子どもの進級・進学への期待を手放すための2つのステップ
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
新しい年が明け、最終学期を迎えると、
不登校・ひきこもりのお子さんがいる親は、
どうしても胸がざわざわしてしまいますよね><
私自身、息子が高1で不登校になり、
留年になるかどうかの瀬戸際の時期には、
何とか息子に課題をやらせようと頑張ったり、
出来上がった息子の課題を持って私が学校に行ったり・・・
いったい、誰の高校なのか分からないくらいに、
私自身が動き回って、
本当に疲れ切っていたのを覚えています(-_-;)
まるで留年してしまったら、そこで
『息子の人生が終わってしまう』
と考えていたかのように必死でした。
と言うか・・・
当時の私は、実際にそう考えていました><
だからこそ、息子よりも私自身が必死になっている。
彼を学校に行かせることに、
私がしがみついていた状態だったのです(;’∀’)
そして、たまたま息子の場合は、
不登校になるまでは、
ちゃんと登校していたため出席日数はクリア。
課題を提出することで、なんとか留年は免れました。
ところが、進級が決まってホッとしたのもつかの間、
一山越えれば、また次の山がそこにはあって・・・
実は、進級した2年生で、
彼はほんの数日しか出席せず退学したのです><
これは、私にとっては本当に大きなショックで、
退学届を提出した帰り道、
車の中で1人で大泣きしたことが、
つい昨日のことのように思い出されます。
その時の私は、これですべて終わった・・・と、
大きな喪失感や無力感を覚え、
全身の力が抜けたような脱力感にすら、襲われていました><
実は、今、まさに進級・進学について、
当時の私がもがき苦しんだような状況で悩んでいる
というご相談を頂くことが多くなっていました。
あなたは、どうでしょうか?
そこで今日は、
「子どもの進級・進学への期待を手放すための2つのステップ」
というテーマでお伝えしていきます。
目次
子どもの進級・進学への期待を手放すための2つのステップ
それでは、今だからこそ分かる、
息子の進級・進学への期待を手放すためにやってきた
2つのステップについてお伝えしていきます。
世間の当たり前を手放す
まず第1ステップは、
世間の当たり前を手放すことです。
それこそ、本当に当たり前のことですが、
私たちには、それぞれ一人ひとり、
自分独自の個性というものがあります。
『全てがみんな一緒』というのは、あり得ませんよね(-_-;)
顔も声も性格も、出来ることも、出来ないことも・・・
それぞれ違うけれども、
ちょっと、同じところもあったりするよね^^
こんな感じで私たちは、
お互い違うことを前提として
それぞれに補い合って支え合っていける
かけがえのない大切な存在なのです^^
ところが、どうしても私たちには、子育ての中で、
『世間の当たり前』と考えられているレールの上を
我が子がみんなと同じペースで
進んでいくことを良しとする考え方が、
深く、深く根付いていて、
我が子に対してそれを強烈に求めてしまう傾向にあります。
だから、不登校・ひきこもりのような状態だったり、
それによって我が子が進級・進学ができないとなると、
当時の私のように、
まるで、地獄に突き落とされたかのように感じて
苦しみの中をさまよってしまう><
それは・・・実は・・・
みんなと同じことができない
みんなと同じレールで進めない =(イコール) ×(バツ)
つまり、ダメな存在だと感じてまうような思考回路が、
私たちの中にあるからなのです><
もしかしたら、あなたの中にも
こういう思考回路が、潜んでいませんか?
それが結果的に、親子共々、
苦しい負のループに迷い込んでいく、
大きな大きな要因の一つになってしまうのです。
だったら、どうしたらいいのか。
その時は、そういう思考回路を、
自分の中で、少しだけずらしてみてください。
そして、世間の当たり前と、
我が子の当たり前は違うかも知れないと考えてみること。
さらに、我が子には我が子にぴったりの
別のレールがあるかも知れないと信じてみてくださいね^^
息子の人生をコントロールすることを手放す
次に第2ステップは、
息子の人生をコントロールすることを手放すこと。
私は、本当に大きな勘違いをしていました><
子どもは、
失敗しないように、
転ばないように、
挫折しないように守ることが大切だと考えていました。
自分が歩いて来たような、苦しかった人生を
息子には歩かせたくない。
息子のことを、しっかり守らないといけない。
こんな考え方に囚われていただけでなく、
それこそが、良い子育てであり、理想の母親の姿だと思っていたのです(-_-;)
だからこそ息子が、
苦しい人生を歩かなくていいように
息子の行動・息子の考え方をコントロールしようとしてきました。
でも、実は逆だったのですね><
小さな失敗を積み重ね、
小さく何度も転んでは立ち上がり、
小さな挫折を繰り返しながら心が鍛えられていく。
そうやって、子どもは成長していくのです。
それを繰り返しながら、
子どもは痛みを覚え、
失敗を経験に変えることを知り、
成長していくのです。
私は、息子をコントロールすることで
その機会を見事に奪ってきていたという事実><
これは衝撃的でした。
良かれと思ってやってきた過保護・過干渉が、
息子の生きる力を奪うことへとつながっていたのですから><
だったら、どうしたらいいのか。
あなたも当時の私と同じように、
もしかして、子どもをコントロールしているのではないか。
そう気付いた時がチャンスです^^
そして、そこからが本当の意味での
子育て・親育てのスタートです^^
子どもの年齢に応じて、
あなたも少しずつ子どもへのコントロールを緩めることに
チャレンジしてみてくださいね^^
たとえ、留年したとしても、受験に失敗したとしても・・・
それはすべて、子どもの大切な経験なのです。
このように、
「女性としての役割」や「こうしなきゃ!」に過剰に囚われている自分に気付き、
ものの考え方や価値観を振り返りながら、行動を変えていくのが
チェンジング・カウンセリング®独自の特徴です。
あなたも、あなたの抱えている悩みの解消に、
チェンジング・カウンセリング®を取り入れてみませんか?
【参考記事】
いかがでしょうか?
今日は、
「子どもの進級・進学への期待を手放すための2つのステップ」
というテーマでお伝えしてきました。
世間の当たり前や、
息子の人生をコントロールすることを手放す。
これは、長い間刷り込まれて身につけきた
私自身の価値観や考え方を、
根底から見直すことにつながったのです。
だからこそ苦しかったし、痛みを伴いました。
だけど、私は息子のことも、
私自身のことも諦めたくなかった。
その強い気持ちをエネルギーに変えて、
私は先の見えないトンネルの中を
突き進んで行くことが出来ました。
そして、今があります^^
息子は、高校を退学し所属が無くなったことで
5年以上 “ひきこもり” といわれる状態になったけれど・・・
だからといって、息子の人生は、
決して終わってはいませんでした^^
それどころか・・・
息子なりのペースで動き始めたと思ったら、
いつの間にか社会人になって
しっかり自立して働いています^^
つまり彼は、自分の足で自分だけのレールを作りながら、
彼自身の人生を、歩き始めることが出来たのです^^
あなたは、どうなりたいでしょうか?
それを決めるのは、あなた自身ですね(*^^*)
では、あなたのお子さんの、
どんな未来を望んでいるのでしょうか?
それは、お子さん自身が決めることなのです^^
あなたが1日も早く、
今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
~あなたが、今、抱えている悩みで苦しんでいるなら『チェンジング・カウンセリング』がお役に立てると思います~
この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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ひきこもりという悩みから抜け出すには、どちらの場合においても、まず自分自身が自由になることが必要です。そのために大切な視点が「女性としての役割」や「女らしさ」への囚われ。それが「こうしなきゃ!」と、自分で自分を追い詰めてしまうことに繋がっているからです。
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