『ひきこもり』の別の言い方って?本人や家族が安心できる表現とは

こんにちは。
《40代以上女性専門》あなたのひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
あなたは、誰かにわが子の近況を聞かれた時「うちの子、ひきこもりなんです・・・」って答えなければいけない苦しさで、胸が締めつけられるような思いをしたことはありませんか?
「ひきこもり」という言葉には、社会の中で長年かけて積み重ねられてきた偏見や誤解があり、私たちの中には、どうしてもネガティブなイメージがつきまといます。さらに「甘え」、「怠け」、「問題家庭」など、事実とは異なる捉え方をされて、辛い思いをする場合も多くありますね。
だからこそ、親として「ひきこもり」という言葉を口にするのは、とても勇気がいること。
私もまさに、今は社会人として元気に過ごしているけれど、5年以上「ひきこもり」だった息子がいるので、この呼び方に対する違和感をずっと抱えていました。
実は、「ひきこもり」という言葉は、まるで私自身の子育てを否定されているような感覚になったり、息子を「ひきこもり」にしてしまったことに対する罪悪感もあり、本当に生きているのが辛かった時期もありました。
あなたはどうでしょうか?「ひきこもり」という言葉に対するイメージって、明るい未来を描けるようなポジティブなものですか?
残念ながら今はまだ、親を含めた世間のイメージとしては、『絶望的』という感覚に近いのではないかな、と感じています。
となると、本人だって「ひきこもり」という言葉に、強い抵抗を感じていることも・・・そして、「自分はダメな人間なんだ」、「もう戻れない・・・」そう思って、ますます殻に閉じこもってしまうこともあるのです。
だったら、こんな時こそ必要なのが、発想の転換!「ひきこもり」ではなくて、もっと柔らかくて、もっと暖かい言い回しがあるのではないでしょうか?
そこで今日は、「『ひきこもり』の別の言い方って?本人や家族が安心できる表現とは」というテーマでお伝えしていきます。あなたの心が少しでも軽くなりますように・・・
目次
「ひきこもり」の別の言い方って、どんなのがある?
それではここから、「ひきこもり」の別の言い方を考えてみましょう。
①親しい友人や親戚への対応
まず初めに、親しい友人や親戚への対応についてです。
私達親にとって、一番日常の生活の中で起きやすいのが、身近な人にこどもの状況を話すことですね。
私は長い間、これが一番辛かった・・・だから、たまたま知ってる人に会ってしまって、いろいろ息子のことを訊かれないように、わざわざ遠くのお店まで買い物に行っていたこともあるほど。
でも、今考えてみると「ひきこもり」と直接的に言わなくても、もっとふんわりした、まろやかな言い方ができるのです。
たとえば、
- 今は家でゆっくり過ごしています(*^^*)
- 少し人と距離を取って、充電しているみたい・・・
このように伝えていくと、相手の受け取り方もそこまで否定的でなく捉えられるし、親自身の気持ちの重さをやわらげる効果もありますね。
②「こもりびと」という新しい言い方
最近では「ひきこもり」という言葉の持つ、ネガティブなイメージを変えていくために、新しい言い方が生まれています。そこで、続いて実際に使われている「こもりびと」という言い方を紹介していきます。
神奈川県大和市は、2019年10月から、「ひきこもり」を「こもりびと」というネーミングに変えて相談窓口を開設したところ、1カ月で28人の相談があったという。
きっかけは、5月末の川崎の通り魔事件からの一連の事件以降、報道による関心の高まりを受け、議会で「引きこもり」に関する質問が相次いだこと。
「引きこもり」という名称だとマイナスのイメージに捉える人もいる。そこで、1人の人として寄り添いたいとの思いから、より温かみのある「こもりびと」という呼称を大木哲市長が命名。「大人のひきこもり」の相談窓口として「こもりびと支援」窓口を開設したという。
この取り組みは、「ひきこもり」という言葉に抵抗を感じる人々にとって、相談しやすい雰囲気づくりに、大いに役立っていますね。
また、2020年には、NHKで「こもりびと」というスペシャルドラマが放映されたこともありました。
「ひきこもり」と「こもりびと」の違いって、『初めの「ひき」を取った残りの「こもり」の後ろに、「びと」をくっつけた』ってことで、ただ文字を2つ変えただけ。でも、何だか少し穏やかで親しみやすい感じがしませんか?
③我が家では「わらしちゃん(笑)」
最後に、参考までに我が家の言い方をお伝えしていきます。
実は、息子が不登校からひきこもりになっていった時間の経過とともに、私自身が、さまざまな学びを積み重ねたこともあり、彼に対する見方が大きく変わっていきました。
そして、行政関係機関にいたおかげで、たまたま受講できた講座で、「ひきこもり支援」について面白い視点でお話をされた講師がいらっしゃって・・・
その方の話を聞く中で、私は「座敷わらし」というキーワードが、超特大ヒット!!
それまでも、息子のことを「ひきこもり」ではなく、「おうち警備員」や「自宅警備員」などの言い方もしていましたが、この「座敷わらし」が、当時の私には一番しっくりきたのです。
そして、その後は息子のことを、「わらしちゃん」と呼んでいました。なんてったって、「座敷わらし」は福の神ですよ。まさに、おうちの守り神!
当時の私が、どうしてすんなりひきこもりの息子のことを「わらしちゃん」と呼べたのか・・・その変化について知りたい方は、以下の参考記事をご覧くださいね(*^^*)
【参考記事】ひきこもりの息子に対する、私のまなざしの変化
言葉を変えると親子の関係性が変わる!
それではここから、言葉を変えると親子の関係性が変わることについて、お伝えしていきます。
普段の生活の中でも、たった一言の違いが、関係性や空気感をまったく変えてしまうことって、よくありますね。
たとえば、疲れて帰ってきたパートナーに対して、「まだ、ご飯食べてないの?」と言うと、イライラや不満が含まれているような空気感になりがちで・・・こうなると、その後、一触即発!の可能性が、高まってしまいそうですね(;’∀’)
でも、これを「ご飯も食べずに、遅くまでお疲れ様!お腹すいたでしょ?準備できてるよ」このように言うと、パートナーをねぎらう気持ちがしっかり伝わり、その後も笑顔でスムーズに過ごせる感じがします(*^^*)
これと同じで、「ひきこもり」と言うと、何だか問題視されがちですが、「心のエネルギーを貯めている時期」と言うと、見守る感覚で捉えられるようになります。
親がわが子の状態を、どのような視点で見ているのか。それは、言葉にはっきり表れていくと、私は自分の実体験から感じています。そして、それが親から子への、眼差し・・・つまり家庭の雰囲気にも表れて来るのです。
ちょっと今、あなたが『ひきこもり状態』だと想像してみて下さい。そして「ひきこもり」と言われ続けていた苦しみの中で、「今は、心の充電期間だよね」と言われたら、どれだけ救われるでしょうか・・・
これって、こどもの尊厳を守るために、親ができる最もシンプルで力強いサポートの一つだと、私は考えます。
だから、親子の関係性を再構築していくために、まずは「ひきこもり」という言い方を、ちょっとポジティブになれるような言い方に変えてみるのも、『試してみる価値あり!』なのです^^
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まとめ
いかがでしょうか?今日は、「『ひきこもり』の別の言い方って?本人や家族が安心できる表現とは」というテーマでお伝えしてきました。
「ひきこもり」という言葉にどう向き合うか・・・それは、親として、「こどもにどう寄り添いたいか」を考える機会でもあります。
言葉を変えることで、見方が変わる。
見方が変わることで、関係性も変わっていく。
この、プラスのサイクルを回していくために、今日からあなたに出来ることは何ですか?
あなたとお子さんの間で、やさしい言葉のやり取りが出来ますように☆彡そして、その言葉が、あなた達親子の心を、少しずつほぐしていけると良いですね(*^^*)
あなたが1日も早く、今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人

- チェンジングカウンセラー®
-
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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