心にぽっかり穴があいてやる気が出ないならジェンダーの視点を
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
このブログを読んでいただいているということは、あなたは心にぽっかり穴があいて何もやる気が出ないのでしょうか?
ひきこもりという悩みを抱え、苦しみながら日々を送るうちに、なんだか無気力になっていく・・・
そういうことって、もちろん起こります。
私自身も、本当にそうでした。
息子の不登校・ひきこもりという悩みから、鬱状態になっていたこともあります。
身体が思うように動かず、家事もろくに出来なかったこともあります。
横になってばかりいる自分を、責めては苦しむ。
あなたも、もしかしたらお子さんの不登校・ひきこもりで辛い思いをしているのでしょうか。
でも、実はあなたの無気力は、ひきこもりという悩みだけが原因ではない可能性もあるのです。
というか・・・ひきこもりという悩みは、単なるきっかけにしか過ぎない場合も。
もしかしたらあなたの無気力の背景には、もっと別な理由が隠れているかも知れません。
そこで今日は、心にぽっかり穴があいてやる気が出ないならジェンダーの視点をという内容についてお伝えしていきます。
目次
心にぽっかり穴があいて何もやる気が出ないのはなぜか?
あなたはこれまでの人生の中で、一生懸命に背負っている役割をこなしてきたのではありませんか?
娘として、妻として、母として、嫁として・・・
また今の社会では、共働き世帯が多くなっているため、仕事をしている上での役割も出て来ます。
それに加えて、地域などのさまざまなコミュニティー・お子さんの学校関係の付き合いなどもこなさないといけないはずです。
あなたが毎日当たり前のようにこなしていることは、本当に多種多様で大忙しなのではないでしょうか?
ということは、その忙しい状況で、あなたが『あなたとして』過ごす時間はありますか?
なかなかそういう時間は、持てないのではないかなと思います><
実は仕事って、自営業フリーランスは別として、とりあえず『〇時~〇時』のように働く時間が決まっていますよね。
それでは、主婦の場合はどうでしょうか?
それを、ちょっと考えてみてください。
あなたは、主婦の仕事(家事)についてどう思いますか?
主婦の立ち位置って、あくまでも『後方支援』であり『家族のケア役割』を担っていますよね。
本当に、大変な仕事です。
家庭の中の、統括マネージャーとも言えると思います。
それではその主婦の仕事には、終わりがあるでしょうか?
やろうとすればするだけ、実は際限なく家事というのは出来ちゃうんです。
例えば、掃除だって料理だって、手をかけようとすればいくらでもかけられますよね。
そして、もちろん時間にも区切りはありません。
家族が具合が悪いと、一晩中付きっ切りの時だってあります。
かと言って、自分の体調が悪くても家族の世話があるためゆっくり休めない><
しかも、休日も祝日も無し。
それどころか・・・1年365日、毎日やって当たり前。
逆にやらないと、「ダメ!なまけ!」と言われるわけです><
周りの人たちどころか、自分自身からも・・・
なぜなら、家事・育児・介護などのケア役割は女性の仕事という考えを、自分も周囲も持っているからです。
以前は私も、この考え方に縛られていました。
そして、苦手なのに「ちゃんとしなくちゃ」と、一生懸命頑張っていたのです。
あなたは、どうでしょうか?
ところが、これだけ大変なのに、どんなに一生懸命頑張っても家事って評価されにくいんですね。
だって、やるのが当たり前だから・・・
しかも、終わりがないということは、達成感が持てません><
そのうえ、どれだけ頑張っても・・・なんと無給です!
こんな状況で、必死に日々の生活をこなしているうちに私たちの中で起きていること。
・無自覚のまま、エネルギーがなくなっていく
・身体の疲れが、一晩寝ても取れない
・時には、眠れないことも・・・
・そして心がすり切れ、悲鳴を上げる
あなたももしかしたら、そういう状況があったのかも知れません。
なのに、自分の中でそんなことが起きていることにも気付かず、頑張っている。
ところがある日、お子さんの不登校・ひきこもりという問題が起こる。
それによって、いままでは何とか頑張れていたことも出来なくなって無気力に・・・
このように、お子さんの不登校・ひきこもりという悩みは、単なるきっかけにしか過ぎない可能性もあるのです。
これは、『女性だからこそ起こる状況』><
あなたも、思い当たることはありませんか?
実は、あなたの心にぽっかり穴があいて何もやる気が出ない背景には、こうした女性が置かれている現状があるのかも知れません。
何もやる気が出ない時に必要なジェンダーの視点
それでは、あなたが何もやる気が起こらない状態から抜け出すために必要な事は、いったい何でしょうか。
それは、『女性としての役割にしばられ過ぎない』ということです。
多くの女性達は、子どもの頃からずっと、性別によって自分の行動を制限されてきています。
例えば『女の子らしくしなさい』とか『女の子だからやっちゃダメ』というふうに・・・
これが、ジェンダーバイアス(ジェンダーバイアスとは、男女の役割について固定的な観念を持つこと)です。
【参考記事】ひきこもりという悩みをジェンダーの視点で考える
そしてその『女の子らしくしなさい』とか『女の子だからやっちゃダメ』という言葉は、いつの間にか私たちの身体に染みついていきます。
つまり、私たちの意識の中に刷り込まれていくのですね。
そして何度も繰り返されることで、大人になるにつれてその刷り込みはより強くなっていく。
私の場合は、そうでした><
私の個性よりも、女性としての役割が重視される生活に陥っていたのです。
でもそれって、私だけではないはずです。
私のように『女性としての役割をしっかり果たさないといけない』と思っている人って、特に昭和世代の女性には多いのではないでしょうか。
あなたは、子どもの頃どうだったでしょうか?
これらの言葉を、周りの大人たちから投げかけられていませんでしたか?
もし今あなたが、
「自分もそうだなぁ。私も女性としての役割に縛られている」
と感じているとしたら、そこをもう少し柔軟な考え方に変えていくことで、楽になっていけるのです。
たとえば、『女性としての役割を完璧にやらないといけない』と思うのではなく、『女性としての役割と自分の時間や気持ちとのバランスをとる』ように心がけてみるだけでも違うはずです。
今あなたが、さまざまな役割に使っている時間・・・
その中から、ほんの数十分でもいいので、自分のためだけに使ってみましょう。
あるいは今夜の献立を、自分の好きなもの、自分の食べたいものにしてみるのもいいですね^^
それに、『女性としての役割をやらなければいけない』と思ってやるのでは、やらされている感覚で自分が被害者の立場になっちゃいます(;’∀’)
だから『女性としての役割をやることを、私自身が選んでいる』と考えてみる。
それだけでも、全然違うのではないでしょうか。
なぜなら、自分が主体的にその状態を選んでいるということだから^^
自分に選択肢があって選べるのであれば、やみくもに頑張る必要はありません。
何をどうやるかは、自分次第(*^^*)
掃除をしない日があってもいいし、買ってきたお惣菜の日があっても全然OK♪
いや、逆にそうやってバランスを取っていかないと、本当にあなたが壊れてしまいます><
ある日突然、訳も分からず涙がだ~っと流れている自分に気付く・・・
そうなってからでは、遅いのです。
だからこそ、女性としての役割にしばられ過ぎないこと。
そのためにも、自分を緩めて休ませてあげることをまずは考えていきましょう。
このように、
「女性としての役割」や「こうしなきゃ!」に過剰に囚われている自分に気付き、
ものの考え方や価値観を振り返りながら、行動を変えていくのが
チェンジング・カウンセリング®独自の特徴です。
あなたも、あなたの抱えている悩みの解消に、
チェンジング・カウンセリング®を取り入れてみませんか?
【参考記事】
いかがでしょうか?
今日は、心にぽっかり穴があいてやる気が出ないならジェンダーの視点をという内容についてお伝えしてきました。
あなたが今苦しんでいるのは、ひきこもりという悩みだけでしょうか?
もしかしたら、それ以前から過剰に女性役割を果たそうとすることで、疲れ切っていたのかも知れませんね。
そしてその考え方が前提としてあると、どうでしょうか。
お子さんが不登校・ひきこもりになったのは、母親役割をしっかりこなせなかったからだと、より強く自分を責める方向に出てしまう可能性があります。
あなたは今まで、十分に一生懸命頑張ってきました。
これからは、自分をいたわることもしっかり考えてみてくださいね。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
~あなたが、ひきこもりという悩みで苦しんでいるなら『チェンジング・カウンセリング』がお役に立てると思います~
この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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あなたのひきこもりという悩みは、お子さんやご家族がひきこもっているからでしょうか?それとも、ご自身がひきこもっているということでしょうか?
ひきこもりという悩みから抜け出すには、どちらの場合においても、まず自分自身が自由になることが必要です。そのために大切な視点が「女性としての役割」や「女らしさ」への囚われ。それが「こうしなきゃ!」と、自分で自分を追い詰めてしまうことに繋がっているからです。
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