ひきこもりのこどものサポートで疲れた心身を解放する5つの具体策

こんにちは。

 

《40代以上女性専門》あなたのひきこもりという悩みをチャンスに変えて、生きづらさを解消し、なりたい自分へと導いていくチェンジングカウンセラーの平井いずみです。

 

ひきこもり状態のわが子を支えるのは、想像以上に忍耐と愛情が求められる大変な仕事と言えます。

 

そのため、支える側である親自身が疲れてしまうことも少なくありません。

 

『自分がもっと頑張らないと。何とかしなくっちゃ!』という気持ちや、先の見えない不安、世間の普通から外れた孤立感に押しつぶされそうになることも・・・

 

実際、私自身、高校1年生で不登校になり、5年以上のひきこもり状態だった息子のことで悩んだとき、まさにこのような状況でした。

 

そして、私自身がメンタルを病んでいったんです。

 

この私の実体験から、わが子のサポートをするためには、まず親自身のケアが必要だということに私は気付きました。

 

そこで今日は、「ひきこもりのこどものサポートで疲れた心を解放する5つの具体策」というテーマでお伝えしていきます。あなたの心が少しでも軽くなりますように・・・

 

ひきこもりのわが子をサポートする疲れに気づいていますか?

ひきこもりのこどものサポートは一般的に長期間にわたることが多く、親にとっては精神的にも肉体的にも大きなストレスがかかるものです。

 

親としては「どうしてこうなったのだろう。育て方が悪かったんだろうか?」と、過去を後悔したり「これからどうすればいいのだろうか?」と、未来の心配をする。

 

このように、解決策がまったく見えてこないことに不安を感じる人が少なくありません。

 

しかもその責任を1人で抱え、自責の念に駆られるという負のスパイラルに入ってしまうこともありますね。これでは、本当に苦しいです。

 

さらに、自分自身の生活を必要以上に後回しにしがちな点も見逃せません。

 

私達女性は、当たり前のように社会から家族のケア役割を期待されています。それを刷り込まれながら、育ってきていますね。

 

ただでさえそんな状況なのに、わが子がひきこもりになると「なんとかしなきゃ」と、ますます過干渉になってしまうケースが多いのです。

 

結果的にひきこもりのこどものために時間やエネルギーを使うあまり、自分のための趣味やリフレッシュの時間が取れなくなると、知らず知らずのうちにストレスが溜まっていく。

 

また、社会的な孤立感も疲れの一因になりますね。

 

私のように、他のママ友達と比べて、自分の状況が劣っていて恥ずかしいと思って、周囲に相談しづらい気持ちになる人も多いはずです。

 

このように、親としてひきこもりのこどもを支えるには、さまざまな形でストレスを抱え心身ともに疲れ切ってしまうのです。

 

参考記事 ママ友との付き合いが辛くてたまらない時の対処法

 

親の疲れた心身を解放する5つの具体策

 

①自分の気持ちに目を向ける

ひきこもりのこどもを支える時に、親はどうしてもこどもを優先しがちです。

 

でも、自分が疲れてしまって病気になってしまうと、結果的にこどもをサポートし続けることが難しくなってしまいますね。

 

「親の自分がしっかりしなければ」という思いを持つことも大切かも知れませんが、その思いがプレッシャーになって、無理を重ねてしまうのは逆効果。

 

まずは、「自分も疲れているのだ」と気づくことが第一歩です。そして、その気持ちを否定せずに受け入れることが大切。

 

「私が弱いから疲れてしまう」と自分を責めるのではなく、誰にでも限界があることを受け入れ、自分自身のケアを優先する時間を持つことを意識しましょう。

 

だって私達は、機械仕掛けのロボットではないのだから・・・

 

②1日10分でいいから自分のためのリフレッシュタイムをとる

ひきこもりのこどもを支える生活の中でも、自分自身のリフレッシュの時間を意識的に作ることはとても重要です。

 

日々の生活に追われて忙しいとは言え、1日10分だけでも良いから自分のための時間を作ることを心がけてみましょう。

 

たとえば、散歩をする、好きな音楽を聞く、カフェタイムをとる、好きな本を読む、自分の気持ちを書き出すといった簡単なことで構いません。

 

ポイントは、「その時間だけは私を優先する」と、自分で決めること(*^^*)

 

ひきこもりのこどもを含めた家族みんなのケア役割を背負う中で、つい「あれもやらなきゃ!これもやらなきゃ・・・」と思いがちですが、その10分間だけでも役割を解放し、素の自分に戻ることで心に余裕が生まれてきます。

 

この時間を毎日積み重ねて少しずつストレスを減らしながら、心のバランスを保てるように自分を整えていきましょう。

 

③期待を少し手放してみる

世間の『ふつう』というレールから外れてしまったわが子に対して「どうにかしてこの状況から抜け出してほしい」「早く元通りの生活に戻ってほしい」という期待を抱くのは、親としては自然なことですね。

 

私自身も、息子が世間の『ふつう』というレールに戻って欲しくてもがいていた時期が長くあったので、あなたがつい期待してしまう気持ちもとてもよく分かります。

 

でも、それがあまりにも強すぎると、自分の期待通りにいかない現状に対してイライラや焦りが生まれ、ぐったり疲れてしまったりわが子にあたったりしてしまうこともあるのです。

 

そして、私のように親子関係が悪化してますますこどもの状態が悪くなる・・・なんてことにはなりたくないですよね(-_-;)

 

そこで、少しあなたの期待を手放して「無理やり何とかしようとしなくてもいい」と、ある意味自分の中の考え方を変えてみてください。

 

こどもの小さな “いっぽ” を認め、こどものペースを尊重する姿勢が、結果的に状況を改善するための近道になることだってあるのだから・・・

 

ほら!『急がば回れ』とか『急いてはことを仕損じる』なんてことわざがありますよね(*^^*)

 

まずは、肩の力を抜いて深呼吸。はい、リラックス、リラックス。

 

【参考記事】我が子への期待の裏側にあるたった1つのもの

 

④親自身が自分の人生を楽しむ

親自身が自分の人生を楽しむことも、こどものサポートに繋がっています。

 

「えっ!それって、どういうこと!?」って思いましたか?何とも、不思議ですよね(*^^*)

 

実は、ケア役割を担っている私たち女性は、当たり前のように家族を支えることに自分の全てを注ぎ、自分自身を疎かにしてしまいがちです。

 

それは、自分の楽しみを封印して家族のために尽くすことこそ『理想の妻』であり、『理想の母』である。そんな価値観が、根強く私たちの中に残っているからです。

 

そして、自分を縛ってしまう・・・でも、あまりにも当たり前すぎて、その生きづらさにも気付けず・・・

 

実は、私自身がまさにそうでした。あなたはどうでしょうか?

 

もちろん、その状態が自分にとって楽しくて心地良いことであれば、なんの問題もありません。生き生きと自分らしく過ごせるでしょう(*^^*)

 

ところが、『女性なら当然そうだよね』という考え方が、全ての女性に当てはまるかと言えばそうではなく・・・

 

と言うのも、私達は一人ひとり考え方も価値観も感じ方も違うからです。出来ること・出来ないことも違うし、得意なこと・苦手なことだって違う。

 

だから、苦手なことや出来ないことを自分が頑張ってやらないといけない状況が続くと、それをこどもにも押し付けてしまいがちで・・・これって、まさに私が息子にやっていたこと。

 

だからこそ、親が自分の縛りを少しずつ解いていき、趣味や楽しみを見つけて自分の人生を充実させていくことは、結果的にこどもを解放していくことにもつながっていく☆彡

 

これからちょっと、自分が無理して頑張っている『役割』と、自分の気持ちに沿った『自分らしい自分』でいることのバランスを意識してみてくださいね。

 

そして、自分の気持ちに沿った『自分らしい自分』を大切にできるようになると、あなたが笑顔でいられるのです。そのあなたの笑顔こそ、こどもにとって何より大きなサポートになるはず(*^^*)

 

【参考記事】「お母さんが楽しみましょう」と言われるのはなんで?

 

⑤親自身がサポートを受ける

実は、親自身がサポートを受けることもとても大切です。

 

ところが、今でこそひきこもりも認知され、以前よりはオープンになってきてはいますが、まだまだ『ひきこもりは恥』という意識がつよく、家族だけで何とかしようと抱え込んでいることが多い現実が・・・

 

また、ひきこもりに関する支援は、本人を対象としたものと思われがちということもあって。

 

でも、本人を支える家族・・・特に親こそが、サポートを受ける必要があると私は考えています。

 

どうしてかと言うと、ひきこもりの本人が、安心・安全な場所でエネルギーを貯めるための環境を整えるのは親であり、家族だからです。

 

もし、親が自分達だけで抱え込み、悩みの深さに絶望し追い詰められて孤立していたら、ひきこもりの本人にとっての安心・安全な環境を整えるだけの余裕があるでしょうか?

 

それって、かなり難しいですよね・・・

 

だからこそ、ひきこもりの本人だけではなく、本人の一番の土台となるサポーターの親や家族の支援が必要なのです。

 

実際に私たち夫婦は、息子が不登校になった当初、半年以上定期的に2人で不登校相談に通っていたことがあります。

 

その過程の中で色々な思いを抱いた私は、自分がカウンセリングを学んだり、継続的に数年単位でカウンセリングを受け続けて自分を見つめ直していきました。

 

そして、紆余曲折ありましたが、結果として5年以上のひきこもりだった息子は、いつの間にか自立していたのです。

 

このように息子を自立に導けたのは、私の中にある不安や焦り、不満・イライラなどを、学びながら得た知識や、相談したりカウンセリングを受けたりすることで整理でき、自己理解を深め、自分の癖を知り、落ち着いて息子の対応にあたれたことが大きかったです。

 

今の社会は、『自分で何とかするのが当然』という『自助努力』を求める考え方が強く、私たちはなかなか「助けて」と言い難い状況にあります。

 

でも、『おたがいさま』という言葉がある通り、困ったときにはお互い助け合える社会になれば、誰もがもっと生きやすくなっていくはずです。

 

だから、親が「助けて」と、自らサポートを求める姿を見せることはこどもにとっての学びになり、こどもも「助けを求めても良いこと」を知って、追い詰められずに済むはずです。

 

【参考記事】自立へのプレッシャーを解消する方法

 

ひきこもりのこどもと向き合うときの心構え

 

①焦らず、ひきこもりのこどものペースを尊重する

ひきこもりの状態から抜け出すには、それなりに時間がかかることが多いです。

 

親としては、「早く元気になってほしい」という思いから、つい急かしてしまうことがありますが、あまりプレッシャーをかけ過ぎると、ひきこもりのこどもが心を閉ざしてしまうことも・・・

 

そうなると、状況が悪化しさらに時間がかかってしまうことにもなりかねません。

 

親子の信頼関係を築くために、本人の意思やペースを尊重し、焦らずに寄り添いながら見守る姿勢が大切ですね。

 

【参考記事】子どもを黙って見守る方法

 

②見守りとサポートのバランスを取る

「見守ること」と「放置すること」は、大きく違います。見守るイメージとしては、あくまでも本人の少し後ろから、同じ方向を見ている感じですね。

 

特に、手出し口出しはしないけれど、温かい眼差しで「ちゃんとあなたを見ているよ」という感じが、本人に伝わっているとベストです。

 

そして、親が主体となってあれこれ干渉し過ぎず、こどもの自立心を育てるような関わり方をしたり、ちゃんとこどもの話に耳を傾け、本人が何を求めているのかを理解することも大切です。

 

その上で、「困ったこと。助けて欲しいことがあったらいつでもサポートするよ」という親の姿勢が、ひきこもりのこどもに安心感を与え、エネルギーを貯めることが出来るようになるのです。

 

親が「焦らず、一歩ずつ進めばいい。時には下がっても、立ち止まってもいい」という心構えを持ってサポートすることで、気持ちに余裕が生まれると、親子の関係性も良好に変わっていきます。

 

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まとめ

いかがでしょうか?今日は、「ひきこもりのこどものサポートで疲れた心を解放する5つの具体策」というテーマでお伝えしてきました。

 

ひきこもりのこどもを支える中で、『疲れた』と感じるのは、決してあなたが弱いからではありません。

 

長期にわたるひきこもりのサポートは、多くの親にとって大変な負担やストレスになります。

 

そこで、その疲れをそのままにして頑張りすぎず、自分自身のケアを優先しながら対応することで、より前向きにサポートを続けていけるようになっていきます。

 

自分の気持ちや生活を大切にすることは、あなたが考えている以上にひきこもりのこどもを支える上で大きな力になります。

 

今日からできることにチャレンジし、あなたが焦らなくていいように、自分を整えながら前に進んでいきましょう。

 

あなたが1日も早く、今、抱えている悩みから解放されることを願っています。

いつでも私は、あなたを応援しています♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみ
『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみチェンジングカウンセラー®
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。

現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。

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