「そろそろ動いたら?」と言いたくなる時に知ってほしいこと

こんにちは。不登校・ひきこもりの母親専門『チェンジングカウンセラーⓇ』の平井いずみです。

 

「このままで、本当に大丈夫なのかな・・・」

不登校やひきこもりの時間が長くなってくると、
そんな不安に襲われることってありますよね。

 

というのも、気になる様子が次々に視界に入ってくるからです。

 

・昼夜逆転
・ゲームばっかり
・ご飯もまともに食べない
・家族ともあまりしゃべらない
・部屋にこもりっぱなし
・お風呂も歯磨きも回数が減っていく・・・

 

そんな“わが家”で起きている状況とは違って、

周りの友達は進学したり働いたりしていて、少しずつ・・・でも確実に前に進んでいるように見える。

 

だからこそ親として、

「そろそろ動いたら?」
「何か始めてみたら?」

そう声をかけたくなるほど、不安で焦ってしまうこともありますね。

 

だけど、実はその言葉が、こどもの心をさらに閉ざしてしまうこともあるのです。

 

そこで今日は、親が焦ってしまう理由と、

“動かない”という状態の持つ意味について少し違う視点からお伝えしていきます。

 

あなたの心が少しでも軽くなりますように・・・

「動かない」のではなく、“動ける状態じゃない”こともある

わが子が不登校やひきこもりになると、

私たち親はつい、

「やる気がない」
「甘えている」
「逃げている」

そんなふうに、どうしても“気持ち”の問題として見てしまいがちになりますね。

 

でも実際には、心や身体のエネルギーが尽きていて、
“動きたくても動けない”という状態になっていることも少なくありません。

 

たとえば、

・朝になると身体が重くなってくる
・人と関わるだけで疲れてしまう
・将来のことを考えると苦しくなってくる
・何か始めようとすると不安が強くなる

 

そんな状態の中で、毎日を必死にやり過ごしている子もいます。

 

つまり、
「動かない」のではなく、“動けるだけのエネルギーが残っていない”

そんなことも、あるのです。

回復は、“安心して立ち止まれる”ところから始まることも

息子が不登校になった当初の私は、

「早く元に戻さなきゃ」
「何とか前に進ませなきゃ」

そう思って、すごく焦っていました。

 

でも今振り返ると、息子が少しずつ変わり始めたのは、

“安心して立ち止まれるようになってから”

だったように感じています。

 

なんとかその状況を改善していきたくて

私が頑張れば頑張るほど、

私が何とか動かそうとすればするほど・・・

息子は、むしろ頑なになってしまいましたから(涙)

 

しかも、もれなく親子関係も悪化する一方で・・・

 

だからこそ、

・責められない
・急かされない
・無理に動かされない

そんな空気の中でこそ、息子は少しずつエネルギーを貯めていけたのだと実感しています。

 

もちろん、最初はほんの小さな変化で。

・笑顔でいられる
・普通の会話ができる
・自室から出てくる回数が増える

そんな、一見すると“回復”には見えないようなこと。

 

でも実は、その時間の積み重ねこそが、次のステップに進むための土台になっていたのだと思います。

 

過去記事「回復はまっすぐじゃない|何も変わっていないと感じる時に」
でも、このことについて詳しくお伝えしています。

▶関連記事:
回復はまっすぐじゃない|何も変わっていないと感じる時に

「動かすこと」より、「動ける状態を整えること」

どうしても不登校やひきこもりの回復って、

「学校に行けた」
「社会に出て働けた」
「外に出られた」

そんな“結果”だけで見てしまいがちになりますよね。

 

でも本当は、その“結果”にたどり着く前の段階として、

「安心できる」
「眠れる」
「笑える」
「話せる」
「ホッとできる」

そんな、“自分を支えるための土台”が必要なのだと思うのです。

 

私たち大人だって、常に緊張している場所・・・

つまり、「針のむしろ」の上に座っているような感覚だと、ゆっくりエネルギーを貯めることなんかできないですよね(;’∀’)

 

それなら、どうしたらいい?

 

答えは、実にシンプルですね。

 

“動かす”ことより、
“動ける状態を整える”こと。

 

それが、遠回りに見えて、実は回復への近道になることもあるのだと思います。

 

過去記事で「子どもに言ってはいけない言葉(禁句)」についてまとめています。

親としては心配や愛情から出ている言葉でも、立ち止まっているこどもにとっては、“針のむしろ”のような苦しさになってしまうことがあります。

▶関連記事:

立ち止まっている子どもに言ってはいけない言葉(禁句)とは?

私たちは、“立ち止まっている人”を見ると不安になる社会で生きている

とは言え、親として不安になるのは当然ですよね。

私もそうでした(涙)

 

「このまま社会に出られなかったら?」
「将来どうなるの?」
「ずっとこのまま家にいたら・・・」

そんな不安が積み重なって、ついには、どうしても“動かしたく”なってくる。

 

実は私、これを繰り返していた時期もありました。

 

あなたも今、まさに当時の私と同じような状況にあるのかもしれませんね。

 

でも、もしそうだとしても、そんな自分を“あなたには責めてほしくない”と、私は願っています。

 

だってそれは、あなたがわが子に対する愛情があるからこそ、やってきたことだと思うから・・・

 

しかも、

「そろそろ動いたら?」

そう言いたくなる背景には、私たち親自身の焦りだけではなく、

“社会全体の空気”

の影響もあるのではないかと、私は考えているのです。

 

今の社会は、

・少しでも速く
・効率よく
・みんな一緒に
・立ち止まらず

そうやって、進み続けることこそが「正解」と感じさせられるような構造があるのではないかと思うのです。

 

あなたも、そんな空気を感じることがありませんか?

 

学校も、
進学も、
就職も、

周りと“同じペースで進む”こと。

 

それが、良しとされ、前提になっている部分があるようにも感じます。

 

いわゆる「世間の物差し」であり、「世間の普通」でもありますね。

 

だからこそ、わが子が立ち止まってしまうと、

「世間の普通というレール」からの脱落をイメージし、親まで不安になってしまう。

 

「この子だけが、この場所に取り残されてしまうのでは・・・」

そんな恐怖を感じてしまうことすらあるのです。

 

でも本来、人の回復や成長って、みんな同じ速さではありません。

 

むしろ、一度立ち止まることで、“自分の人生”について、しっかり自分で考え始める子もいます。

 

実際、息子がそうでしたから・・・

 

そこで、周りのスピードに合わせることを求めるのではなく、

“その子自身のタイミング”を見てあげる視点も、今後、私たち親にとって、より一層大切になってくるのだと感じています。

 

「なぜ母親はここまで焦りや不安を抱え込んでしまうのか」という社会的・構造的背景については、こちらの過去記事でも詳しくお伝えしています。

▶関連記事:
ひきこもりの子の親が、一人で抱え込んでしまうストレスの構造的背景

親とこどもでは、“流れている時間”が違うことがある

また、この視点を親が持つことも大切だと感じます。

 

不登校やひきこもりの時期って、ずっと同じ家で過ごしていても、

親とこどもで、まるで“違う時間”の流れの中を生きているように感じることがありませんか?

 

親は、

「早く元のレールに戻さないと将来大変なことになる」
「このまま時間だけ過ぎたらどうしよう」

と、“将来”に目を向けて焦っている。

 

でも一方で、こどもの方はというと、

「今日をやり過ごすだけで精一杯」

そんな状態になっていることも少なくありません。

 

実はここに、親子の大きな“すれ違い”が生まれることもあるのではないかと感じるのです。

 

つまり、

親は“数年後”を心配していて、
こども自身は“今日1日”を生き延びようとしている。

 

だから、会話が噛み合わなくなってしまうことがあるのです。

 

「そろそろ動いたら?」

親がつい言ってしまうこの言葉の奥には、将来とは切り離されてしまったという、

“時間が止まっているように感じているからこその恐怖”も、潜んでいるのではないでしょうか。

 

でも実際には、外から止まって見える時間の中でも、

こどもの内側では、その子なりに少しずつ、何かが変化していることもあるはずですね。

 

しかも、そういう変化って、

実は、“前に進んでいない”ように見えている時間の積み重ねによって起きているのです。

 

止まって見える時間にも、その子なりの意味がある。

そう思えた時、親の焦りは、少しずつ変わり始めるのかもしれませんね。

まとめ:この子には、この子なりの動けない理由がある

「そろそろ動いたら?」

そう言いたくなる時ほど、
親も不安でいっぱいいっぱいになっているのだと感じます。

 

だけど、今すぐ動けない時間だからこそ、むしろ意味がある。

そう捉えることができれば、親の心は楽になっていきますよね。

 

・エネルギーを回復する時間
・安心を取り戻す時間
・“自分を守るために立ち止まる時間

 

そんな時間を経たからこそ、少しずつ、また動き始められる子もいるはずです。

 

だからもし今、あなたが焦りを感じていたとしたら・・・

まずは、
「この子には、この子なりの動けない理由があるのかもしれない」

少しだけそんな視点で見てみると、自分の中に変化が起きてくるかもしれませんね☆彡

もし今、

「このままでいいのか分からない」

「関わり方に自信が持てない」

そんな風に感じているなら・・・

まずは、“自分とのズレ”に気づくところから

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

この記事を書いた人

『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみ
『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみチェンジングカウンセラー®
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。

現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。

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