社会の変化に影響を受けやすい女性の生き方
こんにちは。
《40代、50代女性専門》
ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、
チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
今、私たちの生活は、新型コロナウィルス感染症によって、大きく変わっています。
4月7日に緊急事態宣言が出されてから、すでに一ヶ月以上が過ぎました。
この間、緊急事態宣言が解除された地域もありますが、現在も宣言継続中の地域もあります。
当たり前だった通勤や通学。
当たり前だった、旅行や観光。
当たり前だった、スポーツや映画・ライブの鑑賞。
当たり前だった、友達とのランチやカラオケ・・・
このような、これまでごく普通に出来ていたことが、あっという間に私たちの生活から制限されてしまい・・・
私たちの中にある『当たり前』や『ふつう』が、状況によってはあっけなく変わってしまう。
それを、まさに私たちは今、体験しているのです。
たとえば・・・
ひきこもりという悩みのある人は、今までずっと、社会の『ふつう』から外れたことで、悩んできたのではないでしょうか。
それは、家にひきこもることが、『ふつう』から外れた悪いことと捉えてしまっていたから><
だから、罪悪感や恥ずかしいという気持ちを抱えて、苦しんでいたのです。
私自身も、息子の不登校・ひきこもりで悩んでいた経験があるので、とてもよく分かります。
ところが、今は不要不急の外出はせず、家にいることが推奨されています。
ある意味「ステイ ホーム」出来ないことが、逆に課題になっているということ。
ちょっと極論過ぎるかも知れませんが(;’∀’)
でも実際に、このように社会の状況によって、見方が変わってしまうこともあるのです。
そして、社会の変化によって大きな影響を受けるものの一つが、実は私たち女性の生き方。
そこで今日は、「社会の変化に影響を受けやすい女性の生き方」というテーマでお伝えしていきます。
目次
女性の生き方の特徴
私たち女性の生き方の特徴。
それって、あなたは何だと思いますか?
おそらく、多くの女性たちが日々担っているもの。
それは、家族のケア役割ですよね。
では、なぜ女性が家族のケア役割を担っているのでしょうか?
それを理解するために必要なのが、性別役割分業意識です。
あなたは、『男は仕事、女は家庭』という言葉を聞いたことはありませんか?
これは、生まれた時の性別が『男か女か』によって、責務や役割が決められているということ。
つまり、男は外で仕事をして、女は家で家事や育児・介護といったケア役割を担うという考え方です。
もともと、お互いに協力しあって家庭を築いていくはずの男女が、なぜかこの考え方に囚われている><
それによって、女性は『家事・育児、介護等のケア役割を担うべき人』となってしまうのです。
これが、私たちの中に刷り込まれ、内在化している性別役割分担意識です。
社会の変化に影響を受けやすい女性の生き方
実は、良くも悪くも『働く主体』である男性の生き方は、あまり社会の影響を受けません。
ところが、女性の生き方は、社会によって大きく方向転換せざるを得ない可能性があるのです。
専業主婦が多かった社会
まず、戦前までの農林水産漁業や、自営業などの家業が中心だった社会。
その頃は、夫や妻だけでなく、高齢者も子どもも、家族みんなが協力しながら働いていたわけですね。
そこから、一転するのは戦後です。
戦後、高度成長期になると、日本は工業中心の時代に入ります。それは、企業中心社会と言ってもよいでしょう。男性は、企業の被雇用者となって、一つの企業で週6日、朝から晩まで働き続けるというシステムが普及してきます。つまり、サラリーマンの誕生です(註3)。そして日中ほとんどの時間を家から離れて仕事をしなければいけないので、家事や育児をする人が必要になります。そこで、専業主婦が登場するのです。
昭和育ちの私の周りには、母親が家にいる専業主婦だった友達が多かったことを覚えてます。
だからこそ、私自身の母親は働いていましたが、私の中にはやはり性別役割分業意識が強く刷り込まれていました。
と言うか・・・
子ども時代の自分の家庭がそこに当てはまらなかったからこそ、よけいに私は、家族の世話を焼くことにこだわっていたのです><
あなたは、どうでしょうか?
共働き世帯が多くなった社会
さらに、社会は大きく変わり、バブル崩壊による経済的な不況に加え・・・
少子化、人口減少・超高齢社会の影響もあり、女性も働くことが求められるようになりました。
実際、1990年代には共働き世帯が専業主婦世帯を上回り始め、その後も差は広がるばかり。
【参考】 専業主婦世帯と共働き世帯
※出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)
そして2019年には、共働き世帯:1,245万世帯に対して専業主婦世帯:575万世帯となっています。
ちなみに、調査がスタートした1980年には、共働き世帯:614万世帯、専業主婦世帯:1,114万世帯。
共働き世帯の増加と専業主婦世帯の減少が、一目瞭然ですね。
これが、今の社会の現状です。
ところが、社会状況がこんなに変わっても・・・
私たちの中にある、根深い性別役割分業意識は変わらずに、私たち女性の前に立ちはだかります。
「だって、ケア役割は女性の責務であり役割なんだよね」
そこで今でも多くの女性が、家事・育児、介護などのケア役割に加えて、さらに仕事も・・・
という、苦しい状態に追い込まれることになるのです><
こうして、スーパーウーマンであることを、私たち女性は期待されている。
あなたも、こんな状況ではありませんか?
新型コロナウィルス感染症の影響を受けた社会
そして、今年に入ると、新たに新型コロナウィルス感染症が・・・
それによって、ここ数カ月でまたまた社会が大きく変わっています。
今がまさに、その真っただ中と言えるのではないでしょうか。
ここでまた、女性は自粛生活の影響をもろに受けることになって><
それはもちろん、家族のケア役割ですね。
子どもが幼稚園や学校などに行けず、家にいる。
夫婦ともに在宅ワークだったとしても、家事・育児は妻の役目。
夫が在宅ワークで、妻は出勤しなくてはならない状況でも、やはり家事・育児はほぼ妻の役目。
こういうケースが、増えています。
今まで以上に、仕事と家族の世話に追われ休む暇もない。
ただでさえストレスが溜まっている家族。
その機嫌を取ることに、自分自身がすり減ってしまう(-_-;)
ゆっくり寝ることすら出来ない状況にいる人も、いるのではないでしょうか。
あなた自身のストレスは、どうしてますか?
家族のストレスだけではなく、ちゃんと自分のストレス解消が出来ていますか?
たぶん・・・
あなた自身のストレスは、どこにも発散できずに溜まり放題なのではないでしょうか><
本当に辛い思いをしている女性が多いこの現状に、悲しくなってきます・・・
【参考記事】
いかがでしょうか?
今日は、「社会の変化に影響を受けやすい女性の生き方」というテーマでお伝えしてきました。
本当は働きたいのに、社会の状況によって働くことが出来ない。
あるいは・・・
本当は家で家事・育児をやっていたいのに、社会の状況によって働かざるを得ない。
こんなジレンマを抱えたことが、女性には少なからずあるのではないかと感じています。
そして、生き辛さを感じたまま生きている人も><
女性の生き方は、こうして社会の影響を受けやすいのです。
だからこそ、自分がどうしたいのかを分かっておくことが必要。
そして、自分なりに折り合いをつけていくこと。
それが、あなた自身の心と身体を守ることにも繋がっていくのです。
このように、
「女性としての役割」や「こうしなきゃ!」に過剰に囚われている自分に気付き、
ものの考え方や価値観を振り返りながら、行動を変えていくのが
チェンジング・カウンセリング®独自の特徴です。
あなたも、あなたの抱えている悩みの解消に、
チェンジング・カウンセリング®を取り入れてみませんか?
【参考記事】
あなたが1日も早く、ケア役割による悩みから解放されることを願っています。
いつでも私は、あなたを応援しています♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
~あなたが、ケア役割で苦しんでいるなら『チェンジング・カウンセリング』がお役に立てると思います~
この記事を書いた人
-
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。
現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。
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ひきこもりという悩みから抜け出すには、どちらの場合においても、まず自分自身が自由になることが必要です。そのために大切な視点が「女性としての役割」や「女らしさ」への囚われ。それが「こうしなきゃ!」と、自分で自分を追い詰めてしまうことに繋がっているからです。
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