もったいないとお子さんの行動を、認めてあげられないのなら・・・
1年後、5年後、10年後を想像してみてください。
その頃のあなたは、明るく笑っていますか?
お子さんは、笑顔になっていますか?
そういう未来を手に入れるために、今のあなたには何が一番必要なのでしょうか?
あなたが1日も早く、ひきこもりという悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
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《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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