私って『空の巣(からのす)症候群?』と感じた時の対処法
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
このブログを読んでいただいているということは、
あなたはひきこもりという悩みを
抱えていらっしゃいますか?
そして、『空の巣症候群』という言葉に、
ご自身をあてはめて
いらっしゃるのかも知れませんね。
もしかしたら、
お子さんはすでに自立しているのでしょうか?
そしてその後、
1人で取り残されたような寂しさから、
何もかもやる気をなくしてしまい、
ご自身がひきこもりのようになっている。
それとも、これまで長い間、
自分のことは後回しにして、
ひきこもり状態のお子さんに
かかりっきりの毎日を送っていて・・・
だから、そのお子さんが
自立したあとのことを考えると、
寂しくてたまらないと
不安に感じているのでしょうか?
色んなケースがあると思いますが、
いずれにしても『空の巣症候群』は、
お子さんとの関係の中で
起こってきます。
私の場合、5年以上
ひきこもっていた息子が自立して
家を出た時には、
ホッと一安心という気持ちになりました。
ところが、自分自身本当に驚きましたが、
それ以上に、
寂しくて悲しかったです( ;∀;)
息子の自立は、
長い間ずっと待ち望んでいたこと。
必死に、自立させることを
目指してきたはずなのに、
おかしいですよね(;’∀’)
でもそれこそが、
理性では抑えきれない大切な
『気持ち』なのです。
とは言え、それで
体調を崩してしまうことになっては、
元も子もありません。
そこで今日は、
「私って『空の巣症候群?』と感じた時の対処法」
について、お伝えしていきます。
【参考記事】
目次
『空の巣症候群』ってなに?
あなた自身が、
自分は空の巣症候群かもと
感じているのだから、
どういうものかは
すでにご存じだと思います。
でも、ここで少し、
Wikipediaから引用して、
空の巣症候群についての認識を
共有しておきますね。
空の巣症候群(からのすしょうこうぐん、Empty nest syndrome)は、子どもが家を出たり結婚したりしたときに、多くの女性が感じる憂うつで不安になる苦しみの一般的な信念を表す言葉である。子育てが終わり、子供が家を巣立っていったあたりからこの症状が出てくることが多いためこのように呼ばれる。
燃え尽き症候群、五月病などとも似通ったもの。子供が自立し、夫は仕事で忙しく構ってくれず、夫婦生活もないに等しくなり、涙もろくなり、夫の定年が近いというと、退職、即離婚といった方に展開していくこともある。
※出典:Wikipedia
このように、空の巣症候群とは、
子育てがひと段落していく、
40代~50代の女性が
陥りやすい状態のことです。
特に・・・
”真面目に母親役割をやってきた人”
“子育てだけに
生きがいを見出してきた人”
“子育てが自分のやるべき仕事である
と思って頑張ってきた人”
こういう人たちに、
起こりやすい状態だと感じています。
この時期は、人によっては
更年期障害が始まる時期でもあり、
心身両面で不調が出やすくなってくるので、
注意が必要ですよね。
あなたは、子育てを
どのようにやってきましたか?
あなたは、どんな状態から
自分は空の巣症候群なのかなと
感じられたのですか?
訳も無く、
涙が流れてくることがありますか?
睡眠はとれていますか?
苦しいですね・・・
どうして『空の巣症候群』になるのか
それでは、どうして
『空の巣症候群』になるのでしょうか。
それは、『良妻賢母』こそが自分の役割と信じる、
ジェンダー規範の強さが関係してきます。
母親役割に一生懸命になりすぎると・・・
結果的に、
子どもが自立したあとの
役割の喪失感が大きくなり、
自分の存在意義を見失っていくのです。
だから、
『空の巣症候群』になってしまう・・・
ところで、
ジェンダーってなんのことだか、
あなたは知っていますか?
実は、私たちには、
生まれついての生物学的性別である
『男性・女性』という性別があります。
ところがそれだけでなく、
社会通念や文化・慣習等によって
作り上げられた性別である
『ジェンダー』というものもあるのです。
つまり、ジェンダーとは
社会的性別のこと。
女らしさ・・・という言葉の方が
ピンと来るでしょうか。
このジェンダーの視点を
しっかり持っていないと、
『男は仕事・女は家庭』という考え方に
代表されるような、
性別によって役割を決めてしまう
偏見を持ってしまうのです。
そこで、その意識が強いと、
ジェンダー規範に
縛られていくことになります><
以前の私は、
世間的な基準によるところの、
『良い妻・良い母』と見られることに
意義を感じていました。
そのために、
一生懸命頑張っていました。
それこそが、女性のあるべき姿だと
信じていたからです。
だから、本当は
家事よりも仕事が好きなのに、
結婚と同時に退職して
専業主婦になり…
当時は、
女性としての『役割』に、
本当にこだわっていたのだと
今だからわかります><
特に50代の女性の中には、
私と同じように考えて『寿退職』という形で、
専業主婦を選んでいた方たちが
多いのではないかと思います。
そしてそれに対して、
何の疑問も持たずにいた私でした。
それこそが、
ジェンダー規範の強さの表れ
だったのです。
あなたは、どうでしょうか?
もしかしたらあなたも、
世間的な基準によるところの、
『良い妻・良い母』と見られることに
意義を感じていますか?
実は、私の息子は、
高校1年の夏休み明けから
学校に行ったり行かなかったり・・・という、
さみだれ登校が始まりました。
その頃、初めて行ったカウンセリングで、
それまでの子育ての様子から
言われたのが・・・
「あなたは一生分
息子さんの世話を焼いてきてるから、
もう十分ですよ」
つまり、
過保護・過干渉ということ><
そんな私の世話焼きは、
もちろん当時は息子のために
良かれと思ってやっていたのですが・・・
でも、後になってその奥に
「こんなに私は、母親としての役割を
ちゃんとやっているのよ!」
という気持ちを
見付けてしまい大ショック><
私の中には、
良い母親という評価を得るために、
必要以上に頑張っていた部分もあった
ということ(;’∀’)
そして、その気持ちが強ければ強いほど、
自分のキャパシティー以上に
やり過ぎてしまう。
結果的にそれが
自分にも息子にも、
プレッシャーをかけることになっていて><
かる~い感じの
「良い母親になれたらいいな~♪」
くらいなら、まだそこまで
自分に対して重圧をかけずに
済んだんだと思います。
でも、それが
「良い母親になるべき」
という義務になってしまうと、
途端に状況が違ってきてしまいますよね。
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【参考記事】
私って『空の巣症候群?』と感じた時の対処法
それでは、自分が空の巣症候群ではないか
と感じた時の対処法は、
何をしたらいいのでしょうか?
ここでは、3つお伝えしていきます。
ジェンダー規範に縛られ過ぎていないかに気付く
1つ目は、
ジェンダー規範に
縛られ過ぎていないかに気付く
ということです。
そして、
これが一番大切なこと。
まず、あなた自身が
ジェンダー規範に
縛られ過ぎていないかどうかを
しっかり見極めてください。
あなたは今まで、
自分自身を犠牲にしてでも
お子さんの為に
頑張ってきたのではありませんか?
あなた自身の心の声を、
しっかり聞きながら
ここまで生きてきましたか?
自分自身に、
このように質問してあげて下さいね。
すぐには、
答えが出ないかも知れません。
でも、根気強く何度でも、
あなたがあなたに
問いかけてみてください。
自分の状態に、
まずは気付くこと、
それを認めるところからの
スタートです^^
自分の気持ちを受け止める
2つ目は、
自分の気持ちを受け止める
ということです。
もし、我が家のように
あなたのお子さんも
ひきこもっていたのだとしたら、
お子さんは家にいたはずですね。
と言うことは・・・
あなたは、普通に学校や社会人として
昼間は外にいる子どもを持つ
親御さんよりも、
ずっと深い関わり方を
お子さんにしていたのだと思います。
だからこそ、
逆に言えば、あなたが
お子さんに依存している部分も
大きくなっていたのではないでしょうか?
そうすると、お子さんが
自立してしまったことに対する
寂しさや不安も、
より強く感じることになるのですよね。
こんな時は、
その気持ちを、自分で
しっかりと受け止めてください。
「あ~私は、
この子が自立してしまって寂しいんだなぁ」
そんな気持ちを、
しっかり認めてあげるのです。
無かったことにして、
フタをしないでくださいね。
そう感じる自分を、
「ダメだ」と
責めたりしないでくださいね^^
大事な大事な、
あなたの気持ちなんだから(*^^*)
あなたが、
一生懸命育ててきたお子さんですよ。
自立してあなたの元を
巣立っていったのなら、
そりゃ~、寂しいですよ。
当たり前です。
だから、思いっきり
悲しんでくださいね。
ギャン泣きしちゃってください。
それでいいのです^^
そうやって、
自分で自分の気持ちを受け止め、
認めてあげてください。
もし、自分で受け止めきれない時には、
私に話してくださいね^^
自分の楽しみ・生きがいを見つける
3つ目は、
自分の楽しみ・生きがいを見つける
ということです。
もしかしたら、あなたは今まで、
自分の楽しみを探す時間も無いほど、
忙しい日々を
送ってきたのではないですか?
だったら、これからが、
あなたの第2の人生の始まりです^^
あなたにとって、
今1番楽しいことってなんですか?
夢中になって、
時間を忘れるくらい楽しめること^^
それを、ぜひ
見つけてみてくださいね。
まだまだ、
ゆっくりする時間はないわ~
という場合でも大丈夫。
時間がなくてもできることは、
いろいろありますよね。
すきま時間の中で、
ちょっと気持ちがほっこりできること。
そんなことが、
見つけられればいいですね^^
そうやって、少しずつ
お子さんに使っていた時間やエネルギーを、
自分で埋めていくこと。
それが、とても大事です。
それによって、あなた自身の力で、
あなたを再生していくことが
出来るのだから(*^^*)
たとえば、映画を見たり、
ウォーキングをしたり、
海をぼーっと見ていたり・・・
音楽を聴きながら、
読書なんていうのもいいかも。
友達とカラオケも、
いいですね♪
もちろん1人カラオケも^^
こうやって、
自分の楽しみを見つけるために、
いろいろ試してみましょう。
最初は、
「こんなことしたって、
何の役にも立たない><」と、
思うかもしれません。
でも、その小さなピースを
積み重ねていくことで、
やがてあなた自身が
満たされていくのです。
いかがでしょうか?
今日は、
「私って『空の巣症候群?』と感じた時の対処法」
について、お伝えしてきました。
もしあなたが、
「ジェンダー規範に縛られ過ぎていた」ことに
気付いたとしたら・・・
気付いたからこそ、
その縛りをゆるめながら
バランスを取っていくことが
出来るのです。
そしてそれは、これから先の
あなた自身の生き方を、
大きく変えていくでしょう。
実は、
『息子が不登校・ひきこもりになる』
という悩みを抱えてからの私は、
その前と比べて
大きく立ち位置が違っています。
自分の価値観が、
180度変わっているのではないか
と感じるほど。
ところが、そんな私でも・・・
待ち望んでいたのにも関わらず、
息子の自立は
寂しく悲しかったのです。
だから、以前の私だったら、
まさに『空の巣症候群』に
なっていたはずです(;’∀’)
もしかしたら、
立ち直れなかったかも知れません><
もしあなたのお子さんが、
まだあなたの元にいるとしたら・・・
今のうちから、
お子さんが自立した後の
自分自身がどう在りたいのか。
そこを、しっかり
考えておくといいかも知れないですね^^
これから先の
あなた自身の人生について、
ちゃんと考えてみましょう^^
あなたの人生の主人公は、
あなたしかいないのだから(*^^*)
あなたが1日も早く、ひきこもりという悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「女性としての役割」や「こうしなきゃ!」に過剰に囚われている自分に気付き、
ものの考え方や価値観を振り返りながら、行動を変えていくのが
チェンジング・カウンセリング®独自の特徴です。
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この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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「こうしなきゃ!」と自分を追い詰めて苦しんでいる
40代・50代女性のあなたへ
あなたのひきこもりという悩みは、お子さんやご家族がひきこもっているからでしょうか?それとも、ご自身がひきこもっているということでしょうか?
ひきこもりという悩みから抜け出すには、どちらの場合においても、まず自分自身が自由になることが必要です。そのために大切な視点が「女性としての役割」や「女らしさ」への囚われ。それが「こうしなきゃ!」と、自分で自分を追い詰めてしまうことに繋がっているからです。
あなたも自分の中に隠れているその視点に気付き、ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、なりたい自分を目指していく方法を学んでみませんか?