不登校のこどもを支える母親の限界!うつ状態から抜け出す方法とは?

こんにちは。
《40代以上女性専門》あなたのひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
不登校のこどもがいる母親は
「どうしてこの子は学校に行けないの?」
「このままでは、この子の将来が心配でたまらない・・・」など、
どうしても思考がマイナスに傾き、気持ちが沈んでしまうことが少なくありません。
実は私自身、息子の不登校・ひきこもりで悩み苦しんだ経験があって・・・
特に不登校初期では、突然の息子の変化で私自身もうつ状態になり、服薬していたこともあります。
そこで今日は、「不登校のこどもを支える母親の限界!うつ状態から抜け出す方法とは?」というテーマでお伝えしていきます。あなたの心が少しでも軽くなりますように・・・
目次
うつ状態のサインとは?
こどもが不登校になると、今の社会で子育ての責任を一手に引き受けている立場の母親は、精神的に大きなストレスを抱えがちです。
その結果、
・気分の落ち込みが続く
・食欲がなくなったり、食べ過ぎたりする
・眠れなかったり、起きられなかったりする
・涙もろくなって感情の起伏が激しくなる
・何をするのも億劫で無気力になる
・こどもに優しくできず、自己嫌悪に陥る
これらの状態になっていくことがありますね。
あなたは大丈夫ですか?
しかも、この状態が長く続くとうつ病に進行することもあるため、もしあなたが「最近、気持ちが沈んでいる」と感じているなら、早めに対処する必要があります。
当時の私の場合は、食欲がなくなったり、朝起きられなかったり、無気力になったり、いつの間にか涙がこぼれている・・・などの状態になっていきました。
体重も10キロ近く痩せてしまうほどのやつれ方で、最低限の家事をするぐらいの気力しかなく、本当に辛かった・・・
息をするのも苦しくて「このまま、朝目覚めなければいいのに・・・」と思ったことだって、何度もあったほどで・・・
とは言え、私がこのような状態になったのは、息子が学校に行ったり行かなかったりが始まった頃ではありません。
その頃は逆に、何とかして息子を登校させようと、まるでアドレナリンが出まくっているかのように闘争状態!短時間睡眠でも全く疲れず、精力的に動き回っていました。
その中で「私が何をやってもこの状況を変えることはできない」と、分かった時・・・つまり、自分の力の限界を感じた時にうつ状態になっていったのです。
不登校の子の母親がうつ状態の時に現れる“限界サイン”3選
私もそうでしたが、不登校のこどもを支える多くの母親は、最初は「自分がなんとかしなければ・・・」と、一人で孤軍奮闘して頑張ります。
ところが、次第に疲れ果ててしまい「もう無理かもしれない」と、限界を感じる瞬間が訪れることがあるのです。
では、どのような場面で母親が限界を感じ、強いストレスを覚えてメンタルを病んでいくのかを、ここから具体的に3つお伝えしていきます。
① 何をしても状況が変わらないと感じたとき
まず1つ目は、何をしても状況が変わらないと感じたときで、私の場合はまさにこれでした。
こどもが学校に行けないと、「母親の私がどうにかしなければ!」と焦るあまり、こどもに過干渉になってしまうことがあります。
でも、母親がいちいち口を出しあれこれ不登校のこどものために動いていると、必要以上に疲れ果ててメンタルダウンをしてしまう可能性がありますね。
その上、かえってこどもがプレッシャーを感じて反発し、親子関係が悪化てしまう場合も・・・
そして「毎日声をかけても、不登校のこどもの状況が変わらない」「学校や専門家に相談しても、解決の糸口が見えない」など、努力が報われないと感じると、一気に絶望感に襲われます。
そして、何も出来ない自分を責め「このままではダメだ」と焦る一方で、どうすればいいのか分からず、心が追い詰められていくのです。
② 家族や周囲に理解してもらえないとき
続いて、2つ目は、家族や周囲の人たちに理解してもらえないとき。
実は、子育ての責任を母親がほぼ1人で背負っている今の社会の状況から、多くの母親がこどもの不登校を「自分の責任」だと感じがちです。
それなのに、追い打ちをかけるように「いつまで休ませるの?」「甘やかしすぎじゃない?」「母親がしっかりしていないからなのでは?」と夫や親族、ママ友や学校の先生などから心ない言葉をぶつけられると「私の対応が悪いの?」と、ますます母親は自責の念に駆られていきます。
周囲から理解を得られず、1人で孤立している感覚に襲われると、母親は心を押しつぶされ、精神的に限界を感じてしまうのです。
③ 自分自身の時間がなくなり、身も心もすり減ったとき
最後に3つ目は、自分自身の時間がなくなり、身も心もボロボロにすり減ってしまったとき。
子育ての責任から「自分が何とかしないといけない」と思い込んでいる母親は「不登校のこどものために!」と、全力で頑張るあまり自分の休息時間を削ってしまいがちです。
実際私も、息子を学校に行かせるためにあれこれ動くため、睡眠時間が3〜4時間しか取れない時期が数ヶ月続いていました。
ところが、休みなく続く日々に疲労が蓄積し、気づけば無気力や涙が止まらない状態に。
心と身体が疲れ果てたとき、「もう耐えられない」と感じることが多いのです。
このように、母親が限界を感じることは決して弱さではなく、むしろ自然なことと捉えましょう。
母親がうつ状態から抜け出すための4つのヒント
それではここから、限界を感じたときにどう対処すればよいか、具体的な4つのヒントをお伝えしていきます。
①「完璧な良い母親」を手放す勇気を持つ
まず1つ目は、完璧な良い母親を手放す勇気を持つこと。
私たち母親が子育ての責任を1人で背負ってしまうのは、自分達の意思というよりも、社会からの刷り込みの影響がとても強いことを、まずあなたに知っていただきたいです。
そのため『世間の普通』を刷り込まれている私たちは、『良い母親』『理想の母親像』を目指して完璧な子育てをしようと頑張ってしまいがちで・・・
しかも、真面目でこれまで一生懸命子育てをしてきた人ほど、この傾向が強いです。
ところが、不登校にはさまざまな要因があり、親だけの力では解決できないこともいっぱいありますね。
だから「こどもが学校に行かないのは自分が原因」と考え、自分を責め、一人でその責任を背負ってしまうような考え方を緩めていくことが大切です。
そのためには、『完璧な良い母親』を手放す勇気を持ってくださいね。
② 自分1人で抱え込まない
次に、2つ目は、自分1人で抱え込まないこと。
母親自身が、家族以外にも不登校の親の会・カウンセリング・自治体の支援機関・しっかり話を聴いてくれる友人など、相談できる居場所を複数箇所もっていることが大切です。
色んな人と話すことで、味方になってくれる人がいることを知ったり、「自分だけではない」ことが分かって気持ちが軽くなるだけでなく、場合によっては解決のヒントが見つかることも・・・
支援の専門家やカウンセラーに相談すると、客観的な第三者の視点から適切なアドバイスを得ることもできます。
あなたの心の負担を軽くするためにも、自分一人で抱え込まず、勇気を出して周囲のサポートを積極的に活用しましょう。
③ 母親自身の心と体のケアを最優先にする
続いて3つ目は、母親自身の心と身体のケアを最優先にすること。
実は、母親が自分の心と身体を大切にすることって、不登校のこどもを支えるためには欠かせないのです。
たとえば、
・十分な睡眠をとる(疲れをためない)
・バランスの良い食事を心がける(栄養不足はエネルギーが貯まらない)
・軽い運動をする(ウォーキングやストレッチで気分転換)
・ゆっくりお風呂に入る(リラックスして身体を緩める)
等がありますね。
「不登校のこどものことが最優先!」と考えがちですが、そのわが子を支える土台である母親が元気でいることは、本人の安心感にもつながっていきます。
④不登校のこどもとの関わり方を見直す
次に4つ目は、不登校のこどもとの関わり方を見直すこと。
こどもに「学校に行くように」と無理にプレッシャーをかけるのではなく、「今は休む時期」と考えて、本人に寄り添いながら温かく見守っていくことが大切です。
あまりにも親が焦って指示や命令ばかりしてしまうと、本人も焦りを感じたり反抗したりして、ますます動けなくなってしまうという悪循環に陥りがち。
母親が「あなたのペースで大丈夫だよ」と伝えながら穏やかに過ごすことで、不登校のこどもは安心してエネルギーを貯めて心を回復させることができるのです。
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まとめ
いかがでしょうか?今日は、「不登校のこどもを支える母親の限界!うつ状態から抜け出す方法とは?」というテーマでお伝えしてきました。
あなたに意識して欲しいことは、長期的な視点に立って焦らないことです。「今すぐ解決しなくてもいい」と考えることで、あなた自身の気持ちが楽になりますね。
とは言え、あなたの焦る気持ちはとてもよく分かります。私自身、当時は本当にもがき苦しんだから・・・
でも、不登校は多くの場合、すぐに解決するものではなく、こどもが自分のペースで回復していくものですね。
だからこそ、焦らずこどもの気持ちに寄り添いながら、長い目で見守ることが大切なのです。
あなたが1日も早く、今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人

- チェンジングカウンセラー®
-
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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あなたも自分の中に隠れているその視点に気付き、ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、なりたい自分を目指していく方法を学びましょう。