子どもの気持ちをしっかり聴けていますか?
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
私はいつも、子どもに親の価値観を無理やり押し付けようとするのではなく、
一人の人間として子どもを尊重すること。
そして、自傷・他害の恐れがある場合以外は、黙って見守ってみることの大切さをお伝えしています。
もちろん、子どもの年齢や特性・病歴等によってはそぐわない場合もあります。
でも今、もしあなたの親子関係がうまくいっていないとしたら・・・
まずは『黙って見守る』という対応で少し様子を見てみるのも、一つの選択肢ではないかと感じます。
『黙る』ということは、
別の言い方をすると『聴く』ということ。
実は以前の私は、全く子どもの気持ちを『聴けていない』母親でした。
とは言え、もちろんそんな自覚はありません。
私は、子どもの気持ちをちゃんと『聴いているつもり』でした。
だから自分では、しっかり子育てしていると思ってて・・・(;’∀’)
ところが、息子が不登校・ひきこもりになり、そこから私の心理等の学びがスタート。
それまで自分がどれだけ子どもの気持ちを聴かず、
自分の価値観を押し付けながら子育てしてきたかを痛感させられました。
あなたは子どもの気持ちを聴けていますか?
もしあなたが、今現在、親子関係で悩んでいるとしたら、
以前の私のように『聴いているつもり』でいるだけで、
実際には『聴けていない』のかも知れません。
そこで今日は、
「子どもの気持ちをしっかり聴けていますか?」
というテーマでお伝えしていきます。
【参考記事】
目次
子どもの気持ちを聴くために必要なこととは?
それではここから、
子どもの気持ちを聴くために必要なことを
2つお伝えしていきます。
子どもの話を聴く
まず1つ目は、『子どもの話を聴く』ことです。
これは、大前提ですよね。
それなのに私は、
「今は忙しいから、あとでね~」
などと言って、話を聴くことすらしないことも多くて><
あなたはどうですか?
私みたいな対応をしていませんか?
子どもは、自分の話をちゃんと聞いてくれるからこそ、気持ちを伝えてくれるんです。
私たち大人だって、そうですよね。
自分の話を途中でさえぎったり、否定したり、馬鹿にしたり、笑ったり・・・
こんな態度でしか聞いてくれない人がいたら、あなたはどうでしょうか?
「この人には、もう話したくない!!!」
そんな気持ちになりますよね。
子どもの話を聴くことは、基本中の基本です。
ぜひこれからは、意識してみてくださいね。
自分の気持ちを知る
2つ目は、『自分の気持ちを知る』ことです。
あなたは、自分の気持ちがわかりますか?
長い間相談を受けていると、
「自分の気持ちが分からない」という人と数多く出会います。
それではここでちょっと、質問。
「あなたの好きなものはなんですか?」
これがすぐに出て来ない人、実はけっこういたりするんです。
あなたはどうでしたか?
「これが好き」とか「これはいや」
「こんなことをされたら辛い」とか
「苦しい」「悲しい」「楽しい」「嬉しい」「心地いい」「うっとうしい」・・・
色んな気持ちを、こんな風に日々感じられていますか?
実は自分の気持ちを抑えていると、
感情が分からなくなってしまうことも・・・
だからまずは、親自身が自分の感情に敏感になることが大切です。
そして、子どもが話してくれたことに対して、
「それは嫌だったねぇ~」
「それは嬉しかったねぇ~」
「それは悔しかったねぇ~」
「それは楽しかったねぇ~」
このように、気持ちに焦点を当てて言葉がけをしていくこと。
そうすることで、子どもたちは
「訳の分からない自分の心の中のモヤモヤ」に、名前をつけていくことが出来るのです。
「あ~おもちゃをとられた時に、私は悲しかったんだ!」
こうやって、学んでいくんです。
子どもの気持ちを聴けていますか?
実は、先日テレビで
「奪われた言葉を取り戻す 児童・思春期病棟の声」
という番組が放映され見てみました。
福岡県久留米市にある精神科病院の「児童・思春期病棟」。入院するのは7歳から18歳までの約30人。家庭や学校などで行き詰った子どもたち。ここでは暴力や自傷行為に頼るのではなく、「自分の気持ちを言葉にすること」を大切に治療を行う。子どもたちは、いままで気づかずにいた自分の気持ちを知っていく。「回復」とは何か?これまで見過ごされ、時に奪われてきた子どもたちの声に耳を傾ける。
【出典:NHK ETV特集サイトから抜粋】
番組の中で、少しずつ少しずつ、
スタッフが子どもたちとの関係を築いていく様子がとても印象的でした。
決して大人のペースで無理やり持っていこうとするのではなく、
一人ひとりの子どものペースを守っている。
看護師や医師も同席し、子ども達が自由に話せる週に一回行われるホームルームの様子も出ました。
ホームルームを始めた当初は座っていられない子や、ケンカを始める子もいてまるで成立しなかった。
それでも、そうした行動の根っこにある気持ちを理解しようと働きかけを続けてきたとのこと。
子どもの表面的な行動に目を向けて正そうとするのではなく、
「そういう行動を取らざるを得ない子どもの気持ち」を聴き
根気強くそこに寄り添っていこうとする姿勢が、しっかり伝わってきて・・・
ここに入院して治療を続けることで、
「今まで気付かずにいた自分の気持ちを知った」という子がいました。
病室の壁に、付箋でたくさん色んな気持ちを書いていました。
緑とか青の付箋には暗い気持ち、ピンクの付箋には明るい気持ち。
付箋だけではなく、ノートにも気持ちを書き綴る。
スタッフからの返事に「嬉しい~」と素直に伝える様子が出てました。
子どもたちの様子は、確実に変化していたのです。
この番組を見て私は、
改めて子ども(の気持ち)を尊重するということの大切さを痛感!
あなたは、子どもの気持ちを聴けていますか?
子どもの出している行動や症状に振り回されて、
それを何とかしようともがいていませんか?
いかがでしょうか?
今日は、
「子どもの気持ちをしっかり聴けていますか?」
というテーマでお伝えしてきました。
今の社会で私たち女性に期待されているのは、母親役割だけではありません。
子育て以外にも、家事や家族の世話に加え、仕事までこなしている人が多い、
という現状があります。
だから、子どもの話を聴く余裕のない人がたくさんいらっしゃる。
だって子どもの話を聴くには、心の余裕も、時間の余裕も必要ですよね。
もしあなたが子どもの話が聴けなかったとしても、それで自分を責める必要は全くありません。
子どもの話を聴けないのも、当たり前です。
あなたは今、じゅうぶんに頑張っているのです(*^^*)
だから、あなたがそういう状況にいるのなら・・・
あなたが今、1番先に聴いてあげないといけないのは、
あなた自身の話であり、あなた自身の気持ちなのだと私は思います。
「こんなに時間に追われた生活で苦しいよー」
「しんどいよー」「つらいよー」
そして、まずは自分をねぎらい、自分をいたわってあげてくださいね。
SOSを出して、あなた自身を立て直していくこと。
それを優先してみてくださいね。
このように、
「女性としての役割」や「こうしなきゃ!」に過剰に囚われている自分に気付き、
ものの考え方や価値観を振り返りながら、行動を変えていくのが
チェンジング・カウンセリング®独自の特徴です。
あなたも、あなたの抱えている悩みの解消に、
チェンジング・カウンセリング®を取り入れてみませんか?
【参考記事】
あなたが1日も早く、
今、抱えている悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
~あなたが、今、抱えている悩みで苦しんでいるなら『チェンジング・カウンセリング』がお役に立てると思います~
この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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