不登校の勉強遅れ•••焦らず乗り越えるためのサポート方法4選

こんにちは。

 

不登校・ひきこもりの母親専門『チェンジングカウンセラーⓇ』の平井いずみです。

 

「うちの子、このままで大丈夫なんだろうか•••」不登校が続くと、どうしても親が気になってくるのは、勉強の遅れですね。

 

「今のままでは、取り返しがつかないかも•••」と、あなたが焦ってしまう気持ち、とてもよくわかります。

 

と言うのも、私自身が息子の不登校で、同じように悩んだ経験があるからです。

 

息子は不登校から、そのままひきこもりになり、完全に「世間の普通」というレールから脱落。

 

そのため私は、息子の将来への不安やとてつもない焦燥感を、嫌というほど味わってきました。

 

でも、だからこそあなたには、安心していただきたい(^ ^)

 

実は、多様な選択肢のある今では、焦らず親がサポートすることで、不登校の勉強の遅れを乗り越えることが、十分に可能になって来ているからです

 

そこで今日は、「不登校の勉強遅れ・・・焦らず乗り越えるためのサポート方法3選」というテーマでお伝えしていきます。あなたの心が少しでも軽くなりますように・・・

 

不登校の勉強遅れで親が焦ってしまうのはどうして?

それではまず初めに、不登校の勉強遅れで親が焦ってしまうのはどうしてなのか、お伝えしていきます。

 

不登校が続く中で、「このままで本当に大丈夫なんだろうか•••」という不安は、親なら誰もが感じるものですね。

 

でも、それってどうしてなんでしょうか?

 

それは実に単純ですが、親自身が成長していく中で、「こどもの頃に勉強しないと大変なことになる」と、思い込まされてきたからです。

 

では、どうしてそのように思い込んだのでしょうか?

 

それは、社会の常識や学校のペース、周囲の目によって、そう刷り込まれてきたからですね。

 

あなたも、親や先生などの周りの大人達から、こんなことを言われた経験がありませんか?

 

「勉強しないと、良い学校に入れないよ。良い学校に入れないと、良い仕事につけないよ」

 

そりゃ〜こんなことを、呪文のように言われ続けていると、『勉強しないと、将来大変なことになる』って、誰でも頭の中で繋がっちゃいますよね。

 

だから、「みんなと違う不登校=勉強しない=将来が大変」という流れができて、自然に不安が膨らんでしまう。

 

ということは、ある意味その不安って、これまでの親自身の経験から、「わが子の将来を本気で考えている証」でもあると、私は思うのです(^ ^)

 

とは言え、あなたにここで少し立ち止まって、考えて欲しいことが•••

 

それは、立ち止まっている不登校のこどもにとって、『今一番大切なことは何か』ということ。

 

実は不登校の状態では、勉強よりもまずは、“傷付いた心の回復”を最優先にしたほうがいいのです

 

それは、親が焦って無理やり勉強をさせようと、わが子にプレッシャーをかけてしまうと、「できない自分=ダメな自分」と受け止めてしまった本人の自己肯定感が、どんどん下がってしまう可能性があること。

 

そしてそれが、“心の回復”を遅らせてしまうことに繋がってしまうからです。

 

そのことを、しっかり意識してくださいね。

 

不登校の勉強遅れで焦らなくて大丈夫な3つの理由

それではここから、不登校の勉強遅れで焦らなくても大丈夫な理由を、3つに分けてお伝えしていきます。

 

①「勉強の遅れ=将来の失敗」ではない

まず、1つ目は「勉強の遅れ=将来の失敗」ではないこと。

 

今の時代、「世間の普通」というレールから脱落したからといって、人生の失敗に直結することはありません。

 

たとえば、

 ①家庭教師や塾

 ②高卒認定から専門学校や短大、大学進学

 ③通信制・フリースクール経由で自分に合った学び方

 ④大人になってから学び直す

このように、不登校になってもさまざまな学びの方法があるのです。

 

実際息子の場合は、高校1年生の冬休み明け、完全不登校に突入した時には、大学生の家庭教師の先生をお願いしていました。

 

でも、2年生に進級できたものの数日でまた登校できなくなり休学。2年の学年末で退学したのです。

 

息子は、完全不登校でも高校に籍のあった時まで含めると、7年ほどほぼ自宅にひきこもり状態でしたが、②のルートで専門学校に進学し、卒業と同時に社会人として自立しました。

 

と言うことは、本人が心を殺してまで無理に、「標準ペース」つまり「世間の普通」というレールにこだわる必要はないとわたしは思います。

 

② 学び直しはいつでもできる社会

2つ目は、不登校でも学び直しはいつでもできる社会になっていること。

 

今は、学びの選択肢が本当に増えています。

 

たとえば、オンライン教材、YouTube、フリースクール、通信制高校•••など、昭和の時代に比べると、本当に様々なツールが出てきました。

 

また、今では続々と、全国各地に“夜間中学校“が設置され始めています。

 

つまり、本人にやる気さえあれば、今ではどこにいても、どんなタイミングでも自由に学べる時代になりました。

 

だからこそ、不登校のこどもが自分から「やろう」と思ったそのときが、一番の学びどき!

 

親が無理矢理勉強させようとして、わが子をコントロールする事は、親子関係の悪化につながりかねないため、やめたほうが無難だと私は考えています。

 

実は私自身、息子の不登校で悩んだことをきっかけに、45歳で心理等の学びをスタート。

 

どんどん興味が湧き、ついには資格取得のために大学に編入して学びました。

 

そんな自分の体験があったから、私は「息子にも、きっといつかそういう時期が来る!」と、信じられたのです。

 

そして、嬉しいことに、実際その時はちゃんと来ました(^^)

 

③ 不登校でもエネルギーが貯まれば自分から学び始める

3つ目は、エネルギーが貯まれば、不登校でも自分から学び始めること。

 

息子もそうでしたが、不登校当初はエネルギーが全くなくて完全無気力状態。

 

自分の意思などほとんどなく、操り人形のような状況でした。

 

気がつくと、何時間でも寝ていて、起きてこない。

 

「生きているのかしら?」と心配になって、部屋まで安否確認に行ったことが何度もありました。

 

そんな状態がしばらく続き、やがて少しずつ元気になると、ネットゲームを開始。

 

もともとゲームが好きな子でしたが、それすらできない状況が長く続いていたわけです。

 

このように、エネルギーが貯まって心が元気になっていくと、不登校のこどもは自然と、「知りたい」「やってみたい」という元気や好奇心を取り戻し、動き始めます。

 

ただ、本人にとってやりたいことが、親の望む「勉強」とは限らないことには注意が必要です。

 

実は、私は息子がネットゲームに没頭することをなかなか受け入れられず、親子喧嘩を繰り返していたことがありました。

 

ただ、最終的にこのネットゲームをやり続ける息子を、私たち夫婦が受け入れ、何年も黙って見守っていたこと。

 

そして、間違いなくその長い時間の中で、彼はエネルギーを蓄積(^ ^)

 

エネルギーが満タンになったところで、専門学校で学び始め、そこで学んだことを活かして、プログラマーとして自立できたのです。

 

※実際に私が、ネットゲームが原因で息子とバトルになっていた時のエピソードを、ぜひお読みくださいね^^

【参考記事】ひきこもりだった息子にとってのネットゲーム

 

不登校の勉強遅れを乗り越える親のサポート方法4選

それではここから、不登校の勉強遅れを乗り越える親のサポート方法について、4つに分けてお伝えしていきます。

 

①「安心の土台」作りを最優先に

まず1つ目は、「安心の土台」作りを最優先にすること。

 

まず大前提として、不登校のこどもが安心できる「心の土台」を整えていくことが大切です。

 

そのためには、家がこどもにとって穏やかな気持ちで安らげる居場所になる必要があって。

 

「あなたは今のままで大丈夫」

「勉強しなくても、あなたの価値は変わらないよ」

「どんなあなたでも、私の宝物だよ」

「生きててくれてありがとう」

 

こんな気持ちを持って、まずは親自身が焦らず安心してリラックスしている。

 

すると、ゆるゆると穏やかに楽しく過ごしている親を感じることは、目には見えないけれども、本人にとってすごく大きな力になるはずです。

 

この土台の中でエネルギーを貯めて、はじめて不登校のこどもは、「次のステップに進もう」という気持ちになれるのです。

 

そのために、本人にとって家が『安全基地』になるように環境を整えることに意識を向けていきましょう。

 

②「勉強」よりも“自分を好きになる練習”

次に2つ目は、「勉強」よりも“自分を好きになる練習”をすること。

 

実は、不登校の子が一番つまずいているのは、どちらかというと「学力」よりも「自己肯定感」。

 

どんなに教材を用意しても、どんなに家庭教師をつけて勉強をするように体制を整えても、不登校のこどもの中に、「どうせ自分なんて、何をやってもダメなんだ」という気持ちがある限り、学びは進みません。

 

と言うのも、「学校に行けない自分はダメ」「みんなと違う自分はおかしい」など、不登校のこどもは、自分を責めていることが本当に多いからです。

 

だからこそ、まずは、「勉強ができない自分でも大丈夫」と、本人が自分のことをそのままで受け入れられるように、サポートしていくことが何よりも大事になってくるのです。

 

では、そのためにはどうしたらいいのでしょうか?

 

それは、親子で楽しめる共有の時間を作ることです。

 

たとえば、親が笑顔で不登校の子どもと一緒に、ゴロゴロする時間を作るとか、一緒に料理をするなど、本人が自己肯定感を高めていけるような関わり方を心がけてみましょう。

 

これって実は、どんな教材よりも、どんな授業よりも、その後のわが子の人生を大きく支える力になるんです。

 

「勉強できる子」よりも、まず本人自身が「自分が好きな自分」になれることを目指し、「こんな自分でも大丈夫」と思える心を取り戻すためのサポートに徹していきましょう。

 

※自分を大切にすること=「セルフケアの大切さ」と、具体的な方法が分かる絵本を紹介しています。ぜひお読みくださいね^^

【参考記事】『わたしとなかよし』をあなたのバイブルに♪

 

③勉強に対する親の価値観を見直してみる

次に3つ目は、勉強に対する親の価値観を見直してみること。

 

最初にお伝えした通り、「このまま勉強しないで大丈夫なの?」「将来、困るんじゃないの?」と、不登校のこどもを持つ親にとって、勉強への不安は尽きません。

 

そしてその背景には、私たち自身が長年刷り込まれてきた、「勉強しないと、良い学校に入れない。良い学校に入れないと、良い仕事につけない」つまり、「勉強=将来の安定」という価値観が影響しています。

 

だから、「ちゃんと学校に通って、普通の人生を送ってほしい」という、“世間の常識”のような考え方が、自分の中に根づいている可能性がとても高い。

 

いや、むしろ、こどもの不登校で激しい不安や焦りがある場合、私のようにこの価値観がバリバリに根付いていると考えた方がいいかも知れませんね。

 

でも、今、時代は大きく変わっています。

 

・大学に行かなくても、自分の好きな分野で活躍している人

・勉強よりも人間関係の豊かさや体験で育っていく子

・何かに挫折したあとから、本当の力を発揮する人

 

実はそんな人たちって、私たちが知らないだけで、実際世間にはたくさんいらっしゃる。

 

もし今、「学校に行って勉強をさせなきゃ」「このままじゃ将来大変なことになる」と、あなたが焦っているとしたら、それは親として“こどもの幸せを願っている”からこそであり、その気持ちを否定する必要はありません。

 

でも一方で、わが子にとっての幸せが、昭和の時代に育ってきた親の価値観と同じとは限らないのです。

 

「学校に行くこと」=「将来安定した幸せな人生」

 

本人がそう考えているとは限らないということを、心のどこかに持っておくと、少し気持ちがラクになるはずです。

 

実は、こども自身が「自分でやってみたい」と思える瞬間って、不思議なことに「親の焦りが手放されたとき」に、ふと訪れたりするものです。

 

大切なのは、「勉強させなきゃ」ではなく「あなたのままで大丈夫」と伝えること。

 

その姿勢が、こどもを学びへと自然に導く、大きな力になります。

 

※かつて不登校だった有名人の方達を紹介しています。あなたが安心するために、ぜひお読みくださいね^^

【参考記事】不登校でも大丈夫!未来を切り開いた5人の成功者とサポートのヒント

 

④こどもの未来を信じて「黙って見守る力」を育てる

最後に4つ目は、こどもの未来を信じて「黙って見守る力」を育てること。

 

こどもが不登校になり、毎日を家で過ごしていると、何も変化がないように見える日々の中で、親ができることがないように感じてしまうこともあるかもしれません。

 

でも、親だからこそできる大切なことがあります。

 

それは、わが子を信じて「黙って待つ」こと。

 

実は、はっきりと目に見える成長や成果はなくても、こどもは家で静かに、親が考えている以上に、自分の中の感情や考えと向き合っています。

 

無気力に見えるようでも、立ち止まって枯れてしまったエネルギーを貯め、「自分を立て直す時間」を過ごしているのです。

 

この時期に必要なのは、「親は、ちゃんと自分を信じてくれている」という感覚を本人が持てること。

 

それがあるだけで不登校のこどもは、「自分は大丈夫(^ ^)いつか動ける」と感じられるようになり、安心・安全な状態で過ごすことができます。

 

ところが、逆に親が毎日不安を抱えながら「何かさせなくちゃ」と焦っていると、こどもは「今の自分じゃダメなんだ」と感じてしまいがちです。

 

するとそれが、本人の自己肯定感を下げることにもつながる可能性があるのです。

 

私たち夫婦も、息子への対応では「トライアンドエラー」を繰り返し、最終的に行き着いたのが「黙って見守る」方法。

 

これって、何もしないことではありません。

 

自分の価値観を一旦横に置き、「黙って見守る」ことがどれだけ大変か。

 

やった人にしか、その辛さやしんどさは分からないかも知れません。

 

でも、だからこそ、こどもが少しずつ元気を取り戻してきたとき、その土台には、「親が自分を信じて黙って見守ってくれた時間」が必ずあるのです。

 

あなたの「黙って見守る力」こそが、こどもが未来へ踏み出すときの大きな支えになります。

 

※「黙って見守る方法」を紹介しています。ぜひお読みくださいね^^

【参考記事】子どもを黙って見守る方法

 

まとめ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか?今日は、「不登校の勉強遅れ•••焦らず乗り越えるためのサポート方法4選」というテーマでお伝えしてきました。

 

実は、不登校のわが子の勉強遅れが気になるときには、「焦らないことが一番の近道」なのだと、お分かりいただけたでしょうか?

 

もし今まで、何とか勉強させようと、あなたが頑張ってきて、それでもうまくいかなかったとしたら、ちょっと別の方法を試してみてもいいかもしれませんね。

 

そのために、しっかり意識しておいていただきたいことを、最後に3つお伝えしておきます。

 

①不登校の勉強遅れは、“今じゃなくても大丈夫”

② 親が焦るほど、こどもも焦る。

③まずは安心できる環境を整え、わが子の力を信じて黙って見守る。

 

あなたのチャレンジを、私は心の底から応援しています。

 

※「黙って見守る方法」にチャレンジしているあなたへ^^

【参考記事】子どもを黙って見守ることに挑戦しているあなたへ

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

この記事を書いた人

『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみ
『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみチェンジングカウンセラー®
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。

現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。

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長い間「わが子の不登校・ひきこもり」で悩み、
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