『親の脳を癒せば子どもの脳は変わる』を読んで思うこと

 

こんにちは。

 

《40代、50代女性専門》

ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、なりたい自分へと導いていく

チェンジングカウンセラーの平井いずみです。

 

今日は、私からあなたへおすすめの本を1冊ご紹介したいと思います。

 

ただ、その本を紹介する前に、前提として知っておいて欲しいことを、まずはお伝えしますね。

 

あなたは、福井大学の小児科医である友田明美先生をご存じでしょうか?

 

今日ご紹介する本より前に、『子どもの脳を傷つける親たち』を出版されています。

 

このタイトル、ちょっとドキッとしますよね(;^_^A

 

実は、私は職業柄『マルトリートメント』について学ぶ機会があり、この本も読みました。

 

そして、先生が特集されていた、NHKの“プロフェッショナル”という番組も見ています。

 

友田先生は、「体罰や虐待」という言葉を、『マルトリートメント』と表現。

 

これは、『不適切な養育・不適切な関わり』という意味で使われます。

 

子育て中、不適切な関わりをしていない親って誰もいない。

 

そう言っても、決して大げさな表現ではないでしょう。

 

親だって人間。

 

感情があるのだから・・・

 

でも、その行為が子どもにとって不適切であれば、それはマルトリートメントにあたるとのこと。

 

私も、子育て中にいろいろマルトリートメントをしてきたなぁと猛省><

 

ここまで読んで、もしかしたらとても自分を責めてしまっている人がいらっしゃるかも知れませんね・・・

 

もちろん私自身、自分の子育てを振り返って胸が痛かったのも事実です。

 

でも、この先生は、決して親を責めたいわけではありません。

 

むしろその逆で、親子を救いたい思いでいっぱいだということが伝わってきます。

 

だからこそ今日は、この先生の第2弾の著書。

 

『親の脳を癒せば子どもの脳は変わる』という本について、ご紹介していきます。

 

 

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この本に書かれている内容とは

 

まず、はじめにの章に、このように書いてあります。

 

大人は子どもを死に至らしめるほどの腕力と知能をもっています。そのことを知りながらも子どもを傷つけてしまう親の脳とこころには、何らかのトラブルが生じていることが推測できます。詳細については本書のなかでお伝えしていきますが、こころに傷を負った親たちを支援し、必要に応じ適切な治療を施していくことこそが、子どもを守ることにつながると、今のわたしは確信しています。

【出典:親の脳を癒せば子どもの脳は変わる 9ページから抜粋】

 

この言葉には、友田先生の活動の根本が分かりやすく書かれていると感じます。

 

そして、先生がこの考え方に行き着いたのは・・・

 

医師になりたてだったころ、親や保護者、ときには学校関係者(以下、「親」という言葉に集約しますが、子どもの養育・保護・教育にかかわる大人を含みます)によって傷つけられた子どもを目の前に、自分の感情をコントロールすることができず、診療の中でその人たちを責めてきました。しかしあるとき、自分の中に「親への視点」が欠けていることに気づいたのです。

【出典:親の脳を癒せば子どもの脳は変わる 9ページから抜粋】

 

このように書いていて、先生自身も試行錯誤の中で今の考え方に行き着いたことが分かります。

 

脳科学の研究が進み、今では子どもの頃のマルトリートメントが、脳に傷をつけてしまう事まで分かってきているそうです。

 

第1章 『こころの発達を阻む脳の傷つき』では、脳への影響の具体的な事例があげてあります。

 

たとえば・・・

 

・体罰によって萎縮する「前頭前野」

・性的マルトリートメントやDV目撃によって萎縮する「視覚野」

・暴言によって肥大する「聴覚野」

・幼少期のマルトリートメント経験で萎縮する「海馬」

 

これらの4例以外にも、いろいろなパターンが紹介されています。

 

そして、マルトリートメントがその後の人生に及ぼす影響としては、

 

・社会的障害ー対人関係に苦しむようになる

・情緒的障害ー意欲の消失、集中力の低下、うつ症状の発現

・認知的障害ー認知機能がなかなか上がらない

 

このような障害を抱える可能性が、指摘されているそうです。

 

第2章 『親のトラウマと子どもの成長』では、連鎖について書かれています。

 

マルトリートメントをしてしまう親の多くが、自らも過酷なマルトリートメントの被害者だといってもいいでしょう。そして祖父母世代に話を聞いてみると、彼ら自身も親から同様のマルトリートメントや厳しいしつけを受けて育ってきているケースが多く見受けられます。

【出典:親の脳を癒せば子どもの脳は変わる 55ページから抜粋】

 

もちろん、自分が子どもの頃にマルトリートメントを受けていても、悩むことなく子育てが出来ている方はたくさんいらっしゃいます。

 

ただ、もしあなたが日々の子育てや生活の中で、何か分からない苦しさを感じることがあるとしたら・・・

 

このように、自分の成育歴を振り返ってみることで、見えてくるものがあるかも知れませんね。

 

だって、私たちも親から養育されていた子ども時代があったのだから・・・

 

第3章 『「親の脳」が変わると「子どもの脳」も変わる』

 

ここでは、傷ついた親自身が、ペアレント・トレーニング(PT)などで、養育スキルを学ぶことの大切さが書かれています。

 

「子どもの行動が変わってきた」と親が実感するだけではなく、科学的にもそれが証明される。日々がんばっている親にとって、これほど心強く勇気づけられるフィードバックはありません。「マルトリートメントは悪いことだ」という点のみを強調するのではなく、子どもへの接し方のポイントをつかむことによって親に自信をつけてもらい、親の脳を「ポジティブ脳」に変えていく—。マルトリートメントを予防する観点からも、これは非常に意味のあることです。

【出典:親の脳を癒せば子どもの脳は変わる 127ページから抜粋】

 

自分が経験してきたやり方しか、私たちは知りません。

 

でも、知らないなら、別の方法を学べばいいのです。

 

そして、練習をしていくことで、新しい親子の関係が構築出来ていくのですよね。

 

こうして私たちは、トライ&エラーを繰り返しながら成長していきます。

 

ただ、その行動を起こすかどうか。

 

それを決めるのは、他の誰でもなくあなた自身です。

 

第4章 『負の連鎖を断ち切るための親支援』

 

幼いうちから保育園などに預けることに対し、「親子の関係が薄まるのでは」「愛着がうまく形成されないのでは」と危惧する必要はありません。仕事でもボランティアでも、親自身も社会とかかわって生活し、そのあいだ子どもは信頼できる人に託す。そして、子どもと再会したときにスキンシップの時間をたっぷりとって愛情を伝える。これは親子双方にとっていい方法だといえます。

【出典:親の脳を癒せば子どもの脳は変わる 155ページから抜粋】

 

以前の子育ては、地域ぐるみで行われていました。

 

だから、一人の子どもに対して、祖父母を始め、近所のおじちゃんやおばちゃん。

 

こういった、多くの大人達が関わっていたのです。

 

でも、社会情勢のさまざまな変化によって、今では母親一人の肩に子育ての責任がかかっている場合がとても多いですね。

 

それを表す典型的な言葉が、『孤育て(こそだて)』です><

 

この状態だと、当然母親のプレッシャーは大きなものになってしまう。

 

だから子育て支援は、子ども支援だけでは足りないと私も思うのです。

 

現代社会では、子育て支援に『親支援』という視点を持つことこそが、とても重要です。

 

 

『親の脳を癒せば子どもの脳は変わる』を読んで思うこと

 

マルトリートメントが子どもの脳に与える影響の大きさを、私はこの本で教えられました。

 

ちなみに、マルトリートメントとは、暴力だけではありません。

 

たとえば・・・

 

「こんなこともできないの?」などと侮辱したりする言葉。

 

他の子や、きょうだいとの比較。

 

このように、子どもが傷つく行為の全てがマルトリートメントだそうです。

 

これ、やってました・・・私も><

 

個人的には、ほんとうに私自身の子育てを振り返り、反省することばかりで(-_-;)

 

もっと早くこのことを知っていたら、きっと違う子育てができたのではないかなぁ。

 

そんなことを、感じました。

 

でも、そんな私だからこそ、出来ることがある^^

 

それが、こうして子育てに悩んでいるあなたに、このことをお伝えすることです。

 

友田先生も、このように書かれています。

 

わたしたち医師にできることにはかぎりがあります。本書を手に取ってくださった方が、子どもを守るために大人ができることを一緒に考えてくださることを願います。

【出典:親の脳を癒せば子どもの脳は変わる 11ページから抜粋】

 

マルトリートメントによって、子どもの脳が傷つく。

 

でも、マルトリートメントをしてしまう親自身の脳も、実は傷ついているのではないか。

 

だから結果として、親子ともに苦しい状況になっている可能性があるのです><

 

とはいえ、その後のトラウマ治療や、安定した環境・愛着の再形成。

 

これらによって、傷ついた脳が回復する可能性があるということも、分かってきているそうです。

 

『レジリエンス』という、過酷な環境にあってもそこから立ち直っていく力についても、書かれています。

 

脳は、傷つきっ放しではない。

 

これは、私たちにとって、大きな希望だと思いませんか?

 

もしあなたが、今までの子育てについて悩んでいるのなら・・・

 

ちょっと子どもから視点を外して、別の角度から見てみる。

 

今起きていることがらだけに焦点を当てるのではなく、その背景も考えてみる。

 

それは、あなたが自分のこころと向き合ってみることかもしれませんね。

 

いかがでしょうか?

 

今日は、『親の脳を癒せば子どもの脳は変わる』という本についてご紹介してきました。

 

あなたが今、子育てで苦しんでいるなら・・・

 

自分一人だけで、夫婦だけで、家族だけでその悩みを抱え込まなくてもいいのです。

 

それをしっかり、覚えておいてくださいね。

 

そして、誰かにSOSを出して、助けを求めること。

 

自分を助け、癒してあげることが、子どもを救うことにも繋がっているのだから(*^^*)

 

あなたは、今までじゅうぶん頑張ってきたのです。

 

ずっと一人で、苦しんできたのです。

 

そろそろ、自分のこころの傷つきに気付いてあげましょう。

 

そして自分を、そこから解放してあげられると良いですね。

 

あなたが1日も早く、子育ての悩みから解放されることを願っています。

 

いつでも私は、あなたを応援しています♪

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

~あなたが、子育てで苦しんでいるなら『チェンジング・カウンセリング』がお役に立てると思います~

 

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この記事を書いた人

『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみ
『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみチェンジングカウンセラー
~ひきこもりという悩みをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラーの平井いずみです。

現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。

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