ひきこもりという悩みに有効な『人薬(ひとぐすり)』という処方箋
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
このブログを読んでいただいているということは、
あなたはひきこもりという悩みを
お持ちなのでしょうか。
どうしていいか分からず、
将来のことを考えると
毎日不安な思いをしていらっしゃると思います><
辛いですよね・・・
実は私にも、
今のあなたと同じように、
ひきこもりという悩みで苦しんでいた時期がありました。
私の場合は、
息子の不登校・ひきこもりによる悩み・・・
だから、あなたの辛さがよくわかります。
あなたの不安も、とてもよくわかります。
当時は、未来が全く見えませんでした><
でも、息子はひきこもりから抜け出し、
今では元気に社会人として働いています。
そして私自身にも、大きな変化が・・・
ひきこもりという悩みから
解放されただけではありません。
その辛かった悩みをチャンスに変えて、
こうして、チェンジングカウンセラー®として
活動しているのです。
とは言え、ここまで来るには、
本当にいろんな苦しみを乗り越えて来ました。
私にそれが出来たのは、
さまざまな学びの中で得た新しい考え方を、
しっかり取り入れていったことが
大きかったのだと思います。
実は、前回の記事で
『翼ひろげる子』という
明橋大二氏の書いた本をご紹介しています。
【関連記事】
この本の中で、
斎藤環氏の著書である『社会的ひきこもり』が、
必読文献として紹介されていて。
もちろん私は、
この本も読んでいました。
そして、まだ
息子が家にひきこもっていた頃、
偶然にも斎藤環氏の講演会に参加する機会を得、
“『人薬』という処方箋” が、
ひきこもりにも有効ということを知ったのです。
そこで今日は、
「ひきこもりという悩みに有効な『人薬(ひとぐすり)』という処方箋」
というテーマで、お伝えしていきます。
ひきこもりという悩みに有効な『人薬』という処方箋とは何か
人薬に入る前に・・・^^
あなたは、
『時薬(ときぐすり)』という言葉を
聞いた事はありませんか?
たとえば、
怪我をしたり病気になったりした時、
時間の経過と共に良くなっていくこと。
あるいは、
大切な人との死別といった
深い悲しみなどにも、
「時間が薬になるよ」
という言い方をしたりしますね。
このように、時が経つことによって、
少しずつその傷が治るとか、
その悲しみが癒えるというような
イメージで使われるのが『時薬』です。
この、“時薬の場合の『時間』” を、『人』、
つまり『人間関係』ととらえるのが『人薬』です。
人間関係が、まさに
『薬』としての作用を果たすことがあるということ。
そしてこの場合の人間関係とは、
主に家族以外の人間関係だそうです。
ひきこもりという悩みを持つ人は、
自分を大事に思う気持ちが
なかなか持てない傾向にある。
つまり自己愛が欠落していて、
自分が嫌いな人が多い。
そこで、その
自己愛の欠落や弱さを補強するのが、
人薬だそうです。
それによって、
他者を愛する力を獲得し、
自己愛や自信を回復していく。
ところが、ずっとひきこもっていると、
当然他者との出会いが無いわけです。
ということは、
家族以外の人間関係を持つことが出来ません。
実は、私は
人薬が家族以外の人間関係と聞いて、
初めは「えっ~~~~~」とショックでした。
だって、それじゃ私たち家族には、
どうしようもありません><
「だったら、家族には何も出来ることは無いの?」
こんな風に思って、悲しかったのです(;’∀’)
あなたは、どう考えますか?
ちょっと、不安になりましたか?
でも、だいじょうぶ(*^^*)
家族の役割、
ちゃんとありましたよ^^
家族が出来ることとして、
斉藤氏が言われたこと。
それは、本人の心の支え、
外に出ていくための基盤づくり
という、とっても大切なこと。
そのために必要なことは、
本人に悪い刺激を与えないとか、
悪い関わり方をしない。
つまり、本人が
生活しやすい環境調整をすることが、
家族にできることと話されたのです。
そして、土台が出来たら、その先は
家族以外の人間関係(人薬)に委ねていく・・・
という流れでした。
家族の中で安心して生活を送り、
しぼんでしまったエネルギーを貯める。
今は、家にひきこもりながら、
息子は外に出ていく力を貯めていくんだな。
そう考えると、
何だか少し明るい気持ちになったことを
今でも覚えています。
エネルギーを貯めることで、
さらに次の段階、
人薬に移行していける可能性も生まれる。
私は、そこに
希望を持ったのでした。
そして、息子にとって
過ごしやすい家の中を作ればいいことを
再確認できました。
結果的にそれは、
私も含めて家族みんなが
過ごしやすい家になるのですから^^
『人薬』という処方箋の効果
それでは、息子にとって
人薬は効いたのでしょうか?
息子が、ひきこもりから抜け出していった
過程を改めて振り返ってみると、
まさにたくさんの人薬に助けられてきています。
まずは、
ネットゲーム仲間とのつながりや、
オフ会。
ゲームをしながらも、
実は社会人の仲間には「仕事をした方がいいぞ」と、
アドバイスを受けたりしていたそうです^^
【関連記事】ひきこもりだった息子にとってのネットゲーム
そして、オフ会から戻ってから始めた
バイト先での人間関係。
これは、職場の人たちだけではなく、
常連のお客さんたちとの関係性も、
息子にとっては大きな影響があったと思います。
当時、息子が教えてくれた話。
たとえば、専門学校に行くために
バイトを辞めると言ったら・・・
店長に、
辞めないで欲しいと頼まれる。
常連さんから
「がんばれ」と応援してもらう(*^^*)
このように、
家族以外の人間関係の中で認められ、
大切にされる経験を積み重ねること。
それで、息子も
少しずつ自分の歩みを
進めることができたのだと思います。
まさに、『人薬(ひとぐすり)』という処方箋^^
そして、いったん歯車が回り始めると、自然とスピードがついていきました。
専門学校⇒就職、と息子は自分の選択でどんどん進む道を伸ばしていったのです。
息子は、5年以上
ほぼ家族としか接することのない期間がありました。
だから、
何かを始めるための一歩を踏み出すには、
その都度、たくさんの不安があったと思います。
でも、動くことが出来た(^o^)
そして、その一歩を
踏み出し続けたことが、
現在の息子につながっています。
このように、
「女性としての役割」や「こうしなきゃ!」に過剰に囚われている自分に気付き、
ものの考え方や価値観を振り返りながら、行動を変えていくのが
チェンジング・カウンセリング®独自の特徴です。
あなたも、あなたの抱えている悩みの解消に、
チェンジング・カウンセリング®を取り入れてみませんか?
【参考記事】
いかがでしょうか?
今日は、
「ひきこもりという悩みに有効な『人薬(ひとぐすり)』という処方箋」
というテーマで、お伝えしました。
息子が過ごしやすいように
環境調整をするということ。
それは、親子の関係性を再構築する
ということでした。
つまり息子に対して、
私たち親の価値観を押し付けるのではない。
息子自身の気持ちや、
息子自身の想いを大切にする。
そういうことの、
積み重ねでもありました。
しっかりそこに意識を向けて、
私たちは過ごしてきました。
私たち親にできるのは、
そこまで。
そこから先は、
『人薬』という処方箋に委ねて・・・
息子にとっては、
本当にこれが効果的でした。
ただ、ひきこもりになっていく背景は、
ケースバイケースです。
なので、どうするかの判断は
難しいかも知れません。
でも、あなたが、もし
お子さんのひきこもりという悩みで
苦しんでいるのなら・・・
『人薬』という処方箋を使ってみることも、
一つの選択肢になるかも知れませんね。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
~あなたが、ひきこもりという悩みで苦しんでいるなら『チェンジング・カウンセリング』がお役に立てると思います~
この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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あなたのひきこもりという悩みは、お子さんやご家族がひきこもっているからでしょうか?それとも、ご自身がひきこもっているということでしょうか?
ひきこもりという悩みから抜け出すには、どちらの場合においても、まず自分自身が自由になることが必要です。そのために大切な視点が「女性としての役割」や「女らしさ」への囚われ。それが「こうしなきゃ!」と、自分で自分を追い詰めてしまうことに繋がっているからです。
あなたも自分の中に隠れているその視点に気付き、ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、なりたい自分を目指していく方法を学んでみませんか?