ひきこもりの息子が自己肯定感を持てるようになった理由

 

こんにちは。

 

《40代、50代女性専門》

ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、なりたい自分へと導いていく

チェンジングカウンセラーの平井いずみです。

 

このブログを読んでいただいているという事は、今あなたは、ひきこもりの息子さんのことで悩んでいるのではないでしょうか。

 

息子は高校1年の夏休み明けから体調が悪くなり、学校に行ったり行かなかったりを繰り返すようになりました。

 

その間、登校出来るように色々試してはみたものの、3学期には完全不登校に突入。

 

課題を提出して何とか2年生に進級しましたがなかなか登校出来ず、結局学年末で退学しました><

 

こうして所属が無くなった息子は “ひきこもり” という状態になっていったのです。

 

あなたの息子さんは、不登校でしょうか?

 

それとも、所属が無くなり “ひきこもり” という状態になっているのでしょうか?

 

どちらにしても、母親としては不安でたまりませんよね・・・

 

当時の私も、本当に悩んでいたのでよく分かります。

 

実はひきこもりになるということは、『今の自分ではだめ』と自己否定に陥っている状態><

 

だから、そこから抜け出し自己肯定感を持てるようになることが、ひきこもりから抜け出すことに繋がっていきます。

 

では、自己肯定感とはいったいなんでしょうか。

 

それは、そのままの自分を認め「自分は大切な存在」「自分はかけがえのない存在」だと思えること。

 

実際息子も、自己肯定感を持てるようになると、あっという間に変わっていきました。

 

そこで今日は、息子が自己肯定感を持てるようになった理由についてお伝えしていきます。

 

 

息子が自己肯定感を持てるようになったきっかけ

 

ひきこもりになって、毎日ネットゲームに明け暮れていた息子。

 

そんな生活の中で、1年足らずでしたが料理を作ってくれていた時期もありました。

 

そしてこの料理作りこそが、思いがけず息子の自己肯定感を育ててくれていたのです。

 

料理作りが自己肯定感と、どうして繋がるのか・・・

 

あなたはちょっと、戸惑っているかも知れませんね。

 

でも、それは当然です。

 

私自身、初めは全く想像していなかったですから。

 

それでは経緯を書く前に、まず料理を作る意味についてお伝えしておきます。

 

料理を作るということ

 

私たちが生きていくうえで『ご飯を食べる』というのは、命に直結すること。

 

絶対に欠かせない大事なことですよね。

 

そしてそのために必要なのは、料理を作れる』こと。

 

どんな状況になっても、自分でごはんを作ることさえ出来れば、何とか命を繋いでいけます。

 

ということは、料理を作るのは、“自分で自分を守るための手段” だとも言えるのです。

 

そう考えた時、私たち女性は『女は家庭』という言葉に象徴されるように、家事をする役割を背負わされてきたため、上手下手は別にして、料理を作れる人が割と多いのではないかと思います。

 

そして自分が親から言われてきたように「女の子なんだから料理くらいしなさい」と娘には言う・・・

 

ところが男の子の場合、今の社会では『男は仕事』という考え方が根強く残っているため、逆に料理を始めとして家事の出来ない人が多くみられます。

 

『大人になるまでは母親、結婚したら妻、年をとったら娘』に身の回りの面倒をみてもらっている。

 

そんな男性が、あなたの周りにも結構いるのではないでしょうか?

 

そうすると何が困るかというと、自分1人では何も出来ない状態になってしまうのです。

 

つまり、“自分で自分を守るための手段”を学べなかったということ。

 

これって、男性にとっては、ある意味死活問題ですよね><

 

あなたの息子さんは、どうでしょうか?

 

たまには、料理をしたりすることがありますか?

 

息子が料理作りを始めたのは?

 

そうかと言って、息子が子どもの頃から料理を作るのが好きだったという訳ではありません。

 

それどころか、私自身が子ども達にあまり手伝いをさせなかったこともあり、ほとんど料理などしたことはありませんでした。

 

“自分で自分を守るための手段”を、私は子どもたちに教えていなかったのです(-_-;)

 

これは、本当に大失敗だったと猛反省><

 

このように、私自身がそういうことに無頓着なままで子育てをしていたので、息子が料理作りを始めたのは彼がひきこもりになってからでした。

 

息子に「お母さんを助けて」と言えたらやって来たチャンス

 

息子のひきこもりに悩んでから、私は自分自身の生き方が大きく変わっていきました。

 

【関連記事】ひきこもりの息子が変わっていく親の接し方

 

子ども達の成長に合わせた仕事の選び方を止め、自分のやりたい仕事を見つけようと転職。

 

そして何カ所かの勤務を経て、毎日ではないですが出勤した日はフルタイムで働く仕事に就きました。

 

そのため帰宅が遅くなるので、私の出勤日の晩ご飯をお願いしようと思い付いたのです。

 

でもこれには、私にとってはかなり考え方を変えないといけないことが2つありました。

 

私が息子に頼ること

 

まず1つ目は、私自身のこと。

 

『結婚したら、家事・育児は女性の仕事』という価値観をしっかり刷り込まれていた私。

 

妻や母・嫁などの役割を、無理してでも出来るだけ自分の力でやるべきだと思っていました。

 

そんな中、息子のことがあって、私は少しずつ考え方を柔軟にしていく練習をしていったのです。

 

とは言えまだ、ひきこもりの息子に晩ご飯作りを頼むというのは結構ハードルの高いことでした><

 

だって頑張れば自分で出来ることを、息子に頼ってしまうことになるのだから・・・

 

これって、甘えなんじゃないかという考え方も顔を出したり(;’∀’)

 

それでも、役割に忙しくて自分のことを後回しにしがちな中で、意識してセルフケアのため週に何度か整体に通ってました。

 

でも、パートならこの生活も可能でしたが、フルタイムではなかなかそうもいきません><

 

だからこそ、家事のために早く帰ることよりも、整体に寄るという「自分を大切にする時間を優先する練習」をしようと思いました。

 

それでやっと「お母さんを助けて」と、息子に晩ご飯作りをお願いすることにOKが出せたのです。

 

あなたも、無理して自分一人で何もかもやろうとしていませんか?

 

息子の反応への不安や迷い

 

2つ目は、息子の反応でした。

 

もし息子がこのことをプレッシャーに感じて、もっと心が折れてしまったらどうしようという不安。

 

ひきこもりになってからすでに何年か経ち、息子は家の中ではとても元気になっていました。

 

家族ともよくしゃべるし、一緒にご飯も食べる。

 

昼夜逆転ではあったけれど、取り合えず、手伝いを頼むとやってくれるし暴言も暴力もない。

 

もちろんまだ不安定な面はあり、息子にとって都合の悪い話題になると機嫌が悪くなって、部屋にひきこもることもありましたが・・・

 

それでも、息子が『ほぼ家から出ない』ということ以外は、本当に穏やかな凪のような生活。

 

だから「その生活を崩してしまう可能性のあることをしてもいいのか」という迷いが、私の中にはありました。

 

最終的に決められたのは「伝えた結果は全部、私たち親子の経験になる」と思えたことです。

 

私は、不安や迷いを抱えたまま、自分の気持ちを伝えてみました。

 

息子が自己肯定感を持てるようになった理由

 

その頃娘は、県外の大学に行っていて自宅にはいなかったです。

 

そこで、夫と息子の3人で話をし、私は初めて「お母さんを助けてほしい」と息子に頼みました。

 

すると「出来るかどうか分からないけど、やれる範囲でやってみるよ」と、息子が引き受けてくれて。

 

引き受けてくれたことに驚きながらも、すごく嬉しかったのを覚えています^^

 

息子との約束

 

実は、私たち夫婦は、息子と約束をしていました。

 

   ・その日の晩ご飯を息子に任せる以上、何を出してもOK。

 

   ・昼夜逆転の不規則な生活だったため、時間が合わずに何も出来ていなくてもOK。

 

   ・何も無かった時は、自分たちでお茶漬けでも即席ラーメンでも作って食べる。

 

   ・やってみて難しかったら、いつでもやめてOK。

 

息子が少しでも、晩ご飯作りへのハードルを下げられるように、これらの約束を考えたのです。

 

そして、これが結果的には良かったのだと思います。

 

それと、もう1つ。

 

夫と2人でこっそり決めたのは『どんなものでも、絶対に文句を言わず食べること(笑)』

 

そして私は、出勤の日は置手紙と一緒にお金を置いて出かけるようになりました。

 

すると息子は、自分で決めたその日の献立に必要なものを買いに、バイクに乗ってスーパーへ。

 

息子の変化

 

こうして週に3日~4日、息子が晩ご飯を作る生活がスタートしました。

 

息子に頼ることを決め、色々な不安や迷いを持ちながらもそれらを抱えたまま彼に「助けてほしい」と伝えたことがきっかけで、息子はどんどん変化していったのです^^

 

面白かったのが、レシート。

 

息子はその日に貰ったレシートとお釣りを、必ずテーブルに置いていたので、買ってきた品物が分かるんですね。

 

初めの頃は、律儀にも献立に必要な物ばかりがレシートに載っていました。

 

ところがしばらくすると、お菓子とか飲み物が載るようになってきたのです(笑)

 

それに気付いた時「今日はこれが欲しかったのね」と、私はすごく嬉しかったのを覚えています。

 

もちろん帰宅すると何も準備されてなくて、ぐっすり寝たままの時もありました(^^;;

 

それでもしばらくすると、昼間のうちに準備して、

 

「今から寝るので夜起きるのが遅くなるから、レンジに作って準備してあるのを食べてね」

 

などと、置手紙があることも。

 

息子は自分なりに生活のリズムを考えて、工夫出来るようになっていったのだと思います。

 

そして、初めは全く想像もしていなかったのですが、実はこの晩ご飯作りが、息子にとってはひきこもりから抜け出すための、大きなチカラになっていたのです。

 

料理作りで手に入れた自己肯定感

 

今振り返って思うことは、家族のために料理を作ることって、自分が家族の一員として役に立っていることを証明し、それを体感出来るという大きな意味があったということ。

 

献立を考え、買い物に行き、作ること。

 

これを息子が本格的に自分の力だけでやったのは、もちろんこの時が初めてでした。

 

そして家族で一緒に晩ご飯を食べ、みんなが笑顔の食卓。

 

生きていてくれるだけでOKというところまで考えていた息子が、晩ご飯を作ってくれるのです。

 

感動でしかありません。

 

「おいしいよ」「ありがとう」と、自然と息子に感謝してました。

 

こうやって、自分の力だけで晩ご飯を作りながら達成感を味わい、それを家族に喜んでもらえることで自己肯定感が上がっていく

 

やっていることは、ほんのささいな一歩だったかもしれないけれど、その一歩を積み重ねていくうちに息子の中でひきこもりから抜け出すエネルギーが貯まっていったのだと思います。

 

晩ご飯作りを開始して半年程経った頃、息子はゲーム仲間とのオフ会に行くと言って、1人で準備をして1人で旅立ちました。

 

オフ会から無事帰宅。

 

その後しばらくすると、面接の準備を始めてコンビニでのバイトを開始。

 

こうして息子は、晴れて晩ご飯づくりから卒業したのです(^_-)-☆

 

更に、料理をする経験を積んだことで、息子は会社の長期出張の時にも、外食だけではなく時には自分でご飯を炊き、お弁当を詰めたりもしているようです。

 

少しずつ息子は、自分の世話を焼くことが出来るようになっています。

 

いかがでしょうか?

 

今日は、息子が自己肯定感を持てるようになった理由についてお伝えしてきました。

 

あなたの息子さんは、今、自分が誰かの役に立っているということを実感出来るような体験が、何か出来ているでしょうか?

 

私も、息子に晩ご飯作りをお願いするときには、こういう嬉しい結果に繋がっていくとは思ってもみませんでした。

 

なんせ、不安や迷いに悩んでいたくらいですから><

 

でもどんなところにも、きっとこうして突破口があるのだと思います。

 

そういう視点を持つことで、もしかしたら息子さんも何かが変わって行くかも知れませんね。

 

息子さんにとっての突破口が、一日も早く見つかることを願っています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

~あなたが、ひきこもりの息子さんのことで悩んでいるなら『チェンジング・カウンセリング』がお役に立てると思います~

 

 

 

 

この記事を書いた人

『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみ
『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみチェンジングカウンセラー
~ひきこもりという悩みをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラーの平井いずみです。

現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。

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