私たちが『やらない言い訳』を考えてしまうのはなぜ?
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
あなたは、自分で『やろう』『やりたい』と思ったことを
先延ばしにして、結局やめてしまっていることがありませんか?
そのために、(無意識に)一生懸命やらないための言い訳を考える。
そして「ま、今じゃなくていいっか~」となって、終了!
いつの間にか、その『やろう』『やりたい』と思ったことは無かったことにされていきます。
これ、私は結構やってました(;’∀’)
もちろんそれは、決して悪いことではありません。
まだそのタイミングでは無かったのかも知れないし、
本当にあなたが、やりたい訳ではなかったのかも知れません。
ただ、私たちの脳には『ホメオスタシス(生体恒常性)』という機能があることを、
あなたはご存知でしょうか?
そして、もしかしたらあなたはその脳の機能によって、
あなたが前に進むことを邪魔されている可能性があるのです。
それっていったい、どういうことでしょうか?
そこで今日は、
「私たちが『やらない言い訳』を考えてしまうのはなぜ?」
というテーマでお伝えしていきます。
目次
私たちが『やらない言い訳』を考えてしまうのはなぜ?
ここから、私たちが『やらない言い訳』を考えてしまう理由について、2つお伝えしていきます。
チャレンジすることへの不安
1つ目は、チャレンジすることへの不安です。
これは、具体的に息子の例をお伝えしてみます。
実は私には、息子の不登校・ひきこもりで本当に悩み苦しんだ経験があります。
息子は、高校1年の夏休み明けから登校できない状態になっていき、高校2年で中退。
結果的に5年以上のひきこもり生活の末、1年間のアルバイトを経て専門学校に行き、
卒業とともに社会人になりました。
その後、県外の会社に転職し自宅を離れ、今では完全に自立した生活を送っています。
このように書くと、順調にひきこもり生活から抜け出したように見えますがそうでもなく(;’∀’)
彼がアルバイトを始めた当初のことです。
まずは仕事に慣れるために、週に3日、時間にして1日3時間ほどの勤務。
「こんなペースで、仕事になるのかな」
「夜勤の方がバイト代高いから夜勤を入れて欲しいなぁ」
などと言っていた息子でしたが・・・
実際に仕事がスタートすると
「ボールペンが無いから辞めようかな」
「行っても暇すぎるから辞める」
「お母さん、仕事で使うから赤のボールペン買ってきて。あ、やっぱりすぐ辞めるから要らないや」
「雨が降ってるから休む」
「寝坊したから休む」
といった言葉が出てきて、つぎつぎと行かない理由ばかり並べていました。
そのたびに私は、
「そっか~、そうなんだね」と言いながら聞いていて。
すでに様々な学びを積み重ねていたこの頃の私にとっては、
息子のこの反応は『想定内』だったため、落ち込むことなく客観的に受けとめられました。
初めてのこと、慣れないことは誰だって不安です。
しかも息子は、ひきこもり生活が長かった!
そのため、家族以外の人と接すること自体のハードルが高かったのです。
だから、不安なのは当たり前ですよね(*^^*)
その不安が大きければ大きいほど、
チャレンジしないための言い訳、やらない言い訳を考えてしまうのも理解出来ます。
今の現状をそのまま保とうとする
2つ目は、私たちの中には今の現状をそのまま保とうとする働きがあるからです。
これを専門用語で言うと『ホメオスタシス(生体恒常性)』といいます。
これは、「今の生活や環境をなるべく変えないで維持しよう」とバランスを取るメカニズムです。
このホメオスタシスは、私たちのDNAレベルに刻まれているそうで・・・
と言うのも私たちの脳は、私たちが
「今の状態で生きているという事は、この状態がベスト」とみなしているらしいんですね。
だから、新しいことをやろうとすると邪魔をする(;’∀’)
「それで何かあったら大変!そんなことして、死んじゃったらどうするの!?」
とばかりに、
「今のままがいいんだよ~」
「あなたにとって、今が1番最高の状態だよ~」
こうやって、私たちを現状のままに留めようとする働きがあるそうです。
脳には、『変化が大嫌い!』という部分もあるのです。
こんなメカニズムが私たちの中にあるのなら、
チャレンジしないための言い訳、やらない言い訳を考えてしまうのも納得ですね。
考えてしまう・・・と言うよりも、
脳によって考えさせられているのかも知れないですね(;’∀’)
とは言え、それでも「何とかしたい!」という現状への不満があるからこそ、
私たちは「変わりたい!」「やりたい!」と思うのです。
では、そのためにはどうしたらいいのでしょうか?
行動するためにはどうしたらいい?
それではここから、行動するためにはどうしたらいいのかを、2つお伝えしていきます。
不安とともに行動してみる
1つ目は、不安とともに行動してみること。
先ほどお伝えしたように、アルバイトを休む言い訳、辞める言い訳ばかりしていた息子。
ところが、ある時「あ、この子大丈夫だ!」と確信したことがありました。
それは、息子がアルバイトに行った日のこと。
仕事から帰った私に
「今日は目が覚めちゃったし、晴れてたからバイトに行ったよ。だって、行かない理由が無かったんだ」
こう息子が話してくれたのです。
この話を聞いて私は、それまでは
『バイトに行かないこと・辞めること』に焦点を合わせていた息子が、
『バイトに行くこと』に焦点を切り替えられていることに気付きました。
バイトを休もうと思えば、目が覚めてもまた寝ちゃえばいいし。
外が晴れてても、さぼることは出来ますよね。
でもそれをしなかった。
それは息子が、バイトに行くことを自分で選んだということ。
だから「もうこの子は大丈夫だ」と感じたのです。
実際その後は「辞めたい」と言う回数が徐々に減っていき、
「もう、10連勤だよ~」とグチを言いながらも、
深夜勤務も平気でこなすようにたくましく変わっていきました。
息子が不安とともに行動したこと。
その行動を、少しずつ積み重ねていけたからバイトが続けられたのですね(*^^*)
焦らず少しずつ変えていく
2つ目は、焦らず少しずつ変えていくこと。
脳には『ホメオスタシス』という機能があることをお伝えしました。
そのため、何とか私たちを現状のままにいさせようとする!
でも大丈夫(*^^*)
脳にバレないように、少しずつ変えていけばいいのです。
スモールステップで行きましょう!
多分息子も、バイトのスタートが『週に3日、1日3時間』だったのが、
とても良かったのだと感じています。
いきなり
フルタイムで頑張る!
夜勤もやる!
こんな状態だったら、数日で辞めていたことでしょう。
リハビリ感覚で採用してくれたバイト先の店長に、感謝です☆
大切なのは、欲張ってあれもこれもではなく、まずは「やれること」から始めること^^
たとえば、健康のために散歩の時間が欲しかったら、いきなり1時間は難しい><
だったらまずは、5分から始めてみる。
時間が取れないなら「いつだったら、時間が取れるかな?」と考えてみる。
そして、その状態に慣れて来たら時間を延ばしてみる。
あなたが足踏みをしちゃって、なかなか一歩を踏み出せなかったとしたら、
こうして焦らず少しずつ始めてていくことが、ポイントです(*^^*)
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【参考記事】
いかがでしょうか?
今日は、
「私たちが『やらない言い訳』を考えてしまうのはなぜ?」
というテーマでお伝えしてきました。
あなたが、今日まで言い訳ばかりしてやろうとしたことから逃げていたとしたら、
それはあなたのせいでは無いのです。
脳のメカニズムなんだから(*^^*)
でもその仕組みが分かり、同時に対処法まで分かりました。
だったらこれからどうするか。
それは、あなたの選択次第です。
このままあなたの可能性を、ホメオスタシスに任せて眠らせたままでいいですか?
いつまで、あなたの『やろう』『やりたい』と思ったことにフタをしておきますか?
何か新しいことを始めるのは、不安ですよね。
怖いですよね。
でも、あなたががゆるっとふわっとそれにチャレンジしてみることで、
あなたの人生が180度変わるかも知れません。
そうだとしたら、あなたはどうしますか?
やっぱり、今までと同じ生活を送るのか。
それとも、これまでとは全く違った景色が見られる人生を歩くのか。
ホメオスタシスに『現状をそのまま生きるようにお勧めされていること』に気付き、
そこをバレないようにこっそり抜け出してみる(*^^*)
それだけで、あなたは違う人生を生き始められるのです。
あなたが1日も早く、
今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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