我が子への期待の裏側にあるたった1つのもの
こんにちは。
《女性専門》
あなたのひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
先日、「自分にダメ出しをしてしまうあなたへ」という記事で
自分に対する『期待』についてお伝えしました。
私たちは、自分だけではなく、あらゆる人間関係の中で、
他者に対しても『期待』をしている場面がとても多いです。
特に、身近な関係性であればあるほど、期待値は上がりがちですね。
たとえば、我が子。
あなたはどうでしょうか?
そして、この『身近な関係性』というのが、実はポイント。
自分にとって大事だからこそ、その裏側に隠れているものがあったりするのです。
それってなんでしょうか?
あなたは、気付いていますか?
そこで今日は、
「我が子への期待の裏側にあるたった1つのもの」
というテーマでお伝えしていきます。
期待とは?
それではまず初めに、改めて『期待』について考えていきましょう。
【期待】
期待(きたい、英:expectation)とは、何らかのことが実現するだろう、と望みつつ待つこと。また、当てにして待つこと。
期待する気持ちのことは「期待感」と言う。期待どおりにならないことを「期待外れ」と言う。
※出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から抜粋引用
あ〜、「期待感!」「期待外れ!」
これって、私はものすごく胸が痛みます。
あなたは、どうでしょうか?
実は、私の息子は、高校1年の夏休み明けから体調が悪くなり、
学校に行ったり行かなかったりを繰り返すようになりました。
その間、登校出来るように色々試してはみたものの、3学期には完全不登校に突入。
課題を提出して、何とか2年生に進級しましたがなかなか登校出来ず、結局学年末で退学。
こうして所属が無くなった息子は、 “ひきこもり” という状態になっていったのです。
この時の私は、息子の状態が認められなくて、本当に苦しくて苦しくて・・・
特に一番辛かったのは、息子が学校に行くか行かないかという五月雨(さみだれ)登校の時期。
どっぷり不登校になってしまえば、ある意味諦めもつきますが、
この『行くか行かないか』の状態の時は、本当に生きた心地がしませんでした。
当時の私が、どうしてこんなに苦しかったのか。
それは、今振り返ると、とてもよく分かります。
まさに「明日は登校するだろう」「今日は学校に行くはず」という、私の中の「期待感」の大きさでした。
こうして私は、毎日毎日息子に期待していました。
ところが息子は、結局、登校しないのです。
まさに、期待外れ!
こうして私は、「今日こそ学校に行くはず」と勝手に期待してワクワクしては、
「登校しない息子」に、イライラして勝手に裏切られたと思い込む。
そして、ガッカリすると同時に、期待に応えてくれない息子への怒りで私の中はいっぱいになる。
こんなことを、毎日繰り返していました。
まるで、ジェットコースターに乗っているような日々を過ごしていたのです。
あなたもお子さんに、何かを期待しては勝手に裏切られたと思って、1人でイライラしていませんか?
我が子への期待の裏側にあるたった1つのもの
それでは、この時の私の期待の裏側にあった、たった1つのものは何なのかをお伝えしていきます。
それは、息子を思い通りにしたいという『支配欲』です。
私たちは、自分と相手との間にしっかり境界線が引けていないと、相手と自分の距離が取れなくなります。
そして相手を、自分の思い通りにコントロールしようとしてしまうのです。
実はそのコントロールしようとする気持ちを、『期待』というオブラートに包んで相手に望んでいる。
そんなからくりが、私の中にはありました。
だから、もしあなたの中にも『支配欲』があるとしたら、
それを手放していくことはあなた自身が楽になっていくことにつながっていくはずです。
たとえば
「私は○○にとって、Aが1番いいと思うけどそれは私の考えだよね」
「○○はBという考え方を選んだんだよね」
こうしてしっかりと、相手と自分の距離が取れていると、このように相手の考えを尊重することが出来るのです。
「そんなことないわ!私には我が子に対する支配欲なんてない!」と思う方は、ちょっと考えてみてください。
支配までは意識していないかも知れませんが、こどもに何か期待していませんか?
いい学校に行って欲しい、部活をやってほしい、働いて欲しい、結婚してほしい・・・
そんな期待を持っていませんか?
ちなみにあなたは、道端ですれ違っただけの相手に対して何か期待しますか?
自分に何の関係もない人に対して期待をするということは、ほとんど無いですよね。
つまり、相手が大切だからこそ、期待するのです。
相手を愛しているからこそ、より良くなって欲しくて期待するのです。
特に「母親」という立場で我が子に対して期待することは、今の社会では当たり前のことですね。
だからこそ、私は悩み苦しみました。
でもそこにこだわって執着している間、私自身の悩みは延々と続きました。
私は、いつになっても苦しみの中から抜け出すことができなかったのです。
何とか息子を元のレールに戻そうと、彼をコントロールするためにがんばり続けた私でした。
実は、親子とか夫婦といった身近な関係性の中では、
お互いが別々の人格である、
別の存在である
ということを、認識し辛いことがあります。
今、大きな社会問題となっている夫婦間の暴力(ドメスティックバイオレンス)も、
パートナーのことを自分の所有物のように考えているからこそ、暴力を振るって相手を支配しようとするのです。
だから、私たちはお互いが別の人格である別の存在であると言うことをしっかりと認識して、
「期待」というオブラートに包んで相手を支配しようとすることを手放す必要があるのです。
そのためにも自分のことをしっかりと見つめ、自分軸を持っておくことが大切になってきます。
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【参考記事】
いかがでしょうか?
今日は、
「我が子への期待の裏側にあるたった1つのもの」
というテーマでお伝えしてきました。
勘違いしてほしくないのは、あなたがこどもに期待すること自体が悪いわけではありません。
その期待がこどもの意思と合致していれば、大きな成果を生み出すことだってあるでしょう。
それが、こどもの頑張りにつながることだってあるからです(^ ^)
ただ、私のように期待の度合いが強過ぎると、それが支配になってしまう可能性があることを意識しておいて下さい。
「こうなって欲しい」「こうして欲しい」気持ちが強過ぎると、こどもを疲れさせてしまうことだってありますからね。
何より、自分の思い通りに動かないこどもを見ているあなた自身が、疲れてしまいませんか?
私が、まさにそうでした。
だからこそ、あなたには自分としっかり向き合って、
あなたがこどもに期待する度合いをちゃんと見極めてみてほしいと考えています。
そして、過剰に期待していることに気付いたら、問いを立てて自分に聞いてみてください。
「あなたがこの子に、そんなに期待しているのはどうして?」
実は、そこをしっかり見つめていくことで、あなたの人生が良い方向に変わっていける可能性があるのです(^ ^)
【参考動画】
あなたが1日も早く、
今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
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《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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