息子を変えようとした私が、自分の人生を取り戻すまで

こんにちは。不登校・ひきこもりの母親専門『チェンジングカウンセラーⓇ』の平井いずみです。
「いずみさんは、本当に行動力がありますね」
今の私を知る方から、そう言っていただくことがあります。
確かに今の私は、
会いたい人がいれば会いに行き、
行きたい場所があれば出かけ、
参加したい講演会やイベントがあれば、すぐに自分で決めて申し込みます。
もちろん、夫に予定の報告はするけれど、
「行ってもいい?」
と、許可を求めることはありません。
だけど、息子が不登校になる前の私は、自分に行動力があることを忘れかけていて。
むしろ、自分の気持ちよりも家族を優先し、
母親だから・・・
妻だから・・・
家族に迷惑をかけてはいけないから・・・
これらの思いにさえぎられ、自分のやりたいことを後回しにすることが多かったのです。
ところが、そんな私が、自分の意思で動き始めるきっかけになったのが、息子の不登校・ひきこもり。
あの頃の私は、息子を何とか動かそうと必死でした。
それなのに、息子のことで悩み、学び、行動する中で、少しずつ変わり始めたのは、息子ではなく私の方だったのです。
今回は、息子の不登校・ひきこもりで悩んだことをきっかけに、私自身が自分の人生を取り戻していったプロセスについてお伝えします。
あなたの心が少しでも軽くなりますように・・・
【動画では、ポイントをまとめてお話ししています。】
※文章とはまた少し違って声でお届けしていますので、よかったら聞いてみてくださいね♪
息子を何とかしたくて、私は動き始めた
高校1年の夏休み明けから学校に行きづらくなった息子は、冬休み以降、完全不登校に突入。
ほとんど、外出しなくなっていった息子。
私は、
「どうしたら、もう一度動けるようになるのだろう」
その答えを、必死に探し回りました。
参考になりそうな講演会やセミナーがあれば、県外でも出かける
慣れない高速道路を、ナビのついていない車で走る
学べることがあるなら、飛行機に乗って遠くまで行く
今振り返ると、そこまで動けたのは、息子を何とかしようと一生懸命だったからです。
自分のためだけなら、
「今回はやめておこう」
「家を空けるのは申し訳ない」
「お金もかかるし」
そんな理由を並べて、諦めていたかもしれません。
だけど、息子のために何かできることがあるならじっとしていられない。
そして、その行動の中で私は、長い間忘れていた自分の力を少しずつ取り戻していったのです。
行きたい場所に行くのに、許可が必要だった私

講演会やセミナーへ出かけ始めた頃の私は、その都度、夫にこう尋ねていました。
「〇〇県でセミナーがあるんだけど、行ってもいい?」
自分が参加したいセミナーなのに、自分で決めるのではなく、夫に相談・・・というより、許可を求めていたのです。
「夫が許してくれたら、行ってもいい」
こんな形で、私は自分の人生の決定権を夫に預けていたのだと思います。
実は、私の中では
家族のことを担っている私が出かければ、みんなに迷惑をかけてしまう
自分のために時間やお金を使うことは、わがままなのではないか・・・
しかも私は、 夫の扶養の範囲内で働いていたため、 余計に肩身が狭く感じていたこともあって。
「養ってもらっているのだから、 自分勝手なことをしてはいけない」
無意識に、そんな負い目もまた抱えていたはずで。
こうして私の中では、いろんな思いがグルグルと渦巻いていたのです。
でも、突然始まった私の“これまでにない動き”に、最初のうちこそ戸惑っていた夫ですが、すぐに快く送り出してくれるようになっていました。
今思えば、私は夫に許可を求めているようで、本当は自分自身に許可を出せずにいたのです。
私は「家族のために生きるべきだ」という、自分の中の正しさに縛られていました。
そして、さらにその奥には「良い母親でなければならない」という、価値観もありました。
息子が不登校やひきこもりになるなんて・・・
それ自体が私の中では、絶対にあってはいけないことだったのです。
だって、「良い母親」じゃなくなってしまうから。
だからこそ、その歪んだ思いが、当時の私の原動力になっていたのは間違いありません。
※私を縛っていた「良い妻」「良い母親」という価値観と、その背景にあった“理想の家族像”については、こちらの記事で詳しくお伝えしています。
【関連記事】ひきこもりという悩みと理想の家族観
小さな選択が、私の世界を広げていった
そんな私も、最初から大きく変われたわけではなくて。
セミナーや講演会に申し込んだり、初めての場所に出かけたり、家族を家に残して一人で県外まで泊まりで行ったり・・・
当時の私にとっては、その一つひとつに勇気が必要で、
「本当に行ってもいいのかな」と、心の中に浮かんだ不安を抱えながら、それでも一歩ずつ踏み出していきました。
すると、私がいなくても、家族はそれぞれに過ごしていたし、私がすべてを担わなくても家庭はちゃんと回っていたのです。
私が自分のために時間を使っても、特に誰かが困ったわけでもなく、
家族はむしろ、外で学び、新しい考えに触れ、少し元気になって帰ってくる私を、行った先のお土産と一緒にそのまま受け止めてくれました。
そんな経験を重ねるたびに、
「行っても大丈夫だったし、行って良かったな」という実感が、自分の中に積み重なっていって・・・
そして少しずつ、許可を求める必要はなくなっていったのです。

息子を変える答えを探していたはずなのに
結局私は、息子の将来への不安と、「このままでは母親失格になってしまう」という恐れから、息子を動かす方法を探すために学び始めていたのです。
当然、変わる必要があるのは、不登校・ひきこもりの状態にある「息子」だと思っていたから・・・
どうしたら学校へ戻れるのか
どうしたら家から出られるのか
どうしたら以前の生活を取り戻せるのか
でも、さまざまな人や考え方に触れる中で、少しずつ私の中に違和感が生まれてきました。
変わるべきなのは、本当にこの子だけなんだろうか?
この子の人生を心配するあまり、私が思う正しい方向に、無理やり動かそうとしているんじゃない?
この子の代わりに、本人の人生の答えを決めようとしていいの?
そう考えるようになって、初めて私は自分自身にも目を向けるようになったのです。
息子の人生を何とかしようとしている私は、自分の人生をどう生きている?
息子には「自分で決めてほしい」と願いながら、私は自分のことを自分で決められていた?
息子には「自分らしく生きてほしい」と想いながら、私は母親や妻という役割の中に居続けたままでいいの?
その違和感は、私自身の生き方を大きく揺さぶるものでした。
そうやって、息子を変えるための答えを探していたはずの私は、少しずつ、自分自身の生き方や価値観を見つめ直すようになっていきました。
そして、そこで始まったのが、自分の人生を、自分の手に取り戻していくための小さな練習だったのです。
まとめ:私自身が自由になることから始まった

息子の不登校・ひきこもりが始まった頃、私は息子の人生を元に戻すことばかり考えていました。
でも、私自身が学び、悩み、行動する中で、少しずつ自分を縛っていた価値観に気づいていって・・・
そこで、それらの価値観を一つずつ問い直し、今の自分に合わないと感じたものには、
「今まで私を守ってくれてありがとう」と、感謝しながら手放していく。
すると、手放すたびに私は少しずつ身軽になり、
会いたい人に会う♪
行きたい所に行く♪
うれしいことをする♪
自分で選ぶ♪
おいしいものを食べる♪
そんな小さな選択を、日常の中で自分に許可する練習を積み重ねていきました。
そして、これらの行動が私自身を大切にすること。
つまり、“セルフケア”にもつながっていたことに気づいたのです。
息子に自分の人生を歩んでほしいと願っていた私は、
まずは自分が、自分自身を縛っていた価値観から自由になり、“自分の気持ちを大切にする私”になる必要がありました。
そして私は少しずつ、自分の人生の決定権を、自分自身に戻していったのです。
行きたいときには、自分で決める
自分のために、時間やお金を使ってもいい
家族を大切にするのと同じくらい、自分の気持ちも大切にしていい
今では、夫に許可を求めることはありません。
誰かに許可してもらわなくても、自分の人生は、自分で選んでいい。
息子を何とかしたくて動き始めた私が、
いつの間にか取り戻していたのは、忘れていた行動力だけではありませんでした。
「私はどうしたい?」と自分に問い、自分で選び、自分で決める力も一緒に取り戻していったのです。
息子の不登校・ひきこもりは、私にとって本当に辛く苦しい経験でした。
だけど、その経験を通して私は、自分の人生に、自分で許可を出していいことを知りました。
今振り返ると、息子は私に、
「お母さんも、自分で自分の人生、選んでいいんだよ(*^_^*)」
そう教えてくれていたのかもしれません☆彡
もし今、
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ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
あなたが1日も早く、今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
この記事を書いた人

- チェンジングカウンセラー®
-
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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