不登校・ひきこもりの回復に必要な2つの共通点
こんにちは。
《女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
私には、5年以上息子の不登校・ひきこもりという悩みで苦しんだ経験があります。
この記事を読んでいただいているということは、
もしかしたらあなたにも、不登校・ひきこもりのお子さんがいらっしゃるのでしょうか?
辛いですね・・・
どうしたらいいのか不安ですね・・・
息子は、高校1年生の夏休み明けから体調を崩し、
朝、起きられなくなっていきました。
やがて、時々休むようになり、冬休み明けからは完全不登校に突入><
それでも課題をこなして、何とか2年生に進級したものの、
最初の数日しか登校できずに休学。
2年生の3月末で、退学というコースをたどりました><
退学届けを高校に出した後、車の中で私はしばらく一人で号泣しました・・・
本当に悲しくて、辛かった・・・
その後息子は、予備校に行ったりして動いていた時期もありますが、
それも長くは続かず、ひきこもり状態になっていきました。
そんな息子も独立し、現在は県外で社会人としてしっかり働いています。
すでに不登校・ひきこもりだった年月よりも、
自立して社会人になってからの方がはるかに長い年月が経っています。
本当に、元気にしています。
実は、そんな息子の姿を見ていて、気付いたことがあります。
家族だからこそできることがあるのです。
そこで今日は、
「不登校・ひきこもりの回復に必要な2つの共通点」
というテーマでお伝えしていきます。
目次
不登校・ひきこもりの回復に必要な2つの共通点
それではここから、不登校・ひきこもりの回復に必要な共通点を
2つに分けてお伝えしていきます。
安心できる居場所
まず1つ目は、安心できる居場所です。
私たちは、社会的な何かに所属していると安心します。
つまり、誰かとつながっている居場所が必要なんですね。
それは学校だったり、職場だったり、地域だったり・・・
趣味の集まりが居場所ということも、もちろんあります。
友達との交流も、大事な居場所になりますね。
そして通常、その居場所は複数あったりします。
仕事をしながら地域活動にも参加するし友達とランチもするし、趣味の講座も受けている。
これが、私たちの普通の姿だったりします。
自分にとって安心できる居場所が多ければ多いほど、孤立の予防にもなるのです。
当時の息子にとっては、高校が居場所でした。
でも、そこが息子にとっての安心できる居場所では無くなったからこそ退学しました。
その後、息子は自分の居場所を予備校に求めたけれど、そこも通えなくなる><
すると、居場所が無くなりました。
当時の息子は、リアルの友達関係も一切なくて、
高校生でも予備校生でもない息子は『ひきこもりという状態』になったのです。
どこにも出て行く場所がない。
まさに、家にしか居場所がない状態でした。
そして毎日毎日、自室でパソコンに向かっていました。
何をやっていたかと言うと、オンラインゲームです。
大きな声で、笑ったり喋ったりしていました。
当時の息子にとっては、このオンラインゲームの仲間たちとの交流が
きっと安心できる居場所だったのだと思います。
そしてここが、ポイントです!
家に居場所があれば、エネルギーを貯められるのです。
当時の息子が家でゆっくりと家族に見守られながらオンラインゲームができたこと。
これは本当に息子の回復にとって、大きな意味があったのだと感じています。
ちなみに今の息子には、しっかりいくつもの安心できる居場所がありそうです(*^^*)
自分を大切だと思えること
そして2つ目は、自分を大切だと思えることです。
息子はふだんオンラインゲームばかりして、昼夜逆転で(;’∀’)
自由に好きなことしかやらず、何も考えていないように見えていました。
だから、「このままではダメだ!」と思い、
はじめのうちは何とかゲームをやめさせようとしていました。
その頃は、家の中も険悪でピリピリした空気の中で息が詰まりそうでした><
だけど、私自身が心理の学びを始めたことで、
息子がお気楽にゲームをしているわけではないと気付いていきました。
不登校・ひきこもりの状態だと、
普通のことができない自分を否定していることがほとんどだそうです。
実際に相談現場でも、
当事者の方からは自分を全否定するような言葉が多く聞かれます。
当時の息子もそうだったと思います。
だから、そこに気付くと、私たち家族の関わり方も変わっていきました。
息子の状態を肯定的に見ることができると、
「ゲームはあの子の命綱なんだ」と思えるようになっていったのです。
大声でチャットをしながら笑っている様子が、
息子の元気を確かめる安否確認のサインとして受けとめられるようになって。
そうすると、息子に対するまなざしが変わっていきました。
そして、息子もどんどん元気になっていきました(*^^*)
私たち家族の関わり方の変化で
「ひきこもっていても、ゲーム三昧の生活でも、あなたは大切な息子だよ」
というメッセージが、少しずつ伝わっていったのだと思います(*^^*)
そして、息子自身も「自分は大切な存在だ」と思えたのでしょう。
ということは、家族が、立ち止まっていることを
「今はエネルギーを貯める時なんだよ」
「不登校・ひきこもりは恥ずかしいことじゃないよ」
という気持ちで本人に接することが大切なのだと感じます。
このように、
ものの考え方や価値観を振り返りながら、行動を変えていくのが
チェンジング・カウンセリング®独自の特徴です。
あなたも、あなたの抱えている悩みの解消に、
チェンジング・カウンセリング®を取り入れてみませんか?
【参考記事】
いかがでしょうか?
今日は、
「不登校・ひきこもりの回復に必要な2つの共通点」
というテーマでお伝えしてきました。
子どもが不登校・ひきこもりだと、
家族も心の余裕がなくなり追い詰められていきます><
私自身がそうだったのでとてもよくわかります。
そしてその家族の焦り・・・
これは簡単になくすことはできませんね。
だからこそ、私も苦しみました。
そして親自身もまた、自己否定に陥って自分を責めてしまいます。
でも、ここでいったん立ち止まってみてください。
本当にあなたはダメだったのですか?
一生懸命子育てしてきましたよね?
何より今、お子さんはちゃんと生きている!
そこに目を向けてみてくださいね。
あなた自身に対しても、お子さんに対しても、
周りの誰かと比較するのをやめてみましょう。
そして、出来ている所に目を向けて褒めてあげてくださいね(*^^*)
お子さんだけでなく、自分のことも・・・です。
あなたはもう、十分に自分を責めて来たんだから許してあげましょう。
そして、過去を悔やんでいる所から
「これからどうしたいのか」に焦点を当てていきましょうね!
あなたが1日も早く、
今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
~あなたが、今、抱えている悩みで苦しんでいるなら『チェンジング・カウンセリング®』がお役に立てると思います~
この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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