女性のひきこもり|家にこもる娘が心配でたまらないあなたへ

こんにちは。

 

《40代以上女性専門》あなたのひきこもりという悩みをチャンスに変えて、生きづらさを解消し、なりたい自分へと導いていくチェンジングカウンセラーの平井いずみです。

 

ひきこもりといえば男性の問題・・・そんなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。

 

実は、私にも不登校から5年以上ひきこもり状態だった息子がいますし、これまで受けてきた相談でも、男性の方がかなり多かったです。

 

とは言え、あまり私たちの意識に登ってこないだけで、女性のひきこもりも、静かに、そして深刻に広がっていることをご存じでしょうか?

 

特に、ひきこもりの娘さんを見守る母親にとっては、息子のひきこもりで悩んでいた当時の私がそうだったように、不安や焦り・自分を責める気持ちなど、ネガティブな思いに押しつぶされそうになってしまうこともあるはずです。

 

そこで今日は、「女性のひきこもり|家にこもる娘が心配でたまらないあなたへ」というテーマで、お伝えしていきます。あなたの心が少しでも軽くなりますように・・・

 

ひきこもり女性が見えにくい理由

それでは、まず初めに、ひきこもり女性が見えにくい理由について、2つに分けてお伝えしていきます。

 

①社会の期待とジェンダーバイアス

1つ目は、社会の期待とジェンダーバイアス。

 

ジェンダーバイアスとは、性別による偏見や思い込みのこと。つまり、この場合は「女性」だからこそ、社会から期待されている役割による偏見ということ。

 

今の社会では、『男は仕事、女は家庭』のように、女性って家族の世話をする「ケア役割」を期待されています。

 

すると、「いずれ結婚すればいい」「女性は家にいて当然」「働いてなくても構わない」などの無意識のバイアスが、女性のひきこもり問題の深刻さを、覆い隠してしまうこともあるのです。

 

そのため、本人も周囲も問題を自覚しにくく、支援にたどりつきにくい現状があります。

 

社会の中の古い価値観が、女性のひきこもり問題を『なかったこと』にしてしまっているとも言える状況の中で、本人の苦しみを置き去りにしてしまうことも少なくありません。

 

ひきこもり状態の女性たちの中には、

「このまま年を重ねていったらどうなるんだろう」

「親がいなくなったらどう生きていけばいいのか」

という不安を抱えながらも、誰にも相談できずに孤独を深めている人がたくさんいます。

 

②「家事手伝い」という名前に隠された存在

2つ目は、「家事手伝い」という名前に隠された存在。実はこれも、性別による偏見や思い込みの影響を強く受けています。

 

女性のひきこもりは、表面上「家事を手伝っているから」「家にいるだけで、特に問題ない」と受け取られやすい傾向がありますね。だから、たとえ本人が強い孤立感や無力感を抱えていても、問題として見えにくいことがよくあります。

 

家族も、「家で家事をしてくれてるから大丈夫かな」と深刻に受け止めないまま、時間だけが過ぎてしまうのです。

 

でも、実際には、外とのつながりを絶ち、社会参加ができない状態に陥っているケースも少なくありません。

 

娘のひきこもりに悩む母親が抱える葛藤

それでは、続いて、娘のひきこもりに悩む母親が抱える葛藤についてお伝えしていきます。

 

①「このままでいいのか」という不安

1つ目は、「このままでいいのか」という不安。

 

あなたも、こんなふうに思ったことはありませんか?

 

「このまま家にひきこもり続けて、この子の将来はいったいどうなるんだろう・・・」

 

焦りと不安、どうにかしてあげなきゃという気持ち。

 

でも、親として、何をどうすればいいのか分からない苦しさにさいなまれる日々。

 

②周囲からの視線と孤立感

2つ目は、周囲からの視線と孤立感。

 

周りの親戚や知人からの『悪意なき素朴な問いかけ』が、グサグサ胸に突き刺さる・・・

 

「元気にしてる?まだ家にいるの?」

 

「娘さん、どうして働かないの?何か問題でもあるの?」

 

あなたも家族にとっては胸の痛む、こんな無神経な言葉を言われた経験があるかもしれませんね。

 

当時の私は、それがイヤでイヤでたまらず、近所のお店ではなく、わざわざ遠くまで買い物に出かけていたものです。

 

このような状況の中で、母親であるあなた自身が、誰にも相談できず孤立してしまうことも少なくありません。

 

【参考記事】ひきこもり本人と家族が直面する“偏見の壁”を乗り越える方法

 

③自分の子育てを責めてしまう苦しみ

3つ目は、自分の子育てを責めてしまう苦しみ。

 

「私の育て方が悪かったのかな」

「もっと早く気付いてあげられたら良かったのかな」

 

そんなふうに、自分を責める気持ちも湧いてきますよね。私もそうでした・・・

 

でも、ここで一つだけ伝えたいことがあります。

 

あなたは、自分ひとりでこの問題を背負う必要はないのです。

 

【参考記事】息子のひきこもりに対する罪悪感を解放できた3つの理由

 

母親にできる3つのサポート

ここからは、最後に、母親にできる3つのサポートについてお伝えしていきます。

 

① 無理に外に出そうとしない

1つ目は、無理に外に出そうとしないこと。

 

あなたが焦る気持ちを持つことは、本当にごく自然で当たり前なことです。私もそうでしたから・・・

 

でも、今の娘さんには、社会に出るためのエネルギーを貯められるような「安全な居場所と時間」が必要なのかもしれません。

 

そのため大切なのは、ひきこもりの娘さんを無理やり社会に戻そうとしないことです。親の焦りから、外に出すことを急ぐのは逆効果になりかねません。

 

まずは、わが子の存在そのものを肯定し、安心できる居場所を家庭の中につくることが、あなたの出来るサポートの第一歩です。

 

② 本人の興味や関心のあることを応援する

2つ目は、本人の興味や関心のあることを応援すること。

 

実は、私の娘も大学卒業後、社会人として勤めた後、職場のストレスから仕事を辞め、家にひきこもり状態だった時期があります。

 

この頃は、フルタイムで働いていた私の代わりに晩ご飯を作ってくれて、とても助かっていました。まさに彼女は、家で「家事手伝い」をしていたのです。

 

当時の私にとっては、娘の「家事手伝い」は有り難い状況でしたが、これが長期間続いていたら、そのまま「家事手伝い」という名前に隠された「ひきこもり」状態になっていたかも知れません。

 

ただ、しばらくすると、娘は「昔、やりたかったことに挑戦したい」と言い始めました。そこで、親としてそれに向けて応援することを決め、県外へと送り出したのです。

 

そのため、彼女は「家事手伝い」を10か月ほどで卒業。今も、本人のやりたい仕事を続けながら元気に働いているので、あの時引き止めずに県外に送り出したことが、娘の自立につながっています。

 

もし本人が、少しでも何かに興味を示したら、それを大切にしてあげましょう。

 

それが、たとえ趣味やネット上の交流など、親にとっては心配なことだったとしても、それが外とのつながりの第一歩になるかもしれないのです。

 

【参考記事】ひきこもりの息子が1人で旅行に行けた2つの理由

 

③ 母親自身も支援を受ける

3つ目は、母親のあなた自身も支援を受けること。

 

娘さんのためにも、あなた自身が支えられる場所を持つことはとても大切です。

 

カウンセリングや支援グループに参加することは、決して「自分が弱い」ということではありません。

 

むしろ、家族全体がいい方向へ向かうための「第一歩」になると考えてみて下さい。

 

あなたが一人で抱え込まず、カウンセリングや親の会など、安心して悩みを話せる場を持つことは、あなた自身の精神的な安定に繋がります。

 

そして、実はそれが、長期的にわが子を支えるためにも大切なことなのです。

 

【参考記事】子どものひきこもりで母親がカウンセリングを受けた方がいい理由

 

まとめ

いかがでしょうか?今日は、「女性のひきこもり|家にこもる娘が心配でたまらないあなたへ」というテーマでお伝えしてきました。

 

女性のひきこもりは見えにくい問題で、まだまだ社会の中で見過ごされがちです。

 

でも、見えない苦しみを抱えた娘さんの存在にあなたが気づき、こうして向き合っていること。それだけでも、もう大きな一歩を踏み出しています(*^^*)

 

母親であるあなたが焦らず、無理せず、娘さんの存在を認め、信じ、支え続けること。

 

それこそが、未来への大きな力になるのです。

 

一歩ずつ、焦らず、そして自分自身も大切にしながら、進んでいけたらいいですね。そのためにも、まずはあなた自身の心を、少しだけ緩めることから始めてみましょう。

 

あなたが1日も早く、今、抱えている悩みから解放されることを願っています。

いつでも私は、あなたを応援しています♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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この記事を書いた人

『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみ
『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみチェンジングカウンセラー®
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。

現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。

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