『他者から見た自分』と『自分が見ている自分』とは?(私編)
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
私たちの中には、『いろんな自分がいる』と言われていますね。
ところが、頭では分かっていても、「それって本当?」と思うこともあって。
確かに『元気な自分』や『落ち込んだ自分』『はしゃいでる自分』など、
表立った変化だと気付きやすいかも知れません。
でも、もっと細かく具体的に・・・
となると、なかなか分かりにくいですね(;’∀’)
私には、息子の不登校・ひきこもりで悩み苦しんだ経験があります。
当初の私は「どうしたら、この悩みの突破口が見つかるのか?」
と考え、とりあえず、ある心理学の連続講座に参加してみました。
この頃は「私が何とかしなくちゃ!」と必死だったなぁ><
結果的に、息子の不登校・ひきこもりは5年以上続いたため、
単純にこの時の講座受講が、劇的な変化に繋がったわけではありません。
ただ、この講座が興味深かったこともあり、
今も続いている私自身の『学びのスタート』になったことは事実です。
その後、色々なことがあり過ぎて、すっかり忘れていましたが(;’∀’)
実は先日、押し入れの片付けをしていたら、
奥からその時に使っていたノートが見付かりました。
そして、改めて読み返してみると「実に面白いなぁ」と感じたのです。
また、もし今あなたが人間関係で悩んでいるとしたら、
とても参考になる視点なのではないかなとも感じました。
そこで今日は、
「『他者から見た自分』と『自分が見ている自分』とは?(私編)」
というテーマでお伝えしていきます。
目次
『いろんな自分』ってどういうこと?
それではまず、『いろんな自分』って、どういうことなのかを
お伝えしていきますね。
あなたは、『ジョハリの窓』を知っていますか?
ジョハリの窓(ジョハリのまど、英語: Johari window)とは自分をどのように公開ないし隠蔽するかという、コミュニケーションにおける自己の公開とコミュニケーションの円滑な進め方を考えるために提案された考え方。
※出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から抜粋引用
これは、私たちには『4つの窓』があるという考え方で、
その4つの窓は『開放の窓』・『盲点の窓』・『秘密の窓』・『未知の窓』になります。
※出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から抜粋引用
さらに、分かりやすく説明してみます。
『開放の窓』は、自分も他人もわかっている自己
(オープンな自己)
『盲点の窓』は、自分は気が付いていないものの、他人からは見られている自己
(背中につけっぱなしの値札のような自己・・・笑)
『秘密の窓』は、自分は認識しているが、他人には知られていない自己
(ポケットに隠し持っているガムのような自己・・・笑)
『未知の窓』は、自分も他人も気付いていない自己
(可能性の自己)
これが、あなたの中にある『4つの窓』
つまり、色んな自分なのです。
『他者から見た自分』と『自分が見ている自分』とは?(私編)
続いて、『他者から見た自分』と『自分が見ている自分』を
私の例を参考にお伝えしていきます。
ノートを見ると、その講座で
「私の良いところ、魅力的・素敵なところを20個あげてくる」
という宿題が出ていたのです。
自分だけで20個見つからなければ、
家族や友達に聞いても良いということだったようですが。
ノートの記録を見ると、私が自分で書いたのは2つのみ(;’∀’)
どれだけ、自分に厳しかったんでしょうか><
自分で書いていた良いところは、「節約上手」と「まじめ」でした。
なんか・・・本当にきまじめな感じが伝わってきますよね(;’∀’)
当時の私は、「自分にはこの2つしか良いところがない」と思っていたのです。
ところが、足りない分を家族に聞いていて、
ちゃんと、宿題20個の残り18個も埋まっていました!
こんなに、たくさんの良いところを持った私がいたのです(*^^*)
しかも「教えてもらうまでのやり取りが楽しかった!」と、メモ書きも。
良かった~(*^^*)
☆夫から見た私の良いところ☆
「早口」「男勝り」「社交的」「小さなことによく気がつく」「ややきれい好き」「動物好き」
☆息子から見た私の良いところ☆
「どっしりしている(物事に動じない)」「話がいつまでも続く」「家事が上手」「面白い」「楽しい」「物持ちが良い」
☆娘から見た私の良いところ☆
「ご飯がおいしい」「自分の考えをしっかり持っている」「友達がたくさんいる」「世話好き」「付き合いがうまい」「本好き」でした。
それにしても、私が自分の良いところを「まじめ」と思っているのに、この結果!
家族の中には一人も、私の良いところが
「まじめ」だと思ってる人はいなかったのです(衝撃)笑笑
それに、当時は不登校真っただ中で、
私にとって死にたいくらいの悩みの種だった息子。
その息子が教えてくれていたことが
「どっしりしている(物事に動じない)」とか「面白い」「楽しい」なんて・・・
読みながら、涙が出て来ました。
本当に、びっくりです。
あんなにおろおろして、息子を傷付けていた私だったのに・・・
また、家族みんながとてもポジティブにフィードバックしてくれていて^^
ま、本人を前にしては、けなせなかったのかも知れませんが(笑)
とは言え、今の私だったらとても嬉しいし大喜びします(*^^*)
それなのに、当時の私はどうだったでしょうか?
実はノートには、この結果を受けて、当時の私が自分と向き合い、
自分の中のギャップや未完了のさまざまな思いがあったことに
気付いていくプロセスが、いろいろ書き綴ってありました。
たとえば・・・
『テレビや絵本の中での「お母さんの持つイメージ」は、
私の中では「優しい」「暖かい」「おおらか」
⇓
でも、これらの言葉がなかった。
⇓
つまり、私のイメージする母親像ではないということ。
⇓
今まで私が、母親としてやってきたことは良かったのか?(否定感)
⇓
今の感情を色にするとグレー』
こんな感じでした(;’∀’)
なんて、ひねくれていてネガティブなんでしょうか。
どれだけ、『理想の母親像』に縛られていた私なんでしょうか。
誉め言葉を素直に受け取ることが出来ない、ゆがんだ私でした。
それでも、当時の私は、
自分のことを理解しようと一生懸命だったようです(*^^*)
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【参考記事】
いかがでしょうか?
今日は、
「『他者から見た自分』と『自分が見ている自分』とは?(私編)」
というテーマでお伝えしてきました。
今の私の学びの原点になったことを、今日はご紹介してみました。
このエピソードで、「自分と他人が感じていることは違うんだなぁ」
ということを、改めて実感しました。
押し入れの片付けをしていて出てきたノート。
これは、今の私にとって、当時の私を知るために
本当に大切なものになりました。
実は、そのノートの表紙には「自分探しの旅」と書いてあって。
なんだか一時期、この言葉が流行りましたよね。
ふわふわしていて、何かがありそうで良い感じ?
でも、自分探しの旅って・・・?
当時の私は「どこか別の場所に本当の自分がいる」と、思っていたのかもしれません(;’∀’)
でもそこから学び続けている今の私が、当時の私に伝えたいのは
「私はここにいるよ(*^^*)」ということ。
わざわざ探しに旅に出なくても「すでにここにいる」ってことです。
旅に出るより、しっかり自分と向き合っていくこと。
それが、大切なのです。
あなたも、いろんな自分を見付けてみませんか?
自分一人では探せないポジティブな自分が、あなたの中にもたくさんいるはずです!
でもそれを、受け取れない。
気付けない。
気付こうとしない状態に、あなたは今いるのかも知れません。
そこからいっぽ、抜け出してみませんか?
まずは私のように、
家族に自分の良いところを聞いてみるのも良いですね(*^^*)
あなたが1日も早く、
今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
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《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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