あなたのやってる家事が労働だって知ってる?
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
あなたは、家事や育児などのケア役割について、何かモヤッとすることがありますか?
もちろん、あなたが今、置かれている立場によっても変わるかも知れませんね。
でも、あなたが女性ということは・・・
今の日本では、おそらく家事は、あなたの生活と切っても切れない関係なのだと思います。
それくらい私たち女性にとって、家事は身近なことになっているのですが・・・
でも実は、家事って、なんだか私たちの中には『仕事』や『労働』というイメージが、あまり無かったりしますよね。
だから、対価が発生しない状態(無償労働)が、ふつうになっている(-_-;)
でも、それって本当でしょうか?
だって今、社会では、家事・育児、介護などのケア役割が、れっきとした仕事として成り立ち、対価も発生しているんですね。
だけど、それには条件があって・・・
家庭の中では、対価が発生しないということ。
これって、どう感じますか?
私たちが自宅で、どれだけ家事や育児を頑張っていても、給料はもらえませんよね?
何だか少し、不思議な感じ・・・しませんか?
だからあなたが、家事・育児などのケア役割について、何かモヤッとしたものを抱えているとしたら・・・
それはきっと、ごく当たり前のことなのだと私は思います。
そこで今日は、「あなたのやってる家事が労働だって知ってる?」というテーマでお伝えしていきます。
目次
あなたのやってる家事に対価が発生しないから起きること
それではまず、家事や育児などのケア役割で、対価が発生しないことによって影響を受ける可能性のあること。
その中から、私たちの身近に起きていることを、2つあげてみます。
夫婦関係への影響
1つ目は、夫婦関係への影響。
ドラマに出てくるような、典型的なDV( ドメスティック・バイオレンス)の場面を思い出してみてください。
夫が妻に対して、よくこんなことを言ってますよね><
「誰のおかげで、飯が食えると思ってるんだ!」
「俺が一生懸命、外で働いてお金を稼いできてるからだぞ!」
「俺がいないと、お前1人では生きていけないんだ!」
「何もできない役立たずめ!おまえは、黙って俺の言うことをきいていればいいんだ!」
すごいですよね><
でも、これはドラマの中だけの出来事ではありません。
こんなひどいことを言われながら・・・
日々、存在そのものを否定され続け、胸の中に鬱々とした思いを抱えている。
そんな方たちも、実際にいるのです。
そして、生きる力を奪われていく。
こうして、無力になっていく女性たちの存在・・・
家事が無償労働であることで、経済的な格差が生まれ、夫婦の間に対等な関係性が持てないこともある。
これが、悲しい現実です。
特に今・・・
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、外出自粛の呼びかけが続いていますよね。
実はそんな中で、DVの被害の増加が心配されていて><
内閣府が、『相談体制を拡充して対応を強化する』という方針を打ち出しています。
新型コロナウイルス感染症に伴う生活不安・ストレスなどから、DVの増加・深刻化が懸念されています。
現在、最寄りの配偶者暴力支援センターにつながるDV相談ナビを運用していますが、これに加え、新たなDV相談事業を開始し、体制を拡充します。
※内閣府男女共同参画局HPより
悲しいことに、私たちの中に刷り込まれている「男は仕事、女は家庭」という、根深い性別役割分担意識によって・・・
女性に生まれたというだけで、今もどこかで苦しんでいる方がいるのです><
【参考記事】
自己評価の低下
2つ目は、自己評価の低下。
多くの私たち女性が担っている、炊事・掃除・洗濯・育児・介護などのケア役割・・・
また、それらに付随する、さまざまな活動。
これらって、一つ一つよく考えてみると、実はゴールがありません><
それどころか、底なし沼のようにやればやるほど仕事が増えていく(-_-;)
その上、やって当たり前。
やらないと、非難されるような状況にあって・・・
こんな状態の中で、どんどん追い詰められていく人がいることは、簡単にイメージできますよね><
特に、完璧にやらないといけない。
そう思ってる人にとっては、本当に苦しいはずです。
完璧主義だからこそ・・・
それが、自分で自分の首を絞めることに繋がってしまう。
出来ない自分を責めてしまい、そんな自分を認められない><
そして、どんどん疲弊していく・・・
心も身体も、壊れていく・・・
あなたは、大丈夫ですか?
あなたのやってる家事が労働だって知ってる?
あなたのやっている家事や育児などのケア役割について・・・
ここでしっかりと、あなたに理解していてほしいことがあります。
それは、ケア役割が立派な『労働』だということ。
あなたは、何の役にも立たない存在ではない、ということを・・・
だけど、そもそも、家事を労働とは考えていなかった人もいらっしゃるかも知れませんね。
そこで、まずは、家事が労働かどうかを確認していきましょう。
家事労働(かじろうどう)とはマルクス経済学用語の一つ。これは家庭内において主婦が行っている家事というものも労働であるという概念である。労働というのは本来はそれに応じて賃金が支払われるのであるが、家事労働の場合は賃金が支払われない無償労働であるということが問題ということである。
※出典:wikipedia
このように、家事は立派な労働。
ただし、賃金が支払われない無償労働であるということ><
労働に対する対価は発生しないけれど、家事には家庭での仕事のほぼ全てが含まれていますね(;^_^A
また、不思議なことに・・・
家庭内でやると無償の家事、育児、介護などが、実は今の社会では有償労働として成り立っているわけです。
たとえば、親を介護施設に預け、自分はヘルパーとして働いて賃金を貰う。
たとえば、我が子を保育園に預け、自分は別の保育園で働いて賃金を貰う。
だって、自宅でみていると、給料がもらえない。
だから、外に出て働く。
そうすると、やってることは同じでも、給料がもらえるのです。
本当は、家で親の面倒をみたり、我が子と過ごしたいと思っている人がいるかも知れないのに・・・
この状況って、何だか不思議ではありませんか?
ちなみに、主婦の働きを年収に換算したときの金額を、あなたは知っていますか?
内閣府が2011年に出した家事活動などの貨幣評価の推進方法では、専業主婦の年収は304.1万円、兼業主婦では223.4万円。
すごいじゃないですか^^
本来であれば、家族のケア役割をしていることで、あなたはこれだけしっかり稼いでいるということ。
でもそれが、対価として目に見えないからこそ、その価値に気付けないのです><
周りの家族だけでなく、あなた自身も・・・
【参考記事】
いかがでしょうか?
今日は、「あなたのやってる家事が労働だって知ってる?」というテーマでお伝えしてきました。
家事や育児などのケア役割って、どれだけ頭を使い、手先を使い、段取りを考えてやるべきことなのか。
あなたはその大変さや複雑さを、ちゃんと分かってますよね。
それに加えて、もしかしたら仕事まで・・・
役に立たないどころか、臨機応変にその時その時の状況を考え、まず何をすべきか優先順位をつけながら行動していく。
ほんとに、すごいですよね。
常に、状況に応じて的確な判断を迫られているのが、それこそ主婦ではないでしょうか?
これは、会社でも求められるスキルの1つ、まさにマネジメント能力ですよね。
しかも、考えて部下に命令するだけではないんです。
自分で考え、最善のことを行動に移して自らやる。
それを本当に、あなたは日々、実践しているんですよね。
でも、もしもそれを周囲が分かってくれないとしても・・・
私はちゃんと、分かっています^^
だからあなたも、あなたのことを認めてあげませんか?
自分をしっかり、守ってあげませんか?
あなたに出来ることは、自分を勇気づけてあげること^^
自分を信じてあげること^^
それなら、今すぐにも始められるはずですね。
まずは、自分から(*^^*)
だから、今日はしっかり自分を労ってあげて下さいね。
このように、
「女性としての役割」や「こうしなきゃ!」に過剰に囚われている自分に気付き、
ものの考え方や価値観を振り返りながら、行動を変えていくのが
チェンジング・カウンセリング®独自の特徴です。
あなたも、あなたの抱えている悩みの解消に、
チェンジング・カウンセリング®を取り入れてみませんか?
【参考記事】
あなたが1日も早く、ケア役割に対してもやもやしていることから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
~あなたが、ケア役割に対してもやもやしているなら『チェンジング・カウンセリング』がお役に立てると思います~
この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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