息子がひきこもりから脱け出した方法
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラーの平井いずみです。
このブログを読んでいただいているという事は、あなたは息子さんがひきこもりから抜け出す何かいい方法はないかを、必死に探していのかも知れませんね。
息子さんがいつになったらひきこもりから抜け出せるのかと、不安で不安でたまらない時を過ごしているのではないでしょうか。
私も、そうでした><
息子は、高校1年の秋から学校に行き辛くなり、冬休み以降は完全不登校に突入><
課題を提出して何とか2年生に進級しましたが、数日登校したのみで診断書を出して休学し、結局学年末で退学。
2年の段階では学籍はあるもののほぼ家にいたので、その頃から不登校というよりは既にひきこもりという状態でしたね。
どうしたらいいのか、いつになったら動き出すのか・・・
本当に自分がどうにかなりそうなくらいに、私自身が苦しんでいた時期もありました。
そこで今日は、そんな息子がひきこもりから脱け出した方法についてお伝えしていきます。
目次
親子で迷走していた日々
学校に登校し辛くなり始めた頃から息子をどうにかしなくちゃと、私は病院に連れて行ったり、元気になるという健康食品を飲ませたり、色んなことを試していました。
でも、最終的に動くか動かないかは、息子の意志です。
あなたも私のように、息子さんに色々試しているのかも知れませんね。
もしそうだとしても、あなたの息子さんが動くかどうかは、やはり息子さんの意志ですよね。
だけど、なかなかそう簡単には割り切れなくて、私がそうだったようにあなたも苦しい思いをされているのではないでしょうか。
高等学校卒業程度認定試験
まず最初に息子自身が決めたのは、退学をして予備校に行くことでした。
『高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)』を受験して、大学に行きたい。
そのために、予備校に行くという流れですね。
親としては嬉しくて、喜んで申し込みをしたり授業料を払ったりなどの準備をしました。
が・・・数日で行けなくなる(-_-;)
また数ヶ月すると、夏期講習に行くと言い、申し込むけど数日しか続かない。
何度かこんなことを繰り返しながらも、数回のチャレンジで高卒認定試験に合格。
申し込みをしても、受験の日に起きられなくて受けられなかったこともありましたね(-_-;)
でも、せっかく高卒認定試験に合格しても、その後の大学受験にはつながらず・・・
ひきこもり生活、続行でした><
息子にとって大学に行くことは、自分の本音ではなく親への気遣いだったのかもしれません(-_-;)
原付免許取得
次に動いたのは、新しいパソコンを買うためにバイトをすると言い出した時。
ところが田舎なのでバイトをするためには、原付の免許が必要との話で・・・
しかも免許を取ったら、当然原付も買わないと乗れませんよね。
私たち夫婦は、その時はもちろん気付きませんが、結果的に息子に完全に振り回されていたのです><
ひょっとしたらあなたも息子さんから、同じようなことをされた経験があるかも知れませんね(;’∀’)
実は最初に息子は、私たちにこう言ったのです。
「バイトをして必ず返すから、先にパソコン代を立て替えてください」
つまり、パソコン代+中古のバイク代が私たちの立て替えになったのでした(-_-;)
そのため、息子は確かに免許を取りに行き、原付も買いに行きました。
でも本命の新しいパソコンがあると、バイトをする意欲は減っちゃいますよね(;’∀’)
結局、自分からバイトを探す様子はなく・・・
またもや、ひきこもり生活続行><
郵便局の短期バイト
ところが年末、ひょんなことから息子の短期バイトが決まりました。
郵便屋さんから、年末年始の年賀状集配のバイトをしないかとの話が来たのです。
バイトをすると言って免許も取り、原付も買いました。
さすがに息子は、パソコン代含めた借金を背負っているため、このバイトには行ったのです。
ただし、免許は取ったもののほぼ乗っていないので局内での集配作業。
それでも、10日ほど年末年始に頑張りました(^^♪
初給料ももらって、ご満悦。
「次のバイトは接客業かな」などと言ってましたが・・・
この後も、ひきこもり生活続行><
それでもあった息子なりの変化
息子は、このようにちょっと動いてはなが~く引っ込むという状況を繰り返し・・・
いつの間にか、5年以上の月日が経っていました><
でもその間、息子にはちゃんと息子なりの変化はあって(*^^*)
昼夜逆転でゲーム三昧だけど、家では本当に普通に過ごし・・・
取り合えず、家族でご飯を食べるし、よくしゃべるし、手伝いを頼むとやってくれるし、暴言も暴力もない。
髪の毛が伸びると、自分で行きつけの理容室に電話をし予約を入れ、バイクに乗って自由に行く。
スーパーやコンビニに、自分の食べたい物や飲みたい物を、好きな時に買いに行く。
このように、割とエネルギーが貯まってきたのではないかなと感じられるようになっていました。
とは言え、次のバイトの話をふると途端に機嫌が悪くなって、なかなかその先には進まず・・・
あなたの息子さんは、今どんな様子でしょうか?
ひきこもりから脱け出せたのはバイトを始めたから
完全に家から出ない訳ではないけれども、5年以上もリアルな社会参加がほぼ出来ていなかった息子。
それでも、新しい動きが始まるきっかけが現れました。
ひきこもりから抜け出すきっかけ
それは、突如としてやってきました。
「県外で予定しているゲーム仲間とのオフ会に行きたい」と、息子が言い始めて・・・
私たち夫婦は、喜んでそれを応援しました。
すると息子は、自分で旅行の計画を立て、荷物の準備をして実際に意気揚々と出かけたのです。
このことは、息子がひきこもりから脱け出すための大きなきっかけになったと私は感じています。
【関連記事】ひきこもりだった息子にとってのネットゲーム
帰ってきてからしばらくすると、息子はバイトをするためにいよいよ自分で動き始めました。
あ、そうそう!
このオフ会のために使った交通費やお小遣いも、お願いされて私たちが立て替えていたのです。
だから、この頃には借金の額も結構ふくれていましたね^^
でもそれもまた、いい意味で息子の動きの後押しになったのかも知れません。
とうとうバイトが決まった!
自分で電話をかけ、履歴書を書き、面接を受け、採用を貰えた初めてのバイト。
それは、コンビニでした。
面接を受け始めてから、3カ所目での快挙♪
以前の短期バイトは、面接もなく履歴書もないままなんとなく・・・のスタートでした。
そのため、本当に初めて息子が主体的に動いて手にした採用だったのです。
だからこそ、続けられたのだと思います。
誰に強制された訳でもなく、自分で決めて動くことの重要性を再確認しました。
またそこは、研修がとてもゆる~~~い感じで(^^)
週に数回、3~4時間くらいだったと思います。
それが息子にとっては、社会復帰へのリハビリのようになっていました^^
当然体力も落ちているし、一日中ほぼ座りっぱなしの生活から、仕事中はずっと立ちっぱなし(‘◇’)ゞ
頑張りすぎずに心身を慣らすことが出来て、本当に良かったと思います。
この初めての本格的なバイト生活によって、結果的に息子は様々なものを手にしていたのです^^
息子がバイトで得たもの
最初の頃こそ、文句ばかり言って辞めよう辞めようとしていましたが、結局息子はそこで1年働きました。
そこで息子が得たものは、沢山あります。
私から見て・・・ですが、まず何といっても体力。
深夜勤務もやり、今度は10連勤だよ~などと文句を言いながら、色んなシフトを睡眠調整しながらこなせるようになっていきました。
そして、給料を貰ったこと。
実はここでバイトしたことで、息子は私たちから借りていたお金はすべて返済完了(*^^*)
ひきこもりの頃は、毎月定額で息子にお小遣いを渡してました。
でも、親から貰ったのではなく、自分で働いて稼いだことは息子の自信に繋がっていったと思います。
バイト仲間も出来ました。
ひきこもりになってからリアルの友達はほぼいなかった息子が、「早く目が覚めたからバイト先に行って話をしてきた」なんていうことも時にはあって、とても嬉しかったですね。
だって、ゲームではなくリアルの仲間に会いに行くことを選ぶようになるなんて・・・^^
ついこの前までひきこもりだったとしても、こうやって変わっていけることに驚きでした。
そう言えば、息子が大学生だった妹に、バイトについてこんなアドバイスをしていたそうで感動。
『大切なのは人だぞ。仕事の内容は日にちが経てば覚えるから自分次第でどうにでもなるけど、一緒に働く人との人間関係はどうしようも出来ない。そこは気を付けていた方がいいぞ』
名言ですよね^^
こうして息子は、このバイトを経験することで大きく変わり、ひきこもりから脱け出せたのです。
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【参考記事】
いかがでしょうか。
今日は、息子がひきこもりから脱け出した方法についてお伝えしてきました。
紆余曲折ありましたが、コンビニでのバイトを始めたことで、息子はひきこもりから抜け出せたのです。
しかも、このバイト先での経験の中で色んな人達と触れ合い、色んな人達と話すことが、息子の次の動きに繋がっていきました。
バイトを始めて半年ほど過ぎた頃、4月から専門学校に行きたいと言ったためそれを応援しました。
すると自分で手続きを済ませ、3月でバイトも辞めて入学した専門学校を、予定通り2年で卒業。
無事に社会人となったのです。
今年の4月で、入社5年目を迎えました。
あなたの息子さんも、何か一つきっかけが見つかれば、どんどん人生が動いて行くかも知れませんね。
それを、あなたの息子さんが一日も早く見つけられるように応援しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
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《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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