不登校でも大丈夫!未来を切り開いた5人の成功者とサポートのヒント
こんにちは。
《40代以上女性専門》あなたのひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
私には、高校1年生の夏休み明けから不登校になり、休学した後、高校2年生の学年末で退学した息子がいます。この時の私の最大の悩みは、「この子の将来はどうなってしまうんだろう?」という本当に漠然とした、でも、確実に来る未来への不安でした。
でも、これって私だけではなく、こどもの不登校で悩んでいる親にとって、共通する悩みなのではないでしょうか?
そして、その時に親がイメージするわが子の将来の「99%」が、明るい未来ではないと感じるのです。つまり「お先真っ暗」というイメージしか湧かない・・・(涙)
でも、それは本当でしょうか?私たちが知らないだけで、実は、今活躍されている有名人の中にも、不登校の経験のある人は結構いらっしゃるんですね。
実際、我が家の息子も不登校の末に退学後、所属がなくなり、自宅で5年以上のひきこもり生活を送りましたが、最終的には彼なりのペースで自立して、しっかりと社会人になっています。
このように不登校から抜け出し、元気に自立できている例に触れることは、わが子の将来を思い悩んでいる親にとって、きっと心の支えになると思うのです。
そこで今日は、「不登校でも大丈夫!未来を切り開いた5人の成功者とサポートのヒント」というテーマでお伝えしていきます。あなたの心が少しでも軽くなりますように・・・
目次
不登校は未来の可能性を広げる第一歩
不登校は一見すると「問題」や「つまずき」、「挫折」のように、ネガティブに捉えられる傾向にあります。でも、それを「新たな可能性への第一歩」と考えると、見える景色が180度変わってきますね。
と言うのも、不登校を経験した多くの人が、その時間を通じて自分自身と向き合い、自分の進むべき道を発見しているからです。
実際、これからお伝えする5人の実例を見ても分かる通り、不登校をきっかけに自分の興味や強みを再発見し、未来の可能性を広げた人は少なくありません。
私の息子にしても、不登校になってからの日々は「24時間オンラインゲーム漬け」と言っても過言ではないような生活を送っていましたが、その時にパソコンの魅力を知り、使いこなせるようになったからこそ、プログラマーとして社会に出て自立することが出来たのです。
と言うことは、我が家の場合、親が心配のあまりオンラインゲームを制限していたら「今でも息子は自立できていないまま」だったかも知れません。
このように、不登校期間中のこども達は、自分のペースで過ごす時間を十分に持てるため、本当にやりたいことや得意な分野に目を向けるチャンスがあるということ。つまり、不登校の期間は「学校に行かない時間」という側面だけではなく、「新しい可能性を模索する時間」として捉え直すこともできるのです。
昭和から平成を経て令和時代の今、社会も徐々に多様な学びやキャリアの在り方を受け入れるようになってきました。
そのため、昔に比べて、不登校を経験したからこそ見えてくる新しい選択肢や価値観が、こども達の将来の可能性を大きく広げてくれるという視点も、珍しくなくなってきています。
このように捉えられれば、不登校は「こどもの未来を切り開くための大切な準備期間」とも言えますね。親としては、焦らず見守りながら、こどもの応援団になってサポートをしていく意識を持つことが大切です。
元不登校だった成功者の実例5選
①家入一真さん:不登校時代のネットの繋がりから起業家へ
家入さんは中学時代に不登校を経験したそうですが、今では起業家として大成功を収めています。
起業家の家入一真さん(45)はかつて、不登校になってひきこもり、高校を中退しました。その後に入った会社にも行けず、退社を繰り返しました。そんな経験をもとに、悩んでいる子は「逃げてもいい」と呼びかけます。その真意とは。
中学2年のとき、仲が良かった友達とけんかしたのを境に、みんなから無視されるようになりました。それまで中心的な立ち位置で、友達も多い方だったのに、急に孤立したんです。
完全に学校に行かなくなると、生活は昼夜逆転しました。昼間は同級生に会うのが怖くて外に出られないので、夜に24時間営業の本屋に行って立ち読みをしました。
当時、僕にとって学校が世界の全てでした。そこからこぼれ落ちて、将来も見えない。何より期待してくれた親に申し訳なかった。そんな思いがあるから、自宅も安心できる居場所ではありませんでした。
死にたくなるほど思い詰め、書き置きをして家を出ようとしたことが何回もあります。でも、書いているうちに涙が止まらなくなったり、出て行ってもすぐにあきらめて戻ったり。意気地がなくて、踏み切れませんでした。
から抜粋
「死にたくなるほど思い詰めた気持ち」が好転したのは、パソコンを買ってもらったことだそうです。インターネットにつなぎ、そこで出会った人とたわいない話を文字でやり取りする。
そうやって話を聞いてくれる人がいるのが救いで、「居場所がある」と感じられ『クラウドファンディングサービス』など、ネット上で人と人とをつなぐ事業を立ち上げてきたのには、この時の体験が強く残っていることが大きいとのことです。
また、現在は悩める若者の支援活動もされているそうです。
家入さんのエピソードから学べるのは、不登校を通じて得た実体験や、その後も続くさまざまな挫折が、彼にたくさんのアイディアと行動力を与え大きく成長させたということです。
親としては、挫折させないようにこどもを守ることに一生懸命になりがちですが、こどもの力を信じ、個性や興味を尊重しながら、学校以外の学びや将来の選択肢をこどもと一緒に考えていく姿勢が大切です。
② 指原莉乃さん:いじめを乗り越えアイドルへ
指原莉乃さんは中学時代にいじめを受けて、不登校を経験したそうです。
HKT48の指原莉乃(26)が26日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演し、中学生時代にいじめにあい不登校だった過去を明かした。
指原は「中学2年生の時に、たしか『学校に来ないでください』っていう手紙が家に届いて…」
「差出人はわからなくって、多分学校にいた同級生だと思うんですけど…自分は仲良くしてたつもりだったし、当時はその子が意地悪なのかなって思ってたんですけど、今考えれば自分にも何か原因があったのかな?とは思うんですけど、当時送られてきて『だったら行くのやめよう』って思って…本当だったら悔しくて行くと思うんですけど、そのときは本当に嫌になってしまって、行かなくなった」と当時の心境を説明。
彼女は不登校になっても、母親から「勉強だけはしてくれ」と言われ、日中は塾に行って勉強をしていたそうです。
「AKB48」や「HKT48」のメンバーとしてアイドルの頂点に立ったという経験だけでなく、今では「坂上&指原のつぶれない店」という自分の冠番組を持つまでのタレントに成長し、大活躍していますね!
不登校の経験があっても決してあきらめず、色んなことにチャレンジをしてきたからこそ、今の彼女になっているということ。不登校は、決してネガティブなものではなく、自分の可能性を広げる経験になることを学べるエピソードですね。
③マツコ・デラックスさん:不登校から唯一無二の存在のタレントへ
マツコ・デラックスさんは、独自の視点と鋭く飾らないコメントで多くの支持を集めるタレントですが、学生時代に不登校を経験しているそうです。
「新学期トラブル」をテーマに放送された今回。評論家の木下貴博氏が「ボキャブラリーが少ない子は不登校になりやすい」との分析を語ると、マツコは「逆もあって、私、短い間だったけど学校に行かない時期があったの」と告白し、「周りに合わせるのがつらくなっちゃったの。子供でいるのが疲れちゃって、学校の雰囲気が嫌になっちゃったの」と原因を説明した。
復帰したきっかけを聞かれると、「なんかもう、いいやって思ったの。仲良くする必要もないし、1人で生きてりゃいいやって」と返答。さらに、「学校の先生に恵まれていた」と振り返り、「先生に会いに行くっていうところがあった」と明かした。
そして、「子供のとき失敗しても、もう1回大人でチャンスが来る」と言い、「どんなに学生時代つまんなかったりいじめられたりしても、もう1回新しい場所に行けるチャンスがあるから、それでいいよ」との考えを伝えた。
【 から抜粋引用元: マツコ、不登校だった過去を告白「子供でいるのが疲れちゃって」】
マツコさんの経験から学べるのは、周囲に合わせることに疲れを感じたとき、自分のペースで休むことの重要性です。
また、1人でもいいので信頼できる大人や教師がいれば、こどもが再び前向きな気持ちを持つための原動力になることが分かります。親がその「信頼できる大人」として、こどもに感じてもらえるようになれば親子関係も劇的に好転していくはずです。
マツコさんが「もう1回大人でチャンスが来る」という言葉と共に、不登校によって決して人生が終わってしまうのではなく、不登校は新たな可能性を見つけるための一つのステップであることを教えてくれています。
④伊集院光さん:自宅で見ていた教育テレビの学びが雑学王を育てた!
子ども時代の僕はわりと頻繁に不登校になる子だったので、家にいてNHK教育テレビをやたらと見ていました。そこで得た知識を武器にタレントになってからクイズ番組に出ていると言っても過言ではないほどです。当時、昼間に子どもが見るような番組は、教育テレビの番組くらいしかなかったんです。そうすると、例えば2年生のときに4年生向けの番組を見ることもあるので、久しぶりに学校へ行って授業を受けても「これもう知っている」と思ったりして、完全に教育が分断されませんでした。学校に行かないと学びが全部止まってしまうという恐怖がなかったのは、教育テレビのおかげで、めちゃくちゃためになったと思っています。【 から抜粋引用元: NHK放送史】
彼は、NHKの『100分de名著』という番組で、2012年から10年以上にわたって司会を務めているそうです。私も、気になる本を紹介する時に何度か視聴しています。
その上で改めて感じるのは、子どもの頃に不登校でテレビっ子だった伊集院さんは、大人になってもテレビ番組の中で、「司会をしながら今なお学び続けている」ということです(*^^*)
こどもの頃の不登校体験が、今の伊集院さんの基盤にあることは間違いありません。
不登校でも自分らしく過ごすことの大切さを、このエピソードでも伝えてくれています。
⑤千原ジュニアさん:不登校からマルチな才能で輝く
千原ジュニアさんは中学時代に学校生活に馴染めず、不登校とひきこもりを経験しています。その頃のことを『14歳』という本にまとめ、幻冬舎よしもと文庫から出版しています。
私も読みましたが、目次だけでも当時の息子とかぶって切なくて胸が痛みます・・・
第1話 僕は部屋の扉にカギをつけた
第2話 僕はカベに穴をあけた
第3話 僕はあなたのような笑顔を浮かべながら死にたい
第4話 僕は一ヵ月間、誰とも話をしていない
第5話 どうして僕はみんなと違うところにたどり着きたいんだろう
第6話 僕はいったい何になれるんだろう
第7話 僕は今日、久しぶりに人と話した
第8話 僕は何年かぶりに友達と約束を交わした
第9話 食卓の上に卒業証書と卒業アルバム。そして僕は高校生になった
第10話 久しぶりにパジャマを脱いだ
最終話 僕はしゃべり続けた
【
引用元: 『14歳』目次から抜粋】
僕はどうしたらいいんだろう。
僕はやっぱり黙って黒い学生服を着るべきだったのかな。
だけどもし僕が黒い学生服を着ていたらどうなっているか、
だいたい想像がつく。 誰よりも大人に怒られる14歳。
誰よりも大人に嫌われる14歳。
誰も触りたくない14歳。
誰にも触らせない14歳。
そして今以上にお父さんとお母さんを悲しませる14歳。
やはり僕は今、こうするしかないんだ。
あの部屋の中で何かを見つけるしかないんだ。
僕が歩くべき道を。一刻も早く。
僕はそう自分に言い聞かせるように金色の髪の毛を痛いほど洗った。 部屋に戻り腰を下ろした。
【
引用元: 『14歳』第5話から抜粋】
不登校でこんなにも悩み苦しみ続けていたジュニアさんですが、お兄さんのせいじさんと一緒にお笑い活動を始めたことで、少しずつ自信を取り戻し、自分の個性を活かせる道を見つけました。
現在では人気芸人としてだけではなく、『プレバト』の俳句部門で永世名人になったり、消しゴムハンコ部門で名人になったりと、マルチな能力を発揮して大活躍しています。
ジュニアさんのエピソードから学べるのは、自分の経験や個性を価値に変える力です。
『14歳』だった頃のジュニアさんに、「あなたは大丈夫だよ。すごい才能があなたにはあるんだよ。自分を信じてね・・・」という気持ちを持ったあなたは、わが子に対してもそういう気持ちで接してあげて下さいね^^
そうすればきっと、不安でおどおどしていたあなたから、柔らかく温かい眼差しのあなたに変わっていけるはず(*^^*)
【参考記事】見守ることと監視することのちがいとは?
親はこどもの可能性を信じ続けよう
不登校のこどもを支える親にとって、最も大切なのは「こどもの可能性を信じ続けること」です。
わが子が学校に行けない現実は、親としてとてつもなく苦しい悩みであり、不安や焦りを感じることも多いはずです。気持ちはとてもよく分かります。かつての私もそうでした・・・
でも、不登校をネガティブに捉えてしまう自分の考えを手放して、未来を開くための準備期間と考えることで、親自身の心も少しずつ軽くなっていきます。「さなぎ」の状態をイメージしてもらえるといいですね(*^^*)
そこで大切なのは、まず、家がこどもにとっての安心・安全な居場所であること。これは、家入さんやジュニアさんのエピソードでも教えてくれていますね。
不登校のこどもは、大人が考えている以上に、友達と同じように出来ない自分を責めたり、自分だけ社会から孤立して取り残されているように感じることがあります。
そこで、親が「あなたの存在そのものが大切だ」という姿勢をしっかり示していくことが、こどもの心の回復につながるのです。こどもを「無理に学校へ行かせよう」とするよりも、ただそばにいて話を聞いたり、こどもの好きなことを一緒に楽しんだりする方がこどもの心の安定につながります。
また、親自身も無理をしないことが大切です。
自分のメンタルを保つために、不登校への向き合い方を周囲に相談したり、専門家のサポートを受けたりして孤立感を減らすことで、ゆとりをもってこどもに対して関わっていくことができるようになります。
実は、親が元気でいることこそ、こどもの前向きな変化につながる大きな鍵。
今日の5人の実例でも分かる通り、親子で不登校を乗り越えた先には、あなたが想像もしていないようなミラクルな未来が待っている可能性があるのです(*^^*)
【参考記事】不登校・ひきこもりの回復に必要な2つの共通点
まとめ
いかがでしょうか?今日は、「不登校でも大丈夫!未来を切り開いた5人の成功者の実例とサポートのヒント」というテーマでお伝えしてきました。
マツコさんが伝えている「もう1回大人でチャンスが来る」を、まさに証明してくれているのが今日実例で上げた5人の方達。
この5人の在り方を見ると、それぞれ違う形ですが、不登校期間は「止まったままの時間」ではなく、「心を癒し、自分らしさを探る大事な時間」だったと言えます。
だからこそ親は、わが子の力を信じて、マイナスのオーラではなくポジティブな関わり方を意識していくといいですね。
何よりも最優先にすることは、こどもの味方でいること。そこで、目の前の状況だけにとらわれず、広い視野を持ってこどもの可能性を信じることの大切さを、覚えておいてくださいね。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人
-
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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