子どもの不登校・ひきこもりと自己肯定感の関連性

 

 

こんにちは。

 

《40代、50代女性専門》

ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、なりたい自分へと導いていく

チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。

 

このブログを読んでいただいているということは、あなたはお子さんの不登校・ひきこもりで悩んでいらっしゃるのでしょうか。

 

私も、息子の不登校・ひきこもりで、本当に長い間苦しみました。

 

だから、あなたの気持ちがとてもよくわかります。

 

当時は毎日が、地獄のような日々でした><

 

本当に苦しかったです。

 

でもその息子も、今ではひきこもりから抜け出して、元気に働いています。

 

実は、ひきこもりだった息子が元気になっていく過程で、大きな影響を持っていたのは自己肯定感(じここうていかん)でした。

 

あなたは、この『自己肯定感』という言葉を聞いたことがありますか?

 

自己肯定感とは、そのままの自分を認め「自分は大切な存在」「自分はかけがえのない存在」だと思えること。

 

そしてこの自己肯定感が、ひきこもりから抜け出すためのキーワードだと私は考えています。

 

そこで今日は、子どもの不登校・ひきこもりと自己肯定感の関連性についてお伝えしていきます。

 

 

 

日本の若者の自己肯定感の現状

 

今日本では、ひきこもりが大きな社会問題になっています。

 

息子のように、不登校からひきこもりになっていく方や、いったん社会人として働いた後にひきこもってしまった方など、その背景は1人ひとり違います。

 

でも共通してみられるのは、自己肯定感が低いという現状です。

 

具体的に、内閣府が実施した日本を含めた7カ国の満13~29歳の若者を対象に平成25年度に実施した意識調査の結果を見てみましょう。

(※7カ国:日本、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデン)

 

この調査では、日本の若者の意識の特徴を、自己認識、家庭、学校、友人関係、職場、結婚・育児の6つの項目から分析しています。

 

その中の、自己肯定感に関する結果がこちらです。

 

【出典元】平成26年版 子ども・若者白書(内閣府)

 

【出典元】平成26年版 子ども・若者白書(内閣府)

 

この調査の結果、『自分自身に満足している』と回答した日本の若者は、なんと7カ国中最低の45.8%です。

 

しかも・・・断トツの低さですよね><

 

また、『自分には長所があると思っている』と回答した日本の若者も、68.9%で同じく最下位><

 

日本の若者は、明らかに諸外国と比べて、自己を肯定的に捉えている人の割合が低いという結果がみてとれます。

 

ちなみに、この調査が行われたのは平成25年度。

 

息子はもちろん、この時の調査の対象者に含まれている年齢でした。

 

もしかしたらひきこもっているあなたのお子さんも、そうかも知れませんね。

 

不登校・ひきこもりと自己肯定感の関連性

 

それではここからは、不登校・ひきこもりと自己肯定感の関連性を見ていきましょう。

 

【出典元】平成26年版 子ども・若者白書(内閣府)

 

これは、先ほどと同じ調査による『将来への希望』という項目の回答結果ですが、またまた日本は7カ国中最低の61.6%><

 

日本の若者は、自己肯定感が低いうえに将来への希望も持てない・・・という現状に置かれているのです。

 

次に、同じく内閣府の調査から『将来への希望と自己肯定感などとの関係』をみてみます。

 

【出典元】平成26年版 子ども・若者白書(内閣府)

 

「自分に満足していると思う」と回答した人で「将来への希望がある」と回答した人は83.1%。

 

「自分に満足しているとは思わない」と回答した人で「将来への希望がある」と回答した人は43.5%。

 

この結果から、

 

「将来に明るい希望を持てるかどうかは①自分自身を肯定的に捉えられているかという内部要因、②自国の将来を肯定的に捉えられているかという外部要因が関係」

 

「自己肯定感が高い若者や自国の将来に明るいイメージを持っている若者は、同様に将来への希望を持っている割合が高い」

 

と結論付けています。

 

さらに、『自己肯定感と家族関係・学校生活・職場生活との関係』では、

 

「自己肯定感が高い若者の特徴をみると、家族関係、学校生活、職場生活が充実し、満足している若者ほど、自己肯定感が高い」

 

と考察しています。

 

【出典元】平成26年版 子ども・若者白書(内閣府)

 

家族・学校・職場って、私たちが生きていくために必要な、大切な居場所ですよね。

 

だからこそ、そこでうまく適応していけないと自信を無くし、自己肯定感が低くなってしまうのも、ある意味当然です。

 

また、そんな状態では、外に出ていくエネルギーもありません><

 

そして家に、更には自室へとひきこもっていく・・・

 

この調査結果から、明らかに不登校・ひきこもりと自己肯定感が関連していることが分かるのではないでしょうか。

 

と言うことは、ひきこもりという悩みを解消するためには、自己肯定感を高めていけばいいのです。

 

【参考記事】ひきこもりの息子が自己肯定感を持てるようになった理由

 

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【参考記事】

チェンジング・カウンセリング®のカリキュラムの内容とは?

チェンジング・カウンセリング®があなたに必要な理由

チェンジング・カウンセリング®とは何か?その全体像とは?

 

いかがでしょうか?

 

今日は、子どもの不登校・ひきこもりと自己肯定感の関連性についてお伝えしてきました。

 

自己肯定感を高めるためには、まずは『自分を認めること』が必要です。

 

自分の良いところだけでなく、悪いところ・・・否定的なところもすべてひっくるめて、ありのままの自分自身を認めること。

 

お子さんが、ありのままの自分自身を認めて受け容れることが出来たら、きっと今の状況も良い方向に向かうのではないでしょうか。

 

でもそれって、今のお子さんの状態では難しいですよね。

 

「自己肯定感を高めなさい」と言われても、簡単に出来ることではありません。

 

だから苦しんで、不登校・ひきこもりになっているのですよね。

 

そして、それは子どもだけではありません。

 

実は大人も、自己肯定感が低い人が多いのです。

 

だって私たちは、子どもの頃から次から次へと出来ない部分を指摘され続けて成長してきたのだから・・・

 

「こんな自分じゃダメ!」

 

「もっと頑張らなくっちゃ!」

 

そうやって自分に鞭を打つことが習慣になっている。

 

それはつまり、ありのままの自分をずっと否定して生きてきたからです><

 

特に、お子さんの不登校・ひきこもりで悩んでいるあなたは、今、自分を否定的な目でしか見られないような状態なのではないかと思います。

 

だからこそ、そろそろ自分をそこから解放してあげましょう。

 

そのための練習を、あなたも始めてみませんか?

 

そうすることで、少しずつ楽に生きられるようになるのです。

 

そして、それが結果としてあなたのお子さんにも繋がっていきます^^

 

 

いつでも私は、あなたを応援しています♪

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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この記事を書いた人

『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみ
『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみチェンジングカウンセラー®
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。

現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。

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