不登校のわが子への接し方|正解を探すのをやめたら見えたこと

こんにちは。

 

不登校・ひきこもりの母親専門『チェンジングカウンセラーⓇ』の平井いずみです。

 

「どう接したらいいんだろう・・・」

不登校のわが子を前に、そう感じていませんか?

 

励ましたら逆効果。でも、放っておくのも不安。

そんな“正解のない世界”で、心がすり減っていませんか?

 

どれが“正しい接し方”なのか分からなくて、気づけば一日中、わが子の様子をうかがってしまう・・・

 

でも大丈夫です。もしあなたが今、そんな迷いの中にいるなら、その「分からない」という感覚は悪いことではなく、むしろ良くある感覚。

 

実は、私も以前、不登校の息子を前にして、同じように悩み、正解を探し続けた母親のひとりでした。

 

でも、不思議なことに、私が“正解を探すこと”をやめた時に、何だか親子の関係が少しずつ変わり始めたのです。

 

そこで今日は、専門カウンセラーとして、そして同じ母親として「不登校のわが子への接し方|正解を探すのをやめたら見えたこと」というテーマでお伝えしていきます。

 

あなたの心が少しでも軽くなりますように・・・

 

不登校の子への接し方に悩む親の苦しみ

「このままで本当にいいの?」

「私のせいで、この子は学校に行けなくなったのかも・・・」

 

私だけではなく、不登校の子を持つ親の多くが、こうした不安な思いを抱えて悩みます。

 

そして、接し方の「正解」を探し続けて、ネットや本・SNSを渡り歩く。

 

だけど、どれだけ調べても、やっぱりどれが正解で、どれが違うのか分からず、延々とその堂々巡りが続いてしまう。

「どうしてあの家庭はうまくいっているのに、うちはダメなんだろう・・・」

そして、ますます自分を責め、こどもとの距離も遠くなっていくのです。

 

これって、私もそうだったけど、本当に親にとっては、耐え難い苦しみの中にいる感覚。

 

もしかしたら、あなたも今、この「正解探しの迷路」に入り込み、苦しんでいるのかも知れませんね。

 

でも、この迷路は、あなたが「わが子を本気で大切に思っている」からこそなのではないかと、私は思います。

 

だから、まずはそんな自分を、認めてあげてくださいね。

 

一生懸命やってきたのに、結果が出せなくて苦しんでいる方向けの記事です。

→【関連記事】こんなに学んだのに変われない私!どうしたらいい?

 

不登校の子への接し方の『正解探し』が親子の壁をつくる理由

あなたは、「不登校の接し方の正解を探すほど、親子の距離は遠くなる」そう感じたことはありませんか?

 

実は、私もかつて、毎日のように「不登校 親 接し方」などと検索して、『正解』を探し続けるループの中に、どっぷりはまっていました。

 

だけど、昔も今も、ネットや本、講演会などには、たくさんの“正解”が並んでいますね。

 

ある人は「放っておくのがいい」と言い、

別の人は「見守るだけではダメ」と言う。

場合によっては、「無理やり投稿させないと」と言う人も・・・

 

それらの異なった(ある意味、真逆な)考え方に触れるたびに、頭では理解できても、心が追いつかない。

 

そして、こどもに話しかけるたびに「これで良かったのかな」と、また不安になっていく。

 

実は、私もそうでしたが、こんな『正解探し』に翻弄されるような行動の裏には、“完璧主義”が隠れていることがあって。

 

たとえば・・・

「間違えたらダメ」「失敗したらダメ」という価値観が、潜んでいないかを、あなたも自分に聞いてみてくださいね。

 

と言うのも、多くの不登校のこどもにとって今の自分の状態は、まさに登校することを『間違えたり、失敗したり』した結果だと考えています。

 

すると、親の中に完璧主義があったら、それが敏感に伝わってしまうリスクが・・・

 

実は、息子が不登校になった高校1年時の担任に、通信制への転学を勧められた時に言った、彼の言葉が忘れられません。

「お母さん、先生はもうこの学校に、僕は要らないと思っているんだね」

その瞬間、息子がどれだけ大人の真意を感じ取っていたのかに、気づかされたのです。

 

その後息子は、完全不登校に突入しました(涙)

 

ほんの数か月しか接点のなかった、担任の先生のこともこうやって見抜くのです。

 

そんな敏感な子が、親が「間違えたらダメ」「失敗したらダメ」と、必死に正解探しをしている姿を見て、どう感じると思いますか?

 

もしかしたら、「間違えた自分はダメなんだ」「失敗した自分はダメなんだ」と感じ、心を閉ざしてしまうことにもなりかねません。

 

つまり、『親の正解探し=こどもの自己否定の強化』に、繋がってしまうかも知れないのです。

 

それって、あなたが、こどもへの接し方の『正解』を求めれば求めるほど、わが子との距離がうまれ、壁を作ってしまうことにも。

 

この矛盾こそが、多くの親子を苦しめているのです。

 

私自身の失敗体験については、こちらの記事で詳しくお伝えしています。

→【関連記事】ひきこもりだった息子にとってのネットゲーム

不登校の子への接し方の本質は「安心安全な居場所づくり」

散々遠回りをしてきた私が、今言えること。

 

それは、ズバリ!

本当に大切なのは、“接し方の正解”を探すことではなく、親がわが子にとって“家庭を安心安全な居場所”にしてあげること。

 

実は、よ~く考えてみると不登校の背景って、本当にケースバイケースですよね。

 

しかも、本人の状況がどの段階にいるかとか、今、気持ちが上向いているのか落ちているのかとか、その時その時の状況によっても変わってきます。

 

ということは、昨日うまくいった対応が、なぜか今日は全然うまくいかない・・・なんてことも起こり得る。

 

だからこそ、考える必要があるのは、どのタイミングでも共通して大切なことは何か?という視点です。

 

それを私は、不登校の本人の居場所である『家庭環境を安心安全に整えること』なのだと思うのです。

 

するとこどもは、落ち着いて自分のことを、自分で考えられるようになっていく(*^_^*)

 

そんな居場所作りが、親の一番の役割ではないでしょうか?

 

そのためにできるのは、

・こどもを信じる

・こどもの話を聴く

・口出しをしない

この3つだけで十分ですね。

 

不登校のわが子を、登校させようとコントロールしようとせず、「あなたのペースで大丈夫だよ」と、心の中でわが子を信じながら接していく。

 

それが、どんなスキルよりも大きな力を持っていると、私は考えています。

 

不登校のこどもは、穏やかな家庭の雰囲気の中で、自分を信じて見守ってくれている親の姿に安心するのです。

 

実際に私が、息子との関係性を変えてきたステップについて書いています。

→【関連記事】ひきこもりの息子が変わっていく親の接し方

「正解のない世界」だからこそ生まれる本当の信頼

不登校の親子関係に、『こうすればいい』という共通の“正解”はありません。

 

唯一あるとすれば「わが子」と「あなた」の間にのみ存在する、関係性の中で育まれていく“正解”。

 

だからこそ、他の誰かの方法をまねするだけではなく、“わが子と自分の関係性”に目を向けることが大切です。

 

そして、たとえば・・・

 

・今日は声をかけない方が落ち着く日

・一緒にご飯を食べられた日

・ただ隣に座ってテレビを見られた日

 

これらすべてを、あなた達親子にとっての「正解」としてカウントすればいいのです。

 

実は、不登校のこどもを“信じる”ことって、何もしないことではありません。

 

「この子の中には、もともと力がある」と信じて待つこと。

 

でも、それは時にとても勇気のいる行動ですね。

 

だけど、その根拠のない信頼こそが、不登校の本人が自分を信じられるようになるための基盤になっていきます。

 

信用と信頼の違いを、私の視点で解説しています。

→【関連記事】信用と信頼の違いを知ると在り方が変わる

 

まとめ|正解探しを手放す勇気が、親子の再出発をつくる

いかがでしょうか?今日は、「不登校のわが子への接し方|正解を探すのをやめたら見えたこと」というテーマでお伝えしてきました。

 

不登校のわが子にどう接したらいいか・・・

その答えは、周りを見て「探すもの」ではなく、自分たち親子の中で「育てるもの」なのではないでしょうか。

 

あなたが周りから得ようとする“正解探し”を手放すことは、不登校のわが子に「そのままの自分でいい」というメッセージを届けることでもあります。

 

今日、ほんの少しでも「これでいいのかも」と感じたなら、それが親子関係が変わり始めるサイン!

 

つまり、親がやるべきことは、完璧な対応ではありません。

 

「この子を信じる」という気持ちを、持ち続けること。

 

と言っても、私もそうでしたが、辛くて泣いてしまう日もあれば、何もできずにただ立ち尽くす日だってある。

 

もちろん、それはそれで全然“だいじょうぶ”。そんな自分を、自分で優しく抱きしめてあげましょう(*^_^*)

 

そして、それでもまた、

「今日もお母さんは、あなたのことを信じて見ているよ」

という想いを持ち続けること。

 

すると、あなたに見守られながら、不登校のこどもは少しずつ、家庭を“安全な居場所”だと認識し始め、落ち着いて過ごせるようになっていくのです。

 

だから、焦らないでくださいね(*^_^*)

 

不登校・ひきこもり専門カウンセラーとして、私はこれまで多くの母親と向き合ってきました。

 

その経験からも、「完璧な接し方」より「安心できる親子関係」のほうが、こどもを動かす力があると確信しています。

 

もし「今のままでいいのかな?」と思ったら、少しだけ耳を傾けてみてください。 あなたの中に、次の一歩のヒントが見つかるはずです。

☞【無料音声セミナープレゼント】
疲れ果てた親子関係を見直す|わが子との主従関係をリセットする5つの方法

 

FAQ(よくある質問)

最後に、不登校のわが子への接し方でよくいただくご質問に対して、心が少し軽くなるヒントをお伝えします。

 

Q1.不登校の子にはどんな言葉をかけたらいいですか?
無理に励ますより、「おはよう」「いい天気だね」など、日常の何気ない言葉で安心を伝えることが大切です。
Q2. 親が話しかけない方がいい時もありますか?
あります。こどもが過敏になっている時は、少し距離を置き、そっとしておくことで「安心」を感じる場合もあります。
Q3. 親の不安はこどもに伝わりますか?
伝わる可能性が高いです。たとえ言葉にしなくても、あなたの表情や声のトーンから読み取ります。不安を隠したり抑えようとしたりせず、「お母さんも悩んでるよ」と正直に言うことも、信頼につながります。
Q4. 学校に戻すための接し方はありますか?
「学校に戻すため」よりも「信頼関係を取り戻す」ことを優先しましょう。安心して休み、エネルギーが貯まってくれば、少しずつ自発的な動きが生まれてきます。
Q5. 親が疲れてしまった時はどうすれば?
まず自分を休ませてあげてください。あなたの元気が、こどもにとっても大切なのです。

 

【期間限定】無料音声セミナープレゼント(24分34秒)

 

『脱不登校・ひきこもり!母子コミュニケーション術5選』(音声セミナー)

「なんで私はいつもこどもの機嫌ばかり取ってしまうんだろう・・・」と、
不登校・ひきこもりのわが子に、
どう接していいか分からないあなたが、
こどもと心が通いあう、新しい関係を築けるようになるコツを、
たっぷりお伝えしている音声セミナーです。

 

□ 無料でいますぐ登録する

 

あなたが1日も早く、今、抱えている悩みから解放されることを願っています。

いつでも私は、あなたを応援しています♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

この記事を書いた人

『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみ
『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみチェンジングカウンセラー®
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。

現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。

メルマガ登録音声セミナープレゼント『脱不登校・ひきこもり! 母子コミュニケーション術5選』

長い間「わが子の不登校・ひきこもり」で悩み、
「女性としての役割」・「女らしさ」に囚われ、
「こうしなきゃ!」と自分を追い詰めて苦しんでいる40代以上のあなたへ

気持ちをラクにする、チェンジング・カウンセリングⓇメール講座(全9日間)

【登録特典】音声セミナープレゼント(24分34秒)

「なんで私はいつもこどもの機嫌ばかり取ってしまうんだろう・・・」と、
不登校・ひきこもりのわが子に、どう接していいか分からないあなたが、
こどもと心が通いあう、新しい関係を築けるようになるコツを、たっぷりお伝えしている音声セミナーです。

『脱不登校・ひきこもり!
母子コミュニケーション術5選』

この音声セミナーを聴き、9日間届くメール講座を毎日読み進めていくと、これまでの生きづらさの理由に気付き、自分の生き方や在り方を振り返るきっかけになること間違いなし!

すると、これからの未来が明るく見えて来る(*^^*)

あなたも自分の中に隠れているその視点に気付き、ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、なりたい自分を目指していく方法を学びましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です