不登校の子に疲れ切っているあなたへの3つの処方箋

こんにちは。

 

不登校・ひきこもりの母親専門『チェンジングカウンセラーⓇ』の平井いずみです。

 

こどもが不登校になってからずっと、毎日が手探りの連続。

 

朝は起きてこない。

声をかけても返事がない。

言葉をかければ怒って言い返されるか、無視されるか・・・

 

あなたはどうでしょうか?

 

実は、息子が高校1年で不登校になってから、まさにこのような状態の中で苦しんでいた私。

 

どうしたらいのか分からず、悩みの渦の中で身動きが取れなくて、途方に暮れていました。

 

周りからは「焦らず見守って」「本人のタイミングがあるよ」と言われたかと思うと、「早く学校に行かせないと、ひきこもりになっちゃうよ」と言われたり。

 

こうして周りからは、“良かれと思って”好き勝手なアドバイスを受ける。

 

でも、どちらにしてもそれがどれだけ難しいことか、実際に毎日向き合っている人にしか分かりませんよね。

 

そして、気を遣って、我慢して何とか踏ん張っていても、ふとした瞬間に

「私、なんのために1人で毎日こんなに頑張ってるんだろう・・・」

と、何とも言えない無力感に襲われちゃうことはありませんか?

 

私自身も、実際に経験したからこそ、このブログにたどり着いたあなたの気持ちが、とてもよく分かります。

 

そこで今日は、「不登校の子に疲れ切っているあなたへの3つの処方箋」というテーマでお伝えしていきます。あなたの心が少しでも軽くなりますように・・・

 

不登校の子に疲れ切っているあなたへの3つの処方箋

 

それではここから、不登校の子に疲れ切っているあなたが、もう一度『自分』を取り戻せるような処方箋を、3つに分けてお伝えしていきます。

 

処方箋①“良い母親”をやめてみる

まず1つ目は、“良い母親”をやめてみること。

 

実は、これまで私が、現場で支援をしてきて感じるのは、わが子の不登校で悩んでいるお母さんって、本当に真面目で責任感が強く、子育てに一生懸命取り組んできた人が多いということ。

 

つまり、もともと女性として社会に要請されているケア役割の1つである『“良い母親”でなきゃいけない』と、知らず知らずのうちに頑張ってきているのです。

 

特に、昭和世代には、テレビドラマのおかずがいっぱいある『一家団欒の食事風景』が、記憶に残っていたりしませんか?

 

そうすると、家族の食事を手抜きすることに罪悪感を覚えがちで、疲れていても頑張って料理を作る。

 

私、実は息子の不登校・ひきこもりで悩み、心理等を学び始める前までは、ぎっくり腰になっても「妻ならちゃんと、お弁当を作らなきゃいけない」と、今考えると“謎に”思い込んでいて・・・

 

痛みで苦しみながら、何度も夫のお弁当を作っていましたね(^^;)
(無理がたたって、何度もぎっくり腰を繰り返しクセになってます)

 

あなたはどうでしょうか?

 

私のエピソードのように、自分よりも家族を優先していることってありませんか?

 

そして、その傾向が不登校をきっかけにしてさらに強くなり、より“良い母親”でなければいけないと、頑張りすぎてしまうこともあるのです。

 

なぜなら、わが子が不登校になったのは、「自分が“良い母親”ではなかったからだ」と自分を責めているからです。

 

そして、ますます「こどものために、なんとかしなければ!」と頑張ってしまう。

 

あなたは、こんなループにはまり込んでいませんか?

 

こどもが不登校になったのは、あなたが“良い母親”じゃなかったせいではありません。

 

むしろ、あなたは、“良い母親”であろうと頑張ってきたはず(*^^*)

 

だからこそ、今大切なのは、“良い母親”よりも、“今のあなた”が、無理せず続けられる“あなた独自の母親”の形を見つけること。

 

たとえば・・・

  • 今日は疲れたから、お昼ごはんはインスタントでOK!

  • 今は話す元気がないから、「おはよう」だけで大丈夫(*^^*)

  • 最近メンタルダウンして寝てばかりだけど、生きてるだけで十分!

こんな感じで、あなた自身に優しい眼差しを向けてみることから始めてみませんか?

 

あなたが心のゆとりを取り戻すことが、こどもにとっても安心できる家庭の土台になっていきます。

 

※「“良い母親”ってどういうこと?家族って?」と、疑問に思ったあなたへ。コチラの記事がおススメです(*^^*)

【参考記事】ひきこもりという悩みと理想の家族観

 

処方箋②こどもの問題と“自分”を切り離す

次に、2つ目の処方箋は、こどもの問題と“自分”を切り離すこと。

 

私もそうでしたが、こどもが不登校になると、

「私の育て方が悪かったのでは・・・」
「もっと早く気付いてあげられたら良かったのに・・・」

と、多くの親が、どうしても自分を責めてしまいがち。

 

特に母親は、こどもの世話を一手に引き受けてきた分「こんなことになったのは私のせい」と、責任を1人で背負ってしまいます。

 

そして、「“私が”なんとかしなきゃいけない」という思考になって追い詰められていく。

 

だけど、一旦冷静に考えてみてください。

 

実は、「親子」と言っても、あなたとお子さんは別々の存在なんです。

 

そこで『誰の問題か』を、考えることが大切。

 

つまり『不登校』は、『こどもの問題』であって、あなたに何とか出来ることではないということ。

 

いくらあなたが「なんとかしなきゃ」と頑張っても、実際に動くのはこども自身。

 

と言うことは、「学校に行くか、行かないか」は、「こどもの問題」ということ。

 

それなら、あなたが今できる事は、あなた自身のことだけですね。

 

そこを、しっかり意識しておいてください。

 

私も、息子を必死になって動かそうと、頑張っていた時期がありました。でも、その時息子は全く動かなかった・・・

 

ところが、この『誰の問題か』という視点で考えることを学び、私が少しずつ変化。

 

「どうしてこんなに、私は不登校やひきこもりをダメだと思ってしまうんだろう」ということ、つまり自分自身と向き合い始めたのです。

 

そして、私がこれまでのように息子ではなく、自分自身に焦点を合わせ始めると、不思議なことに親子関係がうまくいくようになり、やがて息子が動き始めました。

 

きっと息子は、私からのプレッシャーや干渉が無くなり、やっと『自分の問題』として、彼自身が『自分の不登校・ひきこもり』と向き合うことが出来たのだと思います。

 

※『誰の問題か』という視点について、もう少し詳しく知りたいあなたへ。コチラの記事がおススメです(*^^*)

【参考記事】『親が変われば子も変わる』という言葉で苦しんでいるあなたへ

 

処方箋③安心して話せる場所をもつ

最後に3つ目の処方箋は、安心して話せる場所をもつこと。

 

普通に登校している親からは想像できないくらい、わが子が不登校になると、誰にも相談できない人が多いです。

 

息子が不登校になり『世間のレール』から外れることや「どう思われるだろう・・・」という『世間の目』への恐怖があって、私自身息子のことを誰かに相談することが、なかなか出来なかった時期がありました。

 

こんな感じで、不登校の親は孤立しやすい状況に陥りがちです。

 

でも、そこを通って来たからこそ、今あなたに伝えたいのは、心を閉ざして我慢するよりも、あなたが「安心して話せる場所」を持つことの大切さです。

  • 同じ経験をしている親の会

  • カウンセラーや支援団体の相談窓口

  • 信頼できる友達

  • ブログやSNSでの交流

これらの場所で、心の中に秘めていたマイナスの思いを言葉にすることで、心の中のモヤモヤが整理され、「ひとりじゃなかった」と実感できるのです。

 

たとえ、その場所で“正解”を得られなかったとしても、あなたの話を「うん、そうなんだね」と受け止めてもらえるだけで、重たい気持ちが少しずつ軽くなっていくのを、あなたは実感できるはずです。

 

そして、実は、話すことで「私ってこんなふうに感じてたんだな」と、自分でも気付かなかった本音を見付けられることもあり、それは、あなたの『自己理解』を深めていくことに繋がっているのです。

 

これってまさに、あなたが再び『自分らしさ』を取り戻すプロセスの始まりと言えますね^^

 

※『自己理解』について、もう少し知りたいあなたへ。コチラの記事がおススメです(*^^*)

【参考記事】自己理解を深めるために必要な2つのこと

 

まとめ

いかがでしょうか?今日は、「不登校の子に疲れ切っているあなたへの3つの処方箋」というテーマでお伝えしてきました。

 

今はまだ、あなたは一人でトンネルの中にうずくまっているような気持ちになっているかも知れませんね。

 

でも、どうかあなたに思い出してほしいのです。

 

あなたはこれまで、一生懸命わが子と向き合ってきたのではありませんか?

 

そりゃ、怒った日もあるでしょう。泣かせた日もあるでしょう。私も、いっぱいやらかしてきました(-_-;)

 

だけど、これまで一緒に過ごしてきたすべての瞬間に「この子を大切にしたい。守りたい」という想いがあったはず☆彡

 

だからこそ「私は私として、自分を大切にして生きていい」と、自分に許可をしてあげてくださいね。

 

その瞬間から、あなたは少しずつ自分の中の軸を育てていけるのです(*^^*)

 

そして、あなたが今感じている「もう疲れた・・・」「限界かもしれない・・・」その気持ちは、決して弱さではありません。

 

あなたがこれまで、どれだけわが子のことを思い、どれだけ頑張ってきたか・・・という証なのだから、自分を責めるのを止めて、むしろ自信を持ってくださいね^^

 

だって、あなたがこうしてこの記事にたどり着いたこと。

 

それは確実に、“自分を取り戻そう”とする大切な一歩なのだから☆彡

 

今日お伝えした3つの処方箋は、どれも「今すぐ完璧にできる」ものではないけれど、少しずつあなたの心を緩め、ほぐしていくヒントになるはずです。

 

これからは、今までおろそかにしてきた分、あなた自身を一番大切にしてあげてね(^^♪

 

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いつでも私は、あなたを応援しています♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみ
『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみチェンジングカウンセラー®
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。

現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。

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