不登校で無理やり登校させるのは逆効果?親が知っておきたい対応策

こんにちは。

 

《40代以上女性専門》あなたのひきこもりという悩みをチャンスに変えて、生きづらさを解消し、なりたい自分へと導いていくチェンジングカウンセラーの平井いずみです。

 

こどもが不登校になると、親は慌てて何とか学校に行かせようと必死になってしまいがちです。

 

実は私も、高校1年生の夏休み明けから学校に行きづらくなった息子がいて、「なんとか登校させなくちゃ!」と、当時は本当に頑張っていました。

 

ところが、必死だったのは親だけで、息子は1年生の冬休み以降完全不登校に突入し、2年生の学年末で退学という結末に。

 

当時の私は、息子を登校させることだけしか考えられず、そんな自分のことで精いっぱいで、息子の気持ちを全然考えていなかったのです。

 

そのため、親子関係は最悪に・・・

 

でも、私自身が色々な学びを積み重ね、試行錯誤しながら息子への関わり方を変えていったことで、親子関係が改善(*^^*)

 

すると息子は、いつの間にか自分のペースで動き出し、アルバイトを経て専門学校へ。無事に2年間で卒業して、そのまま社会人になり自立することが出来たのです。

 

そこで今日は、「不登校で無理やり登校させるのは逆効果?親が知っておきたい対応策」というテーマでお伝えしていきます。あなたの心が少しでも軽くなりますように・・・

 

無理やり登校させることの3つのリスク

 

不登校のこどもの心に与える悪影響

親が無理やり学校に行かせようとする行為は、不登校のこどもに深刻なストレスを与えてしまう可能性があります。

 

どうしてかと言うと、親の都合や価値観による学校への強制的な登校が、こどもに「自分の気持ちは大切にしてもらえない」「親に嫌なことをされた」という不信感を与えてしまうからです。場合によっては、親子関係に亀裂が入ってしまうこともあります。

 

特に、不登校の背景にいじめや人間関係のトラブルがある場合、無理やり登校させることで、心の傷がさらに深くなる可能性も・・・

 

そして、このような状況になると、不登校のこどもが将来にわたって人間関係や学校生活に対して、強い拒否感を持ってしまうこともあるため注意が必要です。

 

不登校の長期化につながる可能性

嫌がるこどもを無理やり登校させることは、結果として不登校を長引かせてしまう要因になってしまうこともあります。

 

自分の意に反して学校に行かされる経験は、不登校のこどもにとってつらいことで、学校そのものへの嫌悪感を募らせてしまうケースも珍しくありません。

 

その上、親から無理やり登校させられたこどもは「また同じことをされるのではないか」という思いから、家庭内でも安心できない状況に置かれてしまうことも考えられます。

 

その結果、自室に閉じこもって出て来なくなるなど、家族と関わること自体が難しくなってしまう場合もありますね。

 

私自身、当時は朝起きない息子を必死に起こし、無理やり制服に着替えさせたりしていました。当時の息子は、まるで操り人形のようにされるがままだったことを今でも忘れられません・・・息子から信頼してもらえない親になったのも、当然です(涙)

 

最終的に、息子は五月雨登校を経て完全不登校に突入し退学。その後、5年以上のひきこもり状態になりました。まさに、長期化したのです。

 

不登校のこどもの自己肯定感低下

無理やり学校に行かせることは、不登校のこどもの自己肯定感を大きく下げてしまう可能性があります。

 

と言うのも、親は「学校に行くことが正しい」「学校は行くべき所」という価値観を持っているからこそ、登校させようとするわけです。

 

その、親の意向に添うことが出来ないことで、不登校のこどもは「自分はダメな存在だ」と思い込み、学校に行けないことに加え、さらなる不安や自己否定で苦しむことになります。

 

そのため、心の成長や人間関係に悪影響を与えてしまう恐れがあり、そういう意味でも慎重な対応が必要になることを意識しておきましょう。

 

「無理やり」よりも「寄り添う」対応が不登校のこどもの未来を拓く

 

寄り添う対応で親子の信頼関係を構築

無理やり学校に行かせることをせず、不登校のこどもが安心できる環境を整えることは、親子の信頼関係を深めるための大きな一歩に繋がります。親が「自分の気持ちや意見を尊重してくれる」と思えるようになるからです。

 

そして、不登校のこどもにとって、自宅が「無理をさせられる不快な場所」ではなく「自分を受け入れてくれる心地いい場所」になっていくと、こどもは少しずつ安心感を取り戻していけますね。

 

すると、不登校のこどもは切れていたエネルギーを貯めることができるようになり、自分から前向きな行動を起こせるだけの力が生まれてくるのです。

 

また、親子の信頼関係が出来ていくことで、不登校のこどもは徐々に親に本音を話せるようになり、より深いコミュニケーションが可能になってくることも期待できます。

 

親が不登校のこどもを責めるのではなく、一緒に悩みを乗り越えようとする姿勢を示していくことで「自分は一人ではない」「親は自分の味方なんだ」と安心することができるのです。

 

もし、学校への再登校ができなかったとしても、親子の信頼関係があれば自宅でゆっくりエネルギーを貯められたこどもは、別の選択肢や未来への可能性に向けて一歩を踏み出しやすくなります。

 

しかも、このように親子で困難な状況を一緒に乗り越える経験をしたこどもは、その後、何か困難に直面したときには「安心して帰れる居場所」として家が大きな心の支えになります。

 

つまり、親子の信頼関係を良好にすることは、今、悩んでいる目の前のことだけではなく、長期的な視点で不登校のこどもの成長や未来の安心につながる大切な要素になるのです。

 

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長い目で見た不登校のこどもの成長を見守る大切さ

当時の私もそうでしたが、親として焦りや不安を感じることは当然のことです。でも、不登校は一時的な状況であり、こどもの人生全体から見るとほんの一部分に過ぎません。

 

そこで、親としては自分の感情を不登校のこどもにぶつけるのではなく、冷静に受け止める姿勢を持つことが求められます。

 

とは言え、こどもの成長って、すぐに目に見える成果として分かるものではありません。そこで、日々少しずつでも前進している所を見つけていくことで、親自身も前向きな気持ちを保つことができるようになりますね。

 

このように、親が焦らず長期的な視点を持つことが大切です。親が寄り添い、見守る姿勢を続けることで、不登校のこどもは自分のペースで成長し、いずれ新しい挑戦を始める時が来ます。

 

その時まで、親として「待つ勇気」を持つこと。これが、こどもの未来を支える基盤となります。

 

親が見守る姿勢を崩さずにいることで、こどもは「自分のペースで進んでいい」という安心感を得られるのです。そして、この安心感が、こどもの心の回復や新たな挑戦の原動力となっていきます。

 

さらに、不登校の期間は、こどもが自分自身と向き合う貴重な時間なので、この時間を否定するのではなく、こどもの内面の成長を信じ、親子で一緒に未来を描く時間として捉えることが大切です。

 

長い人生の中で、不登校は一つの通過点であり、その先に広がる可能性を信じて寄り添い続けることが、不登校のこどもにとって最良のサポートとなります。

 

【参考記事】子どもを黙って見守る方法

まとめ

いかがでしょうか?今日は、「不登校で無理やり登校させるのは逆効果?親が知っておきたい対応策」というテーマでお伝えしてきました。

 

私たちが育った昭和の時代とは違い、今は学校以外にも学びの場はたくさんあります。たとえば、フリースクールや通信制の学校、オンライン学習など、柔軟な学び方が選べる選択肢がいろいろありますね。

 

これらの場では、自分のペースで学べるため、無理に適応しようとするプレッシャーが減ることが期待できます。特にフリースクールでは、新たな人間関係を築くきっかけにもなり、社会性を取り戻す場にもなっていきます。

 

実は、こどもの不登校の場合、親自身が「自分はどうしてこんなにわが子と無理やり登校させようとするんだろうか?」と、自分に向き合うことがとても大切です。

 

そして、そこに新しい希望のタネが眠っていることが多いのです。

 

実は私は、不登校・ひきこもりになって死にたいくらい悩まされた息子から『“自由”というつばさ』をもらっています(*^^*)

 

少しでも早く、あなたがあなたの希望のタネに気付けることを、私は願っています。

 

【参考記事】ひきこもりだった息子がくれた“自由”というつばさ

 

あなたが1日も早く、今、抱えている悩みから解放されることを願っています。

いつでも私は、あなたを応援しています♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみ
『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみチェンジングカウンセラー®
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。

現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。

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