自分らしく生きるために最も大切なことってなに?
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
あなたは、「今の自分は何だか生き辛いな」
と感じるようなことはありませんか?
と言うのも、今の日本の社会ではいまだに、
『男は仕事、女は家庭』という考え方が根強く残っているように感じるからです。
そうすると、もともとの自分の個性ではなく
生まれた時の性別によって、役割や生き方が決まってしまう可能性があるのです。
そして、それに縛られて生き辛さを抱え
日々苦しんでいる方がたくさんいらっしゃるという現実><
昭和から平成、令和へと年号が変わり、月日は確実に流れています。
その間、長期にわたって、
バブル崩壊後の経済の低迷が続いていて・・・
その上、2020年の幕開けと同時に新型コロナウィルス感染症の広がりにより、
私たちの命や生活が、大きく脅かされている昨今の状況がありますね。
こうして、社会の状況は大きく変化している。
だからこそ余計に、私たちの意識の中に深く残っている価値観や考え方に縛られて、
苦しい日々を何とかやり過ごしていかざるを得ない人たちがいるのです。
と言うことは、社会の変化に合わせて私たち自身の意識を変えていくことも大切ですよね。
そのためには、どうしたらいいのでしょうか?
そこで今日は、
「自分らしく生きるために最も大切なことってなに?」
というテーマでお伝えしていきます。
目次
性別によって人の生き方はどうなるの?
まず初めに、性別が私たちの人生にどのような影響を与えているかをみていきます。
と言っても、「オギャー」と生まれたときには、性別に関わらず1人では何もできません。
必ず、誰かの世話を受けながら成長していきます。
その際、特に複雑な事情が無い限り、
その生まれた命を直接世話するのは『母親』つまり『女性』というケースが多いですね。
もちろん、多くの場合『父親』つまり『男性』が働いてお金を稼ぎ、
経済的な部分で家族のサポートをしていきます。
こうして私たちは、直接的には主に母親のケアを受けながら成長していくということ。
これがまさに、典型的な『男は仕事、女は家庭(家事・育児等)』という考え方ですね。
そして、小学校・中学校だけでなく、
今では、高校までほぼ義務教育のような感じで進んでいきます。
ではそれ以降、性別によって私たちの生き方はどうなっていくのでしょうか?
ここから、世間によくありそうな男女の生きていく道を、
分かりやすく物語風にお伝えしてみます。
A男さんの人生の歩み
まず初めに、『A男さん』に登場してもらいましょう。
A男さんは、本当は勉強が好きではなかったので、
高校を卒業したらすぐに就職したいと考えていました。
でも両親に「男は大学くらい出ないと、いい仕事に就けない」と言われ
頑張って勉強して何とか大学に合格し、無事に卒業。
その後、ある会社に就職しました。
大学も会社も家から通っていたので、
大人になってもA男さんは、身の回りの世話を母親にやってもらっていました。
それが、当たり前だったからです。
数年後、A男さんは付き合っていたB子さんと結婚し、家を出ました。
夫婦2人だけの甘い新婚生活が始まり、
A男さんの身の回りの世話をするのは母親からB子さんにバトンタッチ。
A男さんはまじめに会社で働いて、経済的に家庭を支えています。
やがて、2人の間に長女と長男が誕生。
「可愛い子ども達のためにも頑張らないと!」と、A男さんはますます熱心に働きます。
でも、景気の低迷により、残業が増えた割には給料は増えない><
ボーナスがもらえないことも・・・
それでも一生懸命働き、定年を迎えます。
すぐに年金がもらえないため、
A男さんには、定年を迎えてもまだ働き続ける日々が待ってました。
そんな時、突然妻のB子さんが体調を崩して入院。
A男さんは、そこで初めてあることに気付き、愕然とします。
だって、家のどこに何があるのか・・・
自分の靴下やハンカチがどこにあるのかさえ分かりません。
自分の食べる食事の準備すら、出来ないのです。
仕事が忙しくて、家事も育児もB子さんに任せっきりで
それまでほとんどやっていなかったA男さんは、お手上げ状態になってしまいました。
そして、娘や嫁に手伝って貰うことに・・・
これって、何が起きているのかというと、
『男は仕事、女は家庭』という価値観・考え方によって、
男性は、仕事をすることで経済的な自立は出来ていますが、
その反面『身辺自立』という、
自分で自分の面倒をみることを学べないままで成長しているということ。
と言うのも、子ども時代は母親
↓
結婚したら妻
↓
老後は娘や嫁
このように、その時々で自分以外の他者に世話をして貰うから、
自分でやらなくても良いのです。
最近でこそ、『料理男子』『弁当男子』などの言葉も出て来て、
状況が少しずつ変わってきていますが、
昭和の時代は、あちこちでこんな状況がありましたね。
それでは、女性はどうなのでしょうか?
B子さんの人生の歩み
続いて、A男さんと結婚したB子さんの人生をみてみましょう。
B子さんはとても頭が良く、高い志を持って医者を目指して医学部受験をします。
ところが、不合格。(後から、B子さんの受験した大学は女性の合格に男性よりも高いハードルを設けていたことが判明)
すると、親から「女の子は短大で充分だ。医学部になど行く必要はない」と言われ
浪人して再挑戦することも出来ませんでした。
そして、行きたかったわけでもない短大に行き卒業。
就職した会社でB男さんと知り合い結婚。
高校時代は、医学部を目指して勉強していた頑張り屋のB子さんなので、
本当はキャリアウーマンとしてバリバリ働き続けたかったけれど、
「結婚したら家で家事をすることが私の仕事」と考えて、退職しました。
そのうち、長女と長男が誕生し、家族の世話に明け暮れる日々が続きます。
少しくらい体調が悪くても、家族のために頑張りました。
いつも自分のことは後回し・・・
いつも自分の気持ちを押し殺し・・・家族のために妻として母として頑張り続けます。
それなのに、働いてお金を稼いでいないことで罪悪感があって、
自分のために何か必要な物を買うことすら躊躇してしまうような状態><
やがて子ども達が巣立つと、B子さんに異変が・・・
家族のために時間を使っていたため、
子ども達がいなくなり空いてしまった時間をどうしていいのか分からないのです。
「働いたらいいんじゃない?」そうアドバイスしてくれる人もいました。
でも、結婚してからずっと主婦だったため、働けるかどうか不安でたまりません。
ブランクがあまりにも長過ぎて、一歩を踏み出す勇気が出ないのです。
気が付くと、時々ぼ~っとしていたり、涙がすーっと流れる。
夜、眠れないことが増え、徐々に何も食べられなくなっていき・・・入院。
これも、実はA男さんと同じように
『男は仕事、女は家庭』という価値観・考え方が根底にあります。
長い間本当の気持ちを抑え、自分の生き方に制限をかけ続けた結果、
B子さんは自分を見失った状態に陥ってしまっているということ。
あなたは、だいじょうぶですか?
自分らしく生きるために最も大切なことってなに?
自分らしく生きるために最も大切なことは、
『男だからこうするべき』『女だからこうしなくてはいけない』
という考え方や価値観を、いったん自分の中から手放してみること。
分かりやすくするために、第一章ではちょっと誇張気味に、
A男さんとB子さんの人生の歩みをお伝えしましたが、
この例のように、私たちは生まれてから成長する過程でずっと、
親や先生などの周りの大人たちやメディアなどの情報の中で、
生まれて来た時の性別によって
『男らしく』とか『女らしく』ということを刷り込まれてきています。
そこには当然『自分らしく』という考えは入っていません。
だから、おとなしい男の子が「男のくせに情けない」とバカにされたり
元気な女の子が「女のくせにうるさい」と怒られたりするんですね><
実は、私は元気な女の子だったので、
子どもの頃「男の子だったら良かったのにね」と大人たちに何度も言われてきたことを
今でもしっかり覚えています。
よく考えると、これって、ありのままの私を否定している言葉ですよね><
私たちは、一人ひとり得意なことや苦手なことがあります。
出来ることも出来ないこともあります。
家事や育児が大好きな男性もいるし、外で働くことが大好きな女性もいます。
と言うか、今の女性の多くが、
『家庭(家事・育児など)+仕事』をせざるを得ない状況になっています><
スーパーウーマンです!
私たちが刷り込まれてきたように、
私たち自身の中にある価値観や考え方は、そのまま子ども達に刷り込まれていくのです。
男に生まれたから、働いてお金を稼いで家族を養うこと。
女に生まれたから、家で家事や育児などの家族の世話をすること。
こういう性別による考え方や価値観に縛られることなく、
「できる人が、できることをやればいいよね♪」というように、
柔軟な考え方のできる社会を子どもたちに手渡していきたい、と私は考えています。
あなたは、どう感じますか?
このように、
「女性としての役割」や「こうしなきゃ!」に過剰に囚われている自分に気付き、
ものの考え方や価値観を振り返りながら、行動を変えていくのが
チェンジング・カウンセリング®独自の特徴です。
あなたも、あなたの抱えている悩みの解消に、
チェンジング・カウンセリング®を取り入れてみませんか?
【参考記事】
いかがでしょうか?
今日は、
「自分らしく生きるために最も大切なことってなに?」
というテーマでお伝えしてきました。
実は、A男さんの歩みを読んでいただくと分かる通り、
男性は社会の変化に関係なく、働く主体としての立ち位置にいますよね。
だから、人生の節目節目でも大きく方向性を変える必要は無いわけです。
でも私たち女性は、結婚や妊娠・出産などの人生の節目で、
今の社会では大きく方向転換せざるを得ない状況になっています。
だから、B子さんの時のように、医学部受験合格基準の問題なども出てくるわけですね。
そして、「女性は家庭で家族の世話をしてね」と言われてみたり
「やっぱり人口が減ってきたから外でも働いてね」と言われたり・・・
社会の状況によってもまた、生き方自体を変えていくことを期待されるのです。
こうして考えていくと、
自分の生き方を自分でしっかり考えていくことって大切ですよね。
自分らしく生きていれば、生き方を社会の状況で左右されることが減ってきます。
気付いたところがスタート!
もしあなたも、これまでの自分の人生の歩き方に少しでも違和感を感じたら
ちょっと立ち止まる勇気を持ってみてくださいね。
そこには、どんな考え方や価値観がありますか?
それは今のあなたにとって、必要なものでしょうか?
その判断をするために「あなたがどう生きていきたいのか」を、
自分自身にしっかりと問いかけてみてくださいね。
ゴールを定めることで、きっとあなたの人生は変わっていくはずです(*^^*)
あなたが1日も早く、
今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
~あなたが、今、抱えている悩みで苦しんでいるなら『チェンジング・カウンセリング』がお役に立てると思います~
この記事を書いた人
-
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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