不登校のこどもがペットを飼うメリット3つと注意点まとめ
こんにちは。
《40代以上女性専門》
あなたのひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
このブログを読んでいただいているということは、あなたは不登校のお子さんのために、ペットを飼おうかどうか迷っているのかも知れませんね。
実は、こどもが不登校になった時によく聞かれることの一つとして「ペットを飼うのは、こどものために良いですか?」という質問です。
そこで今日は、私の実体験なども含めて、不登校のこどもにペットを飼うことのメリットや注意点などをお伝えしていきます。
目次
不登校のこどもがペットを飼うことで得られる3つのメリット
実は私たちは、動物と触れ合うと心が落ち着き、リラックスできると言われています。そして、その時体内では「幸せホルモン」とも呼ばれる「オキシトシン」というホルモンが分泌されるとのこと。
実際に、犬や猫・馬などの動物には人々の心の不安やストレスを減らしたり、気分を明るくしたりする効果があって、動物とのふれあいを通じて心身の健康を支援する活動などもありますね。
あなたも高齢者施設や病院・児童養護施設などで、動物とふれあう活動を取り入れているという話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
ほら、ここまで読んで、あなたはもう「ピン!」ときましたよね^^
そうです!ペットを飼って動物と触れ合うことは、不登校のこどもにとっても、すごく効果的な方法だと言えるのです。
それでは、不登校のこどもがペットを飼うことで得られるメリットについて、ここから3つお伝えしていきます。
①不登校でも安心感を得られる
まず1つ目は、こどもが不登校で家にいても安心感を得られること。
不登校のこどもは、友達との交流がなかなかできない環境の中で、どうしても孤独になりがちです。また、一緒に暮らしている家族もそれぞれに忙しいため、いつもそばにいられるわけではありません。そうすると、こどもは一人でいることが多くなる。
でも、ペットがそばにいてくれると、その孤独感を安心感に変えていけるのです。
たとえば・・・
・ペットと触れ合うことでストレスを軽くしたり、リラックスできる。
・ペットとの会話で、心の中に溜めている、不登校で苦しんでいる自分の思いを吐き出し心を軽くすることができる。
こうやって過ごしていると、不登校状態のこどもも少しずつ元気になっていけると思いませんか?それって、ペットの存在がこどもの心の支えになり、居心地の悪かった家が、本人にとって落ち着いた居場所に変わるということです。
実は、不登校のこどもは、親が考えている以上に自分を責めていることが多いです。だからこそ『自分は一人ではない』と思えること。いつでもそばに、不登校の自分のことをそのままで受け入れてくれる存在がいること。
これが、本当に大切です。その役割を、ペットが担ってくれるのです。ありがたいですよね。
②家族の会話が増える
続いて2つ目は、家族の会話が増えること。
こどもが不登校だと、何だか家族みんながお互いに気をつかって「何を話したらいいのか分からない」という理由で、なかなか会話が出来なかったりします。
でも、もし今不登校のこどもとそんな関係性だとしても、家族で楽しく話せる話題が生まれるんです。
ペットを迎え入れるにあたって、まず必要なのは何を飼うかということ。
そのためには、家族会議が必要ですね。あなたの家族には、犬派もいれば猫派もいるでしょう。「ハムスターが良い!」「インコが良い!」「ウサギが良い!」なんていう意見が出るかもしれません(*^^*)
すると「意見がみんなばらばらになっちゃったけど、どうしよう!?」って、なりますが・・・ここで、強引に親がまとめちゃうのは、もちろんNG!
こんな時には、さらに折り合いをつけるための話し合いのチャンスです♪ちゃんと、家族で『対話』をしましょう。そうすると、ほら!日ごろあまり会話が出来ない不登校のこどもとも、話をする機会が生まれてきます。
「いつ、見に行こうか」「どこに行く?」「楽しみだね~」
親とこんな会話が出来たら、引け目を持っている不登校のこどもも、きっといろいろ話をしたくなると思いませんか?もちろん、親自身もこどもとこんな会話が出来たら本当にうれしくて楽しいですよね!
実は、ペットを飼う前から、こういうメリットがあるのです^^
と言うことは、いざペットが家に来てくれたらどうなるでしょうか?その子のことでそりゃ~会話もますます弾みそうですね!あなたも、きっとそんな親子の会話を楽しむことができるようになるはず♪
③自己肯定感が高まる
最後に3つ目は、自己肯定感が高まること。
不登校のこどもは、学校に普通に行っている友達とは違う自分のことを、否定しています。だって、友達が普通にやっていることを自分はできないのですから・・・「自己否定の塊になっている」と言っても過言ではないかもしれませんね。
でもペットの存在は、そんな不登校の自分を癒してくれます。そして、家族の中の誰よりも一緒にいる時間が長いからこそ、ペットはこどもになつく。そうすると、他の家族の言う事は聞かなくても、自分の言う事は聞いてくれる!
犬だと、おすわりやお手などのしつけもできちゃうかもしれません。(あ、猫もおすわりしますね・・・笑)ペットの世話を通じて、こどもは「しつけを成し遂げる」という達成感を得られるのです。
また、自分よりも弱い生き物の世話をするということは「命」に対する責任も伴います。
このように、今まで体験したことのない新しいことからさまざまな学びを得て、不登校のこどもは自己否定感を弱め、自己肯定感を高めることが出来るようになるのです。
不登校のこどもにペットを飼うときの注意点
それでは次に、不登校のこどもにペットを飼うときの注意点についてお伝えしていきます。
①こどもがペットを望んでいるか確認する
今回の内容は、そもそもあなたのお子さんが「ペットを飼いたいと思っているか」が大きなポイントになってきます。
不登校のこどもがペットを飼うことに、どれだけたくさんメリットがあったとしても、こども自身がペットを飼いたいと思っていなければ、逆にストレスになってしまいます。それでは、本末転倒ですね。
また、本当は動物好きだけど、まだペットの世話をするだけの元気がない、という状況もあるかもしれません。特に犬を飼うなら、散歩が必須!だからそのために、さらにエネルギー切れを起こしてしまったら大変ですね。
不登校のこどもは、登校するだけのエネルギーがないからこそ家にいる。だから、親はあせらず、こどもの状態をしっかり把握すること。そのためにも、ちゃんとこどもと話し合って、意思の確認をしておく必要があります。
②ペットと引き換えに条件をつけない
次に2つ目は、ペットを飼うことと引き換えに条件をつけさせないことです。これはやはり、親が1番陥りやすい罠ですね。特にこどもからペットを飼いたいと言われたときに飛び付きがちです。
「犬を買ってくれたら学校に行く」「猫を飼ったら、勉強する」
「何とか不登校から抜け出させたい!」と考えている親は、こどもからのこういう言葉に、惑わされます。心を揺さぶられます。そして、大きな期待を持ってしまう。
これでは、こどもがその親からの期待に押しつぶされてしまうことにもなりかねません。だからこそ、条件付けをしないことをしっかり意識していて下さいね。
③家族みんなで楽しんで飼う
最後に3つ目は、家族みんなで楽しんで飼うことです。
2つ目でお伝えしたように、もし条件をつけてしまうと純粋にペットを飼うことを楽しめません。「楽しむ」というのは、そこに穏やかな温かい空気が生まれます。
でも、条件付けをしてそれがうまくいかないときって、私たち親はつい監視の目になってしまう。すると、そこに生じる空気はどうなるでしょうか?そうです。ピリピリとした、張り詰めたものになっていきます。
しかもこどもは敏感なので、それを察知するんですね。そうすると、親子でストレスが溜まっていくという負のスパイラルになっていきかねません。それでは、何にもなりませんね。
だからこそ、純粋にペットを飼うことを楽しむ。家族みんなで温かい空気の中で過ごすこと。これが大切です。
不登校のこどもとペットを飼ったときの実体験
①我が家のケース
私の息子は、高校1年生の夏休み明けから学校に行きづらくなり不登校に・・・そのまま休学したのち、登校できないままで2年生の3学期末に退学しました。
実は、我が家ではもともとメスのにゃんこを一匹飼っていて。本当に当時の息子は、その子に癒され救われていました。楽しそうにその子の世話をしていて。
それがきっと、にゃんこにも伝わるんだと思います。家族の中でただ一人、息子の髪の毛を一生懸命なめる子でした。特に、息子がお風呂から上がって髪の毛が濡れていると、ず~~~~っとなめ続けるんです。まるで、「早く乾かしてあげなきゃ!」って思っているみたいに必死に!その子は、息子のことを「我が子(つまり猫)」だと思っていたのかもしれません(笑)
それくらい、彼らの間には深い絆がありました。
その子が病気で亡くなったのは、まだ彼が不登校真っただ中の時。家から出なかった息子が、亡くなる前、何度も動物病院に付き添ってくれました。そして、その子が虹の橋を渡った時には私も仕事を休み、娘も学校を休み・・・母子3人で、大泣きしながら看取ったのです。
本当に悲しかった・・・
そして、その子の四十九日が過ぎたころ、我が家の中で「寂しいね」という会話が増えてきて。
実は、その子が生きている頃は、息子が自分の膝に座って寝ている写真や、パソコンのキーボードでゲームの邪魔をしている写真、息子のベッドで丸くなって寝ている写真などを携帯で送ってきてくれていました。
そんなことも無くなり・・・本当に寂しくて。
そして「二代目の子を飼おう」という話が家族の中でまとまり、二代目を迎えるとまた、にぎやかな生活が戻ってきて嬉しかった~(*^^*)
案の定、その子もまたすっかり息子になついていて、彼はばっちり芸を仕込んでいたのです!さて、どんな芸だと思いますか(笑)
あるどしゃぶりの雨の日に、仕事から帰ったら息子が「ちょっと、見てて」と言うのです。
すると、外でずぶぬれになって遊んでいた2代目にゃんこがびしょぬれで帰って来て、息子の誘導で洗面所までついていきます。そこからがすごい!タオルを持った息子の「ゴロンでしょ」という声掛けに、その子はすぐにゴロッと横になり身体をタオルで拭かせるのです。「反対ゴロンは?」の声掛けには、立ち上がって反対側を上にしてゴロンと横になる!
びっくり!大爆笑の私!
「すご~~い。よく覚えさせたね!」
「ここまでするの、大変だったんだよ~~~」なんて、得意そうに教えてくれた息子。
家族に内緒で、こっそりしつけていたことに、彼の「家族を驚かせたい!」というむじゃきな思いが伝わって感無量。
こうしてペットのおかげで、我が家は本当に笑顔が増えました。
②クライアントさんのケース
私のクライアントさんでも、ペットを飼っている人は多いです。そして、共通している効果としては、ペットと触れると不登校のこどもの心が落ち着き、安らぐということ。
不安なことやストレスを感じた時ほど、ペットを抱いたりなでたりすることで落ち着きを取り戻せるのです。
まさに、動物の持つ“癒し効果”ですね。
まとめ
いかがでしょうか?今日は、「不登校のこどもがペットを飼うメリット3つと注意点まとめ」というテーマでお伝えしてきました。
実は、我が家の初代にゃんこは、まさに、私自身の救いの女神でもありました。当時はまだまだ、息子のことで悩み苦しんでいた私。息子に気づかれないように、泣いていたことも多々あって。
そうすると、なぜかその子が私のところに来るんです。そして、そばに座って寄り添ってくれる。ときには、顔を舐めて涙を拭いてくれたこともありました。本当に助けられました。救われました。
こうして我が家の家族は、みんなペットに助けられてきたのです。
今ではその息子も県外で、社会人としてしっかり自立しています。私も、こうして、チェンジングカウンセラーⓇとしての活動をしています。私たち親子がこのように変われたのは、我が家の大事な“にゃんこたち”の手助けも多いにありました。
あなたももしペットを飼おうか悩んでいるのなら、まずは不登校のこどものためというよりも「自分の心を落ち着かせるために飼う」というのも、1つの方法かもしれませんね。
今、我が家には、3代目の猫がいます(*^^*)
あなたが1日も早く、
今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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-
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《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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