【母親の限界サイン】「不登校で子育てをやめたい」と感じた時の処方箋

こんにちは。
不登校・ひきこもりの母親専門『チェンジングカウンセラーⓇ』の平井いずみです。
「もう限界•••子育てをやめたい」「母親失格と感じてしまう」「不登校のわが子にどう接していいかわからない」そんな気持ちを抱えて、ここにたどり着いたあなたへ。
母親としての責任感、こどもを想う気持ち、不安、焦り、育児疲れ•••
いつまでも続く、このような心の葛藤や自責の思いで苦しんでいるのは、あなたが真剣に子育てをしているからこそではありませんか?
実は、「子育てをやめたい」と感じてしまうのは、けっして特別なことではありません。
特に不登校やひきこもりなど、思うようにいかない子育ての現実に直面しているあなたなら、なおさらそうです。
しかも「子育て」が「孤育て」と表現されるような、今の日本社会の生きづらさ•••
私自身、不登校からひきこもりになった息子と向き合う中で、「もう無理」「明日の朝、目が覚めなければいいのに•••」と思った経験が、何度もありました。
だからこそ、私にはあなたの気持ちがとてもよく分かります。
そこで今日は、あなたの「もう子育てをやめたい」「こんな私は母親失格•••」という想いに寄り添いながら、あなたが少しでも心軽く、わが子と向き合えるようになるための処方箋をお届けします。
目次
子育てをやめたいと悩むあなたへ|不登校の親が心を守る3つの処方箋
まず初めに、子育てをやめたいと悩む、あなたの心を守る処方箋を3つに分けてお伝えしていきます。
①「理想の母親像」に疲れたあなたへ
まず1つ目は、「理想の母親像」に疲れたあなたへの処方箋。
「子育てをちゃんとしなきゃ•••」「いい母親でいなきゃダメ」
あなたの中のそんな思いが、知らず知らずのうちに、自分自身を追い詰めていませんか?
SNSやママ友の話の中で目にする「理想の子育て」や「理想の母親」と、現実とのギャップに打ちのめされる日々。
そして、思い通りにならないわが子の姿に、「私がダメなんだ。母親失格•••」と、自分を責めてしまう。そして、子育ての限界を迎える。
もちろん「しっかり育てよう」とか「いい母親でいたい」と想うこと自体は、決して悪いことではありません。
でも、その想いが強くなり過ぎて「ちゃんとしなきゃ」「子育てに失敗しちゃいけない」というプレッシャーに変わっていくと、心身ともにどんどん疲れてしまいますね。
たとえば•••
・同級生が元気に登校している姿を見ると、わが子と比べて落ち込んだり、「どうしてうちだけ•••」と自分を責めてしまったり。
・こどもにイライラするたびに「こんなお母さんでごめんね」と罪悪感に襲われる。
こんな日々の中で、一日中気を張って感情を押し殺し、まるで正解のある「テスト」を受け続けているかのような日々。
そんなプレッシャーのかかった状態では、苦しいはずです。あなたが「子育てをやめたい」と感じてしまうのも当たり前。
だって、子育てにも母親にも“正解”なんてないから。あなたは背伸びなどせず、『そのままのあなた』で、いていいのです。
※「私は母親失格•••」と感じているあなたには、方は、こちらの記事も参考になります
②「誰にも言えない」不登校の孤独に苦しむとき
続いて2つ目は、「誰にも言えない」不登校の孤独に苦しむときの処方箋。
わが子のことで何か悩みがあっても、なんだかママ友や、周囲には相談しづらいですよね。
それが、不登校やひきこもりなど、“人に言いづらい悩み”ならなおさらです。
私も痛感していますが、「誰に話しても理解してもらえない」 「こんなことを考えちゃう自分は、おかしいのじゃないか」そう感じて、言葉が出ない•••
あなたもそんな、つらく苦しい気持ちを抱え込んでいませんか?
でも本当は、もう一人では抱えきれず、誰かに話を聞いてほしい。
だけど、「こどもが不登校なんて、きっと私の育て方が悪いからだと思われている」そんな先入観が、あなたをますます一人にしてしまっているかも知れませんね。
しかも、次々に流れてくるSNSには“前向きに頑張っているお母さん”の姿ばかりが流れてきて、自分だけが取り残されているような気持ちになる。
心の奥では「もう限界•••助けて•••」と叫んでいるのに、それを誰にも言えずに、笑顔の仮面をかぶってやり過ごしてしまう。
実は孤独って、ただ“一人でいること”じゃないのですよね。
「分かってもらえない」と感じる時ほど、人は深く傷つくものなのです。
※これまでにない新しい視点から、子育てについて知りたいあなたへ
③不登校に出口が見えないときの心の持ち方
最後に3つ目は、不登校に出口が見えないときの心の持ち方の処方箋。
あなたが何をしても変わらない状況の中で、「私がもっと頑張らなきゃ」と思えば思うほど、自分が疲れ切って壊れていく•••
それが、「もうやめたい」という気持ちにつながっているのです。
朝が来るたびに、「今日こそは•••」と期待しては、また布団にもぐり込むわが子の姿に胸が痛む。
今のあなたは、
「このまま学校に行かないと、この子はどうなるんだろう」
「一生、家にひきこもったままなのでは•••」
そんな不安が波のように押し寄せてきて、出口の見えないトンネルの中にいるような感覚に襲われていませんか?
そして、周囲の視線や親戚の心ない言葉に、傷ついていく。
「母親なんだから、なんとかしてあげなきゃ」と、自分を追い込んでしまう。
こうして、どんどんエネルギーが削られていく中で、「もう無理•••もう子育てやめたい•••」という心の声が聞こえてくる。
でも、そんなふうに思ってしまうのは、あなたがこれまで孤独の中で、“投げ出したいほど頑張ってきた”証ですね。
※子育てに限界を感じて、なす術がないと感じているあなたにおススメです^^
【関連記事】出口の見えないトンネルの中で苦しんでいるあなたへ
「子育てをやめたい」と感じたときに思い出してほしい3つの処方箋
それではここから、「子育てをやめたい」と感じたときに思い出してほしい処方箋を3つに分けてお伝えしていきます。
①「子育てをやめたいほどつらい」のはなぜ? その理由と背景
まず1つ目は、あなたが今感じている「つらさ」への処方箋。
「子育てをやめたい」と思ってしまう自分を、あなたはどこかで責めていませんか?
でも、そのつらさには、ちゃんと理由と背景があるのです。
家事も育児も仕事も•••これらのすべてを背負いながら、なんとかやり過ごす日々。
それだけでも大変なのに、さらに完璧を求められる母親像、毎日責任を背負いながらも誰にも頼れない『孤育て』という現実。
そんな必死に生きている中で、わが子の不登校やひきこもりに向き合いながら、「どうして私だけ?」と、つらさ感じるのは当然のことです。
あなたが苦しいのは、努力や愛が足りないからじゃない。頑張りすぎて、あなたの心が悲鳴を上げているということ。
つまり、その「もう限界かも。子育てやめたい•••」と感じるのは、あなたの心からのSOSではありませんか?
だから、ちゃんとその声に気づいてあげてくださいね。
ここまで読んでくださったあなたに、私は心からこう伝えたい。「あなたが壊れてしまっては意味がない」と•••
だって、あなたが元気でいること自体が、こどもにとっては何よりも嬉しく大切なことだと私は考えているからです。
あなたには、 “いい母親”であろうと頑張るよりも、まずは自分を大切にしてほしいのです。
※「生きる」ことに悩んでいるあなたが、自分を大切にするために読んで欲しい記事です。
②境界線を引くことは、わが子への愛
次に2つ目は、境界線を引いてわが子への愛に繋げるための処方箋。
子育ては、常に全力で向き合い続けなければいけないものではありません。
むしろ、ある程度の年齢になると、「境界線を引く」ことが必要になってきます。
だから、こどもとの距離感を見直すことは、親子関係を壊すどころか、逆に改善する場合だってありますね。
ときに、愛情ゆえに「なんとかしなきゃ」「正しい道に戻さなきゃ」と思って、過干渉になってしまうことがあります。
でも、不登校やひきこもりのこどもに必要なのは、「干渉」よりも「見守り」です。
心が疲れ切っているこどもにとっては、正論も、励ましも、逆効果になってしまう可能性が高い。
つまり、「私が何とかしなきゃ」から「この子のペースを信じて待つ」に切り替えることも大切です。
私自身が、まさにそうでした。
「私が何とかしなきゃ」と頑張っていた時には、息子の状況は何も変わらなかった。
それが、息子との境界線を引く練習をして、過干渉になる自分をコントロールし、信じて見守る方向にシフトチェンジすると、息子がどんどん変わっていき、自立の道をマイペースで歩き出したのです。
それは「あなたの人生は、あなたのものだよ」というメッセージでもありました。
※具体的に黙って見守る子育てについて知りたいあなたへ
【関連記事】子どもを黙って見守る方法
③「自分だけでなんとかしなきゃ」を手放す
最後に3つ目は、「自分だけでなんとかしなきゃ」を手放すための処方箋。
あなたが感じている苦しさは、「母親なんだから、私がしっかりしなきゃ」と、ひとりで真面目に頑張ってきたからこそ、出てくるもの。
でも、本当に今のあなたに必要なのは、“ひとりで抱えない”と決めることかもしれません。
だって、今のあなたは「子育てをやめたい」と思ってしまうほど限界を感じて苦しんでいるのだから。
あなたはこれまで、心の中を誰かに話すだけで、涙が出たことってありませんか?
それは、あなたの中にまだ、希望がある証拠。
誰かに助けを求めることは、決して弱さじゃありません。
それは、あなたがわが子と、もう一度つながり直すための大切なスタート。
だからこそ、あなたの気持ちを言葉にして外に出し、あなた自身が少しずつ自分の心を軽くすること。
つまり、まずは自分を守ることが必要です。
そのために、あなたは「助けて」と、誰かに言っていいのです。
※わが子を動かそうと頑張っているあなたへ
まとめ|子育てをやめたくなった時に見直したい“わが子との距離感”
いかがでしょうか?今日は、「【母親の限界サイン】「不登校で子育てをやめたい」と感じた時の処方箋」というテーマでお伝えしてきました。
あなたのここまでの苦しみは、決して無意味ではありません。
「もうやめたい」と思うほど、あなたはわが子を必死に育てて来たのです。
誰にも評価されなくても、誰にも理解してもらえなくても、そのがんばりは、確実にあなたの中に残っています。
そんなあなたに「今」必要なのは、これまでとちょっと方向性を変えることかも知れません。
- 「こどものことを考えない時間」をつくる
- 「何もできない自分」でも許してあげる
- 「この子の人生は、この子のもの」と思い出す
このように、あなたが自分の“心の距離”を少し変えるだけで、ほんの少し、ラクに息ができるようになりませんか?
あなたの人生も、こどもの人生も、これからまだまだ続いていきます。
だからこそ、今はまず、「あなた自身」を守ることを最優先にしてくださいね。
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あなたが1日も早く、今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人

- チェンジングカウンセラー®
-
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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