『「叱り方」が下手な大人たち』を読んで思うこと
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラーの平井いずみです。
今日は、私からあなたへおすすめの本を1冊ご紹介したいと思います。
子育ての中で私たち親は、いろいろなことで悩みますよね。
子どもの将来や友達関係、勉強、習い事など、挙げてみるとキリがないほどです。
そして、その中でも、特にしつけについて悩んでいる方が本当に多い。
「ちゃんとした人にしないといけない」
「まっとうな大人に育てあげないといけない」
こんな思いの強い真面目な親ほど、
きちんとしつけることに固執していく傾向があります。
そうすると当然、子どもを叱る場面も増えていく。
ところが、子育ての中でも大切なことなのに、この叱り方がよく分からない><
私自身も、きちんと必要なことを教えるために、子どもをたくさん叱ってきました。
それでも、どれだけ叱ってもうまくいかない。
そうすると、今度は自分の叱り方が悪いんだろうかとまた悩む。
しょっちゅう、そんなループに入ったりもしていました。
あなたはどうでしょうか?
今になって分かることですが、実は叱るって、とても複雑で難しいことだったんです。
しかも、親子関係に大きな影響を与える可能性もある。
だったら、親がしっかりと叱り方を学ぶことも大切!ですよね。
当時の私に、叱り方をちゃんと教えてくれる本を読ませたかったなぁ。
でも、今のあなたになら、間に合うかしら。
あなたは、子どもの叱り方で悩んだりしていませんか?
そこで今日は、『「叱り方」が下手な大人たち』という本についてご紹介していきます。
この本に書かれている内容とは
この本は、ベテラン小学校教員の『岡崎 優』さんが、ご自身の経験をもとに書いていらっしゃいます。
「えっ、だったら学校の先生が読む本なんじゃない?」って、思っちゃいますよね(;’∀’)
でも、実はこんな風にこの本の中に書かれています。
本書は、「教員・先生」を「親」に、「学校・学級」を「家庭」におきかえて読んでもいいでしょう。Ⅱ章は学校での授業論のかたちをとっていますが、「学習」を通して子どもと関わるという意味では家庭で親子がとりくむときの参考にもなります。
【出典:「叱り方」が下手な大人たち 16ページから抜粋】
これを読むと、この本が一気にあなたにとって身近なものに感じられてきませんか?
まさに、『自分事』として、この本を読む意味が理解できると思います。
私たちは、子どもを産んだからといって、そこから一気に親になれるわけではありません。
だけど、子どもが誕生した瞬間から私たちは、親としてさまざまな責任を背負うことになります。
初めてのことをやるんですもん。
不安や心配や分からないこと、知らないことがあって当たり前。
そんな時に、この本を読むことで、親として自分がどう子どもに接すればいいのか。
それが分かるだけでも、少し心に余裕ができるのではないかなと感じます。
ボクは学校を「生活の場」だと規定しています。勉強をするだけではなく、給食を食べたり、掃除をしたりと言う「生活」があるからです。
ボクにはこの前提があるのですが、教員は「学級」を思い通りにしようとしてしまいがちです。
【出典:「叱り方」が下手な大人たち 26ページから抜粋】
ほら、教員を親に、学級を家庭(子ども)におきかえると・・・
「ひぇ~~~、あいたたたたっ」
私には、こんな自分の心の声が聞こえてくるのです><
まさに、私が子どもにやってきたこと。
自分の思い通りにしようとして、子どもをよけいに叱ってきました。
「いいたいことをいってごらん」と教員がいうとき、そのどこかに「変なこといったり、いいかげんなこといったらわかってるだろうな!ただじゃおかないぞ」とプレッシャーをかけたい気持ちがあるか、ないにしても、子どもはそう受けとっていることが多いとボクは思っています。子どもにいいたいことをいってほしいなら、まずそれがいえる関係をつくってからでないと難しいのです。
【出典:「叱り方」が下手な大人たち 29ページから抜粋】
「ひぇ~~~、あいたたたたっ」×5です、私!
悶絶中・・・><
『子どもにいいたいことをいってほしいなら、まずそれがいえる関係をつくってから』
その通りだと、今なら私も分かります。
ところが・・・
「うちの子は、大事なことはなんにも言わない!」と考えていた以前の私><
当たり前のことでした。
だって、親子の信頼関係がまったく無かったのだから。
ひと口に「叱り方」といってもケースによってちがうので難しいこともあるのですが、大原則として子どもは最初にいった言葉と最後にいった言葉しか覚えていないというのもわかっておくといいかと思います。長々と叱っても、子どもは聞いていません。
【出典:「叱り方」が下手な大人たち 48ページから抜粋】
ま、まじですか!?
私は、何年も前のことまで引っ張り出しては、ネチネチネチネチなが~く叱ってました><
あの時間は、ただエネルギーを消耗しただけだったのね(;’∀’)
学校では昭和から平成初期にかけて、「厳しくしないと(子どもが)つけあがる」という惰性的な心性がメインでした。そういう「こわい先生」のもとで子どもたちが静かに授業を受けていたことは、いまとなってはまちがいだったとはっきりわかります。
【出典:「叱り方」が下手な大人たち 50ページから抜粋】
これも、私にとっては、すごくきつい~~~~!
まさに、上から叱って子どもに言うことを聞かせようとしていました。
私が良かれと思ってやってきた事は、このようにことごとく逆!
この本には、具体的に例をあげながら、いろんなケースの対応方法が分かりやすく書かれています。
さぁ、あなたはどうでしょうか?
今、お子さんの子育てに悩んでいるとしたら、あなたも私のようなやり方をしていたのではありませんか?
『「叱り方」が下手な大人たち』を読んで思うこと
本書の主題は単純にいってしまえば学校現場で「子どもとどうつきあっていくか」を基本に据えて「教える営み(教育活動)」をどう組み立てるかという話なのです。
この「子ども」を「立場や経験のちがう人」「文化や背景のちがう人」と読みかえていただいてもよいと思います。
つまり「誰かを教育しよう」という「気負い」や「意気込み」の前に、その人と自分との距離や関係を、まず考えてみませんかという具体的な方法論とメッセージです。
【出典:「叱り方」が下手な大人たち 135、136ページから抜粋】
私たち親は、子育ての中で、ついつい子どもの問題行動に振り回されることが多いですよね。
そしてそれを、修正しようとする。
だから、叱ることに全集中!
でも、実は子どもの問題行動を叱るよりも、もっと大切なものがありました。
子どもが、その問題行動を起こしてしまう背景です。
そこに目を向けてみることが、大切。
「どうせ何を言っても、親にはわかってもらえない」
「いつも親は、自分の話を聞かずに叱ってばかりいる」
「親には、何もかも一方的に押し付けられるだけ」
「何か言うと、10倍返しで言い負かされる」
子どもがこんな風に感じているとしたら、どうでしょう。
あなただって、こんな感覚を持っている相手に、心を開いて本音を伝えることができますか?
自分に置きかえて考えてみると、分かりやすいと思います。
そんな状態では、問題行動を取るしかない><
もしかしたらその問題行動が、子どもからの『苦しいよ~というSOS』なのかも知れません。
だからまずは、お互いに信頼し合える親子関係を作ることが必要なのです。
その一番のポイントは、『お互いに』という部分。
親が一方的に「あの子を信頼そればいいのね!」ということでは終わらない。
まず親自身が、子どもに信頼されなければいけないのです。
ぜひそれを、意識しておいて下さい。
そして、同時にこの考え方は、親子関係だけではなくさまざまな人間関係にも繋がっていく。
それも大切ですね。
いかがでしょうか?
今日は、『「叱り方」が下手な大人たち』という本についてご紹介してきました。
子どもから信頼されること。
簡単なようで、実は本当に難しいと思います。
そして、これって目に見えないですよね。
だから、今まであまり私たちの中にそんな意識が無くて、子どもの問題行動に振り回されてきた。
でも、あなたが『信頼される親』になれば、きっと子どもは問題行動を出すのではなく、本音を伝えてくれると私は思うのです。
今までの子育てで、あなたたち親子の間にしっかりとした信頼関係が築けていますか?
もしそうではないと感じたら、今までとは違うアプローチを試してみることも必要かも知れませんね。
あなたとお子さんの間に、しっかりとした心の架け橋を繋げていきませんか?
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
~あなたが、ひきこもりという悩みで苦しんでいるなら『チェンジング・カウンセリング』がお役に立てると思います~
この記事を書いた人
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~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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