子どもがひきこもっていても仕事をもつ母親が働くべき理由
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラーの平井いずみです。
このブログを読んでいただいているということは、あなたはもしかしたら、お子さんがひきこもっているために、仕事をこのまま続けていいのだろうかと悩んでいるのかもしれませんね。
私も、息子が不登校になった時は仕事をしていました。
このまま働き続けていいのか・・・
それとも仕事を辞めて、息子のそばにずっといたほうがいいのか・・・
本当に悩みました。
そしてそれに加えて、私が働いていたからいけなかったんだろうか・・・
そう考えては、自分を責める。
そんなことばかりしていたのです。
ほんとに、苦しかった><
だから私には、あなたの苦しい気持ちがよく分かります。
あなたが真剣に悩む気持ちが、よく分かります。
私はパート勤務でしたが、実は息子のことがあってから自分自身も身体を壊して仕事を辞めました。
でも、当時の私の職場は個人事務所だったため、「体調が落ち着いたらまた戻っておいで」と声をかけていただき、数ヶ月後には復職しています。
なので私には、息子が不登校だった時に働いていたこと、そして仕事を辞め家にいたことの両方の経験があるのです。
さらにさまざまな相談を受けてきた中で、私はこのような状況でも、働き続ける方がいいと考えるようになりました。
そこで今日は、子どもがひきこもっていても仕事を持つ母親が働くべき理由について、お伝えしていきます。
目次
子どもをおいて働き続けることに悩んでいませんか?
私たちは、生きていく上でたくさんの役割を担っています。
特に、女性であるということで考えた時に重要視されるのが『ケア役割』。
『家族を始め、いろんな人たちの日常的な世話を焼く役割』と考えると、分かりやすいかもしれません。
これは、性別役割分担意識に基づく『男は仕事、女は家庭』という考え方からきています。
これを男性の場合でみると、男性の役割は『一家の生計を1人で支えるために外で働く』こと。
そこで、その男性の日常生活を維持するために世話をするのが、女性の役割と考えられているのです。
この性別役割分担意識は、私たちの意識の中に長い時間をかけて形づくられてきたもの。
戦後の高度経済成長期の状況ではこの考え方で良かったかも知れませんが、今の社会情勢ではどうでしょうか。
厳しい経済状況、少子高齢化などの、多くの課題を抱えた今の社会では、女性が働くことが当たり前になってきています。
実際、1990年代には共働き世帯が専業主婦世帯を上回り始め、その後も増加の一途をたどっています。
そして2018年には、共働き世帯が専業主婦世帯の2倍以上となりました。
【参考】 専業主婦世帯と共働き世帯
※出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)
これが、今の社会の現状です。
ところが、子どもに何か問題が起こると、この社会状況よりも性別役割分担意識の考え方が優先されてしまう傾向にあるのではないでしょうか。
ケア役割を担っている母親が働いているから、子どもの世話がおろそかになったのではないか。
母親自身も、このように考えてしまいがちですよね。
その上、周りからも言われた経験のある方が、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、自分を責めてしまうのです。
もちろん、私もそうでした><
こういう状況では、あなたが働き続けることに迷ってしまうのも、当たり前のことですよね。
子どもがひきこもっていても母親が働くべき理由
働く理由としては、経済的な側面があります。
ただそれだけではなく、自分自身の生きがいとか自立という視点から考えても、女性が働く意味というのはとても大きいですよね。
そこで、私が今一番大切だと思うのは、性別役割分担意識という世間の価値観ではなく “あなたがどうしたいか” ということです。
そして、もしあなたが働き続けたい気持ちがあれば働き続けるべきなのです。
そこでここからは、その理由について3つお伝えしていきます。
子どもに集中しないでいられる
まず1つ目は、子どもに集中しないでいられるということ。
あなたが、物理的に子どもと離れる時間を持つこと。
これは、1人の働く女性としての、自立した時間を持つことでもあります。
だからこそ、大きな意味があるのです。
1日家の中で、ずっと子どもと2人でいる生活だと、あなたはどうしているでしょうか。
息を潜めて子どもの様子をうかがい、下手をすると見守るというよりも、監視をしてしまっている状態かもしれませんんね。
まさに、母子一体化の状態です><
これでは、お子さんにとってもあなたにとっても、良い影響があるとは考えられませんよね。
実は、私自身がそうでした。
息子の状態に一喜一憂し、自分自身もうつ状態になってしまったのです。
今何してるんだろうか、今日は何時間寝てるのかしらかなどと、つい考えてしまう。
そうすると余計に気になって、子どもの一挙手一投足を、監視していて・・・(-_-;)
その状態が、とても苦しかったです。
あなたが働き続けたからといって、お子さんがひきこもっているという状況に変わりはありません。
ただ、その悩みにどっぷりつかったままの日常から、物理的に距離を置いて冷静になれる時間が必要なのです。
社会と繋がっていることで視野が広がる
2つ目は、社会と繋がっていることで視野が広がること。
私もそうでしたが、子どもが不登校やひきこもりになると、どうしても母親自身も家にこもりがちになってしまいます。
特に、それまで親しくしていたママ友たちとの関係性が、非常に辛くて苦しいものへと変わっていきます。
だって、自分の子どもだけが、『普通というレール』から外れてしまったのだから・・・
元気に学生生活を送っているママ友たちの子どもの話を聞くことも、心が折れている時には出来ないですよね。
だから、親子でひきこもってしまっている状態になっていくのです(>_<)
実は、家族がひきこもっているときに1番大切なのは、家族の中でその問題を抱え込まないということ。
抱え込むからこそ、自分たちでなんとかしようと苦しみが長引いてしまう。
そこで大事なのが、ママ友などのようにそこまで距離感は近くないけれど、いつでも接点を持てる緩い繋がりです。
そしてその繋がりを、あなたが働き続けることで得られることがあるのです。
そうすると、職場で苦しい気持ちを相談できる人と出会える可能性もありますよね。
このような時には、共感してくれる人が一人でもいることが、とても大きな力になっていきます。
実際に職場の人の紹介で、相談につながったというケースも結構あるのです。
また、家族以外の方からの話を聞けることは、とても大切です。
今までとは違う視点に出会うことで、内向きに固定されていた考え方から、新たな考え方を知る。
それはつまり、自分たち家族の当たり前が本当なのかな?と、振り返るきっかけになっていきます。
情報が入りやすい
また、 3つ目は情報が入りやすいということ。
家でひきこもって家族だけで抱え込んでいるよりも、働き続けることで誰かと繋がっている方が、断然情報が入りやすいですよね。
そして、自分にとってその情報が必要かどうかを判断する。
これが今、あなたにとって優先すべきことなのだと思います。
『情報リテラシー』という言葉があります。
【参考】情報リテラシー
※出典:wikipedia
せっかく情報を得ても、それを自分の目的にあった使い方が出来なければ、ムダになってしまうことにもつながります。
そこで、まずは情報を受け取る。
そしてその情報の中から、自分にとって必要なもの・お子さんにとって必要なものを、しっかり選択する。
それが、重要なのです。
でもそのためには、まず情報を得られる環境、つまり誰かと繋がっていることが必要ですよね。
このように、
「女性としての役割」や「こうしなきゃ!」に過剰に囚われている自分に気付き、
ものの考え方や価値観を振り返りながら、行動を変えていくのが
チェンジング・カウンセリング®独自の特徴です。
あなたも、あなたの抱えている悩みの解消に、
チェンジング・カウンセリング®を取り入れてみませんか?
いかがでしょうか?
今日は、子どもがひきこもっていても仕事をもつ母親が働くべき理由に
親は、ついつい自分の苦しさで忘れてしまいがちですが、不登校になったり、ひきこもったりしていることで1番辛い思いをしてるのは子ども自身です。
「お母さんに悲しい思いをさせてしまっている」
「お母さんに辛い思いをさせてしまっている」と、自分を責めている状態も考えられます。
さらに、仕事を辞めることになってしまったら、自分は母親から仕事まで奪ってしまっている。
というふうに、より子どもに自分を責める種を渡してしまっている可能性もあるのです。
もちろん、それぞれの家族の関係性や状況は、ケースバイケースですよね。
だからこそ、あなたがゆっくり自分の気持ちに向き合い、じっくり考える時間をとってみて下さいね。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
~あなたが、お子さんがひきこもっているために、仕事をこのまま続けていいのだろうかと悩んでいるなら『チェンジング・カウンセリング』がお役に立てると思います~
この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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