こどもの不登校がつらいと感じるあなたが「つらさ」と向き合うヒント

こんにちは。

 

《40代以上女性専門》あなたのひきこもりという悩みをチャンスに変えて、生きづらさを解消し、なりたい自分へと導いていくチェンジングカウンセラーの平井いずみです。

 

こどもの不登校に直面した親達は、さまざまな感情や次々に生じる課題に対して「どうしたらいいのか分からない」と思い悩み、パニックになってしまうことが多いですね。

 

そうなると、一日一日をやり過ごすこと自体が大きなストレスになって・・・こどもとどう接していいのか分からなくなることも、少なくありません。

 

私自身、高校1年で不登校になり2年の学年末に退学。そこから5年以上、ひきこもり状態だった息子がいるため、まさに当時はこんな状態で本当につらくて苦しかった・・・

 

今、まさにあなたは当時の私のようにつらい状況にいるのかも知れませんね・・・

 

そこで今日は、不登校のわが子がいる親が抱える「つらさ」に焦点を当て、その状態を理解し受け入れ、新たな一歩を踏み出すためのヒントをお伝えしていきます。

 

あなたの心が少しでも軽くなりますように・・・

 

「つらさ」の奥にあるものを理解し受け入れる

今の社会の中で、こどもが不登校になった時に親が「つらさ」を抱えるのは、ごく自然なことです。

 

そこで、大切なのは「不登校でつらいのは自分だけではない」ということに気付き、自分を責めすぎないこと。まずは、親自身が自分の「つらさ」を理解し、受け止めることから始めましょう。

 

実は、不登校の子がいる親として感じる「つらさ」の奥にあるものは、本当にさまざまで人によっても違います。まずは、自分にとって何がつらいのかを考えてみる必要があります。

 

そこで、これから代表的なものを5つのキーワードで挙げてみますが、実は、これらのうちの1つだけではなく、複数の項目を同時に抱えていることが多いです。あなたはどうでしょうか?

 

実際、私自身が息子の不登校・ひきこもりで悩んでいる渦中の頃は、ここに挙げているもの全てが当てはまりました。それぞれの項目に関連するような参考記事も載せているので、ぜひ読んでみて下さいね。

 

①自分を責める「罪悪感」

まず、1つ目のキーワードは「罪悪感」

 

こどもが不登校になり学校に行けなくなると、多くの親が「自分の育て方が悪かったのではないか」と考え、自分を責めてしまいがちになります。

 

「どうしてもっと早く気付いてあげられなかったのか」「厳しく育て過ぎたかも知れない・・・」といった後悔の念に襲われるからです。

 

これって、ある意味、親がこどもの幸せを願うからこそ生じる「自然な感情」とも言えますが、あまりにも過剰になってしまうと、親自身のストレスが強くなり心身に大きな影響を与えてしまいかねません。

 

【参考記事】

こどもがひきこもりになって自分の子育てを後悔していませんか?

 

②周囲からのプレッシャーによる「孤立」

続いて、2つ目のキーワードは「孤立」

 

不登校の問題は、どうしても親が周囲からの厳しい視線や意見にさらされやすい状況を作ってしまいます。

 

「どうして学校に行かせられないのか」「親のしつけが甘いのではないか」といった周囲からの批判的な声に反応し、過剰に気にし過ぎてしまうと、自分自身がプレッシャーを感じて周囲から孤立しやすくなっていきます。

 

逆に、周囲から不登校の状態を心配した優しい声掛けがあっても素直に受け取れず、ストレスになってしまうこともあります。

 

周囲からの期待だけでなく「世間の普通」という価値観の押し付けが、親の孤立を深めていき、不登校の親はますます孤独感やストレスを増幅させてしまうのです。

 

【参考記事】

私が息子の不登校・ひきこもりを隠そうとした理由

 

③先の見えない「不安」

3つ目のキーワードは「不安」

 

こどもの不登校状態が続き始めると、多くの親は「このままで大丈夫なのか」「この子の将来はどうなってしまうのか」と、先が見えない不安を抱えます。

 

特に進学や将来の就職、社会参加といった具体的な問題に囚われてしまうと、「ズバリ!これでOK!」という明快な解決策は、なかなか見つかりません。

 

そのため、長い期間ずっと悩み続けることで、親が心の疲れを感じるようになっていきます。不登校が続き、この「答えのない状態」が長くなればなるほど、親のストレスは蓄積され体調面に不調が表れたりすることもありますね。

 

【参考記事】

人生の正解を探すのをやめてみませんか?

 

④こどもの対応への「迷い」

4つ目のキーワードは「迷い」

 

不登校の期間が続くと、親はこどもに対してどのような対応をすればいいのか分からなくなることがあります。

 

口出しし過ぎると怒って部屋にひきこもってしまうかも知れない・・・

励まし過ぎるとプレッシャーになって逆に落ち込むかもしれない・・・

かと言って黙って見守っていると無関心・放任と思われるかもしれない・・・

 

というような、さまざまな葛藤が起こります。

 

不登校のわが子にとってベストな対応を探すために、必死に試行錯誤を繰り返す。でも、まったく変化が見られないことで、心身ともに疲れ果ててしまう親も少なくありません。

 

【参考記事】

ひきこもりの息子が変わっていく親の接し方

息子の不登校に対する私の捉え方の変化

 

⑤失われていく自分の時間の「ゆとり」

最後に、5つ目のキーワードは「ゆとり」

 

昭和時代に育った私たち女性は、もともと社会から「家族のケア役割」をすべて担うことを期待され、そのように刷り込まれて成長してきたため、ただでさえ毎日時間に追われ、自分を疎かにすることが当たり前の状況ですよね。

 

それに加えて不登校が続くと、より「こどものサポート」に多くの時間とエネルギーを費やすようになっていきます。

 

実際に私は、息子が不登校状態になり始めた頃は、ほとんど寝る暇もないほど、息子を登校させるために頑張り続け、メンタルダウンして仕事も辞めることになって・・・

 

このように、自分の趣味や休息、仕事にも影響が出て「親としての役割」だけに、ひたすら追われるようになってしまう。

 

こんな状態に陥ってしまうと、親自身が体調を崩し、家庭内の雰囲気も悪くなってしまう可能性がでてきます。

 

【参考記事】

女性にとっての『労働』とは?

 

今の「つらさ」を親子関係再構築のチャンスと捉える

2021年に流行語大賞にノミネートされた「親ガチャ」という言葉を、あなたは知っていますか?「当たり」とか「外れ」という使い方をします。

 

【親ガチャ】

生まれもった容姿や能力、家庭環境によって人生が大きく左右されるという認識に立ち、「生まれてくる子供は親を選べない」ことを、スマホゲームの「ガチャ」 に例えた日本のインターネットスラング

※出典:wikipedia

 

実は、いつ頃だったかは思い出せないけれど、私がこの言葉を初めて知った時「息子は『外れ』と思ってたんだろうな」なんて考えたりしたこともありました。

 

実際に息子から「前のお母さんは嫌いだった」と言われたこともあって・・・それ位、私は「子育て下手」だったのです。

 

ところが、そんなことには全く気付かない能天気な私。そこに、突然襲来した息子の「不登校」でした。

 

息子の不登校は、当時の私にとって、本当に死にたいくらいのつらい出来事でしたが、結果的にこれがあったからこそ、私は息子との関係性を取り戻すことが出来ました。

 

そして、息子は不登校から5年以上ひきこもったけれど、そこから抜け出し、息子のペースで社会人として自立できたのです。

 

つまり、私にとっての「最大の危機」だった息子の不登校が、親子関係再構築のチャンスになったということ。

 

出来事は同じでも、捉え方次第で「チャンス」に変わる(*^^*)

 

息子のおかげで、私はこのことを学びました。

 

もちろん、不登校で悩んでいる当時はそんな風に捉えることは出来なかったです。

 

でも、悩みの渦中を抜け出してから振り返ってみると「そういうことだったんだな」って気付ける。

 

だからあなたも、必ず気付ける日が来るはず(*^^*)

 

そう信じて、前に進み続けることが大切です☆彡

 

【参考記事】

ひきこもりという悩みをチャンスに変える方法

ひきこもりだった息子がくれた“自由”というつばさ

 

親自身のケアを優先する

親がこどもの不登校に向き合うために欠かせないのは、気力と体力!つまり、親が健康で安定した状態でいることが不可欠です。

 

ところが多くの親は、不登校のこどもや他の家族を優先し、自分のケアを後回しにしてしまいがちです。そのため、意識して自分のケアを心がけていきましょう。

 

たとえば、疲れ切った心身を休めるために、十分な睡眠とマッサージやリラクゼーションの時間を確保したり、散歩などの軽い運動を取り入れて気分転換するのがお勧めです。

 

また、「この子の不登校を自分が何とかしなくちゃ!」という思考を手放し、家族や友人・専門家などに相談して、自分の負担を減らしていくことも有効です。

 

さらに、家事の合間に一息つくだけでもいいから、少しでも自分のために使う時間を持つことが、ストレスを緩和する一助にもなっていきます。

 

これらの時間をとることは決して自己中心的なわがままではなく、こどもを支えるための土台となる大切なことだという認識をもちましょう。

 

実は、親が自分自身を大切にする姿勢を見せることは、不登校のこどもにとっても気持ちを緩められ良いお手本になっていきます。

 

【参考記事】

ストレス解消に効果のある3つのR

社会的なつながりを意識する

こどもが不登校になると、親自身も人間関係を避けようとする傾向が見られます。

 

その理由は、たとえば周囲からの「正論によるアドバイス」を避けるとか、不登校のこどもへの対応で疲れ切ってメンタルが落ちている、だれにも分かってもらえないあきらめ・無力感など、実にさまざまですね。

 

親が、本当に誰にも会いたくないくらいエネルギーを消耗している状態の時は、自分を守るために他者との人間関係を避けることも必要だと私は考えています。

 

ただ、少しずつ外に向かう気力が出て来た時には、地域の支援団体やオンラインのコミュニティを活用するなど、一人で抱え込まないことが大切です。

 

ほら、日本には良いことわざがありますね!「三人寄れば文殊の知恵」です(*^^*)

 

同じ悩みを抱える親と交流をすることで、視野が広がるため、親自身の気持ちが軽くなります。

 

また、新たな視点や解決策を得るヒントをもらえ、自分だけでは気付けなかったことを知ることで、それをきっかけに状況が好転していくこともあるからです。

 

【参考記事】

人に迷惑をかけるって悪いこと?

 

「わが子の不登校・ひきこもり」や

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【参考記事】

チェンジング・カウンセリングのカリキュラムの内容とは?

チェンジング・カウンセリングⓇがあなたに必要な理由

チェンジング・カウンセリングⓇとは何か?その全体像とは?

 

まとめ

いかがでしょうか?今日は、「こどもの不登校がつらいと感じるあなたが「つらさ」と向き合うヒント」というテーマでお伝えしてきました。

 

不登校の親が抱える「つらさ」を解消することは、簡単ではありません。

 

ただ、適切なサポートと対処法を取り入れることで、少しずつ「つらさ」を軽くすることは出来ると考えます。

 

大切なのは「親だから完璧でなくてはいけない」という自分の中の思い込みを手放し、まずは親自身が心地よい状態でいること。

 

これから先、不登校のわが子と歩む道のりがどれだけかかるか分からないけれど、自分達親子のペースで、自分達親子だからこその新たな未来を築けるはずです。

 

一緒に頑張りましょう(*^^*)

 

それでは、最後に伝えたい私からのメッセージはコチラです^^

【参考記事】

【ひきこもりに悩む45歳の私へ(2)】~あなたは1人ではないよ~

 

あなたが1日も早く、今、抱えている悩みから解放されることを願っています。

いつでも私は、あなたを応援しています♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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この記事を書いた人

『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみ
『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみチェンジングカウンセラー®
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。

現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。

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