子どもがひきこもりになって自分の子育てを後悔していませんか?
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
このブログを読んでいただいているということは、あなたはお子さんがひきこもりになっていることで、悩んでいるのでしょうか?
そして自分の子育てを、後悔していらっしゃるのかもしれませんね。
私も、息子の不登校・ひきこもりで、本当に自分の子育てを後悔していました><
「なんで私は、息子がひきこもりになるような子育てしか出来なかったんだろう・・・」
「どうして息子が、普通に学校に行けるような関わり方が出来なかったのか・・・」
そう考えると本当に辛く、子育てを後悔しながら自分を責めてばかりいました。
だからあなたの気持ちが、とても良くわかります。
だけど、そうやって後悔ばかりしている間は、何も変わりませんでした。
今振り返ると、息子がひきこもりから抜け出したのは、私が自分の後悔を手放して、前を向いて歩き出すことが出来たからなのだと思います。
そこで今日は、自分の子育ての後悔から抜け出すにはどうしたらいいのかについてお伝えしていきます。
目次
子育てを後悔してしまう理由
まず最初に、子どもがひきこもりになったことで、自分の子育てを後悔してしまう理由を2つお伝えしていきます。
世間の『普通』という価値観に縛られている
1つ目は、世間の『普通』という価値観に縛られているからです。
今の日本では、子どもが学校に通うことは、ごく普通のことと考えられています。
義務教育は中学校までですが、現在、高等学校への進学率は通信制を含めると98.0%だそうです。
【参考】高等学校教育の現状
※出典:文部科学省「学校基本調査」
このように、ほとんどの子どもが高等学校に進学することまで、当たり前の社会になっている。
だからこそ、それが『普通』という価値観を私たちは持っているのです。
それでは、不登校・ひきこもりになるということはどういうことでしょうか?
当然、『普通』という価値観からはみ出した状態。
つまり、『普通ではない特殊な状態』と考えてしまいます><
そしてそれを、一番強く感じているのは母親自身ではないでしょうか。
自分は『普通』の子育てが出来ず、我が子を不登校にしてしまった・・・
我が子をひきこもらせてしまった・・・と思い詰めていく。
そして、『世間に顔向けできない』と子育てを後悔し、自分を責めるのです。
私もそうでした><
もしかしたら、あなたもそうではありませんか?
期待される母親役割を果たせなかったという思い
2つ目は、子どもが不登校・ひきこもりになったことで、期待される母親役割を果たせなかったという思いを持つからです。
実は、日常あまり意識することはありませんが、私たちは男性も女性も、様々な役割を担いながら日々を過ごしています。
例えば、結婚している女性には『妻』とか『嫁』などの役割がありますよね。
更に子どもが生まれると、その瞬間に『母親』という役割が新たに生じます。
私は、母親として期待されていることは『子どもをちゃんと育てること』と考えていました。
そしてその『ちゃんと』とは、『普通』ということ。
だから、その母親役割を一生懸命こなそうと頑張るわけです。
それなのに、みんなと同じように『普通に』学校に行かせることが出来なかった。
子どもを不登校・ひきこもりにしてしまった><
これは、私にとって立ち直れないくらいの強烈なダメージで・・・
自分で自分に『母親失格』というレッテルを貼ってしまうほどでした。
そして、子育てを後悔し自分を責める。
あなたは、どうでしょうか?
このように、
「女性としての役割」や「こうしなきゃ!」に過剰に囚われている自分に気付き、
ものの考え方や価値観を振り返りながら、行動を変えていくのが
チェンジング・カウンセリング®独自の特徴です。
あなたも、あなたの抱えている悩みの解消に、
チェンジング・カウンセリング®を取り入れてみませんか?
【参考記事】
子育ての後悔から抜け出すには
それでは、子育ての後悔から抜け出すには、具体的にどうしたらいいのでしょうか。
ここからは、その方法を2つお伝えしていきます。
世間の『普通』という価値観を手放す
まず1つ目は、世間の『普通』という価値観を手放すことです。
初めに、不登校・ひきこもりになるということは『普通』という価値観からはみ出した状態。
つまり、『普通ではない特殊な状態』と考えてしまうとお伝えしました。
でもそれは、本当でしょうか?
このブログは、40代・50代の女性を対象にして書いています。
と言うことは、私たち世代が子どもだったのは昭和の時代でした。
それではちょっと、思い出してみて下さいね。
当時あなたの身近に、不登校・ひきこもりの状態の友達がいたでしょうか?
私の周りには、1人もいませんでした。
もしかしたら、あなたの周りにもいなかったのではないでしょうか。
誰かいたとしても、本当に少なかったのではないかと思います。
その状態では確かに、不登校・ひきこもりは特殊なケースだったかも知れませんね。
それでは、平成に入ってからはどうでしょうか。
【参考】平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について(その2)
※出典:文部科学省「平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
この6ページにある【(5-2) 不登校児童生徒数の推移 】を、ちょっと見てみてください。
これを見ると、平成29年度の小・中学校における不登校児童生徒数は14万4031人(前年度比1万348人増)となっています。
しかも、今の日本は少子化が進み、大きな社会問題になっていますよね。
それにもかかわらず、この数字は平成3年度以降、過去最多となっているのです。
この数字を見て、あなたはどう感じますか?
昭和の時代に育ってきた私たちにとっては、学校に行かないという選択肢は、ほぼ無い状態でした。
だから、学校に行かないことに対して、とても重大な問題のように考えがち。
そしてそれを引きずったまま、世間共々『普通』という価値観に縛られてしまうのです><
でも、今あなたにも確認してもらったように、社会は大きく変わっています。
決して不登校・ひきこもりが『普通ではない特殊な状態』では無くなってきているのです。
と言うことは、それをあなた自身が理解して、『普通』という価値観を手放せたらどうなるでしょうか?
あなたは少しずつでも、自分の子育てを後悔しながら自分を責めてしまうことから抜け出し、楽になっていける気がしませんか?
自分のことを認めて受け容れる
2つ目は、自分のことを認めて受け容れることです。
私は、息子のことをきっかけに学びを深めていく中で、自分を認め受け容れることの大切さを知りました。
実は、我が子の不登校・ひきこもりで悩むのは、とても真面目な方が多いのではないかと感じています。
だから、一生懸命に母親役割をやろうと頑張り努力をする。
私の場合は、そうやって努力しないと『良い母親』にはなれないと思っていたのです><
だから、自分の能力以上のことを自分に求めていました。
つまり、キャパオーバーってことですよね(-_-;)
あなたは、どうでしょうか?
あなたも、自分の能力以上のことをやろうと、頑張り過ぎていませんでしたか?
私は息子を不登校・ひきこもりにしてしまいました。
でも、たとえやり方が間違っていたとしても、その時その時は息子のためを考え、良かれと思ってやってきたこと。
当時の私は、それが最善のやり方だと思っていたのです。
方向がちょっとずれていたかもしれませんが、その時の息子を思う気持ちは、とても大切なものだと感じるのです。
自分の子育てを後悔してしまうということは、そういう『息子が大事だ』という気持ちまで、否定してしまうことになりかねません。
だから、当時の子育てはそれはそれで、その時の自分が一生懸命やったことなんだから、そんな自分を受け容れ認めようと私は決めたのです(^^)
キャパオーバーになるくらい、私は子育てに頑張ったのだから^^
あなたも、お子さんのことを一生懸命考えて子育てしてきたのではないでしょうか?
「この子をしっかり育てなくっちゃ」って、頑張って努力していたのではないですか?
その時その時で、それがお子さんにとっての最善の方法だと思って・・・
だったら、そんな自分を是非認めて受け容れてあげて下さい。
最初は、もちろん難しいと思います。
その時はまず、意識することから始めてみて下さいね。
いかがでしょうか?
今日は、自分の子育ての後悔から抜け出すにはどうしたらいいのかについてお伝えしてきました。
私は、『普通』という価値観を手放し、自分を認めて受け容れ始めたら、前に進むことが出来たのです。
「ちょっと方向がずれてたなら、ここから修正すればいいんだ」って^^
それに、よく考えると・・・
子育てを後悔するって、我が子にとっても失礼なことですよね(;’∀’)
と言っても、実は私は今でも何かの拍子に、やっぱり自分の子育てを後悔しちゃうことがたま~にあります(;’∀’)
息子がひきこもっていた時間よりも、抜け出してからの時間の方がすでに長くなっているのに・・・
だからそういう時は「今は子育てを後悔しちゃう私なんだよね」と、今度はそんな風に自分を認めて受け容れています(^^)
あなたも1日でも早く、子育ての後悔の渦から抜け出して楽になり、お子さんとの新しい関係性を築くために前に進めるといいですね。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
~あなたが、ひきこもりという悩みで苦しんでいるなら『チェンジング・カウンセリング』がお役に立てると思います~
この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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あなたのひきこもりという悩みは、お子さんやご家族がひきこもっているからでしょうか?それとも、ご自身がひきこもっているということでしょうか?
ひきこもりという悩みから抜け出すには、どちらの場合においても、まず自分自身が自由になることが必要です。そのために大切な視点が「女性としての役割」や「女らしさ」への囚われ。それが「こうしなきゃ!」と、自分で自分を追い詰めてしまうことに繋がっているからです。
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