ひきこもりのわが子の才能を引き出すために必要な4つの視点
こんにちは。
《40代以上女性専門》あなたのひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
ひきこもりの状態は、一見すると社会との繋がりから距離を置いているため、閉鎖的でマイナスのイメージを持たれがちです。
でも、別の視点から見ると、ひきこもり状態は、自分自身の内面の世界に集中しやすい環境とも言えます。
そして、この「自分に集中し続ける」ことで、多くの人が自分に合ったスキルを磨くなど、さまざまな模索をしているのです。それって、素晴らしいことですよね!
と言うことは、ひきこもり状態のこどものいる親にとって大切なのは、わが子のひきこもりを、「問題」として捉える一般的な視点から「可能性や成長」という新たな視点にパラダイムシフトをすること。
親の視点がこのように変化すると、こどもにもそれがしっかり伝わっていくはずです。
そこで今日は、「ひきこもりのわが子の才能を引き出すために必要な4つの視点」というテーマでお伝えしていきます。あなたの心が少しでも軽くなりますように・・・
目次
『1人でいられる』のは1つの才能
私には、高校1年の夏休み明けから少しずつ学校を休むようになり、冬休み明けから完全不登校になった息子がいます。彼は、高校2年生の学年末で退学し、そのまま5年以上自宅でひきこもり状態のまま過ごしました。
当時の私は、この突然の出来事に半狂乱で・・・
それは、息子の不登校・ひきこもりを、私が「大問題」だと考えていたからです。そのため、「息子をなんとかしなければいけない」と、必死に頑張っていた時期がありました。
そんな最中に、私は県外で開催されたあるセミナーに参加しました。その時の講師に、息子のことを話すと「息子さんはすごいですね!」と言われました。
さらに続けて「あなただったら、何年もずっとひとりで家にひきこもり状態でいられますか?」と聞かれたんです。
ちなみに、あなたにも当時の私と同じ質問をしてみますね。ちょっと考えてみてください。
「あなたは、何年もずっとひとりで家にひきこもり状態でいられますか?」
さぁ、この問いに対するあなたの回答は「YES」でしたか?それとも「NO」でしょうか。
当時の私の答えは「NO!そんなことは無理。出来ない」で・・・
たとえ、いくらお金を積まれたとしても、何年もひとりで家にひきこもり状態でいるのは耐えられないと、心底思ったのです。その時私の中で、息子の現状に対する見方が変わったことを覚えています。あなたはどうでしょうか?
また、2020年、世界中を混乱に落とし入れた「新型コロナウィルス感染症」の騒ぎが日本でも広がった時、私たちは「ステイホーム」という掛け声のもとで、外出に対して国から自粛を求められましたね。
あの、社会全体が「ステイホーム」モードになっていた時って、まさに私たちには自宅でのひきこもりが推奨されていたのです。そして、あの時私が感じていたのは、家に押し込められていることへの窮屈さ!
そう考えると、本当に「ひきこもりの状態でいられる」というのは、ある意味才能の一つになり得ると私は感じるのです。あなたは、どうでしょうか?
「ひきこもり」に対して新しい視点を持ちたいあなたには『引きこもるという情熱』という芹沢 俊介氏の本をお勧めします(^ ^)
【参考記事】
ひきこもりのわが子の才能を引き出すために必要な4つの視点
それではここから、ひきこもりのわが子の才能を引き出すために必要な視点について、4つの項目に分けてお伝えしていきます。
①わが子の力を信じること
ひきこもり状態のこどもが自分の才能を発揮できるようになるために必要な視点として、まずあなたにお伝えしたいのは「わが子の力を信じること」です。
親が「この子には、生まれながらにして元々持っている力がある!」と信じることを、あなたの中の前提にしてしっかり持っておいてください。
親が信じる姿勢を持つことで、こども自身も「自分には、力がある!何かできるかもしれない」という気持ちを持てるようになっていくからです。
まずは、わが子を信じること。
とは言え、これって実は「わが子を育てた自分自身を信じること」が、さらにその奥にあることを覚えておいてくださいね。
②こどもの「好き」に寄り添うこと
こどもの「興味」や「好きなこと」にフォーカスした関わり方をすることも、わが子の才能を引き出すための第一歩になります。
ひきこもりのこどもは、みんなと同じことができないからこそ、親に対して申し訳ない気持ちを抱いていることが多いです。そのため、親に否定的な目で見られているように感じてしまい、自分の趣味や好きなことに罪悪感を持っていることも・・・
そこで、親の方から興味を持ってこどもの趣味や好きなことについて質問をしてみるなど、否定するのではなくこどもの気持ちに寄り添うことで、自然と会話が弾み、親子の関係性が良好になっていくことが期待できます。
たとえば、こどもに普段よく聞く音楽について聞いてみると、好きな曲について色々教えてくれるかも知れません。すると、そこから何気ない親子の会話をスタートさせることが出来ますね!
実際に、こどもから教えてもらった曲を聞いた親が、本人の気持ちを理解できたことで対応が変わり、しっかり親子の信頼関係が構築できるようになったケースもありました。
そういう親子関係が出来てくると、親の目を気にせず、こどもが安心して自分のやりたいことに集中できる環境が整っていくのです。
③こどもの長所に焦点を当てること
また、こどもの長所や出来ている部分に焦点を当てることも、才能を伸ばす助けになります。私たち親は、ついわが子の短所や出来ない部分に目を向けて、注意をしてしまいがちです。
しかも、特にわが子がひきこもり状態の時は、元気に社会生活を送っている同級生などと比べてしまうため、その傾向が強くなってしまいます。
そうすると、敏感なひきこもりのこどもはそれをキャッチしてしまい、自己否定を強めていくことになって、負のスパイラルに突入・・・なんてことにもなりかねません。でもその状況は、決してあなたが望む未来ではないはずですね。
そこで、常に親は「わが子の長所や出来ている部分に焦点を当てる」ことへのアンテナを、しっかり意識して立てておく必要があるのです。
親からプラスのフィードバックを常に受けていると、ひきこもりのこどもも自信を取り戻し、自己肯定感を高めていくことが出来ますね。
そして、知らず知らずのうちに、「長所や出来ている部分」が分かるので、こども自身が自分の能力や才能に気付けるようになっていきます。
④親が焦って自立を急がせないこと
実は、ひきこもりのこどもに無理やり「外に出るべき」と働きかけることは、逆効果になることがあります。
まずは、焦らずゆっくり落ち着いた環境の中で、本人がひきこもり状態から外に向かうためのエネルギーを、しっかり貯める必要があります。遠回りのように感じますが、いったんは家の中でじっくり本人が心身を休めることが大切なのです。
その安心・安全な環境の中で少しずつ元気を取り戻していくと、こども自身の興味や関心を持ったものを見付けて動き出すのです。
実際に息子は、狂ったようにオンラインゲームをやり続けていた時期があり、止めさせようとして何度も親子でバトルを繰り広げたことがありました。
ところが、そのゲームによって息子は自分のやりたいことを見つけ、専門学校に入学。卒業後には、社会人になったのです。しかも、IT関係の仕事なので、ひきこもり状態の時に培ったスキルや知識が、今の仕事に繋がっているのです。
当時は、まさかオンラインゲームをしていることが、息子の自立や仕事に繋がるなんて考えもしませんでした。
だけど、親が腹をくくって対応を変え、オンラインゲームをしている息子を見守ることで、思いがけず現実がどんどん好転していきました。
今振り返ると、私たち夫婦が試行錯誤しながらやってきたことは、まさにわが子のひきこもりを「問題」として捉える一般的な視点から「可能性や成長」という新たな視点へのパラダイムシフト。
それが、ひきこもり状態の息子の未来に、「社会人として経済的に自立した状態」をもたらしてくれたのです。
【参考記事】
まとめ
いかがでしょうか?今日は、「ひきこもりのわが子の才能を引き出すために必要な4つの視点」というテーマでお伝えしてきました。
ひきこもりのこどもの才能を引き出すためには、親が「外の社会に適応させること」だけを目的にするのではなく、内面の成長に寄り添う姿勢がとても大切です。
親が焦ってどんなに急かしても、実際に動くのはひきこもりのこども自身。
そこで、こどもの小さな前進を穏やかな気持ちで見守ることで、こどもは少しずつ自分の力を発揮できるようになっていきます。
初めはほんの些細なことだったとしても、親子で喜びを共有しながらさまざまな体験を積み重ねることで、ひきこもり状態の中に眠っている才能が少しずつに形になっていくのです。
ひきこもりの中で得た知識やスキルは、たとえ社会一般の価値観では見落とされがちだったとしても、こども自身の強みとなっていくことは間違いないのです。
わが子がひきこもり状態だと、それが長ければ長いほど、親としては本当に辛く苦しい日々を過ごしているはずです。
でも、それでなかなか現状が変わらないのであれば、ちょっとあなたの視点を変えてみて下さいね。
「ひきこもり状態」を親がポジティブに捉えることで、息子のように本人の新たな可能性へと道が続いていくこともあるのです。あなたも、それを信じてみませんか?
あなたが1日も早く、今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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