子育てで先回りをしてはいけない3つの理由
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
このブログを読んでいただいているということは、
あなたはついつい子育ての中で、先回りをしてしまう癖があるのでしょうか?
実は私自身、長い間そういう子育てをしてきました(;’∀’)
だけど私は、息子の不登校・ひきこもりという
考えたこともなかった事態に陥ったことで、さまざまな学びを重ね・・・
その中で、私がやってきた先回りの子育てが、ある意味、
「我が子がいろんな力を身につけるチャンスを奪ってきたかも知れない」
ということに、思い当たったのです。
良かれと思ってやってきたことですが、やはり加減が必要だったんですよね。
だから、その『良い加減』というところを考えず、
何でもかんでも、やみくもに親が勝手に先回りをしてしまうと、
いろんな弊害が出てくる可能性が、とても高いのです。
そこで今日は、
「子育てで先回りをしてはいけない3つの理由」
というテーマでお伝えしていきます。
目次
子育てで先回りをしてはいけない3つの理由
生まれたばかりの赤ちゃんは、当然1人では何もできない状態。
お腹がすいたら泣く。
オムツが汚れたら泣く。
寂しくなったら泣く・・・ただただ、その繰り返しです。
このように、赤ちゃんの時というのは、
100%誰かが世話をしないと生きていけません。
この守られた状態の中で、子どもは少しずつ成長していきます。
だから、1人では何もできない状態の時に世話を焼くのは、
子どもの生命を守るために必要不可欠なことですね。
ところが、子どもの成長とともに、その段階に応じて
少しずつ親が手を引いていくこともまた、必要なのです。
ところが、どうしても私たちは、
『母親は、子どもの世話をしてなんぼ・・・』
なんていう、世間の評価や価値観に振り回されてしまいがちです。
だからこそ、
『自分を犠牲にしてでも子どもの世話を焼く、という状態こそが理想の母親の姿』
と思い込んでしまっている多くの人が、良い母親であろうと頑張っているのです。
実は以前の私自身が、まさにこんな状態><
『理想の母親であるべき』という思い込みに、がんじがらめに縛られていました。
そして、子ども達が失敗しないように何でも先回りをしてやってしまう(-_-;)
あなたは、どうでしょうか?
それではここから、子育てで先回りをしてはいけない理由を3つの柱に分けてお伝えしていきます。
子どもが自分で考える力を身につけられない
まず1つ目は、子どもが自分で考える力を身につけられないこと。
たとえば、子どもに何か問題が起きたりすると、
あなたが自分の経験から導き出した答えを子どもに教えてしまうことってありませんか?
そしてあなたに教えられた通りの方法で、子どもは対処すればいいだけの状況が作られていく。
これって、どうでしょうか?
今、改めて文字にして読んでいただくと、分かりやすいと思います。
これの何が問題なのか・・・
それは、何か困ったことが起きても
“子どもが自ら考える必要がない状態が続いてしまう”
ということですよね。
つまり、いつまで経っても子どもは、自分で考える力が身につかない。
常に、誰かの指示がないと動けない大人に育ってしまうのです。
いわゆる『指示待ち症候群』といわれる状態。
あなたのお子さん、それで大丈夫ですか?
あなたは、子どもが自分で自分の困りごとへの対処法を考える時間を、黙って見守れていますか?
挫折経験で学ぶ機会が持てない
そして2つ目は、挫折経験で学ぶ機会が持てないこと。
1つ目でお伝えしたように、
問題が起きたときにその対処方法を親が先回りして教えてしまっては、
子どもが何も考えない状態になってしまいます。
これも、困った状態ですよね><
でもこれって、『問題が起きた状態』を、一応子どもは体験しています。
そこの部分は、まだ評価できる部分なんですよね。
ところがこの、挫折経験で学ぶ機会が持てないというのは、子どもは問題が起きた状態を体験しないということ(;^_^A
これこそ、まさに私がやっていたのですが・・・
子どもが失敗しないように、先回りしていくことです。
ちょっと、道路で考えてみましょう。
目の前に、子どもがこれから歩いていく舗装されていない道があります。
そこは舗装されていなので、もちろん雑草も生えているし、あちこちに石が転がっている。
だから、その雑草や石に躓いて転ばないかが心配で、
その道を、子どもが歩く前に点検し、危険なものを取り除いている状態です。
これが、2番目の先回り(;’∀’)
でも、よく考えてみましょう。
たくさんの失敗経験・挫折経験を経て、
私たちは『人生』というものの学びを積み重ねているわけです。
ところが、「失敗したらかわいそう」「挫折させたくない」という親の気持ちから、
ついつい失敗の種になりそうなものを取り除いてしまう。
そうすると結果的に子どもは、失敗経験・挫折経験がないため、
それに対する耐性をつけることが出来ません。
でも成長するにつれ、子どもは親の目の届かない所での活動が増えていきますね。
そうすると、親が先回りして草を抜いたり石を取り除いたりすることができない状況で
いつかは、子どもが一人で過ごさないといけない時が来ます。
その時に草や石に気付かず転んでしまうと、子どもは立ち上がる方法が分かりません。
あなたのお子さん、それで大丈夫ですか?
あなたは、子どもを信じて見守り、挫折経験から学ぶ機会を持たせていますか?
子どもの自主性が育たない
最後に3つ目は、子どもの自主性が育たないこと。
「あれしなさい」「これしなさい」「次はこれをやるんだよ」
こういった親からの先回りの指示が多ければ多いほど、
子どもは自分から何かをやろうという気持ちがを持てなくなっていきます。
自分自身に置き換えて考えてみると分かりやすいと思います。
私たちだって、誰かに指示されてばっかりいると、
自分から何かをやろうという気分にはなりませんよね。
自主的に動くどころか、無気力になってしまうことだって起きます><
それと同じです。
「あれしなさい」「これしなさい」という過干渉な指示が、
結局、子どもの自主性を奪い、自立の芽を摘んでしまうかも知れないのです。
あなたのお子さん、それで大丈夫ですか?
あなたは、子どもを信じて見守り、子どもの主体性をしっかり育てていますか?
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いかがでしょうか?
今日は、
「子育てで先回りをしてはいけない3つの理由」
というテーマでお伝えしてきました。
私たちは知らず知らずのうちに、『良い母親』という価値観に縛られ、
子どもを親の望む通りに育てていこうとしてしまいがちです。
だけどそれには、このように色んなリスクが潜んでいることをしっかり意識しておく必要があります。
そこで、私たち自身が、子どものために良かれと思ってやっていることでも、
それ自体をちゃんと見直していく必要があるのです。
しっかり自分と向き合って、
「これは、本当に子どものためになるんだろうか?」
「これは、私の『良い母親になるべき』という価値観からきている行動ではないだろうか?」
「自分の不安から、子どもに余計な指示をしていないだろうか?」
このように自分の子育てを、しっかり自分で振り返る。
そして、見直していくことが、親子関係の改善につながっていきます。
あなたがもし、お子さんとの関係で悩んでいるなら、
子どもに対して、自分は先回りしていないかどうか。
それはいったい、どこから来ているのか。
そういったことを、自問自答していく必要があると私は考えています。
あなたにもし先回りするクセがあるとしたら、まずはそこに気付くことからのスタートです!
気付いて認めるからこそ、修正できるのです(*^^*)
あなたが1日も早く、
今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
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《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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