子どもの自立に向けて親が意識しておくこと
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
このブログを読んでいただいているということは、あなたのお子さんは家にひきこもった状態で、まだ自立をしていないのかも知れませんね。
お子さんの自立に向けて、これからどうしたらいいのか・・・というところで、あなたは悩んでいるのでしょうか?
私の息子は、高1の夏休み明けから学校を休みがちになり、不登校からひきこもりへ突入。
そして、5年以上ひきこもり状態が続いたのです。
だから私も、子どもの年齢が上がるにつれて、自立に向けてどうしたらいいのか・・・
本当に悩み苦しんだことがあるので、あなたの心配する気持ちがとてもよくわかります。
食事は、毎日食べられていますか?
睡眠は、どうでしょうか?
あなたにとっては、まさに今、お子さんのことがとても心配で、自分のことどころではないかも知れません。
お子さんの今後のことを考えてすごく不安になるあなたの気持ちも、とてもよく分かります。
私も、当時はそうでした。
だけど、あなたの体調を整えることも、とても大切です。
だから時には、深呼吸をして気持ちを落ち着けてみてくださいね。
それでは今日は、子どもの自立に向けて親が意識しておくこと、という内容についてお伝えしていきます。
子どもの自立を妨げているものは何?
子どもの自立を妨げているものには、実は私たち親の関わり方もあります><
どういうことかと言うと・・・
たとえば、ひきこもり状態のお子さんに、1番イメージのしやすい『身辺自立』について考えてみましょう。
『身辺自立』とは、自分の身の回りのことを、自分でできるようになることです。
私たちはそれを、子どもの頃から少しずつ教わりながら覚えていきますよね。
日々私たちが生きていくために必要な、大切なことだからです。
たとえば、食事の準備とか身体の清潔を保つこと。
これらは炊事・掃除・洗濯など、日々私たち女性が家族のためにやっているケア役割と呼ばれるものの中に含まれてきます。
それと子どもの自立に、何の関係があるのでしょうか?
不思議ですよね?
それではあなたは、今の日本の社会には、今もなお、性別役割分業意識が根強く潜在しているのをご存じですか?
性別役割分業意識とは、性別を理由として、役割を固定的に分ける考え方のことです。
【参考】性別役割分業
※出典:wikipedia
『男は仕事、女は家庭』という言葉を、あなたも聞いたことがありませんか?
そのため、仕事をしていたとしても、多くの場合女性が家族のケア役割を担っている、という現状がありますよね。
さらに子どもがいると、育児も女性・・・つまり、母親に強く関わりが求められます。
だから『理想の母親像』といったイメージも、私たちの中にはあるのです。
そうすると、自分もそこに近付かないといけない・・・と、真面目な人ほど、一生懸命子どもの世話を焼く。
その結果、子育てだけが自分の存在価値になってしまう><
実は、私自身がそうだったのです。
私の息子は、高校1年の夏休み明けから学校に行ったり行かなかったり・・・という、さみだれ登校が始まりました。
その頃初めて行ったカウンセリングで、それまでの子育ての様子について話すと・・・
「あなたは一生分息子さんの世話を焼いてきてるから、もう十分ですよ」と、言われ><
私が子どものために良かれと思ってやっていたことが、結果的に過保護・過干渉になっていたということ。
ところが私は、それこそが良い母親だと、大きな勘違いをしていたのです(-_-;)
たとえば、当時仕事をしていた私は、家にいる息子のために昼ご飯を作ってから出勤していました。
それに対してカウンセラーから、こんな内容のことを言われてしまいました><
「もう高校生なんだから、そこまでしなくていいです。ただし、黙って突然やめるのではなくきちんと理由を伝えてください」
そこで、このアドバイスに従い、
「お母さんは、もう一生分あなたの面倒をみてきたらしいよ」
「だからもう、昼ご飯作りは卒業するから、お腹が空いたら自分で何とかしてね」
このように私は息子に伝え、その後は昼ご飯作りをやめました。
外に出ない息子のために、インスタントラーメンを始めとして色んな食材を買い置きして(*^^*)
そうすることで、息子はお腹が空いたら適当に準備して食べるようになっていきました。
息子は、自分でやろうと思えばできたのです。
私が息子からその機会を奪っていただけのことに、こうして私は初めて気付きました><
あなたは、どうでしょうか?
あなたもお子さんの世話を、やり過ぎてはいませんか?
【関連記事】ジェンダーで考える自立の問題点
このように、
「女性としての役割」や「こうしなきゃ!」に過剰に囚われている自分に気付き、
ものの考え方や価値観を振り返りながら、行動を変えていくのが
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【参考記事】
子どもの自立に向けて親が意識しておくこと
それでは子どもの自立に向けて、親が意識しておくことは何でしょうか?
それは、過保護・過干渉の関わり方をやめて、子どもに『生きる力』をつけさせることです。
つまり、親が世話を焼き過ぎずに、子ども自身に考えさせ、色んな経験・体験を積ませていくこと。
まず、自分で考えてやってみる。
そしてその結果、次に何をしたらいいか、どうしたらいいかをまた考えて、行動につなげること。
このように、自分で考え、自分で行動する練習を積み重ねることこそが、お子さんの自立の一歩になっていくのです。
自分で考えて行動していくことで、お子さんは少しずつ達成感を得たり、自信をつけたりしていくのです。
時には、失敗しても大丈夫だということを学べるのです^^
私たち女性は、社会から家族の世話を焼くことを役割として刷り込まれてきました。
そのため、『自分がやらないといけない』という縛りを、自分自身に課してしまっている人が多いのではないでしょうか。
ところが、何事もやはり、バランスが大切ですよね。
過ぎたるは及ばざるが如し・・・ですね(;’∀’)
あなたも、今までのお子さんに対する関わり方を振り返ってみてくださいね。
そして、あまりにもやってあげ過ぎていたなぁと感じたとしたら、ちょっと手を引いてみることも大切です。
そこであなたが、自分を責める必要はありませんよ^^
それこそが、母親役割だと思ってやっていただけのことだから・・・
だけど、いつまでもあなたが、お子さんの世話を焼けるわけではありませんよね(;’∀’)
お子さんの人生をどう生きるかは、お子さん自身が考えていかなければいけないことです。
だから私たち親は、子どもが自分の決めた人生を、しっかりと歩いていけるように育てていくこと。
ちゃんと、1人でも生きていけるだけの力をつけさせること。
それこそが、子育ての目指すべきところだと私は思います。
だから、親はそれをしっかり意識しておく必要があるのです。
あなたにはあなたの人生があるように、子どもにも子どもの人生がある。
あなたのお子さんが、一人の人として、しっかりと自分の足で自分の人生を歩けるようになれたらいいですね^^
いかがでしょうか?
今日は、子どもの自立に向けて親が意識しておくこと、という内容についてお伝えしてきました。
身辺自立を例にしましたが、特にあなたのお子さんが男の子だった場合、より意識しておく必要があります。
と言うのも、性別役割分業意識によって、無意識に男の子には家の手伝いをあまりさせてない家庭が多いからです。
実際、私たちの年代であっても、男性が1人で生活していくのは、なかなか大変なイメージがありますよね。
あなたの周りの男性たちは、どうでしょうか?
余裕で家事をこなせる方が、周りにたくさんいらっしゃいますか?
私の周りは、ほとんど共働きの方ばかりですが、家事をやる夫たちはそうそう見かけません(;’∀’)
むしろ、夫の昼ご飯をつくるために出かけられないという方もいますよ。
こんな場合、もし妻に何か突発的なことが起きて家にいない状況になったら、残された夫は1人でどうなるでしょうか?
だからこそ、あなたのお子さんが男の子だったとしても、身の回りのことを自分でできるようになることは、とても大切なのです。
自立には、いろいろ種類がありますよね。
ひきこもり状態のお子さんにとっては、経済的自立とか、社会的自立などは、まだまだハードルが高過ぎます。
だから、身辺自立から練習していくのが、1番無理なく出来ることではないでしょうか(*^^*)
【参考記事】
あなたが1日も早く、ひきこもりという悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
~あなたが、お子さんの自立という悩みで苦しんでいるなら『チェンジング・カウンセリング』がお役に立てると思います~
この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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ひきこもりという悩みから抜け出すには、どちらの場合においても、まず自分自身が自由になることが必要です。そのために大切な視点が「女性としての役割」や「女らしさ」への囚われ。それが「こうしなきゃ!」と、自分で自分を追い詰めてしまうことに繋がっているからです。
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