子育てで過干渉が気になる時はどうしたらいいの?
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
子育てをしていると、
「自分の子どもへの関わり方はこれで良いのだろうか?」
と悩むことがありますよね。
これは私自身もそうでしたが、
実際の相談の中でも、本当によく聞く共通のお悩みでもあります。
あなたはどうでしょうか?
しかも、このように自分で悩むのなら、
まだ客観的に自分のことを見ることができているということ。
ところが、自分のやっていることが『正しい』『当たり前』と感じていると、
「過干渉なのかな?」と悩むことすらありません。
と言うのも、かつての私がそうでしたから><
今なら『私のやっていたことは完全に過干渉だった』と分かりますが、
当時は全然気付いていなくて・・・
それどころか、しっかり子どもの世話を焼く
『良い母親』だと自分のことを思ってました><
あ~恥ずかしい(;’∀’)
実は先日「これって、マジで過干渉じゃないかしら!?」
という光景を目にしました。
その時改めて、
「もしかしたらこの光景は、私たち親子の未来の姿だったかもしれない・・・」
と、愕然としたのです。
そこで今日は、
「子育てで過干渉が気になる時はどうしたらいいの?」
というテーマでお伝えしていきます。
目次
子育てで過干渉を続けるとどうなる?
それではまず、過干渉についての考え方をお伝えしておきます。
子育ての中で親の関わり方は、当然、年齢に応じて変わっていくものですよね。
乳幼児期から学童期、そして青年期に移行しながら成長する子ども。
その子どもの段階、段階に応じて、
親が少しずつ手を離しながら関わり方を変え、
子どもを自立に導いていくことが子育ての大きなポイントです。
それに反して、いつまでも親が先回りして手を出し、
親の意向を押し付けてしまうのが過干渉になります。
その状態が続くと、子どもはどうなっていくのでしょうか?
私の関わり方の変化
以前の私は、強烈な過干渉!
どっぷり握った子どもの手を、まったく離しませんでした><
たとえば、私がやっていたことは・・・
中学生になっても、
「寒いから靴下をはきなさい!」
「風邪をひかないようにハンテンを着なさい!」などと、
小さなどうでもいいことまで、いちいち口うるさく子どもに言い続けていました(;’∀’)
そんな中で、息子の不登校・ひきこもりという衝撃の事態が発生><
もちろん、そこに至るにはさまざまな背景がありますが、
私の過干渉が息子の生きる力・考える力を育てることに
マイナスの影響を与えてしまっていたことは確かだと感じます。
こうなってから、初めて私は真剣に心理等について学びながら、
子育てを振り返り、少しずつ自分の考え方や行動を変えて、
子どもから手を離していきました。
逆に言うと、傲慢(ごうまん)だった私は
そういうことが起きないと、自分の考えや行動を変えられなかったということです。
私たち親子の未来だった可能性のある光景を見て
それではここで、先日私が見た光景をちょっとお伝えしてみます。
私は、ある所に出かけるために、ある乗り場で並んでいました。
その時、母親と2人の男の子(のように私には感じられた)の3人連れが私の前にいて。
でも、その2人の男の子って。
実際は、2人とも黒いロングコートを着て、
母親よりもはるかに背の高い、30歳前後の見た目は立派な大人でした。
しばらくすると、その兄弟2人で買い物に。
そして、ビニール袋を下げて戻って来た息子に対して・・・
母親:「その買い物袋、邪魔になるからカバンの中に入れなさい」
息子:「いいよ、別に邪魔じゃないから」
母親:「小さいからカバンに入るでしょ」
息子:「・・・」
すると母親は、実力行使に出ました!
なんと、息子が肩にかけていたバックのチャックを開け、
今買って来たビニール袋を押し込んだのです。
そしてチャックを閉めました。
その間息子は、黙って眺めながらされるがまま。
そして母親が一言「ほら、ちゃんと入ったでしょ」
この親子にとっては、これが当たり前の状態なんですね。
あなたは、どう感じましたか?
申し訳ないけれど、
私は、初め本当に引いてしまいましたが・・・
でも次の瞬間、衝撃が走りました。
と言うのも、息子の不登校・ひきこもりという悩みで苦しみ、
私自身が学び始め、関わり方を変えていなければ、
「この姿が、私たち親子の未来だったのだ!」と気付いたからです。
そうです!
その母親は、かつての私でした><
でもそれは、今の私にとっては、本当に考えられない状況。
『自分の選択の結果でこれだけ未来が変わる!』
本当に大切なことを、
今回確認することが出来ました。
あなたは、どちらの未来を選びますか?
【参考記事】
子育てで過干渉が気になる時はどうしたらいいの?
それでは、自分の子育てが過干渉かもしれないと気になっている時、
あなたはどうしたらいいのでしょうか?
それを、2つの柱でここからお伝えしていきます。
子育ての目的を思い出す
まず1つ目は、子育ての目的を思い出すこと。
私たち親は、順番通りに考えると
必ず子どもよりも先にこの世からいなくなります。
その時、子どもがしっかりと自分で考え、
自分で生きていけるように導いていくこと。
これが、子育ての目的だと私は考えています。
あなたも、こんな言葉を聞いたことはありませんか?
『魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ』
まさにそうですよね。
魚を釣るための釣竿を作り、餌を探し、釣りをする方法を教える。
これを知っていれば、子どもは一生食べていけるのです。
でも、釣った魚を与えるだけでは、
その魚がもらえなくなった時に、子どもは路頭に迷ってしまう。
そう考えると、今自分はどう接したらいいのかが、
はっきり分かってくるのではないでしょうか?
子どもとの距離を取る
次に2つ目は、子どもとの距離を取ることです。
子どもが自分で生きていけるようにするために必要なことは、
親が手取り足取り子どもにかまって、やってあげることではありません。
特に、母親は『それが自分の仕事』と考えて、
やってしまいがちですね(;’∀’)
でも、子どもがある程度の年齢になったら、
親はやり方を教えながら、少しずつ子どもとの距離をとっていく必要があります。
この距離とは、精神的なものだけでなく物理的なものも必要です。
精神的な距離が取れていないと、お互いに依存的になり、
その近過ぎる関係性がどんどん強固に固まっていきます。
『母子カプセル』という言い方もされていますよね。
そして、物理的な距離も大切です。
私もそうでしたが、子どもが目の前にいて見えるからこそ、
口や手を出してしまうパターンが多いんですよね(;’∀’)
私自身は、仕事に行くことで物理的な距離を取りました。
相談の中では、子どもが進学や就職で自宅を出て、
実際に目の前から子どもがいなくなって初めて、
それまでの母子の関係性のいびつさに気付いていかれることが多いです。
『母親だから干渉するのが当たり前』という考え方を、いったん横に置いて
精神的な距離、物理的な距離を取ることを意識する。
過干渉にならないためには、これも大切なポイントになります。
このように、
「女性としての役割」や「こうしなきゃ!」に過剰に囚われている自分に気付き、
ものの考え方や価値観を振り返りながら、行動を変えていくのが
チェンジング・カウンセリング®独自の特徴です。
あなたも、あなたの抱えている悩みの解消に、
チェンジング・カウンセリング®を取り入れてみませんか?
【参考記事】
いかがでしょうか?
今日は、
「子育てで過干渉が気になる時はどうしたらいいの?」
というテーマでお伝えしてきました。
私たちは、実は自分のことはよく分からないものです。
それは、自分のやっていることが、あまりにも当たり前すぎてしまうから。
そして、違和感を感じられないことが普通におきます。
だからこそ、今回の私のように、
周りにアンテナを立ててみると、自分の子育てを振り返るチャンスがあったりします。
他人のことは、よく分かるから。
『人の振り見て我が振り直せ』って言いますよね。
つまり、他人の言動への違和感には不思議と気付くのです。
あなたが買い物に行った時、友達との会話の中で・・・
そんな時に、聞いたことや見たことで、
「あれっ?」と思った時が絶好のチャンスです!
その違和感を、ぜひ大事にしてみてください。
そして自分を振り返る。
それを繰り返すことで、もしあなたが過干渉で悩んでいるとしたら、
少しずつでも変わっていけるはずです。
意識しさえすれば、あなたの周りにはたくさんのヒントが転がっているのです(*^^*)
あなたが1日も早く、
今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
~あなたが、今、抱えている悩みで苦しんでいるなら『チェンジング・カウンセリング®』がお役に立てると思います~
この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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あなたのひきこもりという悩みは、お子さんやご家族がひきこもっているからでしょうか?それとも、ご自身がひきこもっているということでしょうか?
ひきこもりという悩みから抜け出すには、どちらの場合においても、まず自分自身が自由になることが必要です。そのために大切な視点が「女性としての役割」や「女らしさ」への囚われ。それが「こうしなきゃ!」と、自分で自分を追い詰めてしまうことに繋がっているからです。
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