ひきこもりの子どもに親の価値観を押し付けていませんか?
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
あなたには、ひきこもり状態のお子さんがいらっしゃるのでしょうか?
とても心配ですね。
この子はこのまま、ずっと家にひきこもって一人でいるんだろうか・・・
自分に何かあったら、この子はどうなるんだろう・・・
この子は一体、何がやりたいんだろう・・・
そんな、さまざまな不安や心配を胸に抱えて、
あなたは必死に、日々の生活を何とかやり過ごしているのではないかと思います。
というのも、私自身が、
まさにそういう状況の時があったからです。
実は私には、5年以上ひきこもりの状態だった息子がいます。
その間、本人はもちろんですが、
母親である私もとても思い悩み、苦しい日々を過ごしました。
それでも、息子は少しずつ彼のペースで歩みを進め、
いつの間にか社会人となって、元気に働くようになったのです。
今、改めて振り返ってみると、
当初の私の中には、息子に対して、
自分の価値観に沿った様々な期待(要求)があったことに気付きます。
そして、それを押し付けようとしていたのです。
あなたは、どうでしょうか?
もちろん、期待すること自体は、
親にとって当たり前のことかも知れません。
だけど、その期待を押し付けることが、場合によっては
お子さんにマイナスの影響を与えてしまう可能性もあるのです。
そこで今日は、
「ひきこもりの子どもに親の価値観を押し付けていませんか?」
というテーマでお伝えしていきます。
目次
ひきこもりの子どもに親の価値観を押し付けていませんか?
私たちは、成長する中でさまざまな価値観を自分の中に取り込んできています。
そして無意識に、その価値観に影響されて生きているのです。
すると、当然子育てにもそれが現れてくるため、親の期待(要求)として
子どもの思いとはかけ離れた状況を求めてしまうことがあります。
と言うのも、親に親の価値観があるように
子どもには子どもの価値観があるので、必ずしも親と子の考えが同じとは限らないから。
それなのに、親はそれを忘れがちなのです。
それでは、私たち親は
子どもに何を押し付けてしまいがちなのでしょうか?
どんなことを押し付けてしまいがち?
まず、大切なことは、子どもがひきこもりの状態にあるということは
その子がエネルギー切れを起こしている可能性があるということ。
エネルギー切れの状態になると、
当然何もやる気が起こらなくなるし、生活も乱れていきます。
でも、親はそれが気に入らなかったりしますよね。
だから、もちろん当時の私もそうでしたが、
昼夜逆転を解消して生活のリズムを整える、
ゲームばかりしないで勉強する、
もっと建設的なことに時間を使うなど、
子どもにいろんな期待(要求)をしてしまうのです。
その中でも特に、親が持つ1番強い期待(要求)は、
それらを全部ひっくるめて
やりこなしていかないと難しいようなこと><
つまり、その子の年齢に応じて、
学校に行ったり、仕事をしたりすることではないでしょうか。
いわゆる、『世間の当たり前』や『普通の生活』ですよね。
しかも、学校だとすると「元の学校」
仕事だとすると「正社員」
というように、親の中の選択肢は1つしかない
という状況が多いのではないでしょうか。
当時の私の息子に対する期待(要求)も、
本人にとっては重荷でしかないような、ハードルの高いものでした><
あなたは、どうでしょうか?
お子さんに、どんな期待(要求)を持っていますか?
親の価値観を押し付けるとは?
それでは次に、
ひきこもりの子どもに親の価値観を押し付けるとはどういうことか
考えていきましょう。
それは、親の期待(要求)の奥底に、
実は価値観が潜んでいるということです。
たとえば、あなたがお子さんに
きちんと自立して社会人として正社員で働くことを
期待(要求)しているとしましょう。
これは、右肩上がりの経済成長を遂げていた
昭和に育った私たち親の世代にとってはごく当たり前のこと。
ところが、今は長引く不況や感染症によって、
先の見えない不透明な社会ですよね。
ただでさえ、契約社員の増加で正社員自体が狭き門。
だから、すごくハードルの高い期待(要求)なのに、
親は子どもに正社員を求めてしまう。
特に男の子だったら、なおさらその傾向が強まると感じます。
それでは、どうしてそういう期待(要求)が生まれて来るのでしょうか。
それは、私たちの中に『男は仕事、女は家庭』という
根強い価値観が染みついているからです。
つまり、親自身は意識していなくても
『男の子は将来自分で仕事をして
家族を養っていくべきだから、当然正社員として働かないとね!
そのためにはまず、学校!』
という発想になってしまいがちなのです。
と言うことは、親が昭和の価値観を
自分の中に取り込み過ぎていればいるほど、
学校や仕事に行かない状態を、認め難い状況になっていくということ。
さらに・・・
努力しなければいけない、
怠けてはいけない、
弱音を吐いてはいけない、
頑張らないといけない・・・
このような価値観が強いと、なおさらですよね。
これって、客観的に考えると、
すごく親自身を追い詰めていく考え方だと思いませんか?
それじゃ、親が追い詰められるとどうなるか。
当然、子どもを駆り立てるから、
子どもも追い詰められていくという、
負のスパイラルが生じてしまう可能性があるのです。
そしてこれがまさに、かつての私がやっていたこと><
親の価値観を押し付けることで起こることは?
あなたの中には、どんな価値観がありますか?
もし、頑張ることが全てというような価値観、
正社員じゃないとダメというような価値観が強くあったとしたら・・・
お子さんが、やっと自分で見つけてきた週2日の短時間のアルバイト。
せっかくの思いで踏み出した一歩。
それを、認めてあげることが難しいのです。
「良かったね^^」
と、素直に一緒に喜んであげることが出来ないのです。
それどころか、「そんな仕事じゃダメ!」
「たった週2日の短時間のアルバイトで、自立した生活できるの?」
「そんな所はさっさと辞めて、ちゃんとした仕事を探しなさい!」
こんな言葉をかけてしまうかも知れません・・・
実はこれって、お子さんが今出来ていることへの
否定につながってしまうということ。
お子さんの小さな一歩を、
踏みにじってしまう可能性があるのです。
それをしっかり意識しておくことが、大切です。
あなたがお子さんに、どんな期待(要求)を持っているのか。
まずは、それを見付けることが大切ですね。
そしてその奥にある、自分の価値観に気付くこと。
もしかしたら、それが、
お子さんのプレッシャーになっているかも知れないのです。
しっかり、自分と向き合ってみてくださいね。
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いかがでしょうか?
今日は、
「ひきこもりの子どもに親の価値観を押し付けていませんか?」
というテーマでお伝えしてきました。
今、もしあなたが、
お子さんの状態を認められない理由が分かったなら、
それは素晴らしいことです。
自信を持ってくださいね。
気付いたからこそ、変えていけるのですから(*^^*)
ただし、あなたの価値観や期待を否定しているわけではありません。
それはそれで、あなたにとってとても大切なものです。
ただ、今のお子さんには合わなかったかも知れないというだけのこと。
だから、手放す必要はなくて、ちょっと横に置いておくというイメージでいて下さいね。
もし、今までやってきたことで、状況が何も変わっていない。
あるいは、どんどんひどくなっているという状態なら、
あなたの価値観に沿ったお子さんへの期待が
お子さんの状態とはズレている可能性があります。
だったらそこをしっかり認め、あなたの価値観は一旦横に置いて、
まずはお子さんが、安心・安全な状態で過ごせるような環境を作ってあげてみてはどうでしょうか?
あなたが1日も早く、
今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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