共働きでも無理なくできる不登校のこどもを支える6つの工夫
こんにちは。
《40代以上女性専門》あなたのひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
共働き家庭では、こどもが不登校になっても、仕事との兼ね合いを考えなければいけないため、親がすぐに対応するのは難しい状況になります。そんな状況の中で、特に不登校のこどもの年齢が低い場合、親として不安に感じるのも当然です。
さらに、親がこどもと過ごす時間が少ないため、親子間でのコミュニケーションがなかなか取れない状態に陥りがち。このように、共働き家庭ではこどもの不登校への対応が難しいケースが多くみられます。
とは言え、共働き家庭でも工夫をすることで、親がこどもの不登校にしっかり向き合い、必要なサポートをすることは十分可能です。
そこで今日は、「共働きでも無理なくできる不登校のこどもを支える6つの工夫」というテーマでお伝えしていきます。あなたの心が少しでも軽くなりますように・・・
目次
不登校のこどもを支える共働き家庭の6つの工夫
それではここから、共働き家庭でも出来る不登校のこどもを支える工夫について、6つの項目に分けてお伝えしていきます。
① 短時間でも親子で質の高いコミュニケーションをとる
共働き家庭では親子一緒にいられる時間が限られているため、不登校のこどもの年齢にかかわらず、親子間のコミュニケーションをしっかり取ることが重要です。
「おはよう」とか「良いお天気ね」などの日常の何気ない会話を始めとして、1日の終わりに、10分でもいいので「今日、何か嬉しいことがあった?」と聞いてみたり、本人がやりたいことについて一緒に話すだけでも、不登校のこどもにとっては親との嬉しい時間になります。
この機会を「決まった時間に設けること」も有効で、夕食後や寝る前などのタイミングを習慣にすると、こどもも話すための心の準備ができ、自然にコミュニケーションが深まっていきます。
その時に、親が否定せず、穏やかな気持ちで聴くなどの肯定する姿勢を見せると、不登校のこどもはより安心して自分の気持ちを伝えやすくなっていくはずです。
私自身、息子が不登校からひきこもりになって悩み苦しんだ経験があるため、こどもとコミュニケーションを取ることの大切さは、本当に痛感しています。親からの一方的な会話ではなく、不登校のこどもの気持ちに寄り添ったコミュニケーションが取れるように意識しましょう。
【参考記事】
② こどもの様子をしっかり見る
『親』という字の説明によく使われるのが「木の上に立ってこどもを見る」という表現です。あなたも聞いたことがありませんか?
不登校のこどもは心に強いストレスを感じていることが多いため、親としてはその兆しに早く気付くことが求められます。そのため、不登校の場合は、特にしっかりこどもの様子を見ておくことが大切です。
ところが、共働きだと日々の忙しさに追われ、ついこどもの様子にまで目が行き届かないことがあります。だからこそ、こどもの表情や言動に注目し、変化を見逃さないよう心がけることが重要になってきます。
たとえば、不登校のこどもが家で話をしなくなった、食欲がなくなった、いつもやっていたゲームに興味を示さなくなったなどのサインが、本当に大切です。時には、本人に直接「最近、夜眠れてる?」などと聞いてみるのも一つの方法です。
その時に本人が答えない場合は、無理に聞き出そうとするのではなく「何かあったら、いつでも聞くからね」と伝えておくだけでも、不登校のこどもにとっては親に対して信頼感を持ちやすくなります。
③学校・先生との連絡を無理なく取り入れる
共働きの親が、学校や先生と頻繁に連絡を取るのは難しいかもしれませんが、お互いに状況を把握しやすくするために、定期的にメールや電話を活用して連絡を取り合うのがおすすめです。
特に、学校に行ったり行かなかったりする状態の時には、先生に協力をお願いし、こどもが学校でどう過ごしているかを、メールで送ってもらうよう頼んでみるのもいいですね。また、先生にこどもの様子を確認するため、定期的な連絡日を設定して、時には親が仕事を調整することも必要です。
そうした細かな調整をすることで、無理なく学校とのつながりを維持しやすくなり、不登校のこどもが抱える悩みや変化に早く気付くことができます。
④ プロの支援やリソースに頼る
共働きで忙しい場合、専門機関や支援サービスを頼ることも重要な選択肢の一つです。不登校のこどもの登校時に家まで迎えに行き、一緒に学校まで行ってくれるようなアウトリーチ的な支援もあります。
また、スクールカウンセラーの面談や、地域の支援機関、電話相談、不登校のこどものためのイベントなど、本人が気軽に話せる場所を探してみるのも良いでしょう。
さらに、親自身も不安を抱えていることが多いため、保護者向けのサポートグループやカウンセリングを利用することで、より良い対応法を学ぶこともできます。わが子の不登校の悩みを家族だけで抱え込まず、プロの力を借りることで、親子ともに無理のない状態を保っていくことが大切です。
⑤夫婦での役割分担を決めておく
共働き家庭で不登校のわが子の対応をするには、夫婦での役割分担が重要になってきます。しっかり役割分担を決めておくことで、どちらか一方に負担が偏ることなく、長期的なサポートが可能になるからです。
まずは夫婦でこどもの現状や今後のサポート方法について話し合い、どちらがどの部分を担当するかを具体的に決めていくことが大切です。たとえば、不登校のこどもの朝の支度や夜のケアをどちらか片方に偏らせるのではなく、親のスケジュールや体調に応じて、バランスの取れた役割分担を心掛けましょう。
そして、役割を分担しても、状況に応じてお互いにフォローし合う姿勢が必要です。仕事や家庭内の変化に応じて柔軟に対応できるよう「お互い、忙しい時は助け合う」という気持ちを持つことも必要です。
このように、親同士が連携しタッグを組むことが出来ると、不登校のこどもに対して一貫した対応をしやすくなり、本人も安心して過ごすことが出来るようになります。
また、共働き家庭の母親は、こどもが不登校になると仕事を続けることに悩むケースがとても多いのが現状です。実際に私自身も、「仕事を辞めた方が良い」と言われたことがあり、悩んだものでした。もしあなたが、仕事をどうするかで悩んでいるなら、下記の記事を読んでみて下さいね。
【参考記事】
⑥日々のスケジュールを調整する
共働きでも無理なく不登校対応を進めるためには、日々のスケジュール調整が鍵になります。不登校のこどもをサポートするには、親が安定した心身の状態でいることが大切で、無理なくサポートを継続するために、夫婦や家族でしっかり協力しあいましょう。
たとえば、週末には少し長めにこどもと過ごしたり、一緒に散歩や買い物に行くなど、生活の中に親子で共有できる時間を作り出すことも大事です。口には出さなくても、親がそばにいるだけで安心するこどももいるのです。
また、最近では、在宅勤務ができる職種も増えて来ています。そこで、週に一度は在宅勤務にして、不登校のこどもの様子を見守る時間を確保するなど、働き方自体を工夫することも検討してみるといいですね。
まとめ
いかがでしょうか?今日は、「共働きでも無理なくできる不登校のこどもを支える6つの工夫」というテーマでお伝えしてきました。
不登校の改善には、家庭環境や親の接し方が大きく影響を与えるとされています。だからこそ、小さな工夫を積み重ねることで、こどもが安心できる家庭環境を整えられると、不登校の改善にも繋がっていきます。
たとえば、簡単なコミュニケーションを日常に取り入れるだけでも、こどもの不安感が軽減されることがあります。また、親からの肯定的な声かけや、気持ちを理解しようとする姿勢を見せることで、不登校のこどもの自己肯定感を高めることができます。
ただ、そうは言っても、親自身に気持ちの余裕がなければ不登校のこどもへの上手な対応は難しいですね。
実は、共働き家庭だけではなく、今の社会ではシングルマザーやシングルファザーなど、片親で仕事をしながら子育てをしている方も多くいらっしゃいます。仕事と子育ての両立だけでもいっぱいいっぱいなのに、さらにこどもが不登校・・・という状況で苦しんでいる人も多い現実。
だから、まずは親が、仕事と家庭のバランスをうまく取りながら、ストレスを減らす工夫が必要です。親が自分を大切にしながら、こどもに無理なく寄り添う姿勢は、こどもにも伝わっていきます。あなた自身がリラックスして過ごせる時間を取ることの大切さを、しっかり覚えていてくださいね。
あなたが1日も早く、今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
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《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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