ひきこもりだった息子にとってのネットゲーム

 

こんにちは。

 

《40代、50代女性専門》

ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、なりたい自分へと導いていく

チェンジングカウンセラーの平井いずみです。

 

このブログを読んでいただいているという事は、今あなたは、息子さんのひきこもりやゲームのことで悩んでいることと思います。

 

ひきこもりだった頃の息子は、起きている時間のほとんどをネットゲームに費やしていました。

 

でも息子だけではなく、ひきこもっている時にネットゲームに依存しているような状態になっている可能性は、とても高いのではないでしょうか。

 

あなたの息子さんも、もしかしたらそうなのかも知れませんね。

 

だから、この記事にたどり着いたのだと思います。

 

そうなると本人もかなりきついと思いますが、見守る家族にとっても、本当に心配で不安な気持ちになりますよね・・・

 

あなたも母親として、大きな心配を抱えているのではありませんか?

 

私は、息子が不登校になった当初から、心配のあまりドクターショッピングを繰り返していました。(※ドクターショッピング:医療機関を次々と変えて受診してまわる行為)

 

それは、ネットゲームにはまっていく息子の姿に、より大きな不安を覚え「何とかしなくちゃ」と必死だったからです。

 

なので、あなたの心配な気持ちがとてもよく分かります。

 

しかも、世界保健機構(WHO)が、正式に『Gaming disorder(ゲーム障害)』を新たな依存症の一つに認定し、2022年から「国際疾病分類」の最新版を基に診断されるようになるそうです。

 

このニュースも、実際に今、ネットゲームをしている息子さんへのあなたの不安を、大きくしているのかも知れませんね。

 

そこで今日は、ひきこもりだった頃の息子にとって、ネットゲームがどういう存在だったのかについて、私が感じていることをお伝えしていこうと思います。

 

 

ひきこもりだった頃の息子の状態

 

息子は、高校1年の秋に学校を休みがちになった頃から、

 

    ・何回起こしてもピクリとも反応せず何時間でも寝続ける

    ・やっとの思いで起こしても、ぐったりしたまま動けない

    ・特に朝は、自分で着替えたり食事を摂ることも出来ない

 

というような状態になっていきました。

 

私は「息子に一体、何が起きているんだろう」と、そんな息子の様子に強い不安を覚えていたのです。

 

そしてその不安の中には、息子の健康面の不安だけではなく、「このまま不登校になったらどうしよう」という不安もかなり大きな割合を占めていました。

 

そのため、何とか原因を見つけて状況を改善し、また学校に行けるようになって欲しい、そのためにはどうしたらいいのかを考えていました。

 

そこで私はまず、「病気なのではないか」と思い、あちこちの病院を連れまわしたのです。

 

ドクターショッピング開始

 

最初は、内科や脳外科などに連れていきましたが、特に悪いところはないと言われ・・・

 

最終的に、心療内科を勧められたのですが、実は、ここで私は、『真逆の方針を持った心療内科を受診させた事で、息子を混乱させる』という、大きな失敗をしてしまいました。

 

1カ所目の病院は『好きな事をやらせなさい』という方針だったため、元々好きだったゲームをやりたいと言う息子の希望により、インターネットを開放。

 

すると、息子は何かにとりつかれたようにネットゲームに没頭していき、その尋常ではない様子にさらに大きな不安を覚え始めた頃、友人に違う心療内科を勧められました。

 

藁をもすがる気持ちで2カ所目の病院に行くと、今度は『こんな状態では、ネットは厳禁』と言われてしまい、インターネットを切ったのです。

 

親としては何とか病気を治したいという一心でしたが・・・

 

医者の言う通りに、コロコロ対応を変えてしまったことで、結果として息子の心を振り回すことになりました。

 

後から行った病院に最初に行っていたら、また状況も違っていたのかも知れません。

 

でも、今まで自由に出来ていたゲームが突然出来なくなったことで、ここから息子が大きく変わっていったのです。

 

息子から受けた命がけの抗議

 

それまで、暴れたりすることのなかった息子が、ゲームをしたくて「ネットを繋げて!」と騒ぎ始めました。

 

最初こそお願いモードだったものの、パソコンにロックをかけて使えないようにしたことで、いつもイライラしていて、時には壁をげんこつで叩き穴をあけたこともありました。

 

その状態がしばらく続きましたが、服薬もしていたので、そのうちゲームをしない生活に慣れてくると思っていました。

 

ところが、ゲームが出来ない不満が一気に爆発したのでしょう。

 

2週間ほど経ったある日、仕事が休みで私が家にいると「ネットを繋げ」と、息子が壁や物にあたっていつも以上に暴れたのです。

 

彼がそこまで暴れたのは、本当に初めてのことで><

 

驚いた私からの連絡を受け、慌てて帰宅した夫と息子の攻防が始まり、その最中に彼は自分の舌を噛もうとしたのです(涙)

 

「あ、この子が死んじゃう!」とっさに息子の口をこじ開け、指を突っ込みました。

 

その後は、親子3人で放心状態。。。

 

親としての選択

 

その後、どうだったのかはよく覚えていません。

 

でも、その騒ぎの後、私達は夫婦で話し合いネットを開放しました。

 

『ゲームが出来ない事は、今のこの子にとって死にたい位辛かったんだ』と、初めて分かったからです。

 

これが息子の心からの叫びだったんだと、遅ればせながらやっと気付いたからです。

 

私たち夫婦は、息子に無理やりネットゲームを止めさせて学校に行かせようとすることよりも、『どんな状態であっても彼が生きていてくれること』を選びました。

 

あなたもそうではありませんか?

 

“息子さんの命” 以上に大切なものなんて、この世に何もありませんよね。

 

私たち夫婦は、この出来事があってようやく、小手先の手段で息子をコントロールしようとするのではなく、本当の意味で彼と向き合おうと腹をくくったのでした。

 

ネットゲームが命綱

 

息子がひきこもっていた数年間、彼にとっての命綱はこのように、まさにネットゲームでした。

 

昼夜逆転で、一日中ゲーム三昧の日々。

 

時には寝る時間も惜しんで、『24時間やりっ放し』という時期もあったほどです><

 

夫婦で決めてネットを開放しましたが、その状態を長期間見ていると、当時はやはり親としてそんな様子に大きな不安を覚え・・・

 

本当にこれで良かったのだろうか、と迷いを持っていたのも確かです。

 

ですが、悪いことばかりだったのではありません。

 

ネットゲームをしていたからこそ得られた『安心材料』も、ちゃんとありました。

 

 

ネットゲームをしていたからこそつかんだ『自立』への第一歩

 

親にとっては大きな不安しかないようなネットゲームですが、当時の私はその中に、実はホッとするものも見付けていました。

 

他者とのつながり

 

ネットゲームというのは、一緒に戦う仲間?のような存在があるようで、息子は昼夜を問わずチャットを使い大声で楽しそうに喋っていました。

 

息子の場合は、リアルの友達とはまったく会わない状態だったため、家族以外の人とつながりを持てていること自体が嬉しかったです。

 

息子の笑い声、楽しそうな会話の様子、それらの全てが、息子の生きている証となっていました。

 

社会人のチャット仲間から「いつまでも家にいないで、ちゃんと学校行くか働くかしろよ」って言われたなんて、報告をしてくれることもありました。

 

時には、あまりにも声がうるさくて、夜中に眠れない時など、

 

「もう少し声を小さくしてくれると助かるんだけど」

 

と伝えていましたが、トーンダウンするのはその直後だけ(;’∀’)

 

その後はまた段々、声が大きくなって笑い出し・・・><

 

そんなやり取りを繰り返したことも何度もありましたが、究極、息子が誰かと繋がっていることが私にとっては救いでした。

 

それは、たとえひきこもりだったとしても、「彼はまぎれもなく社会と繋がっている」と思えたからです。

 

初めての一人旅

 

そんなある日、「ゲーム仲間とのオフ会に行きたい。仲間に会いたい」息子が私に、そう言ってきました。

 

私は、こう即答しました。

 

「行っておいで!あなたが『会いたい』と思える人たちがいることが、母は何より嬉しい♪」

 

「その代わり、ちゃんと父には自分で伝えること。ダメと言われたら、母がしっかり援護射撃はしてあげるから」と。

 

結果はもちろん、夫も大賛成。

 

晴れて息子は1人で準備をし、県外へとあっという間に旅立ったのでした。

 

しかも・・・4泊5日!

 

息子の一人旅を後押ししてくれたものは?

 

息子の場合、ひきこもりも長期間にわたっていました。

 

だから、外に出る事に対するハードルも、他人(しかも初対面)と会うことに対するハードルも、かなり高いはずです。

 

それでもオフ会に行きたい・・・

 

ずっと一緒にゲームで遊んできた仲間に会いたい・・・

 

その気持ちが、初めての一人旅の不安よりも勝っていたのだと思います。

 

息子が何年間もゲームをやり続けていたからこそ、

 

その年数の中で一緒に遊んでいた人との信頼関係が出来上がっていたからこそ、

 

彼はたくさんの不安を抱えながらも出発出来たのでしょう。

 

その気持ちが伝わってきたから、息子が会う人達がどんな人達なのか、男性なのか女性なのか、何人なのかなど、まったく想像もつかなかったけれど・・・

 

私自身も、知らない所へ息子を送り出す不安よりも『彼を応援したい^^』という気持ちで送り出せたのです。

 

そして、結果としてこの一人旅は、間違いなく息子のその後のチャレンジへの大きな一歩になっています。

 

とは言え、その後すぐに動き出した訳ではないですが・・・(;’∀’)

 

でも、ネットゲームに依存していたあの数年間は、今振り返ると彼にとって本当に大切な時間であり、大きな財産になっていると私は感じています。

 

息子の心の声に素直に耳を傾けることの大切さ

 

最初に紹介した『Gaming disorder(ゲーム障害)』は、

 

ゲームをしたい衝動が抑えられなくなり、

 

日常生活よりもゲームの方を優先して、

 

健康を損うなどの問題が起きても続けてしまう特徴があると定義されました。

 

そして、学業や仕事に重大な支障が生じるなど、症状が少なくとも1年程度続いた場合に障害とみなされるそうです。

 

息子は、1年どころではなく5年以上ひきこもってネットゲーム三昧の生活をしていました。

 

だから、当時からこの依存症が存在していたら、きっとゲーム障害と診断されていたのではないかと思います。

 

でも彼は、依存症としての治療をしなくても、ちゃんと自分でその生活に区切りをつけ、今ではしっかり自分の足で自分の人生を歩いています。

 

息子が命がけの抗議をした時、

 

『ネットを止めたままにすることと開放すること』の、どちらが正解だろうか?などと考える余裕はありませんでした。

 

息子に起こること全てを引き受ける覚悟を決めて、私たち夫婦はネットを開放したのです。

 

あの時、息子の状態を病気と決めつけ、彼の気持ちを無視して無理やり病院に入院させるなどという荒療治をしていたら・・・

 

今の息子の現状は、全く違ったものになっていたと思います。

 

いかがでしょうか?

 

今日は、ひきこもりだった頃の息子にとって、ネットゲームがどういう存在だったのかについて、私が感じていることをお伝えしてきました。

 

子どもがひきこもりになっていく背景は、もちろんケースバイケースです。

 

病院に連れて行くのも一つの方法です。

 

それによって、あなたの息子さんには何らかの病名がつき、服薬が始まるかも知れません。

 

或いは、ゲームをしている息子さんの状態を信じて見守るのも一つの方法です。

 

まだまだ、ほかにも色んな方法があるはずです。

 

いずれにしてもそれらの中から息子さんのために何を試すかは、あなた自身が腹をくくって選ばないといけないのです。

 

私もドクターショッピングをはじめとして、良かれと思ってたくさん『失敗』と言えるようなことを繰り返してきました。

 

でも、私はあきらめませんでした。

 

あきらめなかったからこそ、息子はひきこもりから抜け出すことが出来ました。

 

あなたは、どうしますか?

 

あきらめますか?

 

それとも、腹をくくって向き合いますか?

 

何を選んでも、私は今のあなたの気持ちを応援しています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

~あなたが、息子さんのひきこもりやゲームのことで悩んでいるなら『チェンジング・カウンセリング』がお役に立てると思います~

 

 

この記事を書いた人

『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみ
『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみチェンジングカウンセラー
~ひきこもりという悩みをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラーの平井いずみです。

現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。

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