子どもの行動を深読みして混乱した時の対処法
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
このブログを読んでいただいているということは、あなたはお子さんの行動を先読みしすぎて、混乱してしまうことがあるのでしょうか。
実は私には、高校1年の2学期から不登校になり、5年以上ひきこもり状態だった息子がいます。
その子がひきこもりの初期の頃、15時間以上眠り続けることもざらで・・・
まさに『泥のように眠っている』という表現がぴったりでしたが(-_-;)
そんな時は「ちゃんと息をしているだろうか」と、不安になるくらいでした。
当時はまだ、高校に在籍していた息子。
登校のために、起こしても起こしても微動だにしない息子を前にして、私は途方に暮れていました。
結局息子は高2の3学期末で退学し、そこからは所属も無くなりひきこもりへ突入。
でも息子の状態が安定してきても、やはり何か用事があって起こしてと頼まれて・・・
ところが、どれだけ起こしても息子が起きないと、
「またあの時のように、眠り続ける状態に戻ってしまったのではないだろうか」
と、考え過ぎて『深読み街道』を走り出し・・・
結果、私の中は勝手に生じた不安や恐怖で埋め尽くされ、動悸が始まり混乱状態へ><
こうして、本当に苦しい思いをしていたのです。
状況は違っても、色んな場面でこういうことがあって(-_-;)
あなたも、そうでしょうか?
こんなことが続くと、本当に精神的に辛いですよね。
いくつ身体があっても、足りません><
そこで今日は、子どもの行動を深読みして混乱した時の対処法についてお伝えしていきます。
目次
子どもの行動を深読みする理由
日本には、『以心伝心』とか『あうんの呼吸』などといった言い回しがあります。
文字や言葉を使わなくても、お互いの心と心で通じ合うこと。
わざわざ言葉にしなくても、分かり合えること。
これは他者と上手くコミュニケーションをとるのには、不可欠なもののようになっています。
職場でも、夫婦でも、友人同士でも・・・
日本の文化の中には、このように他者の意図することを察したり、汲み取ることを求められている風潮があるのです。
まさに深読み・・・ですよね。
そして、深読みが『日本的な美徳』と考えられている社会の中で、私たちはそれを身につけていきます。
だから私たちの中に、“深読みする傾向” があるのは、ある意味当たり前。
私の深読みも、あなたの深読みも、こうして身につけて来た一種のスキルなのだから・・・
そして、深読みするという事は決して悪いことではありません。
私たちは、コミュニケーションを円滑に図る目的で深読みをしている場合が多いのです。
でも、場合によっては苦しめられることもあり・・・
そして、それが冒頭での話(;’∀’)
なぜ深読みして混乱するのか
それでは、どうして深読みして混乱するのでしょうか。
「深読みの結果、混乱する」というのは、やはりマイナスの出来事に関してが多くなります。
先ほどの、我が家の例でもそうでした。
高校を休みがちになった当初「このまま不登校・ひきこもりになるかもしれない」という大きな恐怖や不安を、私が抱えた状態での息子の過眠状態。
それが、私にとってはトラウマのようになっていたのです。
そして、息子の長時間睡眠で起きない状況を見ることで、当時必死に息子を起こしていた頃の自分へと一瞬で戻ってしまう。
その結果、その頃に感じていた “不安による動悸” までが起こるわけです。
つまり、息子の長時間寝続けている姿に、以前の同じ経験による不安や恐怖がセットされ、私の中でマイナスの妄想が膨らみ動悸が起きるという流れが出来てしまっていました。
この時のマイナスの妄想とは、『このままでは、また不登校・ひきこもりになってしまう』ですね><
これがどんどんふくれあがり、私の中で大きな場所を占め、動悸までしてくるのです。
それでは、こんな時はどうしたらいいのでしょうか?
子どもの行動を深読みして混乱した時の対処法
子どもの行動を深読みして混乱した時の対処法について、ここでは2つお伝えします。
大前提として、あなたの深読みをする傾向が強いなら、それを自分でしっかり意識することを覚えておいて下さいね。
『事実』と『意見』を区別する
まず1つ目は、『事実』と『意見』を区別する。
これは、どういうことでしょうか?
例えば、コップにジュースが3分の2入っています。
これは事実でしょうか?それとも意見でしょうか?
はい、そうですね^^
これは・・・事実になります。
そして、この状態をどうとらえるかが、意見になってくるわけです。
「まだこれだけ残っている」と考えたり、それとも「もうこれしか残ってない」と考えたり、人によってさまざまなとらえかたがあります。
これが、意見なのです。
それではちょっとここで、『事実』と『意見』をわかりやすく整理しておきましょう。
『事実』実際にあった事柄としてだれもが認めること。数字などの客観的なデータで根拠を示せること。
『意見』その人の経験や視点に基づいた感情や思考・解釈。
それでは、先ほどの我が家の例から事実と意見を考えてみますね。
『息子の長時間寝続けている姿に、以前の同じ経験による不安や恐怖がセットされ、私の中でマイナスの妄想が膨らみ動悸が起きるという流れが出来てしまっていました。』
「息子の長時間寝続けている姿」これは事実ですね。
そこに私は、「以前の同じ経験による不安や恐怖がセットされ、私の中でマイナスの妄想が膨らみ」という、自分の主観的な意見をくっつけて負のループに(;^_^A
要するに私は、息子の寝ている姿を、単純にそのまま見守っていれば良かったんですよね。
「あら~、今日はこの子、よく寝てるわね~」って(*^^*)
だけど、その事実に対して、あれこれ想像を膨らませ・・・
考え過ぎて、勝手に自分の意見をくっつけちゃうから不安になっていく、というからくり。
だからこそ、『事実』と『意見』を区別する力をつけることは、とても重要になってきます。
自分の気持ちを子どもに伝える
2つ目は、自分の気持ちを子どもに伝える。
私は先程のようなケースが何度か繰り返されたあと、自分自身が過去の状況にとらわれていることに気付きました。
そこで、ある時息子に伝えました。
「お母さんはあなたが何度起こしても起きないと、泥のように寝ていたあの時の状態に戻ってしまうんじゃないかと不安ですごく苦しいの」
「だから、お母さんにはもう起こす役目を頼まないでもらえると助かる」
「これからは自分で目覚ましをかけて、起きる練習をしてほしい」
すると息子は笑って「大丈夫だよ、お母さん。僕はもう前の僕じゃないから」と言ったのです。
それを聞いて、やっと私自身も以前の息子の状態を、吹っ切ることができました。
自分の気持ちを息子に伝えたことで、自分の不安を消すことができたのです。
このように、地道に練習していくことで、少しずつあなたが混乱することも減っていくのではないかと思います。
理解することと、出来ることは別物なので、しっかり練習してもらえると嬉しいです。
このように、
「女性としての役割」や「こうしなきゃ!」に過剰に囚われている自分に気付き、
ものの考え方や価値観を振り返りながら、行動を変えていくのが
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【参考記事】
いかがでしょうか?
今日は、子どもの行動を深読みして混乱した時の対処法に
深読みすることで、もちろんメリットもあるけれど、深読みすればするほど、負のループにはまっていくこともあります。
それではストレスがたまり、心の疲れにつながってしまいますよね。
そして、実はいくら深読みしても、ほんとのところは自分の中だけのこと。
お子さんが実際どう考えているかは、わからないままです。
あなたが想像・・・しているだけだからですよね。
なので、深読みすることで自分が苦しくなる時は、いったんそこから離れてみましょう。
そして、しっかり事実と意見の区別をしながら、負のループに巻き込まれないようにしてみてくださいね。
そのために、お子さんの行動に何か不安を感じた時には、自分に対して是非「これは事実?それとも意見?」と、問いかける癖をつけてください。
この問いを自分に投げかけていくことは、しっかりと自分の頭で考え、判断をする練習にも繋がっていくのだから^^
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
~あなたが、ひきこもりという悩みで苦しんでいるなら『チェンジング・カウンセリング』がお役に立てると思います~
この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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