不登校のわが子が久しぶりに登校する時に知っておきたい5つのポイント(親の心構え)
こんにちは。
《40代以上女性専門》あなたのひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
不登校の状態から久しぶりに登校することは、こどもにとって大きなチャレンジだからこそ、不安でいっぱいです。
同時に、親としても「また不登校になっちゃうのではないか」とか「学校でうまくやっていけるのか」などと、さまざまな心配や不安が生じることがありますね。
こうした不安を解消し、不登校のこどもがスムーズに登校を続けるためには、親がしっかりサポートしていくことが大切です。
実は私の息子は、高校1年の夏休み明けから学校に行きづらくなり不登校状態に突入!
この頃の私は、息子が登校することに対して大きな執着と期待を持ち過ぎていて、彼の動きを監視しては過剰に反応してしまい、プレッシャーをかけてばかりで。
結局息子は、進級出来たものの2年生の学年末で退学。
でも、不登校だったころの息子に対して、もう少し違うアプローチをしていたら、結果が変わっていた可能性もあるかなとも感じるのです。
そこで今日は、「不登校のわが子が久しぶりに登校する時に知っておきたい5つのポイント(親の心構え)」というテーマでお伝えしていきます。少しでもあなたの気持ちが楽になりますように・・・
目次
不登校のわが子が久しぶりに登校する時に知っておきたい5つのポイント(親の心構え)
それではここから、不登校のわが子が久しぶりに登校する時に知っておきたい親の心構えについて、5つのポイントに分けてお伝えしていきます。
①焦らず、こどものペースに合わせる
不登校のこどもが久しぶりに登校するとなると、どうしても親は「毎日学校に通ってほしい」と、焦って過剰に期待をしてしまいがちです。まさに、私がそうでした(汗)
でも、不登校だったこどもにとって学校に通うことは、大きなストレスになることを忘れてはいけません。
そのため、いきなり朝から登校して全部の授業を受けることを望むのではなく、まずは通学路を通ってみるとか校門まで行って帰ってくる、短時間の登校など、こどものペースに合わせた柔軟な対応を心がけることが大切です。
また、学校に行けない日に、「もしかしたらこのまま不登校に逆戻りしちゃう?」という親の不安から、こどもを責めて無理やり登校させようとしては逆効果!
不登校状態から、やっと登校しようとしているこどもの気持ちに寄り添い「今日は無理しないで休もう」という姿勢で、休むことに罪悪感を与えず、肯定した対応を心掛けましょう。
親が焦らずに見守っていると、不登校のこどもも安心して一歩ずつ前に進むことができるはずです。
②不登校のこどもの気持ちを理解し、共感する
こどもが不登校になっているということは、その子の中に、学校に対するいろんなマイナスの思いがあることが考えられます。
そこで、登校に対してこどもが感じている不安や恐怖をしっかり理解し、受け入れていくことが親としての大切な役割になってきます。
不登校のこどもは「学校に行かなければいけない」と頭では分かっていても、心の中では強い不安を抱えていることが多いものです。
親が無理してでも学校に行かせようとして、こどもをコントロールしようとするのではなく、こどもの気持ちを聴き、共感することが大切です。
とは言え、こどもが話したがらない時は、無理に話を引き出そうとするのではなく、ただ黙って横にいるだけでもいいですね(*^^*)
当時の私がそうだったように、親は自分の不安や焦りからこどもを動かそうとしてしまうことが多いため、まずは不登校になっているこどもの気持ちに共感することの大切さを、意識しておきましょう。
③学校との連携をしっかりと行う
不登校から久しぶりに登校する時には、親が学校としっかり連携を取ることが重要です。学校側がこどもの状況を正しく理解していることで、先生もこどもに対して適切なサポートができるからです。
実は、息子の場合は、担任が不登校に対しての理解がなく、早くから通信制高校への転学を提案してきました。そのため、私は先生に相談することを初めからあきらめてしまっていたのです。
でも、相談業務をしていると、不登校の生徒の対応について、先生が相談に来られることもあるのです。それだけ熱心な先生もいらっしゃるんですよね。
つまり、先生によって不登校に対してそれぞれのお考えがあるということです。
だから、担任との相性が悪い時には保健室の先生やスクールカウンセラーなど、他の先生に相談してみてもいいですね。学校と良好なコミュニケーションが取れれば、こどもにとって安心できる環境を作り出すことが可能になるかも知れません。
まずは、こどもが今現在どのような不安を抱えているのか、過去にどのような問題があったのかを学校と共有し、無理なく学校に通い続けるために必要なサポートをお願いしてみましょう。
④小さないっぽを認めて積み重ねる
不登校のこどもは、ただでさえ学校に行けない自分を責めているケースが多いです。そこで、登校をスムーズに再開するためには、無理をせずに親子で小さないっぽを認め、積み重ねていくことが重要です。
最初から一日中学校に通うことを目指すのではなく、最初は1時間だけ授業に出席する、あるいは部活だけに参加するなど、少しずつ学校生活に慣れていく方法もあります。
こどもによっては、部活動や給食の時間だけなら行ける場合もありますが、その状況に対して、親としては納得できない気持ちが湧いてくることも・・・もちろん私は、その気持ちがとってもよく分かります!
だけど、そこを口出しせず見守っていくことが、次へのステップに繋がっていくのです。「部活動に行けて良かったね」「給食、美味しかった?」などの会話を、何気なくこどもと出来るといいですね。
このように、小さないっぽを積み重ねていくことで、こどもは「できた!」という達成感を感じられ、自信を持つことに繋がっていきます。
さらにその自信がエネルギーになったり、次の挑戦に対する不安を和らげてくれたりする効果も(*^^*)
そうすると、少しずつ登校時間を延ばしたり、色んな活動や授業に参加する、といった新たなチャレンジをする気持ちも生まれてくるはずです。
だから、親はこどもに無理強いをせず、こうした小さないっぽを積み重ねることが出来るように、こどものペースを尊重し、焦らず進めていくことを意識しておきましょう。
そうすると、いつの間にかお子さんも不登校から抜け出せているかも知れません(*^^*)
⑤親も心の余裕を持とう
不登校のこどもが久しぶりに登校するとなると、親としては「やっと登校してくれるのか~」と、安堵し嬉しく思う反面「うまくいくのだろうか?」「また不登校に戻らないか・・・」などの、さまざまな不安や心配がわき起こってきますよね。
だから、こんな時こそ親が心の余裕を持つことは、敏感になっている不登校のこどもにとってすごく重要です。
親が強いプレッシャーを感じていると、その緊張感がこどもにも伝わり、登校に対するこどものストレスがさらに増してしまうことがあるからです。
まずは、あなた自身が自分の中にエネルギーを貯めることを心がけてくださいね(*^^*)
そのためにも、必要に応じて状況がわかっている友達や専門家などに相談し、親自身が心のストレスを減らしていくことも忘れずに。
親が穏やかな心で接することで、不登校のこどもも安心して再スタートのいっぽを踏み出すことができるのです。
さらに、学校に戻ることだけの選択肢しかないと、親も子も苦しむことになりかねません。親が、学校以外の選択肢を自分の中に持っておくだけでも、心の余裕につながる場合があります。
そのため、親自身がさまざまな情報に触れ、いろんな道があることを不登校のこどもに伝えていけるようにしておくことも必要です。
【参考記事】
まとめ
いかがでしょうか?今日は、「不登校のわが子が久しぶりに登校する時に知っておきたい5つのポイント(親の心構え)」というテーマでお伝えしてきました。
不登校のこどもが久しぶりに登校することは、親子にとって大きな挑戦だからこそ、焦らず一歩ずつ進むことが大切です。
最終的に、「登校するか、しないか」は、こども本人が決めること。
たとえ、親がコントロールして一度は登校できたとしても、自分の意思でない場合は、残念ながら再度不登校に戻ってしまう可能性が高いのです。
息子も、高校だけでなく、予備校も行ったり行けなくなったりを繰り返したあげく、ついにはひきこもり状態になっていきました。
だからこそ、親は口出しをせず本人のエネルギーが貯まるような接し方に徹し、親子関係を改善していくことに意識を向けること。
回り道のように見えても、その方が不登校のこどもの回復には近道だと私は信じています。
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この記事を書いた人
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《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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