ひきこもりの息子が1人で旅行に行けた2つの理由

こんにちは。

 

《40代、50代女性専門》

ひきこもりという悩みをチャンスに変えて、なりたい自分へと導いていく

チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。

 

4月は、新年度の始まりです。

 

お子さんがいれば、新学期を迎え、何かと忙しい時期ですね。

 

また、学校に登校し辛いお子さんや、家にひきこもり状態のお子さんがいると、

親として、1年を通して一番心が痛む時期ではないでしょうか。

 

実は私には、高校1年の夏休み明けから学校を休みがちになり、

冬休み以降、完全不登校に突入した息子がいます。

 

課題を提出して、何とか2年生に進級したものの、

結局数日しか学校に登校できず休学。

 

2年生の3月には退学しました。

 

その後、「予備校に行く」と言っては行けなくなったり・・・

 

そんな状況が少し続きましたが、

最終的には5年以上ひきこもりのまま、自宅で過ごしました。

 

そんな息子も、今は自宅を出て、社会人としてしっかり生活をしています。

 

その息子が、ある意味ひきこもりから抜け出すきっかけになったのが、

1人で出かけた旅行でした。

 

そこで今日は、

「ひきこもりの息子が1人で旅行に行けた2つの理由」

というテーマでお伝えしていきます。

 

 

ひきこもりの息子が1人で旅行に行けた2つの理由

 

それでは、ひきこもりの息子が1人で旅行に行けた理由について、

私が最も大事だと感じていることを2つ、ここからご紹介していきます。

 

 

『会いたい』と思う仲間に出会えた

 

まず1つ目は、『会いたい』と思う仲間に出会えたこと。

 

息子がひきこもりの状態で家にいた時は、1日中ずっとネットゲームをしていました。

 

実は、WHO(世界保健機関)は2019年に、

『ゲーム障害』を、病気として正式に国際疾病分類に加えています。

 

当時の息子の状態は、

今なら『ゲーム障害』と診断される可能性が高かったでしょう。

 

24時間、寝ないでやっていたこともありましたから><

 

私自身も当初はとても心配で、

インターネットの回線を切ったりしたこともあります。

 

でも、それによって色々なことがあり、

結局当時の息子にとって、ネットゲームが命綱なのだと分かり、

依存症のような状態、まるごと息子を受け入れました。

 

とは言え、私自身の価値観との葛藤があり、本当に苦しい思いもしました。

 

でも、元気になっていく息子を見ているうちに、

心から納得して受け入れることが出来るようになっていったのです。

 

そして、息子が会いたい仲間というのが、

まさにその、ネットゲームで知り合った人たちでした。

 

何年もの間、毎日毎日何時間もチャットで話し、大声で笑い合った仲間。

 

そこに誰がいるのか、当然私たち親は知りません(;’∀’)

 

何歳の人たちなのか、何人なのか、男?女?・・・

 

何も分からないまま、私たち夫婦は息子を喜んで送り出しました。

 

リアルでは何年も、

家族以外とはほとんど接点のなかった息子。

 

それが、自分で荷物を準備してチケットを取り、

「一番安い方法で行くね!」と喜んでいた様子が、今でも目に浮かびます。

 

そして、喜々として4泊5日の一人旅に出かけていきました。

 

ネットゲームをやり続けていたからこそ、

そこで楽しさを共有していた仲間たちに会いたい気持ちが、

ひきこもりだった息子の行動を後押ししたのは間違いありません。

 

帰宅後、集合した仲間たちと、色んな話をしたと伝えてくれました。

 

お土産も、ちゃんと買ってきてくれて(*^^*)

 

うれしかったぁ~♪

 

そして息子から『やりたい』という気持ちは、

何よりも強いことを改めて教えてもらった出来事でした。

 

 

1人で旅行に行けるくらいエネルギーチャージができていた

 

続いて2つ目は、1人で旅行に行ける位エネルギーチャージができていたこと。

 

当時の息子は、家の中では風邪ひとつひかない程元気でした。

 

少しでも外に出るために、

「熱でも出せばいいのに」と、私が密かに思っていたくらい(;’∀’)

 

でも、本当に息子は元気で、病院に行くこともなかったです。

 

家族とも特に問題もなく過ごし、家の中にいる息子はごく普通の男の子でした。

 

息子がこの状態で元気に過ごせたのは、

私たち家族が息子のありのままの状態を受け入れていたからです。

 

一日中、ネットゲームをしていた息子。

 

でもそれを、私たち家族は息子にとっての命綱だと思えたのです。

 

だからこそ、息子はゆっくりと家で休み、

ネットゲームで仲間たちと楽しく過ごしながら、エネルギーを貯められたのです。

 

息子にとって、家の中だけは安心・安全な居場所になっていたのでしょう。

 

でも、もちろん最初からそうだった訳ではありません(;’∀’)

 

ゲームのことで親子喧嘩をしたり、険悪なムードの時も当然ありました。

 

息子が怒った時は、部屋に籠城していましたから><

 

結果的に息子のSOSによって、

私たち夫婦が自分たちの価値観を変えていったこと。

 

それが、家の中を彼にとっての安全基地にしていけたのです。

 

周囲の人たちからは、いろいろ不愉快な忠告もたくさん受けました><

 

でも、息子の生活、息子の命を守れるのは、周囲の人たちではありません。

 

私たち親だけなのです。

 

時間はかかったけれど、そう割り切って『良い母親』も脱ぎました。

 

そして、少しずつ私たち親も自由になっていきました。

 

【参考記事】

ひきこもりだった息子にとってのネットゲーム

 

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【参考記事】

チェンジング・カウンセリング®のカリキュラムの内容とは?

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チェンジング・カウンセリング®とは何か?その全体像とは?

 

いかがでしょうか?

 

今日は、

「ひきこもりの息子が1人で旅行に行けた2つの理由」

というテーマでお伝えしてきました。

 

もちろん息子は、一人旅に行った後すぐに動き出したわけではありません。

 

でも、それによって、外に出かけられることを確認できました。

 

これは、息子にとってとても大きな自信につながる出来事でした。

 

そして同時に、私たち親にとっても、

息子が本当にやろうと思えばできることを確信できました。

 

だから余計に、焦ることなく見守れたのだと思います。

 

もし、私たち夫婦が、自分たちの価値観を曲げず、

息子がネットゲームばかりしている状態を受け入れなかったとしたら・・・

 

今の社会人として自立している息子は、いなかったかも知れません。

 

今でも家で、ひきこもりの生活が続いていたかも知れません。

 

その時、その時の選択が、結果として現れてきます。

 

実は、あの当時、本当に息子が自立できるとは思っていませんでした。

 

「あの子がこのままだったら、どこかに作業所を作って、

 一人でも生きていけるようにしておこう」

 

夫と、真剣にそんな話もしていたくらいです。

 

それぐらい息子は、ネットゲームに依存していました。

 

そして、それを私たち夫婦は、そのまま受け入れていました。

 

でも、息子は変わったのです。

 

アルバイトに行き、専門学校に行き、社会人になりました。

 

今では、自宅も離れ経済的にも自立しています。

 

そう、息子は確かに自立したのです。

 

あきらめずに、希望を捨てなかったから・・・

 

そして、息子が自立できたのは、

 

彼の社会との関わりを、親が閉ざさなかったこと、

家で自由に大好きなネットゲームをやり、エネルギーを貯められたこと。

 

この2つが、最大の理由だったのだと思います。

 

そのためにはまず、私自身を整えることに集中!

 

そうやって、ここまで来ました(*^^*)

 

あなたが1日も早く、

今、抱えている悩みから解放されることを願っています。

 

いつでも私は、あなたを応援しています♪

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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この記事を書いた人

『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみ
『カウンセリングルーム いっぽ』代表 平井いずみチェンジングカウンセラー®
~ひきこもりという悩みや生き辛さをチャンスに変えてなりたい自分へと導いていく~
《40代、50代女性専門》チェンジングカウンセラー®の平井いずみです。

現在、鹿児島県在住。インターネットを中心に活動していますが、時々屋久島に出没します。

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