ひきこもり状態の時の『部屋にこもること』の対処法
こんにちは。
《女性専門》
あなたの生き辛さやひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
今回は、ひきこもり状態の時に起きやすい行動の
具体的な対処法についてお伝えしているシリーズの、3回目になります。
1回目では『昼夜逆転』に焦点を当てて、お伝えいたしました。
2回目では『ゲーム漬けの生活』に焦点を当てました。
今回は『部屋にこもること』についてです。
私には、高校1年生の夏休み明けから学校に行き辛くなり、
結局、高校2年生の3月で退学した息子がいます。
所属を失った息子は、まさに5年以上のひきこもり状態を続けました。
当たり前のことですが・・・
外に出ないからこそひきこもり状態なんですよね。
ただ私は、『家の中』にこもることと『自分の部屋』にこもることには、
大きな違いがあると考えています。
我が家の場合、普段の息子は家の中では本当に元気に過ごしていました。
もちろん、その状態に行き着くまでに私の中では、数々の葛藤はありましたが(;’∀’)
そして、激しい親子バトルもあったので、
息子自身も色んな葛藤を抱えていたのだと思います。
でも、家族でそれらを何とかやり過ごし、
息子の不登校から始まった激動の日々を穏やかな日々に変えることが出来ました。
すると、息子も少しずつ外に興味を持つようになり、
いつの間にかひきこもり状態を抜け出し、自立していったのです。
もし今、あなたが当時の私のように悩んでいるとしたら、
何かの参考になるかも知れません。
「ひきこもり状態の時の『部屋にこもること』の対処法」についてです。
どうして部屋にこもるのか?
それではまず、どうして部屋にこもるのかを考えていきましょう。
それは、『家の中』が本人の安心安全な居場所ではないからです><
私たちが初めに、前提として押さえておかないといけないのは、
「外に出ないのには、本人なりの理由がある」ということ。
どんな理由にせよ、本人は心が深く傷ついているからこそ動けなくなっている・・・
「外」で過ごす中で、生き辛さの限界を越えてしまった状態になり、
すっかりエネルギーを使い切ってしまっている・・・
だから、ある意味、心を閉ざして
他者との人間関係を避けることで自分自身を守っているとも言えるのです。
ところがせっかく避難してきた家の中も、安心安全ではなかった・・・
たとえば、
「これからどうするの?」
「いつまでこんなことをしているの?」
こうやって、責められる日々が続くとどうなる?
ますます傷付いてしまいますよね><
一番の味方だと思って「家」に居場所を求めたのに・・・
その家族との関係性すらも絶たないと自分を守れない・・・
そんな状況だったら、あなたならどうしますか?
もう、家族ともかかわらずに済む
一人になれる場所に逃げ込むしかありません。
その最後の砦が、自分の部屋なのです。
ひきこもり状態の時の『部屋にこもること』の対処法
それでは、部屋にこもっているときの対処法についてお伝えしていきます。
それは、本人が自分の部屋から出て来ても
安心して家の中で過ごせるような環境を整えることです。
具体的に言うと『監視』ではなく『見守り』の姿勢でいること。
当時の息子は、基本的に家の中で元気に過ごしていました。
それこそ、「せめて体調を崩して、病院にでも行けばいいのに」
なんて考えたこともあるくらい(;’∀’)
ところが、歯磨きをしないのに
「虫歯が痛い><歯医者に行く〜」ということもなく(笑)
好きなように生活しているからか、
風邪ひとつ引かず、元気に過ごしていたのです。
でも、時にはちょっとした親子の言い争いが起きることもあり(;’∀’)
そうすると息子は、自室に立て篭もりました。
そして、場合によってはその立て篭もりが、一週間以上続くこともあって><
それでも、『時薬(ときぐすり)』という言葉がある通り、
自分の気持ちが落ち着くと息子は自室から出て来ていました。
私は、息子が自分で部屋から出て来るのを、
「何が彼を傷つけてしまったのか」を振り返りながら待つスタンスで。
焦って息子を動かそうと突っつくのではなく、
息子に対する私自身の『期待』や『不安』などの色んな気持ちと向き合うことを選びました。
すると、そういう日々を何度も繰り返すことで、
私の価値観自体が少しずつ上書きされ、息子に対する眼差しが肯定的に変わっていったのです。
一番大きかったのは、息子のひきこもり状態を
家の守り神と言われる『座敷童子(ざしきわらし)』と思えるようになったこと(*^^*)
この考え方が腑に落ちてくると、
何より私自身の気持ちがとても軽くなっていったことを今でも覚えています。
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いかがでしょうか?
今日は、
「ひきこもり状態の時の『部屋にこもること』の対処法」
というテーマでお伝えしてきました。
物事には、1つの面だけではなく、さまざまな側面があります。
それをどの面から見るかで、
物事が全く逆転して捉えられることだってあるのです。
それがまさに、ひきこもりの息子を
『困った存在』として見るのか
『家の守り神(座敷童子)』としての存在として見るのか
の違いなのだと思います。
そして、圧倒的に後者の方が、
自分のメンタルを良好に保てることに間違いはありません。
そして、それは自分自身で選べるのです。
また、外に出て他者との関係を築くためには、
まず『親子関係を改善すること』で、その土台を作っていくことが大切です。
ひきこもるほど、人に対して不信感を持っている状態だからこそ
身近な家族の中でその不信感を和らげていくことが必要ですね。
外に出ていけない充電期間を
『自分の部屋』という限られた空間に居続けるのではなく、
せめて『家の中』で自由にいられる環境にあることは
本人にとって、すごく大きな意味があると私は思うのです。
あなたの家では、どうでしょうか?
もしあなたのお子さんが『自分の部屋』から全然出て来なくて
現実的に親子のコミュニケーションが取れていないのなら、
『家の中』の環境を見直してみることが大切です。
そして、あなたが親子関係を改善していきたいと思ったら、
こちらの『親子の会話動画講座』をご活用くださいね(*^^*)
あなたが1日も早く、
今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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